引きこもりの僕に神様は家出少女を送り付けました。 作:道端の栗ボーさん
引きこもり、公園で不思議な女の子とエンカウント
以上!!
雨の音がひっきりなしに聞こえる。こんな涼しい雨の日は家の布団で何も考えず睡眠を貪るに限る。そんなことを考えていた俺は多分人生で最初で最後の出来事に遭遇していた。
拓海「...え?」
突然だった。雨の音でかき消されそうな程の声だった、でも確かに(助けて)と聞こえた。何故助けて?何で?何から?分からない...首を傾げる。
彼女はそれを見て何を思ったのかもう一度喋った。
女の子「助けて」
うん、分からん。最近はこういう遊びでも流行っているのか。
拓海「えーと...宗教か何か?」
無言で首を振る
拓海「じゃあ、オレオレ詐欺ならぬ助けて詐欺?」
また首を振る
拓海「じゃあ、、悪の集団に追われてるとか!」
やはり首を振る。そろそろネタ切れなのだが。と悩んでいると女の子が口を開く。
女の子「泊まるとこがないの」
家出か。俺には家出したいと思う気持ちが理解出来ない。家どころか布団からも出たくないからだ。無駄に体力を消耗し、行き当たりばったりに身をゆだねるようなこと。俺とは真逆の人間のやることだ。
拓海「家出とか?」
女の子が無言で頷く。やはりそのようだ。さてどうする。今目の前にはびしょ濡れの女の子、今我が家は誰もいない。ゲームかよと思うような状態だ。だが残念、これは現実。スーパーで買った食料の重みが無慈悲にも教えてくれる。
拓海「とりあえず濡れたままじゃ風邪引くからうちに来い。あ、家に置いとく気はないからな。」
ちゃんと一言言っておく。これが母親に知れたらどうなることやら...。そんな俺の悩みに目もくれず女の子はすぐさま頷いた。
拓海「...はあ」
家に着いた俺は女の子の手を引き一直線に浴室に向かう。早く身体を温めなければ。おっとシャンプーとかの説明もしないと。
拓海「こっちがシャンプーでこっちがリンス。そこにボディソープが...」
俺は説明をする為に一瞬彼女から目を逸らしてしまった。それがミスだった。振り向いた俺の目の前には綺麗な肌色がさらけ出されていた...綺麗だ......ハッと正気に戻った俺はすぐさま浴室から出た。
拓海「おまえっ!!脱ぐの早すぎだろ!俺がまだ...」
女の子「どうか...した? ガラガラ」
拓海「開けるなああああ!!!」
力づくでドアを閉める。さっきから心臓がバクバク言って止まらない。中学生にはインパクトが大きすぎた。
拓海「着替えは出すから早く入れよもう!!」
女の子「分かった...」
...はぁ。少し顔をつねってみる。痛い、夢ではない。深呼吸しよう。スーハースーハー。よし落ち着いて考えよう。今俺は女の子を家に招いて裸を...違う!風邪引かないようにとお風呂に入れている...
そうだ、そうなんだ。これはただの人助けだしさっきのはただの事故。よし、落ち着いてきたぞ。...あれ、俺お風呂沸かしたっけ...?
ガラガラ
女の子「お風呂...お湯なかった。」
拓海「あっ.........ってタオル巻けぇぇ!!!!!」
僕の一人暮らしはこうして幕を閉じた。
勉強の合間にちょこちょこ書ける程度なので更新ペースかなり遅めです(土下座)
あと文も短めです(スライディング土下座)
感想やアドバイスを頂けると泣いて喜びます。
ではでは(*´︶`*)ノ