東方幻想境~革命への軌跡~   作:リルル

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どうもリルルです!

いつの間にかもう新年に突入してしまってたというね(^◇^;)

新しい編集環境になかなか慣れずあんまり編集の気力が湧かなかったのですがなんとか今回の話が出来上がりました。少しずつ慣らしながら編集スピードを上げていくつもりなので気長にお待ちください

さて、では今回から新章へと突入していくのですが、今回はあの藍様が初登場

そして、謎のオリキャラであるルル様が降臨されます。いいですか?今回の話で彼女も言っていますがあくまで【ルル様】ですからね?ちゃんと様をつけるように!

え?なんかリルルちゃんの態度がいつもと違うって?そりゃあね〜、ルル様は幻想郷を………

い、いや、なんでもありません、さて、そんな彼女なんですがあのキャラとどうやら深く関係しているようです。それではどうぞ




第一章 人斬り林檎と宵闇の姫
Episode5 式神 藍


 

 

 

いや、うん。まぁ、アイリスはただ者じゃねぇのはここにいる皆も感じてはいただろう。

 

ただ、まさかその正体があの博麗の巫女の祖先だったとは……いや、仮にそうだとしても色々おかしいだろ⁉︎

 

博麗の巫女はかなり前の世代から続いている筈……もし仮にアイリスがご先祖様だとしたら、見た目が最早若いという所の話じゃない。ていうか、そう考えたらコイツこの見た目で一体いくつなんだ?

 

「あ〜、確かにそんなこともあったわね〜。あの頃は私も若かったし……」

 

……若い?

 

「………」

 

あ、いや、なんでもないんで無言の圧力をかけないでくださいお願いします。

 

「……それにしても博麗の巫女か。随分と懐かしい響きだわ……。あ、そう言えば今も博麗の巫女っているのかしら?」

 

アイリスの発言にその場にいた者達全員が黙り込んだ。まあ、それも仕方ないだろう……何故なら今の博麗の巫女は___

 

「……今現代の巫女 博麗 霊夢は現在行方不明となっております。」

 

少しの静寂から程なくして八雲 紫から真実がつげられた。

 

そう。今八雲 紫の言った通り博麗の巫女は行方不明……というより、あの日、世界惨劇が起こったあの日を境にその姿を見失ったのだ。

 

「行方不明?」

 

「はい。私も全力で彼女を捜索しているのですがどうやら結界か何かで探知できないようにしているようで……」

 

「もうこの世にはいないなんてことは……なさそうね。」

 

ん?そうなのか?

 

というのも俺たち人間の間では「実はもう既に無くなっているのでは?」という声もチラホラ上がっていたのだ。まあ、確かにこの二年全く見かけなかったのは事実だし、実際に俺自身もその可能性もないとは言い切れなかった。

 

「アイリス様のおっしゃる通りまだ霊夢は生きていると思います。博麗大結界が無事に存在しているのが何よりの証拠ですわ。」

 

 

あ、なるほど。確かに冷静に考えたらそういうことだな。

 

博麗大結界というはこの幻想境を囲むほど巨大な結界のことである。この結界は外の世界と幻想境が交わらないように出来た結界らしい……というか俺自身あまり詳しいことは分からん。ま、まあ簡単に言うと名前にある通り博麗の巫女がその結界を管理しており、博麗の巫女がもしも存在していなかったらこの世界が存在すらしていなかったかもしれなかったということだ

 

つまるところこの世界が存在していることが博麗の巫女が何処かで生きているというのを証明しているってことだ。

 

「ちぇ!折角だからどんな娘かあってみたかったのに……憂さ晴らしにその辺の岩ぶっ壊してこようかしら。」

 

お前は何を言っているんだ……。それに周りを見ろ、さっきから八雲 紫が止めに入ったんだろうが……

 

「アイリス様!?あ、あなたさまに暴れられてはこの世界が保ちませんわ!で、ですのでここは落ち着いて……」

 

「え〜!!良いじゃないの。別にちょっと更地にするくらい……良い加減手加減するのも飽きてるのよね〜。」

 

おい!更地にするとか不穏な単語が聞こえるのだが!?

