では、どうぞ。
「な、なん......だと?」
目の前にいるのは鎧を着ているゴブリン。
少し狩る場所を変えようと歩いているとバッタリ会ってしまったと言うわけだ。
「みて、あのゴブリン、たくさんメダル持ってるよ!」
コーンもこんなこといってるわけだし、簡単に逃げることは出来ない。
「あ、がんばれ。俺の雷鎧で効かないしな。」
「な、何だって!?こうなったらフルパワーで!!!........」
そう言いながらコーンは手を銃の形にする。ちなみにゴブリンは俺達の方を向いてボケーっとしている。
これ完全に舐められてるよな?
「行っけぇ!【グラビティインパクト】!!!!!」
スパコォォオン!
フルパワーで打ったであろうその玉は見えない速度でゴブリンの顔面に当たった。
「やったよ翔くん!」
「お、おう。良かったな.........」
ゴブリン。残念だったな.......
「翔くん!メダルがいっぱいだよ!」
「そうだな。俺そろそろ疲れて来たんだけど......」
「じゃあそろそろ帰ろうか~。今日はたくさんメダルとれたしね~。」
あぁ、早く帰りたい....。
「あ、そういえばコーン。どのくらいメダルあるんだ?」
「え~と。.....10...20...30位はあるよ。」
いや~今日は沢山狩ったからなぁ~。そのくらいないと困るし。
「よし、じゃあ早速交換しに行こう!」
「やっぱこんなもんなのかな~?」
コーンがそんな事を言う。
交換したお金は3200カイ。前よりは無茶苦茶増えた。でも暮らしていくにはなぁ....しかもこれで二人分。
まあ、これから増えていくよね!これから!
「んまあ、いつもよりは多めなんじゃないか?」
「そうだけど.....まあいっか!明日またいこう!」
「気がついたらもうそろそろ暗くなってきたね~。」
「ああ。そうだな。お昼は余り食べなかったからなー。」
昼ごはんとかは道中で買った適当な物しか食べていないので大分お腹が減っている。
ん?ちょっとまてよ。余り食べてなかったらお金もかからないんじゃ......?
色々とお金のやりくりを頑張って考えている途中で屋敷に着いてしまった。
まあ、明日にでも考えるか。
「あれ、もうついたのか。」
「そうだよ~。早く部屋に帰ろうか。」
そう話ながら屋敷のドアを開けようとするが.......
「何か浮いてるよ.......?」
「そ、そうだな.......」
目の前にはくまの人形が浮かんでいる。
いや、まだ少し明るいんで全く驚かないんですけど。
という訳で少しいたずらすることにしてみた。
誰かが人形を操っているかも知れないのでこっそりと両手に雷を作り出す。
「【アタックスパーク】!!!」
バチバチッ
その音と共にくまの人形が揺れる。
よし、もう一回。
「【アタックスパーク】!!!」
バチバチッ
「痛いわっ!」
今度は人形が地面に落ち、その近くで人の声がした。
「今のコーンの声じゃ.....ないよな?」
「もちろんだよ。じゃあこの近くに人が.......?」
「まあ、見つけてみるか。」
「【スパーク】!」
俺の右手に作り出した雷をブンブン振り回す。
すると、何かに当たり、何かが.......いや人が現れた。
ん?どちら様?
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