束さんがヒロインで尚且つ白騎士だった場合の可能性について   作:銭湯妖精 島風

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設定の説明

本作の戦術機は原作マブラヴ オルタより かなりサイズが小さくなっています

ISが3mと仮定して、本作の戦術機は6mとなっており、オルタの約3分の1のサイズになっています

操作方法については、原作同様 管制ユニットによる操縦になっています

元々、間接思考制御なのでISの操縦と あまり変わらないかなと思います


一部例外を除きセカンドシフトとワンオフアビリティの機能は搭載しれていませんが、量子変換や搭乗者の事を学習して自己進化する機能等は搭載されています






フリーダイビング イン IS学園

 

 

 

静寂の暗闇で私は静かに時を待つ

 

私の名前は篠ノ之 束、歳は今年で19になる

 

〔ブルーコスモスからダイバーズ各機へ、第三次軌道降下作戦開始まで五分です。装備の最終確認を開始して下さい〕

 

 

作戦本部のオペレーター♀の声を聞いた瞬間、私の乗る戦術機 瑞鶴のスリープしていたシステムが再起動し各部ステータスが網膜投影され写し出される

 

「ヴェアヴォルフ1、了解」

 

表示されている ありとあらゆる物に目を通し最終確認をする

 

機体ステータス、推進剤残量、携行武装の状況と安全装置の確認等 様々ある

 

私達が住む この地球は今、種の存続を掛けた戦争の真っ只中にある

 

人と人が争う遊戯なんかしていられない程に奴等は圧倒的な物量で押し寄せ全てを破壊して行く

 

人類に敵対的な地球外起源種、英訳して その頭文字を並べBETAと名付けられた奴等は私と親友が宇宙に希望を抱いていた5年前、最初の個体群が中国に落着したが最初は只の隕石と思われていた

 

数日で奴等は最初のハイヴを建造し、更に数日後には第1次大規模進行を開始、瞬く間に周辺は更地となった

 

軍は人員を総動員しBETAの対処に当たったが、余りの圧倒的な物量に押され地上戦力の半数以上を損失、空爆による殲滅も対空戦力のレーザー属種により撃墜された

 

兵士の誰もが諦めた時、白い甲冑の様な何かを纏った少女が現れ、レーザー属種の攻撃を掻い潜りBETAの地上戦力の間をすり抜けながら、その手に持つ大剣と突撃砲で殲滅して行き、その悉くを討ち滅ぼした

 

彼女の戦果により空爆は成功し、人類は辛うじて奴等の進行を阻む事が出来た

 

後に白騎士事変と呼ばれる出来事があった日、ISは世界へ発表され、親友の想いの結晶は宇宙(ソラ)へと向かえず、その身を兵器へと変貌させてしまった

 

タイミングが悪かったんだ と彼女は苦笑していたが私には無理をしているのが分かっていた

 

それから世界連合軍が設立し世界各国が力を合わせBETA対策を取り、IS発表の1年後にはISの発展機 戦術歩行戦闘機、通称 戦術機が完成し

 

最初の戦術機F-4 ファントムが各国へ配備され、その国々で様々な現地改修が施されて行った

 

日本では近接戦闘を重視した改修がされ、名をファントムから撃震へと変え、落着したBETAや大規模進行をしてきたBETAを悉く阻んで行った

 

そして私も戦術機搭乗者 通称 衛士となり1日でも早く奴等を絶滅させる為に軍学校を卒業し戦場へ身を置いている

 

あの日、白騎士を纏い戦場へ身を晒した私のケジメだと思っている

 

「ヴェアヴォル1 フ最終確認終了、異常無し」

 

全ての情報に目を通し最終確認を終え、私は・・・私達は その時を待つ

 

〔ブルーコスモスよりダイバーズ各機、本作戦では事前に通達した通り新型の軌道爆撃弾頭弾の実戦テストが行われます。その効力によってはアナタ方の仕事は大分楽になると予想されます、それでは降下作戦開始の秒読みを始めます〕

 

オペレーターの言葉と同時にカウントダウンタイマーが表示され着実に減って行く

 

「ヴェアヴォルフ1よりダイバーズ各機へ・・・行こう、私達の力を奴等に見せてやろう!!」

 

私の言葉に仲間が賛同し声を上げてくれる

 

〔ブルーコスモスよりダイバーズ各機、重金属雲の発生を確認しました。スケアクロウ投下10秒後に作戦開始です・・・スケアクロウ投下開始、9、8、7〕

 

よいよ時間がやって来た、さぁ行こう奴等に痛い目を見せる時だ

 

〔ブルーコスモスよりダイバーズ各機、第三次降下作戦開始します。新型爆撃弾頭弾の発射は約30秒後に開始されます、御武運を〕

 

ガタガタと大気圏再突入殻、通称リエントリーシェルが高軌道輸送機から切り離され目的地であるハイヴへと重力に引かれ墜ちて行く

 

〔ブルーコスモスよりダイバーズ各機、新型爆撃弾頭弾を射出します。約1分後に着弾予定、気をつけて下さい〕

 

「ヴェアヴォルフ1了解、20秒後リエントリーシェルをパージし自由落下に移行する」

 

キッチリ20秒後にリエントリーシェルをパージしフリーフォールを始め、データリンクを確認しておく

 

「・・・来た」

 