 

ていうか今手加減って言ったか!?お前あれでも手加減してたのかよ

 

……いや、コイツなら本当にその辺一体を楽に更地に出来そうだ。

 

「そ、そう申されましても……」

 

このままでは本格的に不味いと感じたのか、それとも冷静さを欠いていた故か、八雲 紫は先程までの落ち着いた雰囲気が感じられなかった。だがそんな八雲 紫のことはつゆ知らず、アイリスはもうやる気十分といった感じで準備運動を始める始末。……あ、そうか。大体想像ついてたけど確信したわ、コイツ……人の話を全然聞かないタイプだ。

 

なんてこんな時にそんなのんきな事を考えていたらアイリスと八雲 紫の前に一人の女性が現れた。スキマから突然と現れた女性は何処かで見覚えがある……確かこの人は八雲 紫の式神?と言われていた幻想郷だった頃に時折人里で見かけた………

 

「……お初にお目にかかります、アイリス様。私は紫様の元で式神を務めております。八雲 藍という者です」

 

突然と現れた女性 八雲 藍はアイリスの前に立つと自己紹介をしつつ深々と頭を下げる。恐らく様子から見てこの二人は初対面なのだろうか?……ん?ちょっと待てよ、だとしたらアイリスと八雲 紫が知り合ったのは少なくとも八雲 紫と藍さんが出会う前なのか?だとするとアイリスは一体………なんて俺が分析している間に話はどんどんと飛躍していく。

 

「貴方様の強大な戦闘力では物足りないのも無理もありません。ですが、だからといって貴方に自由に動かれるとゼノムより先にこの世界が消滅してしまいます。……ですので、ここは私、八雲 藍と軽い組手でもどうでしょうか?」

 

「組手?私と貴方が?」

 

なんと!藍さん自らが組手を申し込んで来た。俺は藍さんが戦っている姿など直接見たことはないが藍さんは賢者 八雲 紫の最強の式神。その実力は最早俺が言うほどでもないだろう。それに、彼女から先ほどから放つ気配や目付きが最早人間のそれではない、何かもっと……強さとかでは無く、俺の人間としての本能が俺に危険信号を出し背筋が凍りつくようなそんな感覚。それは、以前見かけたような優しい雰囲気を漂わせるあの藍さんの中にある妖怪としての素顔なのだろう。

 

そんな雰囲気を藍さんがビンビンと放つ中、アイリスはまるで子供が新しいおもちゃでも見つけたかのように喜んでいた。……前から思ってたがコイツはもう少し空気を読むことは出来ないのか?

 

 

「ら、藍?あ、貴方、何を言っているのかしら〜?愛里様のお力のことは散々話したでしょう?馬鹿なこと言わないでちょうだい。」

 

「ええ、ここへ来る前に散々聞きましたが、その話は所詮過去の話ですよ。それに私自身、知っておきたいのですよ。この方がどれほど強いお方なのかを……。申しわけありませんが何度頼まれても辞めるつもりはございません。」

 

「藍!貴方、いい加減に………!!!」

 

 

八雲 紫が怒る瞬間、アイリスは二人の間に割り込んだ。割り込んだアイリスは紫にニコリと笑い「ごめんなさいね♪」と一言謝ると、二人は紫の忠告を無視してスキマへと入ってしまうのであった………

 

 

 

 

二人がスキマを通して辿り着いたのは見渡す限り何もないとにかくだたっぴろい荒野であった。そこはどう見ても幻想郷にはない場所でこの空間であれば幻想郷には影響もないしアイリスが暴れようが大丈夫、そう判断されたのだろう。地面へと足をつけた二人は何も言わずお互いに背を向けて距離を取る……一方は落ち着いた雰囲気をかもしだし、また一方はこれから起ころうとしている闘いに胸を踊らせている。二人はある程度距離を取った所で同時に振り返り、藍は無言で丁寧にお辞儀をすると構えを取る。

 

「………この闘いはどちらかが「まいった」と言うかもしくは戦闘不能になった方が負け。という形にします。いいですね?」

 

「ええ、それで構わないわ。貴方の力、私に見せてちょうだいな。」

 

「それでは、よろしくお願いします………」

 

