魔法少女リリカルなのは 軌跡を探して   作:にこにこみ

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143話

 

 

「はあ……何やってんだか……」

 

ソーマ達がノンストップで突っ込むのと、その後アリサに説教されるのを眺め。 採点をするため待機場所に移動する所で通信を切り、イスに深く座り込んで嘆息する。

 

「ふふ、スバルちゃんとティアナちゃんと組んだからかな? 2人の意外性が上がった気もするよ」

 

「そもそも、アイツらは単独で戦うのが得意たがらなぁ」

 

「冗談……とは言えないか。 ソーマ達には本当の意味で、チーム戦を教えていなかったからな」

 

すずかから受け取った紅茶を一口飲みながら、アギトの言葉に少し同意する。 あの2人の場合……強大なグリードを倒す時は、強力な魔法を交互に出して倒すのがセオリーだったからな。 どうしても単独で戦うことに慣れておりチームで戦うのは苦手のようだ。

 

「さて、俺達もそろそろ行こうか」

 

「うん。 試験の結果は……まあ、残念だと思うけど……」

 

すずかがにべもなく事実を言うが、無駄に取り繕っても結果は変わらない。 席を立ち、待機場所に向かった。 到着すると2人が座っており、こちらに気付くと立ち上がった。 ここで敬礼しないあたりが異界対策課らしいな。 残りの2人はなのは達が担当し……一旦座らせ、話を切り出す。

 

「さて、結果を発表する前にお前達には聞いてもらいたい事がある」

 

「私達に、聞いて欲しい事ですか?」

 

俺は、今から4年前に起きた航空火災事故について、要約して語った。 なのは達も同様にスバルとティアナにこの話をするだろう。

 

「ーーそんな経緯で、八神二佐は新部隊設立の為に奔走。 4年程かかってやっと一歩踏み出せた……という事なんだ」

 

「部隊名は時空管理局本局、遺失物管理部……機動六課だ」

 

「登録は陸士部隊。 フォワード陣は陸戦魔導師が主体で、特定遺失物の捜査と保守管理が主な任務だ」

 

「遺失物……ロストロギアの事ですね?」

 

「そうだよ」

 

ソーマの質問に、すずかが答える。 だがソーマはまだ疑問を残している。

 

「それで、何故そんな話を僕達に?」

 

「ああ、まあ簡単な話……2人には機動六課のフォワードに入ってもらいたい」

 

『え……』

 

突然の事に、2人は呆然と驚く。 まあ、そうなるよな。

 

「厳しい仕事にはなるけど……濃い経験は積めると思うし。 ソーマ達にはあんまり関心がないと思うけど、昇進機会もある……どうする?」

 

「え、それは……」

 

「これは強制じゃない。 断っても今まで通り対策課の仕事をするだけだけど……俺達は六課に出向するけどな」

 

「あ、それでユエさん達を正式に対策課に入れて。 少人数の新人を迎え入れて、あの制度を作ったんですね?」

 

「さすがサーシャ、話が早えじゃねえか」

 

とはいえ、やはりまだ納得はしないか……

 

「……俺達、異界対策課は市民の要望を答え続けて今の形になって、今の形でやって行くだろう。 だが、このままいいのか?」

 

「え……」

 

「このまま、根本的な解決にならないまま異界対策課は続けていいのか……そう言う意味でも考えみて欲しい」

 

「ーーま、今はとりあえずそれは後でいいでしょう」

 

「あ、アリサちゃん」

 

ちょうどそこに、試験の採点を終えたアリサがやって来た。

 

「試験の結果を発表するわよ」

 

それを聞き、2人の表情は真剣な物に変わる。

 

「両名、技術は問題なし。 しかし、危険行為や報告不良は見過ごせる限度を超えているわ」

 

いつも通りに、アリサは事実を淡々と答える。 ソーマとサーシャは見るからに沈んで行っている。

 

「理由は、答えなくても分かるわね?」

 

「……はい……」

 

「よって、両名不合格……なんだけど」

 

「え……?」

 

「あなた達の魔力値や能力を考えると、次の試験までの半年間Cランク扱いにするのは返って危険と判断するわ。 これは試験管と高町一等空尉との共通見解よ。 もう片方の両名も同じ……よって、特別講習に参加するための申請用紙と推薦状よ」

