では、どうぞ!
「そういえば。」
そう話を切り出したのは俺だった。
「何だい?」
「今俺が使った魔法って技名みたいなのあんの?」
「無いよ?そんな馬鹿みたいにある術式をこう組み合わせたらこういう技名になりますよ~とかはないよ。勝手に名前を決めればいいよ。」
「へぇー、なるほどな。サンキュー。」
自分で決めれば良いらしい。
だったらすることは早い。
という訳でさっきの魔法の名前は【スパーク】に決定した。
「【スパーク】!」
パチパチ....
そう静かに音を立てながら光の玉が浮いている。まさにスパークだ。
「お~。もうその魔法は完璧じゃないか。あ、そうそう。聞かれる前に答えるけど魔法の威力は魔力を込める程強くなるから覚えておいてね~。」
なるほど。さすが魔法を作っただけあって色々知ってるな。
よし、一回全力で魔力を込めて魔法を使ってみるか。
そして、俺は魔法の準備を始める。
「【スパーク】!!!」
パチパチ
さっきよりも威力が強くなった...のか?
「わー。すごいじゃないかー。とてもいりょくがたかいねー。」
「おい。棒読みやめろ。」
「わ、ごめんごめん。悪かったから僕にスパークを当てようとしないで!じゃないと僕も魔法を使って対抗するよ!」
は?こいつが魔法か....
ありそうだな。元神だし。
「ちなみに、どんな魔法をつかうんだ?」
「この世界では誰も使っていない魔法、重力の魔法だよ!」
「おお!すげぇ!」
何か変に感心してしまった。
「早速使ってみようか?切り札として使いたかったけど...」
「もし敵と戦う時お互いの技知っといた方がいいだろ?」
「そうだね。じゃあいくよ!」
そういってコーンは右手を銃のような形にして近くの木に狙いを定める。
「んん~~~~~~」
「.....何してるんだ?」
「ね、狙いを定めてるんだよ............いけっ!」
そう言うと右手を一気に振り上げる。
「【グラビティインパクト】!!!」
右手から放たれた何かは直線を描くように真っ直ぐ木に向かって行く。
パァァァン
弾けるような音と同時に気がガサガサと揺れる。
「どうだい?」
感心するしかなった。
「す、凄すぎだろ....」
「よし、後は翔くんがもう少し魔法のパワーを上げてくれれば明日は早速クエストに行こう!」
「よっしゃぁ!って俺次第か.....」
「そりゃもちろん、君次第に決まってるじゃないか。」
俺次第と言うのは何だか自信がないな....まあでもしょうがない。ここで何もしなくて死ぬよりはましだろう。
「ならば早速魔法を乱射だ!覚悟しろコーン!」
「えぇ!?何で僕が的なんだよ!」
「いけぇ!スパーク!スパークスパーク【スパーク】!!!」
そう何度もスパークを口にしながら魔法を使う。
実質一回しか使えていないと言うのは気にしない。
「その程度の雷じゃ..って痛っ!」
俺の雷をコーンは手で防ごうと手を雷に近づけるとパッと手を離した。
どうやらこの小さな雷でもダイレクトに当てればそこそこのダメージを与えられそうだ。
お、何だか明日クエストに行ける気がしてきたぞ!
コメントなど宜しくお願いします。