東方幻想境~革命への軌跡~   作:リルル

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どうもリルルです♪

はい、新規小説第二話でございます。・゜゜(ノД`)

イヤー、今英雄録の方でコラボ小説が始まったのと、色々忙しくなってしまい少し遅れてしまいました。

急いで書いていたのでちょっと所々おかしな部分があるかもしれません。


取り合えず今回の話は簡単に言えば今現在の幻想境勢力の詳細と、アイリスちゃんの覚悟という感じですかね?

あと前回は一応バトルがありましたが今回はありません( ̄▽ ̄;)

ちゃんとしたバトルは次回にしようかなと考えています

では第二話どうぞ(*ゝ`ω・)


Episode2 宣戦布告

 

 

 

 

 

 

 

………高い岩山に囲まれし町の中心部。

 

そこには、町の何処からでも見えるほどの一際大きな岩山が聳え立っていた。以前の幻想郷にはなかった巨大な岩山は至るところに無数の穴と煙突のような物があり、麓には大人十数人が同時に入れそうな巨大な扉が建てられている。

 

すると、ガン!、という音が巨大な扉から鳴る。よく見るとそこには苦しそうな表情で扉にもたれ掛かる慧音の姿があった。

 

 

「……ハァハァハァ。」

 

 

朧気な意識の中、慧音は力を振り絞り見るからに重そうな巨大な扉を開けていく。かなりのダメージを負ってもなおこれだけの質量の物を動かせるパワーがある辺り、慧音の力が如何に強大であるかが伺える。

 

岩山の中は真っ暗で所々から漏れる光でなんとか先を見渡せるほどだった。そんな暗闇の中を一歩一歩進んでいくと、不意に慧音の目の前に人影が現れた。

 

目の前に現れた人物はどうやら女性のようで、それを見た慧音は軽くため息をつきながら歩を進める。

 

 

「……あらら?慧音ともあろう者が珍しいね。そんなズタボロで帰ってくるなんてさ」

 

 

「…………少し油断しただげだ。それにこの程度の傷なら永琳様に見てもらうまでもない。」

 

 

慧音はそういうと視線を反らしてその者の横を通ろうとするが、その人物は通ろうとする慧音の肩を掴む。

 

 

「………おいおい。人が折角心配してやってんのにその態度はねぇだろ?……誰にヤられたんだよ。その傷……」

 

 

「…………妹紅、何をする気だ?」

 

 

妹紅と呼ばれた女性はそういわれると慧音の肩から手を外し、ゆっくりと扉の方へと向かい始める。一見特に何もおかしな点はないようにみえるが、妹紅からは先程までとは違う明確な殺意の波動が滲み出ている。そう。まるで先程の慧音のようなオーラが………

 

 

「………なーに、あたしの知り合いに手を出したソイツをとっちめてやろうと思っただけさ、軽~くな。ま、取り合えず慧音はしばらく休んでなよ。」

 

 

「………」

 

 

そう言いながら扉をあける妹紅を何か思い込んだ表情で見つめる慧音だったが、次の瞬間にはその場から妹紅は姿を消していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、アイリスの様子はというと………

 

 

「………痛いわね~。いきなり何するのよ?」

 

 

「……あんたがいきなりあんなこと言うのが悪い」

 

 

頭に大きなたんこぶを抱えていた。

 

ちなみにこれは先程の父親から受けた物であり、アイリスの発言を聞いた途端、光の速さでゲンコツをかましたのだ。当の本人は意味が分からず頭をかしげるばかり……それを見た父親に深い深~いため息をついてから口を開いた。

 

 

「………あのな?一応の為に聞いておくが、【革命】って一体全体何をする気だ?」

 

 

「……何、って……。決まってるじゃない!この世界を変えた奴等を片っ端からぶっとばして昔のような――」

 

 

ゴツン!!!という鈍い音ともにアイリスに二回目のゲンコツが放たれた。たんこぶの上に更なるたんこぶが出来上がり、父親はというとまるで般若のような恐ろしい表情を浮かべている。一方のアイリスは二回目のゲンコツに耐えきれず、衝撃で頭が埋まっていた。

 

 

「………ハァ。あんた、この世界のこと本当に分かってるのか?」

 

 

顔をあげたアイリスが若干涙を浮かべつつもこちらを不満そうに見つめる。まるで子供のように頬を膨らませる彼女に対して思わず頭を抱えてしまう父親。まぁ、確かに彼女は何処か子供っぽい容姿ではあるが………

 

 

「ハァ………。いいか?あんたにもよ~く分かるように説明してやるからちゃんと聞くんだぞ?」

 

 

「??良くわからないけど分かった。」

 

 

そう答えると父親は軽く咳払いをしつつ、彼女に説明を始めた。

 

 

「……いいか?まずこの世界は【東西南北の四つの地域に分けられて支配されているんだ。】四つの地域毎に大きな町と小さな町がそれぞれ作られていて、大体の人間は今そこで生活をしているんだ。」

 

 

「四つの地域?」

 

 

「ああ、まず俺たちのいるこの東地区は【岩山と竹林に隔離された世界、通称 隔離地獄】。次に、西地区は【天からも地からも支配され、監視し続けられる世界、通称 支配地獄。】そして、北地区は【永遠に逃げられない死の世界、通称 無限地獄】。最後に、……最もヤバいと言われているのが、南地区【ゼノム本部基地】だ。」

 

 

ゼノム、という言葉を口にした途端、父親の手が震え出したのをアイリスは見逃さなかった。父親の顔は下を向いていて明確な表情は分からないが、多分恐怖でひきつっているのだろうというのが、アイリスでも容易に予測できる

 

 

「………ゼノム本部基地?」

 

 

