どうぞ。
「それじゃあ、翔くん。時間もいい感じだしそろそろ部屋に入ろうか。」
「おう、そうだな。そういえばコーン。今日は何してたんだ?」
俺とコーンが歩きだしながらそう聞いてみる。
「あ、それだよ!ちょうど話そうと思ってたんだよ!......それでね、今日は何とゴブリンがいなかったんだよ!」
「え、逆にいる方が.....」
と言われてから少し思い出した。
と言うのも、昨日と一昨日に朝いつもなっていたベルが鳴っていなかったからだ。
「ん?どうしたんだい?」
「いや。一昨日もベルが鳴ってなかったからその時はどうだったのかと思って。」
「あー。一昨日は少しはいたんだよ。」
「じゃあ全員倒したんじゃねーの?」
「だと良いんだけどねぇ....。何か嫌な予感がするんだよ。僕の妖怪アンテナみたいな?」
そう言ってコーンは自分の髪の毛を引っ張りピコーンとか言っている。
「まあ、俺の魔法も実践してみたいし明日はコーンについていくぜ。」
そう言っているとドアの前に着いた。
屋敷の庭から部屋までは異常に近い。
まあ、明日になってみれば全て分かることである。
そう思いながら俺は部屋に入って行った。
「さて!翔くん!起きて!」
なんだか、最近夢にまでコーンが...
「.....?」
「お、起きたね。」
「ん...あぁ、そうだな。」
どうやらコーンは夢には出てきていなかったようだ。
「そういやなんで今日はこんなに早いんだ?」
「いや、早めに今日は行こうと思って。」
「ええ~。眠いぜー。」
今日はハードな一日になりそうだとなんとなくそう思った。
「にしてもこんなに早く起きて行く必要あるのか?」
「いやほら、何か起きそうだな~って思って。」
コーンは昨日同様、自分の髪の毛を引っ張りそう言う。
「まあ、それはわかったから。別に俺等がしなくても他のもっと強そうな人とか居ねぇの?」
「それは知らないけどさ、何か面白そうじゃない?」
そう言いながらコーンと俺は朝飯の準備をする。
「面白そうか....?でも、気になるし行ってみるか。」
とりあえず支度は完了した。
窓からは斜めから日差しが差し込んできている。
「じゃあ、そろそろ行こうか。」
「おう、そうだな。」
そう言って部屋を出ると見覚えのある姿が見えた。
「ん、お前は....パルメスだっけ?」
「お!カケルじゃん!」
「にしてもなんでこんなところにいるんだ?」
「この屋敷に住んでるからだけど?」
と、何気ない表情で言われてしまった。
と言うのも、このパルメスがこの屋敷に住みついた住人を驚かし、追い払っていたからである。
ちなみに俺たちは例外。
ということは、パルメスはここの住人だということは当たり前の事だった。
そんな事を考えていると、パルメスが話題をかえた。
「そういえばなんだけどさ、なんでカケル達こんなに早い訳?」
「なんか雰囲気的に───」
ヂリヂリヂリ!!!!
ヤバいなって思って。
そう言おうとした時、あの轟音がなった。
「カケル!いってみよう!」
なんてこった。
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