この話には轟沈シーンがあります。ご了承ください。
野井「では、アークエンジェルが来た事を祝って、乾杯!」
全員「乾杯!」
乾杯をした後、彼女達は皿を持って料理が置いてある机へと向かっていった。
AA「……。」
赤城「どうかしましたか?」
AA「いや、赤城さんでしたっけ?こう言うのもあれですが、結構食べるんですね。」
アークエンジェルは赤城の前に置かれた山盛りの皿を見ながら感嘆するように言った。
赤城「そうですか?私だけじゃなく加賀さんや大型戦艦の皆さんも結構食べますよ。むしろ、アークエンジェルさんの食べる量が少ないのが気になりますね。」
加賀「そうですね、420メートルを超す大型艦にしてはかなり少食です。もしかすると巡洋艦の人達と変わりないですね。」
二人が指摘するようにアークエンジェルが乗せた料理は少食と言っていいほど少なかった。
AA「うーんと、多分船時代の影響ですかね。先ほど話したように本格的な補給や修理はオーブに来るまでできませんでしたから、それが人の姿に影響したのでしょう。」
赤城「そ、それは…。」
加賀「大変だったんですね…。」
AA「?」
一航戦の二人はこの自虐ともとれるアークエンジェルの発言に少し反応に困った。二人の反応にアークエンジェルは不思議がりつつも次の料理を取りに席を立った。
見るとドネルケバブがあったので、アークエンジェルはそれを取り、チリソースとヨーグルトソースの二つからヨーグルトソースを選んでかけた。すると、誰かがアークエンジェルの側に近づいた。
?「アークエンジェルさんはヨーグルトソースを選ぶのね。」
AA「あら、あなたは暁ちゃん、だっけ?」
彼女に近づいたのは暁であった。その後ろには村雨と不知火の姿もあった。
暁「その味がわかるなんて、アークエンジェルさんもレディーね!」
村雨「暁ちゃんはただ単に辛いのが無理なだけでしょう?」
暁「ち、違うもん!ケバブはヨーグルトの方が合うの!」
不知火「私はチリソースの方が好きですね。」
三人の様子を微笑ましげに見ながらアークエンジェルはふと思った。
AA(暁に不知火、村雨か…。懐かしいわね。でも…)
アークエンジェルは皿を持っていない方の手を固く握り締めた。
AA(
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食事が終わり、各自部屋に戻っていくところで野井はアークエンジェルに呼びかけた。
野井「アークエンジェル、そういえば君の部屋について言いそびれていた。君の部屋だが、ちょうど金剛達の部屋の隣に空き部屋がある。二人部屋だから少し広いがそこを使うといい。」
AA「わかりました、ありがとうございます。」
金剛「oh!arcangelは私達の隣デスカ。改めてよろしくネー!」
AA「よろしくお願いします。」
アークエンジェルは先ほど言われた部屋の前まで案内された。
金剛「ここがarcangelの部屋ネ。それと、これがkeyデース。「どうも。」さてと、私達はこれから大浴場に行きますが、arcangelもどうデスカ?」
この鎮守府では、入渠施設とは別に艦娘達のリラクゼーション目的で大浴場が設備されているのだ。
AA「ですが私、着替えとか持っていませんよ?」
比叡「でしたら、明石さんのところへ行きましょう。そこでサイズとか測ってそれに合わせた着替えとか支給してもらえますから。」
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酒保
明石「なるほどね、わかったわ。じゃあ早速サイズを妖精さん達が測るからそこに行ってくれる?」
AA「よろしくお願いします。」
数分程で測定が終わり、妖精達が記録用紙を明石に渡す。
明石「ん〜と、どれどれ……っ⁉︎」
記録用紙を見て明石は何か驚いたような顔をした後、アークエンジェルの方を向いた。
明石「ちょっと待っててね、今持ってくるから。」
少しして明石は着替え一式を数着分持って戻ってきた。
明石「はい、多分合ってると思うけど、合わなかったら言ってね。」
AA「ありがとうございます。」
金剛「それじゃあ、早速行くネー。」
金剛達が大浴場へ向かうのを見届けた後、明石は記録用紙を再び見てぽつりと呟いた。
明石「…やっぱり大型艦だからかしらねぇ?」
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大浴場