「…………この世界を支配している団体さんの名前さ。そして、二年前、あの世界惨劇を起こした連中でもある……」

 

 

「………!!!」

 

 

「…………これだけじゃない。この世界にはそんなゼノムの連中がうじゃうじゃいるんだ。しかも、どいつもこいつも正気じゃねぇ………。ハッキリ言って、幻想郷だった頃の強者はほとんど敵に回ったもんだと思った方がいい………。いや、仮にもしも正気の奴等が居たとしても生き残っているかどうか………」

 

 

「………」

 

 

話す父親の腕は今もなお震えていた。恐らくあの世界惨劇を思い出しているのだろう……。父親の説明を聞いていた周り人間は、ある者は泣き崩れ、ある者は震え、ある者は怒りを見せ、何にせよそれぞれがあの地獄を思い出して言葉を失っている………

 

 

「………これで分かっただろう!?いくらあんたが強くてもそんなのは無理だ!!頼むから……俺たちに、俺たちに………そんな根拠もねぇ、思わず期待しちまうような【意味のない希望】を言うんじゃねぇよ!!!」

 

 

そう言った父親の顔は……泣いていた。

 

 

………目の前のアイリスがどれだけ強かろうと、この世界を支配している奴等は今までの奴等とは次元が違う。今までの……異変という言葉だけでは、もう片付けられないのだ………。

 

今までだって、そんな幻想は夢で何度も見てきた……。あの頃の世界に戻れたらって………。けど、そんなのは期待するだけで無駄なんだ!意味のない希望なんて、信じるだけなら誰でもできる。………けど、そういう希望は………根拠もないそんな希望は………期待するだけ―――

 

 

―――ただ………空しく、そして、現実を思い知らされるだけなんだ………。

 

 

「………………うるさい。」

 

 

「……な!何!?」

 

 

「…………うるさいって言ってのよ、こんのスットコドッコイ!!!!」

 

 

すると、今までほとんど口出ししなかったアイリスが声をあげる。ただし、その顔はまだ少女のようなあどけなさの残る少女には思えないような、怒りという文字を浮かべていた………

 

 

「………何を言うかと思えば、あたしの言ったことが【意味もない希望】ですって?………なんであんたがそんなの勝手に決めてるのよ!!」

 

 

「………っ!!無理なものは無理なんだ!!それに、君はまだ子供だ……。子供にそんなことを期待したところで―――」

 

 

「…………ええ、そうね。【確かにあんたには子供に見えるのかもね。】けどね、あたしは必ずこの夢を!あんたたちで言う希望を実現させたいの!!!だから、絶対に約束するわ………」

 

 

アイリスはそういうとすくっと立ち上がり、ニカっと笑いながらとびっきり大きな声でこう叫んだ………。

 

 

 

「…………聞こえるかしら~!!?近くにいるゼノムの人達~!!あたしは、アイリス!!あんたたちをぶっ飛ばして、必ず元の世界に戻すって偉い人達に伝えておきなさ~い!!!!!」

 

 

 

それは妖精でも分かるような明らかな宣戦布告だった―――

 

 

「……!!?」

 

 

突然のゼノムへの宣戦布告に思わず言葉を失う父親。それも致し方ない、何故ならゼノムに歯向かおうと者など初めてみるのだから………。

 

 

「………フフン♪取り合えずこれでゼノムとかいう連中も少しはその気になってくれるかしら?」

 

 

「…………………………」

 

 

あまりに唐突な宣戦布告に今もなお固まる周りの人間達。そのなかでただ一人父親だけは冷静にアイリスのことを見つめていた。

 

 

「(もしかしてコイツ、アイツらの目が自分に行くようにわざと………?)」

 

 

――――本当に、本気でこの世界を救うつもりだ。

 

………こんな子供にそんなことが出来るわけがない。けど、何故だろう?コイツの言葉を聞いてるとあまりそう思わなくなってきた………

 

…………コイツなら、もしかして――――

 

 

そして、冷静に考えた結果、分かったことはコイツはどうしようもないバカで、そして―――この世界をいつか救う革命家であると。

 

 

「……………そうか。ならもう俺からは何も言わん。お前の夢だ、自由にやりなさい。ただし、だ。………絶対に、この世界に革命を起こしてくれよ?アイリス………。」

 

 

「………ええ、任せない!!」

 

 

そういうと二人の顔から自然と笑みがこぼれた………。それだけじゃない。周りにいた皆もいつの間にか笑顔を浮かべている。

 

そう、それはここにいる皆が【コイツは、自分たちの希望である】と思った何よりの証であった。その小さな小さな希望に、人間たちは今までの絶望を忘れるかのような笑顔を向けるのであった――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………ふーん。流石は慧音にあそこまでのダメージを負わせただけのことはある。なかなか面白そうな奴じゃないか………。ただ、敵であることが残念だ。私に気に入れられたことに免じて、一瞬で灰にすることにしよう………!!!」

 

 

しかし、その一方でアイリスに着々と魔の手が伸びつつあった…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうもリルルです♪


迫り来るもこ〇んの気配Σ(゜Д゜)

これはあれだね、次回は確実にもこた〇vsアイリスちゃんだね( ̄▽ ̄;)


さて今回はいかがでしたでしょうかΣ(゜Д゜)

それなりに話は進んだとは思います。父親の問いに対してあまり答えになっていないようにも見えますが、そこは彼女なりの考えがあるってやつですね。


あ、それと次回はいよいよちゃんとしたバトル回+αで、アイリスちゃんの【程度能力】についても話させていただこうと思っております\(^o^)/

ただ、ハッキリ言ってこの能力………あまりバトルに向いてないような( ̄▽ ̄;)


というわけで今回はここまで、次回もお楽しみに~♪
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