難しいことが増えてきます。
他の書かれている皆さんはスゴいですね。
感想や励まし有難う御座います。
やる気が凄い上がります。
当社比3倍くらいです❗
ありがとうございます❗
では、どうぞ
窓の外には鯨みたいな影が3体
月に照らされ、さながらダンスを踊っているようにじゃれあっていた。
「危ないか…」
ピンと来ないんだよな。
なんて考えながら、今のうちに準備しなきゃいけないことをし始めた。
「このソファー以外に、人が寝れるようなの無いかな?」
<あるよ>
肩からぽんっと飛び降り、階段を降りていった。
「肌にかける物も2枚有ったら持ってきてー」
<わかったよー>
持ってきてもらう間に
身体だけタオルで拭っておいた。
まだ彼女達は帰ってこないだろうと思い
窓の外を見てみると、海にはもう誰も居なくなっていた。
もし扶桑みたいな子がいたら
もし仲良く出来る者がいたら
もし・・・
入渠施設では、大和と扶桑が入って来た。
『はぁ~、不幸だわ…』
と、頭の角を触りながら湯船に浸かる扶桑と
『名前~ 』
と、幸せそうに手を胸の前で合わせながら湯船に浸かる大和
対照的な二人である
『扶桑さんは、進一さんの事…その…気になってたりしますか?』
と言いながら、湯船にブクブク.。o○と顔まで沈んで行った。
『私は、お慕い申し上げておりますが……、大和さんはどうなんでしょうか?』
当然です❗といった感じの扶桑
『私は、いえ、私もお慕いしております❗』
ガバッと湯船から顔を上げて言ったかと思うと
『ですが、進一さんは……』
と言って、また沈んでいった。
扶桑もそれは分かっているようで
『今、進一さんと歩んでいるのは、私達なんですから……』
扶桑が言っていることも分かる。
それでもあの悲しそうな顔を思い出すと胸が締め付けられそうになるのだ。
今は、少しでも笑顔になって欲しいだけ
落ち着いたら、大和だけを見て欲しいなぁ
『大和ではダメなんでしょうか…』
大和さんは少しズルいと思う
キレイで強く、格好良さもあり優等生
きっと皆から好かれるタイプなんだろうなと思う
私は深海でも艦娘でもない、中間の存在
欠陥や角があったり…
進一さんから見た私は、
本当はどう写ってるんだろうか?
怖そうではないだろうか?
変ではないだろうか?
そんな事はないと思いたい、
だってあの時キレイって言ってくれたから。
『扶桑は幸せになりたいです…』
それっきり会話はほとんどせず
扶桑が明日の為に、覚えている限りの
この島の地形を話したくらいだった
途中、二人は入渠場でふと思った
あの人は今1人ではないか?
海に向かったのではないか?
と…
二人は支度を簡単に済ませ
小走りで工厰に駆けていった。
桜の下で海を眺めている提督の姿が見えたのは工厰の前についてからだった。
「おかえり。外は暑いから、中で涼むと良いよ」
また手をヒラヒラさせて言っていた。
息を落ち着かせながら
『ありがとうございます。進一さんはすぐお風呂行かれますか?』
と下ろしたままの髪の毛を束ねて上げながら扶桑が聞くと
「今日はいいよ、さっき身体は拭いたから」
と振り返えり笑って言った。
この笑顔が見れただけで、先程の心配は吹き飛んでしまう。
頬を染めながら俯き工厰に向かって行った。
今度は大和が
『隣、失礼しますね?』
提督のすぐ右側に腰を下ろした。
後ろで纏められた髪からフワッと良い香りが漂った
香りにつられるように海から隣に目を移し、大和を見ると少し汗の浮かんだ首筋が見えた。
ドキッとする
どうして彼女達は
こんなに無防備なんだろうか
なんて思い、目を背けた。
『ここは良い香りがしますね?』
突然の問いかけに、ビクッとした
『桜の香りと、海の香り、土の香り、色々な香りがして……幸せの香りですね』
進一さんと2人きりですし…///
「幸せ…か…そうかもしれないね…」
子供の頃こんな感じの匂いがしていたような気がする。
あの頃、一人の少女とよく工場に忍び込んで妖精さんに会いに行ったな
小学校を卒業する辺りで突然いなくなったあの子
名前も思い出せないな。
彼女は今も、幸せだと良いのだけれど。
「僕はここにいて良いのだろうか?」
風に消えるほど、微かな声で呟いた。
『側にいてください。それだけで私は幸せですから…』
顔が赤くなっていく大和を見つめながら
「ありがとう
でもその言葉は私なんかより
好きになった人に言ってあげて下さい。」
はにかんだ笑顔で答えた。
『私は……』
答えようとしたとき、扶桑が帰って来た。
『飲み物お持ちしました~』
もう❗今良いところだったのにっ❗
と思う大和と
今のはいけません❗
と思う扶桑
「ありがとう、扶桑も出てきたのかい?」
トットッと駆けて
『一人は少し、寂しいですから…』
とお茶の缶を渡していった。
無意識に大和とは反対に座った扶桑の頭を撫でた
車椅子からだととても良い位置だったからつい
寂しくないようにと。
『あっ』
大和に見つかってしまった。
『扶桑さんだけ、ズルいですぅ』
と言って、拗ねた
かわいいからこのままでも良いかな?