視界の端に黒光りするミサイルの様な形をした新型爆撃弾頭弾を見つけ目で追っていると加速しているのか直ぐに重金属雲の中に消えて行き、少しして予想を遥かに超える衝撃波を感じる

 

〔ブルーコスモスよりダイバーズ各機、新型爆撃弾頭弾の直撃を確認、安心して残党狩りを楽しんで下さい〕

 

どうやら新型爆撃弾頭弾は優秀らしい

 

「ヴェアヴォルフ1了解、これより重金属雲に突入する」

 

重金属雲の中では碌に通信が出来ないのは仕方ないとは言え、少し不安になる

 

特にくすんだ銀色をしている筈の重金属雲が、やや紫色に染まっているから尚更不安を誘う

 

とはいえグタグタと言っている暇は無いので腹を括り重金属雲に突入する

 

 

その際パチパチと静電気が発生しているが、いつもの事なので無視して紫色の中を墜ちて行く

 

墜ちて行くのだが、予定の時間より長く雲の中を墜ちて行くので更に不安になる

 

「予定では、とっくに重金属雲を抜けてもいいのに・・・」

 

今日投入されている戦力なら重金属雲の厚さは通常通りの筈、だから抜けるのなら数十秒有れば足りる

 

だけど今だに重金属雲を抜けない上に高度の減りがおかしい

 

「あぁもう・・・こんな時に故障かなぁ」

 

カチャカチャと機器を弄り調子を伺っていると、漸く視界が開け重金属雲を抜けたのが分かった

 

「よし抜けた・・・あれ?」

 

高度計が正常に動いているのは確認出来たが、データリンクが切れたままになっていて、周りに仲間の姿が見えない

 

「そんな馬鹿な・・・爆発は聞こえなかった筈」

 

各計器は正常なので何がなんだか分からないけど、とりあえず降下を続ける

 

「下に見えるのもハイヴじゃ無いしなぁ」

 

本当に何がなんだか分からない、何でハイヴが無くなっているのかがサッパリ分からない

 

そんな事を考えていると、コアネットワークが強制接続されデータリンクが繋がる

 

表示された情報に目を通し、直ぐに行動を始める事にした

 

「何か内輪で揉めてる見たいだけど、無人機が暴走したのかな?」

 

追加装甲シェルツェンを前面に87式ライフルを構えて無人機が1機に有人機が2機へ加速して近付き、ある程度距離を詰めた所で無人機へ牽制射撃を行い注意を私へ向けさせ

 

「私は味方だから攻撃しないでね?」

 

私をロックオンした無人機の腕を見た瞬間、シェルツェンを更に展開し2枚重ね突っ込んだ瞬間、大口径のビームがシェルツェン越しに私に当り1枚目が溶解し2枚目が溶解ギリギリで耐えた

 

私はシェルツェンと87式ライフルを投げ捨て、雪片を展開し

 

「覇っ!!」

 

一気に近付き無人機の右腕を切り落とし勢い そのままに前転し武装担架に牽架してあった長刀を左手で抜刀する勢いを使い右脚を切り落とし

 

「疾っっ」

 

着地した瞬間にジャンプユニットを使い無理矢理横回転のチカラを生み出し、コアを傷付けない様に無人機を輪切りにしてクルクルと数回 回った後、停止し

 

「大丈夫かい?あれ?」

 

雪片を収納し、長刀を牽架しながら有人機の2人に声をかけるが、私は疑問を感じて とりあえず瑞鶴から降りる事にした

 

プシュゥと空気が抜ける様な音と共にロックが外れ、私は開いたハッチから外に出て

 

「何で、いっくんがいるの?と言うか、2週間で大分成長したね?」

 

つい2週間前に休暇で帰省した時には、こんな身長高くなかった、うん少なくとも私よりは小さかった。だって小学生だし

 

「た、束さん!!?え?なんで!?」

 

彼も彼で、かなり混乱している様で質問返しをして来たので

 

「質問を質問で返すのはナンセンスだよ?いっくん、とりあえず・・・此処は何処かな?」

 

「え、あ〜・・・IS学園ですよ。束さん」

 

「IS学園?ふむ?」

 

私の指摘に動揺しているのか いっくん はシドロモドロと答えてくれるが、私は聞き覚えの無い単語に首を傾げる

 

IS学園、つまりISを学ぶ為の学び舎。そんな物が出来た何て聞いた事が無いからだ

 

「まぁいいや、私には何が何やら分からないよ。はぁこんな時に、ちーちゃんがいてくれたらなぁ」

 

私って頭は悪く無いんだけど身体を動かす方が性に合ってるんだよねぇ

 

ちーちゃんの頭脳はスパコンを凌駕してるから頼りになるから頼ってたんだけど、通信繋がるかなぁ

 

「え?わ、分かった。束さん、大人しく俺について来て貰えますか?」

 

いっくん は何処からかの通信を聞き私へ提案してくる

 

「ん?いいよ?待ってね?今仕舞うから」

 

瑞鶴に触れ待機状態のドッグタグにして首から掛け、量子変換の応用で斯衛軍の軍服を身に纏い

 

「お待たせ、いっくん」

 

「こっちです、鈴また後でな」

 

ISを解除した いっくんは、もう1人の娘に声を掛けて私の案内をする為に歩み始める

 

何か今日は色々と予想外の事が続くなぁ

 

願わくば、もう厄介事が起こらない様に願いたい

 

 






とりあえず予定分まで付け足編集しました



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