結局何があったのか。
ゴブリンは弱かったってだけですかね笑
「ねえ!カケル!これ見て!」
そう言って差し出してきたのは銀色の光沢を放っている硬貨の様なもの。
つまりゴブリンがよく持っているメダルである。
数えてみると数十枚を超えていた。
「なんでこんなに持っているんだよ!」
「あれを見たらわかるでしょ?」
「なっ.....!?」
パルメスが指したのを見るとそこにはゴブリンがいた。
そいつらがこんなにメダルを持っていたのか.....。
まあ、いいか。ゴブリンを倒したのはパルメスなんだし。
「まあ、俺はもうかえるからなー。またなー。」
「ん?もしかして羨ましい?」
「お、お前もお前で鬱陶しいな....とりあえずじゃあなー。」
そう俺は言って手をひらひら振る。
「まさかあのゴブリンがあんなにメダルを持っているとはなー。」
「そうだねー。惜しいことをしたねー。」
「お、やっぱり欲しかったんだ?」
「そりゃあな。あんなにたくさんあったから───え?」
んなアホな。
「いつからそこにいたんだよ!」
俺は後ろを向きながら言う。
もちろんそこにはパルメスがいる。
「彼女はずっと前からそこにいたよ。」
そうコーンが説明するがパルメスがいたことなど全くわからなかった。
「とりあえず、はい。このメダルは山分けって事にするわ。一応一緒に行ったからね。」
そう言い、パルメスはメダルを渡してきた。
「お、おう。ありがとな。」
「じゃああそこにあるギルダーで換金しにいきましょ!」
そう、パルメスが元気よく言った。
「そうだな」
「あっ!!!」
俺は部屋に帰るなりいきなり叫んだ。
我ながらうるさい。
それはコーンも同じ様だった。
「どうしたんだい?そんなに大きな声を出して」
覚えているだろうか?てか今思い出したんだが....
「いま、俺たちはいくら持っているんだ?」
そう、お金である。いつか俺がお金のことを気にしようと思った覚えがある。
「えーとちょっとまってねー」
そう言ってコーンは部屋にあるタンスを開ける。
「えーと......11万カイくらいかな。だいたい」
減ってはいないらしい。
と言うかお金の管理はコーンがすでにしてくれていたらしい。なんだかんだやさしいな。
ともかく、これでお金の心配をすることはあまりしなくてもいいらしい。
「どうしたんだい?そんな安心した顔をして。僕だってお金のぐらいは管理できるよ。この前まではこの世界までも司って管理してたからね。」
そう言われると残念ながら反論できない。
「まあ、今回のことはたすかったな...」
さて、では明日は何をしよう。そう考えると体の中から震えるのを感じた。
ここでは何が起きるかわからない。ゴブリンがその例のように。
だからこそこの世界は面白い。
そう、なんとなく俺はそう思った。
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