引きこもりの僕に神様は家出少女を送り付けました。   作:道端の栗ボーさん

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出会いは突然。そして必然。

今は5月の終わりの平日、桜が散ったばかりなのにもうムシムシした暑さがこんにちわしている。

 

「地球温暖化なんて許した記憶ねえぞ...」

 

良くも知らない地球温暖化の文句を言う、はたから見たら馬鹿にしか見えないだろう、でも基本馬鹿だから否定出来ないのが悲しいところだ。

 

そんな意味の無いことを考えながら俺は冷房をつけながら布団に戻る、なぜ俺が家にいるかというと、俗に言う引きこもり・登校拒否という類の人間だからだ。

 

本当だったらピチピチの中学2年。部活やら友達やらで順風満帆の日々を過ごしている頃だろう。なのに何故俺が家で睡眠を貪っているかというと、小学校でクラスに馴染めなかったおかげだ。これ以上は話しても話の腰を全治10ヶ月レベルでへし折ることになりそうなのでやめておこう。

 

「布団って何でこんなに気持ちいいんだろうか...」

 

そんな腑抜けたことを考えてると俺の睡眠を邪魔する悪魔が近づいていた...。

 

バン!!

突然のドアを力強く開ける音で目を覚ます。おかんだ。悪魔兼俺の母親の千鶴がきた。

 

千鶴「拓海、もう12時だし起きなさいな。社長出勤するにはまだ早いわよ」

 

余計なお世話だ。

 

千鶴「あんたちょっと夕飯の買い物行ってきなさいよ、暇でしょ?」

 

拓海「ハア!?こんな暑い中で!?絶対嫌だね」

 

千鶴「行かないならあなたの夕飯がホイコーローからカニカマになるだけよ」

 

拓海「行かせていただきます」

 

 

 

 

家を出るとセミの鳴き声がやかましい...俺はさっさとイヤホンを付けスーパーに向かう。だが暑い、暑すぎる。熱中症になったらカニカマしかないうちの冷蔵庫を恨んでやる。

 

そんなことを考えながらさっさと買い物を済ませ俺は家に真っ直ぐムダのないフォームで向かう。

 

帰る最中、公園の横を通っていくと俺のカンペキなフォームを崩すような気になるものを見つけた。

 

わが子を見守る若妻?いや違う、歳が離れすぎて対象外だ。じゃあその子供?俺はロリコンではないのでノーセンキューだ。ベンチに座っている同年代であろう女子、そうだ!この子だ!今は月曜日の昼11時。学校はどうしたのだろうか...お前はどうなんだというベタなツッコミはやめてくれ。

 

おれは見とれていた。ショートカットの黒髪、ほっそりとした身体のライン、服装は制服...うちの学校の生徒だ。そんなことを考えていた俺は気づいた。そのつぶらな瞳が一直線に俺を見ていたことを。

 

俺は直ぐに目を逸らしまた足を動かし始めた。

多分不審者に見られただろう...。

 

あの子はあそこで何をしていたのだろう、、

何故公園に1人で、、

 

そんなことを考えていると家の前に着いていた。

これで悪魔からの試練はクリアだ。あとはノンビリ出来る...

拓海「ただいまー」

 

返事がない。出掛けたのだろうか。リビングに行くと置き手紙があった。(おばあちゃんが倒れたのでちょっと田舎に帰るね!当分帰れないから1人になるけど頑張ってね!! 千鶴)

 

拓海「......ハア!!?」

 

俺の好物のホイコーローはカニカマと卵かけご飯に姿を変えた。

 

翌朝、俺は家の冷蔵庫を睨みながら脳みそをフル回転させていた。昨日買ったホイコーローの材料しかない...外からは雨の音が聞こえる、そして自分の腹の音も聞こえる。

 

食欲には勝てなかった。俺は昨日も歩いたスーパーからの帰り道を歩いていた。俺は思い出していた、昨日見たあの女の子を。一体何をしていたのだろう、綺麗な子だったなあ...

などと考えているとあの公園に差し掛かる、いた。あの女の子だ。でもおかしい。この雨の中傘をささないままベンチに座っている。どうしようと考える前に身体が動いていた。

 

拓海「あの」

 

女の子がこちらを向く、綺麗な...とても綺麗な目をしていた。引き込まれそうになった。ここでハッと我に帰る。

 

拓海「あっ...傘よかったら使って! 俺もう家近くだから」

 

半ば強引に渡し帰ろうとすると後ろから服を掴まれる力を感じた、振り向くとあの子がいた。

 

女の子「...助けて」




初めまして。道端の栗ボーです。少し時間に余裕が出来たので頭に浮かんでいた物語を書いてみました。文章を書くのも投稿したりするのも初心者なので暖かく見守ってくれると嬉しいです。ではでは2話でお会いしましょう。
PS,前書き何書けばいいか分かんねえ.....(´Д`)ハァ…
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