 

アリサは2人の前に必要な書類を置いた。

 

「これを持って空域武装隊で3日間の特別講習を受ければ、4日目に再試験を受けられるわ」

 

「えっと……」

 

「来週からみっちり鍛えられて、少しはチームメイトの把握とルールを遵守を覚えてきなさい」

 

「対策課は気にするな。 おめえらがいなくても問題ねえからな」

 

『ありがとうございます!』

 

2人は嬉しそうな顔をすると、お礼を言って頭を下げた。

 

「それと合格までは返事は保留でいい。 よく考えて決めてくれ」

 

『はい……!』

 

ソーマとサーシャは元気よく返事をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レンヤさん達との説明も終わり、一度落ち着こうとサーシャとこの施設の中庭に向かっていた。

 

「なんだか色々あり過ぎて頭がこんがらがっちゃうよ……」

 

「へえ、サーシャでも混乱するんだ?」

 

「……酷いよ、ソーマ君……」

 

「いや、違う違う。 サーシャって神様のいうとおりとかホルスとか、僕の分からない事をいっぱい作っているからさ。 そんなサーシャでもって……」

 

「なるほど……」

 

落ち込んだと思ったらあっさり気を保ったサーシャ。 ホント、メンタル弱いね……そう思っている間に中庭に着くと……

 

「な・に・よ! 言って欲しかないわよ! バカ言ってんじゃないわよ!」

 

「きゃああ!? 痛い痛い痛い! ギブギブギーブー!」

 

「ふんっ!」

 

「あいて〜〜……」

 

ティアがスバルのお尻を抓っていた。

 

「何やってるの……2人共」

 

「あ、ソーマとサーシャ。 そっちも話は終わったのー?」

 

「うん。 もしかして、2人も六課に?」

 

「ええ、誘われているわ。 それにしても……」

 

ティアは僕とサーシャを見て、なぜかため息をついた。

 

「なんでアンタ達は私服なのよ?」

 

そう、僕達が今着ている服は管理局の制服ではなく私服……仕方ないとはいえ、ここにいるとやはり目立つ。

 

「そう言われても……最初っから異界対策課だったし……」

 

「異界対策課は基本、私服ですから」

 

「いいなぁ。 私服で仕事が出来るなんて天職だよ〜」

 

「アンタなんかに異界対策課が務まるわけないでしょ。 グリードを倒せる倒せないはともかく……アンタに依頼が出来るとは思えないわ」

 

「そんなことないよ! ね、ソーマ! 依頼ってどんなのがある!?」

 

目を輝かせながらスバルは興味津々に聞いてくる。

 

「そうだなぁ……基本、人助けみたいな物だから。 スバルでも出来ると思うよ」

 

「でも、1日10件以上は受ける事になるよ」

 

「…………やっぱり辞めよっかな、異界対策課………」

 

「アンタって子は……」

 

仕事量を聞いて、スバルはあっさり引いた。 ティアも呆れている。

 

「それで話を戻すけど、どうするの? 機動六課の話」

 

「僕は、そうだなぁ……魔導師としても、武芸者としても上を行くレンヤさんに指導を受けて、もっと強くなりたいから……かな?」

 

「あはは! それ私も! 私もなのはさんに色んな事を教えてもらって、もっともっと強くなりたい!」

 

「私は……執務官の夢、最短距離で行きたいから、かしら?」

 

「あうあう、皆さん明確です……」

 

「サーシャはないの?」

 

スバルに聞かれ、サーシャはワタワタした後……深く考え込んだ。

 

「……私は、分からないです……分からないから、探しに行くために六課に行きたいです。 それじゃあ、ダメかな?」

 

「ううん! 全然大丈夫!」

 

「目標を見つけるため、それも立派な動機だよ」

 

動機なんて、基本なんでもいいのかもしれないけどね。

 

「それにいいよねー、2人は個人で一人前扱いされて。 私なんかティアと合わせて一人前なんだもん!」

 

「あ、スバル。 それ言ったら……」

 

だが、時すでに遅し。 またもやムカついたティアが一瞬でスバルの背後に回り……

 

「そ・れ・を・言うな! メッチャクチャムカつくのよ! 何が悲しくて、アタシはどこ行ってもアンタとコンビ扱いなのよ!」

 

「痛い痛い痛い! ごめんなさい、ティアごめんなさ痛ーい……!?」

 

ティアはスバルの背にのしかかって頰を思いっきり抓った。 ちなみに、最初は僕も入れてトリオ扱いだったりする。 これってもしかして、トリオ再結成?

