大学3年の単位取得発表も終わり
4年に実験と有機化学Ⅱの単位を残った2月
ふとあたしはおかしなことに気付いた
男子には就職情報誌が届いてるらしい・・・
女子には届いてない
嫌な予感がして大手の就職情報誌に電話をする
「すぐに送ります」
そう対応されてすぐにそれは届いた
でも何かが変だ・・・
これはもしかして不況というやつじゃないか?
ベンゼン系のアレルギーのために
研究職への就職は無理とわかっていたので
化粧品、食品、繊維の商品開発部と
ソフトウェアハウスをターゲットにした
自分の中ではソフトウェアハウスが結局向いているとは思っていたが
化学科ゆえ門が開かれないかもしれないからと
一通り受けてみたが、結局化学関連企業はやはり研究職での就職を切望された
この時点で特に就職難という雰囲気は自分は感じなかった
『気のせいだったか・・・』
GW前には内定を決めて、卒業に向けて頑張るのみとなった
7月ごろになりマスコミ向けに
今年は女子が就職難
というニュースが流れはじめる
そんなある日、母から電話が入った
「あなた就職はどうしたの?今年は就職難だから
お父さんが決まらないなら口利いてやるからって言うから電話したの」
笑止千万
「特に心配していただかなくてもすでに内定が決まりました」
父に母が伝える声・・・
「でもたいしたところじゃないなら・・・」
「大きいところは苦手なので東証1部じゃないですが
東証1部の会社の子会社で東証2部のソフトウエアハウスですから心配いりません」
ざまあみろ!と思いながら梅ッシュを啜りながら、電話を切る
そのあと、父が方々で「よいところに就職をすでに決めた」と自慢していることを知る。。。
お前に関係ないだろうがっ!!!
一方、内田くんはなかなか就職が決まらずイライラして
来ればやるか殴るかという状態だった
別れようと何度も思うのだけど、そのたびに必死で謝られると
許してしまうのだった。。。
あたしは日々に精一杯でもあり
バイトと学業と喘息とで何かすがるものが欲しかったのだろう
結局、同期の化学科で卒業できた面々は8割が院に進学となり
あたしは無事に4年で卒業した
ようやく目的であった技術系での就職という最初のゴールに到達したのだった
「あの時、親父殺さないで正解だったな」
そんなことをつぶやきながらワイン片手に夜は一人祝杯を挙げた
誰にも話すことはできないがあたしとしてはかつてない歓びの日であった
これで今後のあたしの未来はバラ色だ!
新たな荒涼たる闇に取り込まれていくことをあたしは知らない。。。
体調悪が続いており、間があいてしまいました。。。
まだ本調子ではないのですが、ゆっくりと進めていきたいと思いますので
みなさん気長に続編を待っていただけたら幸いです