美希「・・・・・・手帳?」   作:ポンパドール

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はじめまして!ポンパドールと申します!
初投稿で至らぬ点も多いですが限りなくゼロにしていく所存です!
そして今回は後半の終わり際にやっと本編に関ってくる感じです笑
亀更新になってしまいますが、どうぞこれからよろしくお願いたします!

では、彼の葛藤をお楽しみ下さい。


プロローグ 手帳

東京都○×区高層ビルの立ち並ぶこの町で一際目立つビル。

765プロと派手派手しく描いてある門が特徴の高層ビルの一室に今、日本を沸かすトップアイドル星井美希はいた。

 

 

 

 長く明るい照明で照らされた廊下にハイヒールの音が響く。

 

 

「今日もお仕事つかれたのー」

 

 

 軽く伸びをしながら部屋の扉を開ける。

 昔使ってた事務所とは大違いで今の事務所には、シャワー、トイレ、冷蔵庫、簡易キッチンがついている個人部屋がある。

 て、いっても美希はあの事務所にいたのは半年もないんだけどね、アハッ☆

 それでも本当に便利になったのー、前の事務所とかゴキブリとかたまにでたけど今の事務所になってからはゴキブリどころかアイドル一人一人に与えられているマネージャー以外めったに出てこないの。それにしても、

 

 

「はぁ、最近全然ハニーに会えてないのー」

 

 

 

 前に会ったのは多分数ヶ月ぶりにハニーが休みをもらえたその日だったかな?

 それももう二ヶ月前くらい前の事だし、はぁ。

 

 

「ハニーがたりない、ハニーがたりないのー!」

 

 

 

 一人で叫んだところではっ、と思い出す。

 そういえばハニー最近やっとアイドルの方をマネージャーに任せられるようになって、いままで売れ出して忙しくなってから一切手をつけてなかった前の事務所の整理をしてるとかこの前メールしたときに言ってたの!

 そうとなれば善は急げなの!前の事務所にGOなのー!

 放り投げたバックを肩にかけ無駄に長い廊下を走る。

 途中で春香みたいにこけたのは内緒なの☆

 

 

 

 

 

 

 タクシーを拾って30分ほどかけて前の事務所へとたどり着いた。

 今の事務所は街中にあるため、前の事務所は何処か静かな感じがする。

 むむ?部屋の電気がついてるの!大当たりなの!!

 急いで事務所の中へと向う。

 

 

 

 

 

 

 それにしても懐かしいのー。

 美希が765に入って、半年でお引越ししてぇ、それから半年以上は経ってるからあ。

 もう一年ぶりなの、時は過ぎるのは早すぎるの。

 

 

 

 

 ほこりと少しかび臭いのする階段を駆け上がり、ドアを行きよく開けた。

 

 

 

 

「ハニイイィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!」

 

 

 魂の雄たけびを揚げながら入室したのはいいものの。

 

 

 

「ィィィィィン、って、ハニー?」

 

 

 部屋に入ってみるとシンッと静まりかえっていた。

 あれー?ハニーいないのかなー、でも電気も鍵もあいてるし。

 

 

 

 その時におくの応接間のところからがたっと物音が聞えた。

 

 「ハニー?そこにいるのー?」

 

 

 若干忍び足で応接間に向う。

 そこには、

 

 

「すっー、すっー」

 

 

 静かに寝息を立てる王子様がいた。

 

 

 

「キャッー!かわいいのー!」

 

 

 小声で叫ぶと言うなぞの技術を使いながらスマホの写真アプリを電光石火で呼び出し様々な角度から取る。

 どっかのトミタケさん顔負けの技術である。

 

 

「んぅっ・・・」

 

 

 あ、これ以上やったら起きちゃうの。

 じしゅくするの!

 

 

 

「ハニー、ミキちゃんとじしゅくできたよ?こないだ言われた事守ってるよ?」

 

 

 

 

 前回ハニー会った時に久しぶりのハニーを連れ出して色々なところで遊びまわってたら、ハニーに「美希、自粛ってもんをだなぁ」っていわれたから実行してみたの!これであってる?ハニー。

 

 

 ハニーの髪の毛さらさらしてるの、メガネはずしてると本当に子供なの。

 

 

 

「ハニー見てたらミキも眠たくなっちゃったの」

 

 

 

 そうと決まればお昼寝なの、もうお外は真っ暗だけどきにしないの!

 ハニーとお昼ねなんて最高なの!

 

 

 彼の寝ているソファーの背もたれの部分を倒し、背面の足元をひっぱり背もたれを倒した時の土台を引っ張り出す。

 後はハニーの隣にもぐって、完璧なの!

 

 

 「おやすみ、ハニー」

 

 

 

 

 と、目をつぶった時に何かが視界にうっつた。

 なんなの、あれ?

 

 

 

 眠気で重たくなったまぶたをあげ視界を凝らすと、長方形の手帳のようなものが落ちていた。

 なんとなく気になったので眠たい体を起こし、その手帳を取った。

 

 

 

 

「・・・・・・手帳?」

 

 

 たぶんこのソファーの土台を出した時に奥の隙間から出たものだろう。

 その証拠に表紙にすれた時についたであろう傷と穴が開いていた。

 ソファーから出てきたとなればこの事務所の人間のだ。

 名前など書いていないか表裏を見るが、表は傷だらけ、裏も劣化しているため名前らしきものは発見できなかった。

 ならば中をみて、確認しよう。少し人の手帳などをみるのは気は引けるが確認のためと言い訳をして、中をみた。

 

 

 

 

 

「これは・・・・・・」

 

 

 

 

 

 中に描いてあったのは、スケジュールだった。アイドル全員分の

 

 

 

「これは、ハニーの?」

 

 

 

 

 言った瞬間に違うと核心した。なぜなら、彼のものならありえないのだ

 

 

 

『こんなにスケジューがガラガラなのが』

 

 

 

 最初のほうはともかくとも、後半になってくればこんな手帳におさまりきれないぐらいの仕事をみんなしていたはずだ。

 

 

 

「ならだれの?」

 

 

 

 

 そこで引っかかりを覚えた。

 

 

 そう言えばミキが入ってから一ヶ月ぐらいでやめたプロデューサーがいた気がするの。

 でも、ミキにとってはそこの人より、あそこの人って感じだったからなんも覚えてないけど。気づいたらやめてたの。

 春香達が騒いでたきがするの。

 

 

 そうなるとすこしこの手帳に興味がでてきたの。

 前のプロデゥーサーのだし、もう居ない人だから見ても大丈夫だよね?

 

 

 

「ごめんなさい、あそこの人!」

 

 

 実際に声に出したし大丈夫のはずなの。

 

 

 手帳にはスケジュールと一緒にその日の反省や、皆で話し合ったこと、決めた事などが細かく書かれていた。

 ある時までは。

 

 

 

 

 段々と仕事が減りスケジュール表に空白が目立つようになると同時に、少しずつ彼の日記のような文章が増えていった。

 それは毎日ではなく、ポツリ、ポツリとこぼすような感じで書いてあった。

 

 そして、ミキが765に入る調度三ヶ月前、その日を境にスケジュール表は枠や線を気にしない日記帳になっていた。

 

 

 

 

 「・・・・・・っ!」

 

 

 

 そしてその運命の日、ページいっぱいに、でも弱々しい字でこう書かれていた。

 

 

 

『仕事をやめる決心がやっとできた』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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