大浴場へ行くと時間が重なったのか、ほとんどの艦娘が大浴場にいた。アークエンジェルは浴槽に浸かりながらある事を口にした。
AA「結構広いですね。私の中にあった浴場よりも広いですよ。」
全員「はい?」
アークエンジェルの発言にその場にいた全員が注目した。
榛名「えっと、どういう事ですか?」
AA「私、あの戦争の後改装されたのですが、その時にクルーのリラクゼーション目的で天使湯っていう大浴場を設備したんですよ。」
全員「(゚д゚)ハァ?」
AA「まぁ、そういう反応しますよね…。他にも食堂も一新されて美味しいメニューとかも増えましたし。」
初雪「それってもうホテルみたいなもんじゃん…。」
大和「何か負けた気がする…。」
青葉「良いんじゃないですか?そんなんがあっても。それよりですね…。」
そう言い青葉はジロリとアークエンジェルの胸部を見る。それにつられ何名かも見始めた。
AA「え?何ですか?」
青葉「いや〜アークエンジェルさん、服の上からでも結構ありましたが、脱いでもかなりあるんだな〜と。」
AA「えっと、それって胸のこt「ちょいと調べさせてもらうで!」ちょっ、龍驤さん⁉︎」
どこからか現れた龍驤がアークエンジェルの胸を触る。すると、電流が走ったような顔をした後しばらく黙りこんだ。
龍驤「……愛宕、ちょっとええか?」
愛宕「はい?」
龍驤は愛宕に近づき胸を触る。するとまた電流が走ったような顔をし、また黙りこむと、そのままアークエンジェルの右腕を掴んで掲げた。
全員(なん…だと…!)
AA(え?何?私、どうすればいいの?)
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風呂から上がった後、アークエンジェルは自室のベッドに腰掛けて今日の事を考えていた。
AA(何故か人の姿になって、ここに来て、戦って、歓迎されて、色々な事が起こり過ぎた一日だったな…。でも、こんなにたくさんの仲間ができたのは嬉しい…。)
所属するはずだった第八艦隊が全滅し、本部まで一隻のみで向かい、その後もごく少数の艦と行動を共にしたアークエンジェルにとって、これほど多くの仲間ができるのは初めての事であった。
AA(できる事なら、
一方で、執務室では野井がアークエンジェルに関する報告書を作成し終えていた。野井は軽く伸びをし、報告書を見る。
野井(霧の艦隊の事を鑑みれば彼女はここに居続けることになるだろう。だが…。)
野井には一つの気掛かりがあった。霧の艦隊の時は一時的とはいえ強力な仲間がいたと同時に強力な敵もいた。アークエンジェルが霧の艦隊と同じような事態なら、もしかしたらーー
野井(まぁ、そんな事にならない事を祈ろう。)
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某海域
天龍「くっ‼︎」
?1「ドウシタ?モウ終イカ?」
目の前にいる深海棲艦とおぼしき敵艦に天龍は苦戦していた。この天龍はアークエンジェルのいる鎮守府とは別の鎮守府に所属している天龍であり、第六駆逐隊と龍田と共に遠征をしていた帰りに三隻の敵艦の奇襲に遭い、今に至っていた。だが、この三隻の姿は今までの深海棲艦と比べて異様であった。
深海棲艦は主に黒と白の色をしているのが普通なのだが、目の前の三隻は所々に黒い装甲が見えるがほとんどは青緑色の装甲に覆われていた。また、今天龍が戦っているリーダーらしき敵艦は金色の髪をしていた。
何よりもその武装が天龍達が見た事のない武装であり、今の天龍の状態は全ての砲台は潰され、残った武装は半分に折れた剣のみであった。
天龍「このぉぉぉ!」
天龍は剣を構え、敵艦に突っ込んでいく。が、次の瞬間、敵艦が発した謎の光軸に左胸を撃ち抜かれ、そのまま海面に倒れ、沈んでいった。
?1「ヤハリ旧時代の艦…脆イナ。ソッチハドウダ?」
?2・?3「「コチラハモウ撃沈サセマシタ。」」
二人の言う通り、二人の足元には龍田達の艤装の残骸のみが浮かんでいた。
?1「ソウカ。他ノ三人モスデニ倒シ終エテイル頃ダロウ。……イクゾ。」
三人は何処かへと立ち去っていった。
翌日、とある鎮守府で遠征に行った第三、第四艦隊が戻ってこないという事件が起きたが、その真実を知る者はまだいない。
色々小ネタを入れてみました。
そして今回沈んだ艦が嫁という方、申し訳ございません。
今後もこういったシーンを書く場合がありますのでご了承をお願いします。
さて、話は変わりますが、今回現れた謎の敵艦、その正体は?
では、次回を楽しみに。