藍はそういうと同時に一気にアイリスの胸元まで突っ込んだ。八雲 藍はアイリスに比べ身長が高いため幾分やりづらい筈だがそれを物ともせず、巧みな技術でアイリスを投げ飛ばす……。そこへ待ったをかけずに藍は弾幕で吹っ飛ぶアイリスを追い討ちをかける、一方のアイリスは吹っ飛ばされたがすぐ様持ち直し、人間では考えられないような凄まじき速度で走り出す。

 

その圧倒的走行速度で藍の弾幕を華麗に避けていく。しかし、藍は全く動じず攻撃を続けた。よくみるとアイリスが振り切ったと思っていた弾幕達が一斉に空へと集まっており1つの巨大な弾幕へと姿を変えていた!

 

それに気づいたアイリスはすぐ様地面に勢いよく足を突っ込む。そのパワーで地面は砕けていき地割れが発生しアイリスは走りながらそれによって出来た手頃な石を取り出すと今度はそれを思いっきり空の巨大な弾幕を投げ飛ばした!!

 

普通なら石など投げた所で砕けるだけだがアイリスが放った石は容易く巨大な弾幕を貫き、巨大な弾幕を空で一回り大きくなったのを最後に大爆発を起こした!!流石にこれには藍も表情を歪ませたがまだまだ余裕の面持ちである

 

「流石にやりますね、まさか石ころであれを破るとは思いませんでしたよ。」

 

「こんなのあんたからしたらまだまだ序の口って所でしょ?差し詰め準備運動といった感じかしら。」

 

「ええ、寧ろ今ので勝敗が決するようでは全くの期待はずれでした。では続きを始めましょうか」

 

そう告げると同時に藍が大量の弾幕を張り巡らせる。それを前にアイリスは堂々と正面から突撃していく……。

 

果たしてこの二人の戦いはどうなるのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、とある街外れでは……

 

 

「……ちくしょう、あの野郎。なんて力してやがる、」

 

先程アイリスと闘った藤原妹紅が目を覚ましていた、目を覚ました彼女は辺りを見渡すと自分は先程まで地面にポッカリと空いた穴に寝転んでおり、それは即ちアイリスに敗北したことを悟った。

 

「……くそ、まさか空も飛べねぇ野郎に負けるとはな。油断……いや、ありゃ完全に手を抜かれてたな。でなけりゃ再生にもっと時間がかかってた筈だ。完敗だ……」

 

自分の強さを軽々と超えたアイリスに対する純粋な尊敬、たがそれでいてやはり悔しさもあり妹紅の表情は複雑な物へと変わっていた。そんな表情を浮かべつつゆっくりと立ち上がり街へと戻ろうとした……。

 

 

「おや?君、随分と傷ついているじゃないか……大丈夫かい?」

 

 

が、そう思った瞬間、目の前に見知らぬ女性が現れたのだ、それこそ目と鼻の先に_____

 

妹紅は反射的にその女性から距離を広げいつでも闘えるように構える。

 

ありえねぇ、今、コイツどったから出て来た!?まさか、あそこまで近づかれるまで気づかなかったとでも言うのかよ!!

 

「なんだい?人が折角優しく声をかけてやったというのにその態度はないんじゃないかな?」

 

目の前にいる女性は見た所アイリスとほとんど変わらない程の小柄な体をしていた。アイリスと同じような腰まで伸びた髪は黒く対をなすかのようで金色に光るその瞳は何処か怪しい雰囲気を出している。服装もアイリスと対を成すかのような黒のワンピースを纏っており、どっからどう見てもアイリスと何かしら関係があるのは明らかだ。

 

「まあ、いいや。それよりそこの君に聞きたいんだけど、僕と似たような格好をした子を見なかったかい?」

 

やっぱりか、コイツ……あの野郎と何かしら関わりがあるみたいだな、だったら素直に教えるわけには行かねぇな。

 

「……知らないな、そんな奴は。仮に知ってたとしても教える義理もない」

 

「……ま、そうだよね〜。やれやれ、これくらいの破壊力を出せるのはあの子か鬼くらいだから知ってると思ったんだけどなー。」

 

