pixivの方の作品で{混ざる}という事態が発生したので、改善してここに綴っていこうかと思いました。なので、pixivの方よりは丁寧になるかと思っています。
初代 {女子高生の生活}1話 http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6487940
夢を見ていた。
小さい頃の夢。
その時私は、いじめられていた。
2,3人ほどの、同級生の男子に。
当時の私は、どうしていじめられているのかすらも理解できなかった。
ズタズタになるまで殴られ蹴られ、意識が飛びそうになった途端・・・、
「何をしているんだ?お前ら」
そう言っていじめに割り込んだのは、ひとりの少女だった。
見たことのない少女だった。
男子たちはその少女をにらめつけて、一斉に襲いかかった。
だが少女は、見事に闘ってくれて、男子たちを追い払ってくれた。
「大丈夫?」
真っ先にそう言ってくれた。
「うん、ありがとう」
私はそう言った。そんな時に、少女の頬に引っかき傷があるのに気付き、「その傷大丈夫!?」って言ったら、
「お前はアホか!こんな傷より、お前の方が重症だよ!家どこ?送る」
なぜか怒られた。
でも、怖いとは一切思わなかった。
優しい怒りだったからだ。
その少女にはそれからもお世話になった。いろいろと。
その少女に影響を受け、私の人格は、その少女に似たものになった。
私の幼少期の全てとも言っていい。
その少女の名は・・・、
______________
「・・・出てくんのおせーと思ったら、やはり寝てたのか」
そこに立っていたのは、一人の少女。あの日の少女は女子高生となって、今でも私の前にいるのだ。
短く切った黒髪。私の髪色は茶色で長いから、正反対かも知れない。若干吊り目なのだが、鋭い雰囲気というものはない。やや痩せ型だが、どちらかというと細マッチョ的な感じの体(でも女の子らしいのが不思議)。女らしい美しさがあり、男らしい勇ましさがある。
凛々しい。
私の名にはその漢字があるのに、凛々しさで負けている・・・。
そして、男口調。
「うっせーやい。こちとら寝るのが仕事じゃ」
「学校で寝るなよ」
「いいじゃん別に」
「卒業できねーぞ、おまえ」
なんだよそりゃ。ふっふっふ、いらん心配だ。卒業ぐらい華麗にやったるわい。
なんてどっかの太子みたいなフラグを立てつつも、
「・・・どうせなら、おはようのキスとかあっても良かったじゃん」
そんなことを思ってしまうのが私のどうしようもない点である。
「お早うではないだろ。・・・どっちかっていったらさ~」
夢に出てきた{その少女}、すなわち{
「お遅う、{
そう言ってキスしてくれるあたり、結月はやはり結月だ。
ていうか、なげーよ。
言葉にならない言葉で訴えかけたら、やっと口づけが終了した。
「長い!つーかさ、お遅うってかなり言い方的に苦しくね?」
「足跡で作ったんだからしょうがないじゃん」
「おい、即席が足跡になってるぞ。あしあとで作るってどういう意味だ。踏んだのか?」
「作者が誤字っただけだ」
「メタ発言は止めろ」
私たち、即ち凛と結月は、一体どんな関係なのか。ここまで読んでくれたら少しは分かっていただけるかもしれない。そう、よくわからない関係なのだ。
え、よくわからない関係自体がよくわからないって?それは私にもよくわからない。多分誰もよくわからない。
ああよくわからない、よくわからない。
・・・さて、{よくわからない}が
「じゃあ凛の生存確認したから帰るぞ」
「死んでる可能性もあるのか・・・」
「今日は私の親が忙しいからな~。泊まりに行くぜ、凛ん家」
「りんんち、って言いづらそう」
「凛の名前が入ってる単語は全部読める」
「重症だぞそれ病院行け」
「その証拠にお遅うは辛かった」
「マジだったのか・・・」
駄弁りつつも階段を下る。
この学校の南校舎3階に私の教室はある。結月の教室はその2つ隣だ。今は階段を下りている途中なので、後1階降りたら昇降口だ。
・・・よく見たら夕方じゃないか。これはまずい、親になんと言い訳しよう・・・。
あ、今日は母さん帰り遅いんだった。セフセフ。ちなみに私のお父さんは単身赴任で外国に。前会ったのは・・・、いつだっけ?
・・・ん?待て。
「結月、夕方まで私を待ってたの?」
「うん。下校時刻ギリギリまで。もしかしたら何かあったんじゃないかって思って」
「何かって、何を想定してたの」
「緊急事態」
「だったらむしろ駆けつけろ!」
君には失望したよ!Why Japanise people!?
