うたわれるもの偽りの仮面〜お前を覚えている。〜 作:ちづる。
目が覚めるとそこは戦乱の大地だった。
誰かの騒ぐ声が聞こえる。
ふと目を開くと姉弟と思われる2人が自分の顔をのぞき込んでいた。
「お、おい!オウギ!!目を覚ましたぞ!」
おどおどとしている女性に男性が声をかける。
「姉上。落ち着いて下さい。」
姉上と呼ばれた女性は、深呼吸をして心を落ち着かせる
ふと、男性の方向を向くと男性の閉じた目が開き、目があった。少し気まずくなってそらすと男性は言った。
「大丈夫ですよ。貴方も少し深呼吸して落ち着いて下さい。」と、優しくこえをかけた。
女性は珍しそうに男性を見ていった。
「オウギが目を開くなんて珍しいな。どうしたんだ?」
するとオウギと呼ばれる男性は言った。
「いえ、別に理由はありませんがどことなくあの方に似ている気がしましたので。」と答え
ふーんというように女性は、こちらを向いた。
「そういえば、お前の名前はなんというんだ?」
名前…と自分の記憶をたどる。
しかし、他の記憶はあるが名前だけ思い出せないことに気づく。
「貴方。記憶が無いのですか?」
オウギが問いかける。自分は、首を横に振って彼らの前で初めて声を出す。
「自分の名前は…わからないけれど、他の記憶はしっかりあるし…何故ここにいるのかもなんとなくわかる。」
と答えるとふたりはさらに驚いた顔で自分の方を見る。
「まさか、話し方まで彼にそっくりとは。」
「あいつの親戚か何かなのか?」
よくわからずふたりをみていると、オウギはいった。
「とりあえず名前を決めなければ、呼びにくいですね。」
うーむとうなり女性は考える。しばらくたち女性は、オウギに向かって言った。
「オウギ!お前が決めろ!」
「ほう…姉上は、決めないのですか?」
すると冷や汗をかきオウギに言う。
「い、いい女とは、自分で人の名前を決めないのだ!」
オウギは、こちらを向く。
「では、シロとはどうでしょう。」
すると嬉しそうな顔で女性は言った。
「いいんじゃないか!!?お前はそれでいいか?」
と女性は、自分に問いかけた。
「自分は…なんでもいいぞ?」と答えた。
「じゃあ決定だな!!」
と立ち上がり嬉しそうにオウギと自分をみた。
「シロさんの面倒は、誰が見ましょうか?」
「それは、名付けたオウギ。お前だ。」
と、押し付けがましく言うがニコニコと笑いオウギは
「承知しました。」といった。
また、女性はこちらを向いて言った。
「私はノスリという。よろしくな!」
と手を出す。自分は、その手を握り返した。
「よろしく」
「ちなみに僕は、オウギです。以後お見知りおきを。」とオウギも言った。
「ああ。保護者としてよろしく」と言って手を出した。
オウギは、クスッと笑いこちらも手を握り返して言った。
「大変な子供ができましたね。」
ずっとかきたかった偽りの仮面の二次創作がようやくかけました。楽しんでいただけたでしょうか?
まだまだ続きますのでぜひともよろしくお願いします!