 

「ふん! まあいいわ。 上手くこなせれば、アタシの夢への短縮コース……アンタのお守りは御免だけど。 ま、我慢するわ」

 

「ふふ、ティアナちゃんったら……」

 

「相変わらずだね」

 

ティアのツンデレが面白く、僕達3人は嬉しそうに笑い。 ティアは変わらずツンケンしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4人の楽しそうな光景を、離れた場所でなのは達が見下ろしていた。

 

「あの4人は、まあ入隊確定かなあ?」

 

「だね」

 

「あの2人なら来ると思ったわ」

 

「なんや、なのはちゃんとアリサちゃん、嬉しそうやね?」

 

嬉しそうな表情をよく見るようにはやては2人の顔を覗き込む。

 

「2人共、育て甲斐がありそうだし。 時間掛けてじっくり教えられそうだしね」

 

「今まで教導する機会もなかったし、これを機ににね」

 

「あはは、それは確実や」

 

なのはとアリサの教導官として、4人はやり甲斐がありそうな人材のようだ。

 

「新規のフォワード候補は……後3人だっけ? そっちは?」

 

「2人は別世界。 今、シグナムとルー子が迎えに行ってるよ」

 

「ーーなのは、はやて!」

 

奥から報告が終わったフェイトとリインとレンヤがやって来た。

 

「待たせたな」

 

「お待たせ」

 

「お待たせですぅ!」

 

リインはフェイトの肩から飛ぶと、はやての隣に停止した。

 

「ほんなら次に会うんは、六課の隊舎やね」

 

「皆の部屋、しっっかり! 作ってあるですよ!」

 

「うん!」

 

「楽しみにしている」

 

「期待してるわ」

 

「それじゃあ、また後でな」

 

はやてとリインとアリサはまた別の用事を済ませに行き、なのはとフェイトとレンヤはそれぞれ隊に戻ろうとした。

 

「うーん、さて。 それじゃあ隊に帰ろうかな?」

 

「私、車で来ているから中央まで送って行くよ。 レンヤはどうする、一緒に乗って行く?」

 

「ああ、お願いするよ。 新車がまだ出来てないからな」

 

「あはは、またすずかちゃんの凝り性だね」

 

半年前にレンヤは個人的に対策課にある車と同型の車の開発をお願いした。 が、半年たった今でも完成してなかった。 外側すでに終わっているそうらしいが……

 

ピリリリリ♪

 

その時、レンヤのメイフォンに着信が入ってきた。 相手はどうやらアリシアのようだ。

 

「はい、神崎 蓮也です」

 

『あ、レンヤ? 試験はもう終わった?」

 

「ああ、今からフェイトに送もらうつもりだ」

 

『そっか。 こっちも引継ぎの準備は出来ているよ。 レンヤが来ないと進まない仕事もあるんだから、寄り道しないで帰って来てよね?』

 

「分かってるよ」

 

『それじゃあ、また後でね』

 

通信を切り。 その後、フェイトの車に乗り込み。 車を走らせながら残りのフォワードの情報を見ていた。 ちなみにこの車もすずか製だったりする。

 

「へえ、本当にこの子達なんだねえ、フォワード候補」

 

「まだ子どもだから、ちょっと……心配なんだけどね?」

 

「だが、能力的には問題なし。 将来が有望だな」

 

「まあ、私の隊だし。 一緒なら少しは安心かなって」

 

「ていうか、俺達もこれより前から戦っているよな? そこまで過保護にしなくても……」

 

「レンヤは分かってないよ。 もし、ヴィヴィオがこうなったら……どう思う?」

 

「断固拒否!」

 

即答である。 先まで言っていたことはどこに行ってしまった。

 

「あ、あはは……レン君もフェイトちゃんも似た者同士だね」

 

それは、なのはにも言える事だが……2人はそれをあえて言わなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミッドチルダ中央区画、クラナガン中央ターミナルーー

 

人の往来が盛んに行われている中、1人の赤髪の少年が誰かを探すように辺りをキョロキョロしたり、腕時計を見ていた。

 

