始まれ!俺の異世界ライフ!   作:奇跡のkaze

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どうも、今回から始まります。


第零冒 始まりの世界
1話 始まりは.....ん?ここどこ?


「ねぇ、ここ、どこだと思う?ねえねえ、ここ、異世界だよ!」

急に聞こえてきたのはそんな声。

ちょっと待て、ここどこだ?

「聞いてる?人の話聞いてる~?」

未だに前すら向けない状況だったが一応返事をする事にした。

「あ、う、うん。一応聞いてるけど..」

「あ、そう。なら良かった。ねえ、今どんな気持ち?」

改めて前を見る。目の前にいる人(?)はいかにも人らしくない。

というのはそいつの服装が羽衣のようないかにも軽そうなものを纏って浮いているからだ。

「また無視?もしかして今の状況わかってない?........とりあえず僕が一から説明してあげるよ」

そして、一拍置いてから

「そもそも君はどうしてここに来たかわかる?」

見渡す限り真っ白な空間が広がっている。当然わかるわけがない。

「わかるわけないだろそんなもん!」

ようやく落ち着いてきた俺に安心したのか次々と話を進めていく。

「じゃあ。一つ聞くけど。君は異世界に行きたい!って思ったことはある?」

......確かに心当たりは少しはある。...でも...まさか。

「僕がその願いを叶えてあげたんだよ。」

「ふざけるなぁぁぁぁあ!!!!」

思わず心の声と自分の声が重なる。

「なんだよ~。せっかく君が異世界に行きたいって言うから君の存在と引き換えにここに連れてきてあげたのに。」

嗚呼、めまいがしてきた。

「ちょっとそこで浮いてる人。お願いだから少し時間をくれ。」

「まあ、いいよ~」

全力で状況を整理しよう。

俺は異世界に来た(らしい)。

一文に纏めるとこうなる。

だが、ここをどう考えると異世界になるんだろうか。

確かに、ここは辺り一面真っ白なこともあって、異世界とも呼べるかもしれない。

だがしかし!!!

ここを異世界と言い張る奴がいるだろうか?いや、いない!

そもそも異世界と呼べる要素が殆どない。

魔法が無ければモンスターもいない。

「まだぁ~?」

そろそろ痺れをきらしたらしい。つかこいつ誰だよ。

そもそも......

「お前がこんなところに連れてきたから悪いんだろ!」

「まあまあ、少し落ち着いてよ。あ、まずは自己紹介からだね。僕は、神だよ。」

神ですか。もうこんな状況だから目の前の奴が神だろうが何だろうがなんでも良いや。

「俺は北宮 翔。」

俺が簡単に自己紹介を済ます。

「それで、翔くん。異世界と言えば?」

「ここに無いものが全部異世界に当てはまるものだと思う!」

俺が少しどや顔で言ってみる。

「うぅ、そんな事言わないでよ.....ここも....ここも一応異世界なんだよ?」

何か涙目でそんな事を言われてしまった。

どうやらこの神とやらは意地でもここを異世界と認めて欲しいらしい。

「わかったから。ここが異世界ってわかったから。」

「え!?本───」

「でもここが気に入らないから他の異世界に送って。」

「えぇ!?お願い!少しだけでいいからもう少しここにいてよ!!!」

こんな感じで俺の異世界(?)ライフが始まってしまった。

 




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