デート・ア・ライブ 悠佳メモリー   作:事の葉

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問題、虐めで、虐めてる子よりも怖いものはなんでしょう。


止めて!!

『『お前も死刑だ』』

 

 

 

 

 

 

その声は、明らかに美九に向けて言っている。

と、同時に、その二つの声は、美九に向けて怒涛の罵倒を始めた。

 

 

『そうえいば、美九ってアイドルじゃなかったっけ?』

『そうだったそうだった』

 

 

そんな、突拍子のない話をした時、明らかに二つの声色が変わった。

一つは、落ちついた青年の声。

一つは、十香達と同じ年代だろう声。

 

『宵待 月乃だっけ?名前変えてるから気づかんかった』

『薬物乱用とかでしょ?こいつが可笑しくなったのって』

 

二つの声と同時に、2対の視線が、美九に注がれた。

美九は右手で作った握り拳を血が出るんじゃないかって程握って、全身をぷるぷる震わせていた。

 

 

「止めなさい・・・」

 

 

 

『めっきりテレビに出なくなったよな。ファンも減ったってことは、事実なんじゃね?』

『うっそマジ?声が出なくなったってのも薬物乱用の副作用?』

 

美九の怒りは、抑えるギリギリまで達していた。例えるのであれば、噴火寸前のマグマがぐつぐつ言わせている火山のようなものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『『本当、死ねばいいのに』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「止めてえええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

美九が叫ぶ。

と、同時に、周囲を無数の目線が取り囲む。5人、10人どころの話じゃない。

30人は絶対にいる。

 

「なに?この視線?」

 

 

 

『あいつが乱用者?』

『マジかよ、道理で叫んでる訳だ』

『幻覚でも見えてんのか?』

『俺、あいつのファンだったってこと言うの止めよ』

『近くに来るんじゃなかった。イカレ思考が感染(うつ)る』

『ねぇねぇママ、なんであの人叫んでるの?』

『近くによっちゃいけません。あんなもの・・・』

 

 

 

その声は、美九を罵る声は、増えていく一方だった。

数も。

声色も。

何もかも。

 

 

 

 

 

 

 

『『『『『お前がいるだけで、世界が腐る』』』』』

 

 

 

 

 

 

 

 

その言葉に、何処にいるかも分からない死人、悠佳へ、恐怖と怒り、そして、殺意が入り混じり、心の中で叫んだ。

 

 

 

 

 

 

「分かってくれたかなぁ?美九ちゃん。私の気持ちは、分かってくれたかい?士道君、君は、何にも言うことが出来なかったね。見て見ぬふりだ」

 

どこから聞こえるかも分からない悠佳の声は、明らかに俺の殺意を、怒りを簡単に上回る感情が入っていた。

 

「君がやった大罪・・・分かってくれたかい?美九ちゃん、いつか仕返しがくる。それは分かるでしょう?」

 

「ふ、ふざけないでくださ・・・」

「ふざける?それは私が言いたいくらいだよ。無視という大罪を、心を抉る、罵倒をぉ!!」

 

その大声に、俺と美九は全身を強張らせた。

 

「それにしても、これだけであれほど取りみだすとは。これでも、私がやられたことの半分しか出してないんだけども・・・ねぇ、士道君、君は、私に救いの手を差し伸べなかったね。私が殴られた時も、蹴られた時も、血反吐を吐いた時も、君は、見て見ぬふりをした。そして、翌日はそれを見て無かったみたいに遊ぶ」

 

思い出した。ちゃんと、全部。これで、分かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は、この子を、悠佳を、虐めて、追いつめて、心を深く抉ったんだって。




正解




見て見ぬふりをする、第三者。









三話連続投稿させて頂きました。
この三話は、私の実体験から来てます。
流石に、これほどではありませんが、私も当時虐められっ子でしたのでww

ここで謝罪しておきます。美九ファン、デアラファン、申し訳ありません。

次回は、少し遅れるかも。少なくとも今週中は無理です。テストですので。
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