とかよぎったが、大和も撫でた。
たぶんこんなタイミングはもう無いかもしれない
少し決心したように口を開いた
「なぁ、二人とも聞いてくれるかい?」
撫でながら、語りかけた
「私は……いや、僕は昨日まで人生を諦めていたんだよ。
でもね、今は明日何をしようか?
とか、ここでの生活をどうしようかとか考えているんだ」
海の方から空を見上げて
「君達に幸せになって欲しいんだ。
でも、まだ心の何処かで死にたいと思っている。」
「おかしいだろう?」
涙が溢れてきた。
「君達の幸せを願っている僕が一番、君達を不幸せに引きずっているんだよ」
この子達は優しすぎるから
「だから君達は、僕なんかより、自分の為に動いてくれないかい?」
大和が頭の上の手を持って
『私は貴方の隣が一番幸せです。
もし貴方が死ぬのなら私は迷わず私もご一緒します❗
ですから、私と一緒に幸せになりませんか?』
扶桑は提督の膝に手をおいて
『貴方は私を助けてくださいました。
私達の事で今もまた、心を痛めている
今度は私が幸せにするんです❗
これだけは他の誰にも譲りたくないの…』
大和は努めて笑顔で、扶桑は泣きながら
たった数時間だけだと言うのに
こんなにも私を思ってくれたのか。
「ありがとう、……ありがとう」
ひとしきり泣いたあと、心のつかえが取れたように少しスッキリしていた。
誰かに話したかっただけなのかも知れない。
「ごめん、ありがとう」
『やっと笑ってくれましたぁ』
と言って、大和が泣き出してしまった
そんなにも私は笑っていなかっただろうか?
<君は女の子を泣かせるのが特技かい?>
妖精さんが、冷やかす様に扉から出てきた。
「むぅ、そんなつもりは無いんだが」
『進一さんは笑った顔の方が良いですよ 』
と言って、笑顔を向けられた。
「大和も笑顔の方がかわいいよ。」
『えっ』///
『不幸だわ…』
あわてて扶桑の方に向いて
「キレイな顔なんだから、ほら」
と笑う様に言ったら、顔が真っ赤になった
<天然ジゴロだねぇ>
「おいおい、僕はモテたことなんて無いよ❗」
<じゃあ艦娘キラーだね、邪魔物は退散するよ>
と笑って工厰に入っていった。
「ちょっと❗」
両横のデレデレになった艦娘。
否定は出来なかった。
【シンイチ、服が大きいよ】
ちょうど木の反対側から声が聞こえた。
「ごめん、それしかなかったんだ」
【背中、大丈夫でした?】
大和と扶桑が戦闘態勢をとるが、私は彼女に近づいた
「ああ、血が出てしまったけど大丈夫だよ」
嬉しそうにこちらに来る彼女には、大和も扶桑も目に入らなかった。
いや
もはや眼中になかった。
「もう一度君の名前を教えてくれないかな?」
【港湾棲姫と呼ばれてるわ】
『進一さん離れて❗
その子は深海棲艦の、しかも姫クラスです❗』
さっき聞いた深海棲艦のイメージと大分違った。
だが、そうなのか
くらいだった。
「もう元気になったみたいだね。良かった…」
言い終わる前に、正面から抱きつかれた
『『なっ❗』』
【進一さん、私もここに居てもいい?】
顔を胸から引き抜いて
「良いんだけど、彼女たちとも仲良くね?」
【彼女達?】
大和達の方に向き直して
「そう彼女達だよ」
【仲良くする…だから、いい?】
「良いよ」
【やった❗】
今度は後ろから抱きつかれた。
彼女はどうやら、甘えん坊らしい。
今さらですが、
「」提督
『』艦娘
【】深海棲艦
<>妖精
です。
港湾さん、エロいよね
エロかわいいよね
離島さんも良いけど港湾さんがいいな
と思って出しました。
そのうち、駆逐艦の誰かだそうと模索しています。
感想お待ちしてます。
追記
私が読みにくいので、深海側も普通に書くことにしました。