得体の知れない少女はそのまま背を向けこの場を去ろうとする、普段の妹紅であればこの時、得体の知れないこの少女を後ろから仕留めていただろう。しかし、今回の妹紅とそこから動くことが出来なかった。アイリスに似ているとかは関係ない、何か……<この少女には絶対に関わっては行けない>……そんな直感に近い何かが妹紅の足を止めていた。

 

そんな妹紅の想いはつゆ知らず目の前の少女は急に立ち止まり振り返る。妹紅が何事かと少女の口が開かれた。

 

「あ、そうだ。これも何かの縁だし自己紹介でもしてあげよう。僕の名前は<ルル様>、いいかい?ルルじゃなくてルル様だ、僕が何者かと言われれば別に何者でもないただの人間さ。強いて言えば、ただ……世界を愛してやまない世界の調和を見守る者かな?」

 

「だからさ、僕ね。こう見えても今とても不機嫌なんだ、なんでか分かるかな?」

 

「あ?」

 

妹紅は突然の質問にほんの一瞬だけ戸惑った。しかし、その一瞬が過ぎた時_____

 

「君みたいな無神経に輪廻の鎖を乱す不届き者がいるからだよ、蓬莱人」

 

妹紅は既に地に伏していた_____

 

なんだ!?今、何が起きた?

 

やっと思考が追いつき起き上がろうとする妹紅だが、まるで金縛りにあったかのように体がピクリとも動かない。

 

「何を驚いているんだい?ただ体が動かない程度で。」

 

「て、てめぇ………!!」

 

体は動かせないがその分妹紅は目の前の少女を睨みつける。しかし、少女はそんな妹紅を見て寧ろそれを哀れむかのごとく鼻で笑いながら見下していた。

 

「アハハ、やっぱりいいねぇ。その表情!」

 

怒りが限界突破しそうになる妹紅だがここで妹紅は目の前の少女に悟られないように一旦落ち着き、そしてまだ怒りが収まってないかのように目の前の少女を睨みつける。ここで怒り狂えば少女の思う壺、このまままた地面に伏せられるのは目に見える。ならやることは一つだ。

 

「(フルパワーでこの辺り一面全部吹っ飛ばしてやる!)」

 

そう決めた妹紅は静かに自爆の為のエネルギーを溜め始める。普通では出来ない蓬莱人だからこそ出来る荒技だ、妹紅がフルパワーで自爆したらこの辺一体は全て灰になるだろう。勿論この得体の知れない少女も含めてだ。

 

「(喰らえ!フルパワーリザレクション!!)」

 

溜め終わった妹紅は躊躇い無く自爆をしようとした……。しかし_____

「うぐ!?」

 

「そんな技をしようとしてるの僕が見抜けないとでも思ったかい?」

 

自爆の直前に少女に蹴り飛ばされた。それくらいなら自爆するにあたってなんの妨害にもならない、その筈だが何故か妹紅は自爆が出来なかったのだ。エネルギーを抑えられたとかダメージが多過ぎたとかではない……何故か自爆に使おうとしたエネルギーが忽然として妹紅から消え去ったのだ……。こんなこと出来るのは明らかに普通の人間ではない

 

「不思議かい?けどね、僕は君が思っているほど強くなんかないよ。寧ろ僕は最弱さ、ただし僕は……最弱無敗だけど、ね。」

 

少女のその言葉を妹紅は再び意識を失うのであった_____

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうもリルルです♪

いかがでしたかね?今回の話は?

藍様vsアイリス、なんか既に白熱した戦いを繰り広げてますな〜、もう組手でもなんででもねぇな。ていうか、アイリス空を飛べないのに藍様たちとやり合うとかどんな身体神経しているですかね。

そして、出ました新キャラ ルル様!そうです、この人はアイリスちゃんと結構深い関係に位置している人物です。それもそうだけどルル様強過ぎじゃね?もこたんが一方的にやられてるじょのいこ!!

でも本人は最弱とか言ってるしもう訳わかんねぇな、うん、

では次回予告に行ってみよう!!

次回予告!!

アイリスの気を落ち着かせる為に闘いに挑む藍

果たして藍とアイリスの勝負の行方は?

次回

Episode6 人類史上最強の女

お楽しみに〜♪
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