緊急事態だったら助けてよ!つい某ボクっ娘と某芸能人の言葉が飛び出したわ!こんなんウケねえよ!!
というか、結月一人に対してpeopleはおかしいか。
Why Japanise human!?
「わかった。次は叩き起すつもりで行く」
「やっぱ来ないでいいよ」
「手のひら返すの速すぎだろ!」
そうそう、ここまで私が突っ込みまくってたけど、本当は私たちのボケツッコミは定まっていない。
フリーダムなのだ。自由最高。
そんなことを言っているともう校門をくぐっていた。あとは帰るだけだ。
私の家は学校から歩いて十分。非常に近いと思われる。
そこまでの道で私たちは雑談しつつ、家に到着。
「たっだいま~」
「家の人いないんじゃないのか」
「そんなことは関係ないさ。問題は気持ち、だよ」
「普段のお前にその言葉を聞かせたい」
「どういう意味じゃコラ!?」
凛の部屋は2階にある。二人は2階へ向かう。
「やっぱり広い家だなあ・・・」
「私の唯一の自慢ですから・・・」
「唯一!?何言ってんだよ、お前が自慢できるところなんて山っほどあるじゃねえか!!」
ありがとう、結月。私感動したよ。
「まずは・・・、知識が多いね!いろいろと!」
うん、ありがとう!
「オタクとも言えるレベルだ!」
うんうん・・・、ん?
「まあ、趣味がすごいよね」
待てやコラ!
「ラリアットオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」
「ウボァ!!!!」
凛は、ラリアットを繰り出した。効果は抜群だ!結月に398のダメージ。まあ、お安い。
対する結月、綺麗に吹き飛んで、あの有名な{人をダメにするソファ}にダイレクトシュート!
超☆エキサイティン!
「何すんねん!ソファに飛ばしてくれたお前の心意気に惚れたわ!」
「そこかよ!?」
おかしいだろお前、どこで人生を間違えたんだ!?
「からの流れるように凛のPSPSを取る~」
「Sが多いよ!」
「PPS」
「取る場所間違ってる!FPSみたいになってるって!」
ところで、私はゲームが好きだ。どれくらい好き勝手言われたら、そうだなあ・・・、
「あ、結月。今日は実況撮るか?」
「おお、いいねえ!今日はなに撮る?」
実況するくらい?
__________
「ご視聴いただきありがとうございます。{かりん}です」
「{ゆず}です。今回は私もいるぞ」
「さて、今回はホラーゲーム実況。やるホラーゲームは[奴が来る]です」
「通称緑の悪魔と呼ばれた、言わずもがな{奴}から逃げるゲームだぜ!」
「最初に私が操作しますが、ゲームオーバーしたらゆずと交代します。まあ、交代は多分・・・、ないんじゃないでしょうかねえ」
「ほ~う?期待しとくぜ」
パソコンからコードが出ていて、それがゲーム機に繋がっている。マイクが机の上に乗っていて、そこに喋りつつ遊ぶのだ。
「じゃあ、まずは最初のステージから行きましょうぞ!」
__________
「・・・ふう、おつかれ」
「結局死にまくったな、凛」
「まあ、しゃあなし」
「というか、いくらなんでも弱すぎだろお前。あんなん動画にできるのか?」
「結月よりは上手いわ、アホか」
「ん?なんだって?」
「いや別に、そのまんまの意味だけど?」
いや、なんか空気が悪くなってるように見えるかもしれないけど、これが私たちの普通というか。うん、つまりね。大丈夫だ、問題ない。
しょっちゅう喧嘩するのさ。
あ、でも別に殴り合うとかじゃないよ?取っ組み合うだけ。口喧嘩以上に取っ組み合いの喧嘩が多い。
単純に密着し合うのが好きなだけかもしれない・・・。
やっぱり私たちの関係はよくわからないね。
そんでもって取っ組み合い。
ほかのみんながどう喧嘩するかはわからないけど、とりあえず私たちは如何に相手に乗っかるかで勝負を決める。
SMの座を決めるようなものだ。・・・え、そんな発言やめろって?これはすまない。まあ、正直な話私たちはドSだから、Mなんて存在しない。
今時草食系女子は流行らない。あれ、それは男子だっけか?
はて・・・。
まあ、結局のところ、私たちは互角の喧嘩を繰り広げた。私は幼少期とは大きく変わり、喧嘩に非常に強くなったので、結月ともタメを張れるつもりでいるが、まあ結局は手を抜いてくれてるのかもしれない。
「ああ、疲れた。暑い・・・、結月、離れろって」
「・・・じゃあくっつくし。離れねえからな」
「なんでそうなるんだよ」
「じゃあお前自ら離れればいいだろ」
「・・・じゃあくっつくし」
「おい」
「ああ、あづい。結月汗やっば」
「お前のほうがやばいがな」
「・・・」
「・・・」
「「一緒に風呂に入ろう」」
「「って、被せるな!」」
そうやってもう一度喧嘩して、結局二人でテイカバス。
こう見ると私たちは、まるで恋人同士のようだ。
結月と恋人ねえ・・・。
「あれ?もう寝るの?」
「ああ、まあね。明日は金曜日だからさ、生放送しようと思ってね」
「へえ、いいねえ。頑張れよ」
結月もノリノリだ。
「ま、結月も道連れだがな」
「知ってた」
「マイクラでもやるか」
「あれ、今凛のパソコンサブパソコンじゃないのか?」
「・・・あ」
そうだった。私のいつも使ってるスペックの高いパソコンは故障しているから修理に出しているんだった。サブパソコンはノートパソコンだから、とてもじゃないがサーバーは立たないだろう。
「仕方ない。何か別のことをしよう。で、それは明日学校で{
「うん、それでいいだろうな」
「じゃ、おやすみ。結月」
「あ、まって」
「ん?」
「おやすみの・・・、キスとk」
言い終える前に私はキスしてた。
「おやすみ」
照れ隠しにもう一回そう言って、私は瞼を閉じた。
すると結月は私の布団に入ってきた。おい。
__________
「ただいま~」
夜の1時。女性が凛の部屋に入ってきた。
「おやおや。今日はゆづちゃんがいるのね」
起こさない程度の音量で呟く。
「・・・」
二人の寝顔を見た。二人は密着して寝ていて、幸せそうな顔をしていた。
「ゆづちゃんのお母さんにも、このことを言おうかな?喜んでくれるかな~」
そして、扉を閉めて出ていく。
__________
目覚まし時計は、鳴らなかった。
「!? りんちゃん、ゆづちゃん!寝坊してるよ!!」
「スースー・・・。・・・え?」
目覚めた私。時計を見る。
あ・・・。
「ま、まずいぞ結月!寝坊した!」
「・・・ああ、あと30分・・・」
「そうだよ!あと30分で学校に行かなきゃならないんだよ!!」
「・・・え!?」
顔を真っ青にして起き上がってきた。その勢いでお互いのおでこをぶつける。
「「痛ったあ!!!」」
だが喧嘩なんぞしてる場合じゃなかった。
「早く、二人共!ご飯は作ったわ!車で送ってあげるから、とりあえず急いで!!」
「ありがとう!!!」
「ございます!!!」
本当に母さんには頭が上がらないと思うよ。
最終的には母さんの協力によって、チャイム15秒前に席に着くことができた。
「せ、セーフ!!!!!」
ビックリを5つは付けさせて欲しいくらいの勢いだった。
「おはよう、凛ちゃん。今日は遅起きだね」
そして、いつも通りに右隣の席から声がかかる。
時雨、という名の少女だ。
私ほどではないが色の抜けた長い茶髪。目の色は焦げ茶色と例えるのがいいと思う。どこかで大人じみてて、どこかで子供じみたような雰囲気の女子高生だ。
そして、もはや怯えたくなるほど歌が上手い。ギターも弾ける。時雨の弾き語りでご飯千杯(イントネーション的に3杯のようだが、間違えないで欲しい、千杯である)はいけるね。
「なになに、昨日の夜は熱かった?色々と」
「その言い方をやめろ」
「図星」
「うるさい、エビフライぶつけんぞ」
「おお、こわいこわい」
「・・・まあ、ほどほどにね」
そのタイミングでチャイムが鳴った。担任の{
そうやって、また一日が始まるのである。
__________
その日の休み時間。
「へえ。だったら、歌を歌ったら?」
「私は音痴だよ」
「そんなことないわ。私なんかとは比にならないくらいすごいわよ!」
ああ、確かに時雨とは比にならないくらい、すごい、よ。
「そうねえ。モンハンは?」
「お、いいねえ!キャプチャーソフトはうちにあるから、ゲーム機つながるし!」
「じゃあ、私ははやし立てるわ。抱月ちゃんと」
「やめて」
「・・・おや、呼ばれた気がします」
「!?」
い、いきなり後ろから話しかけるなよ、抱月さんよお・・・。
抱月。この少女は、THE・神出鬼没だ。圧倒的によくわからない人物と捉えてよい。焦げ茶色の髪は長く、メガネをかけているのが特徴。あとは、全員に敬語を使う。その理由は分からない。
というか、クラス違うのに何しれっと入ってきてるんだよ・・・。ますます怖いわ。
「今日みたいな日は、翌日が週末ですからね。生放送でもしようとしてるのではないでしょうか?」
怖い。心でも読めるのか?あ、さっきの会話聞いただけか。ふう、ビックリした。
「いやいや、私に心を読む力なんてないですよ?」
「おい、読めてんじゃねえか」
「で、私はなんのゲームを推めればいいのでしょうかねえ」
「・・・もう突っ込まねえよ?」
「いや、私もモンハンでいいと思いますよ?というか、考えるのがだりぃっす」
「おい待て。抱月、口調が乱れてるぞ?このお話が始まってから一回目の出会いなんだから、いつもの態度でいてもらわなきゃ困るんだよ!」
「メタ発言はよしてください」
あれ?コイツいつもはボケてばっかりなのになぜツッコミにまわってるの?
キャラ乱れまくっててどうしようもねえな。
いや、本当は謎キャラで、考えてることがわからなくて、ボケまくってるんだよ?
「さて、私は教室に戻ります。読んでる本が良いところなので」
「よくここに来たな」
「阿良々木さんが妹と戯れてるんです」
「こら、何の本読んでるか分かっちまうじゃねえか!やめろ!」
このss消されないかなあ。
不安である。
「ではまた今日。時雨さん、今日はよろしくお願いします」
「よろしく、抱月ちゃん」
「怖いよあんたら・・・」
そのまま抱月は教室から出ていった。
阿良々木さんが妹と戯れてるシーン・・・。あれか、歯磨きのあれか。
・・・あれはあかんて。アニメの描写もなかなかのものだったし。
「あ、凛ちゃん。次はお楽しみの{体育}だよ!」
「あ・・・」
私は、考える前に走っていた。
体育館にではない。
保健室だ。
「捕まえた」
時雨に掴まれた。時雨の方を見た。
怖い。めっちゃ怖い目でこっちを見てる。
「まさか、優等生の凛ちゃんが体育を休むはずない、よね~?」
「は、はい・・・」
怖すぎる。いつから時雨はこんなに眼光鋭くできるようになってたんだ!?
そう、私が保健室に走った理由(行けなかったけど)、それは、大の体育嫌いからくるものだったのだ。否、私は体育できないのだ。
健康的問題ではなく、とことん運動音痴なのだ。
だから、保健室に逃げようとしたのだ。
「ほら、運動着に着替えよう」
「・・・」
「ね?」
威圧的だ。時雨がこれから私をいろいろしようとしてるって言って裁判に訴えたら、通るかも知れないくらいだ。
そんな訳で、私の地獄が始まった。。。
__________
「そうですねえ。やはり時雨先輩や抱月先輩のように、モンハンでいいんじゃないでしょうか?」
放課後。私は部活に行く途中の優灯を捕まえて話を聞いている。
というか、みんな適当に決めてないだろうか・・・。
「いやいや、それほどではありません。あくまで私は先輩方の意見を尊重してるだけです」
優灯は、今年入ってきた一年生。キリっとした黒目。大人な雰囲気だ。実際大人。そして、中学時代まで水泳をやっていて、プールの塩素によって髪の色素が抜けてたが今は中途半端に色が戻ってきていて、茶色と黒が入り混じっている。それに気付いてしまった中学生時代の優灯は・・・。中学の名に合った、厨二病を発症したのである。今でこそ治りかけているものの、たまにイタい発言をする。
「後輩は、
「無茶してルー語使わなくていいから」
・・・前よりも変になった気がする。この後輩の将来は大丈夫なのか?
「じゃあ止めます。でも、本当にモンハンくらいがいいんじゃないでしょうか?」
「うん。私も薄々それでいいやって思ってた。ありがとう、わざわざ部活に行く途中で呼び止めちゃって」
「いえいえ、凛先輩のためなら部活なんてサボれますよ「サボるな!」
「まあ、そんな訳で、失礼します」
一礼して部室、即ち音楽室に向かう優灯。律儀だなあ。
そう、優灯は吹奏楽部だ。日々頑張っている。たまに時雨に教えてもらうらしい。時雨もすげえな。
・・・私には、あまり長所がないのかな。それもちょっと切なくはある。
さて、今日は生放送するし、早く帰るか。
「お、凛~。一緒に帰ろう?」
声は、結月のものだった。私は振り向かずともわかった。
私はそのまま親指を上に立てて横に突き出した。
おう、帰ろう。
つづく・・・。
御閲覧有難う御座いましたm(_ _)m 敬具。