「えっと……あ!」

 

その時、エスカレーターから地上の茶色い制服の上にコートを着た長身で髪をポニーテールにしている女性と、少年と同年代の紫髪の少女が降りて来た。 少年は女性に見覚えがあり、すぐさま前に出て敬礼した。

 

「お疲れ様です! 私服で失礼します! エリオ・モンディアル三等陸士です!」

 

「ああ、遅れてすまない。 遺失物管理部、機動六課のシグナム二等空尉だ。 長旅ご苦労だったな」

 

「いえ!」

 

少年……エリオはかなりかしこまった感じでシグナムと話す。 と、シグナムの横からひょこりと出て来た少女がエリオに近付いた。

 

「ふうん? あなたがエリオ君?」

 

「は、はい……」

 

「私はルーテシア・アルピーノよ。 よろしくね、エリオ君!」

 

「は、はあ……」

 

敬礼していた手を掴まれて握手するが、突然の事にエリオは困惑する。 そしてシグナムは1人足りないのに気付き、辺りを見渡した。

 

「もう1人は?」

 

「は、はい……まだ、来てないみたいで……あのーー」

 

「なら私とエリオ君とその子を探しに行くわ。 いいわよね?」

 

「ああ、もちろん。 エリオ、君にも頼んでいいか?」

 

「は、はい!」

 

エリオのルーテシアは探し人の名をキャロ・ル・ルシエと教えてもらい。 早速その少女を探しに行った。

 

「ルシエさーん! ルシエさーん! 管理局機動六課新隊員のルシエさーん! いらっしゃいませんかー!?」

 

「……どんな探し方よ……」

 

ルーテシアはエリオの探し方に疑問を持った時、ルーテシアのポケットから黒い球が飛び出し、肩に乗って展開した。

 

(キョロキョロ)

 

「ガリュー、どうかしたの?」

 

「ルシエって……ええっ!? な、なんですか……それ?」

 

「それとは失礼ね。 この子はーー」

 

「はーいっ! 私です!」

 

『ん?』

 

上から返答が聞こえ、フードを被った民族衣装のような服を着ている少女が慌ててエスカレーターを降りて来た。

 

「すみません!遅くなりましたー!」

 

「あの子……」

 

「ああ、ルシエさんですね? 僕はーー」

 

「きゃあっ!?」

 

エリオが自己紹介をしようとした時、少女は足を踏み外し転倒してしまう。

 

「あっ!?」

 

《ソニックムーブ》

 

「えっ!?」

 

エリオはとっさにソニックムーブを発動、驚愕するルーテシアを置いて高速移動。 エスカレーターの壁を蹴るように人混みをかき分けて進み……転倒しそうになった少女受け止めた。 そのまま2人は上階に行ったが……

 

「うわっ……!?」

 

「きゃああああ!?」

 

着地に失敗してバランスを崩し、結局転倒してしまった。

 

「あいててて……す、すみません。 失敗しました」

 

「い、いえ。 ありがとうございます。 助かりました………ん?」

 

少女の視線が下を向き、つられてエリオも視線を下に向けると……エリオの両手は少女の胸にあった。

 

「あ…………」

 

「あ、すみません。 今どきます」

 

「あ! あの、こちらこそすみません!」

 

「……ひゅう、エリオ君のラッキースケベー」

 

いつの間にエリオの隣にしゃがんでいたルーテシアが、ニヤついた顔でエリオを見ていた。

 

「わっ!? ル、ルーテシア!? ち、違うんだ! これには訳が……!」

 

「???」

 

必死に弁明するエリオだが、当の本人はまるで何も分かっていない……その時、少女の持ち物であるバックが動き始め……

 

「キャルー」

 

「あ、フリードもごめんね。 大丈夫だった?」

 

「キュクルー!」

 

無事を現すように、小さな竜……フリードは翼を羽ばたかせて飛んだ。

 

「竜の、子ども?」

 

「あの、すみませんでした。 エリオ・モンディアル三等陸士ですよね?」

 

「あ、はい!」

 

「初めまして。 キャロ・ル・ルシエ三等陸士であります……! それから、この子はフリードリヒ。 私の竜です!」

 

「キュルーー!」

 

少女……キャロは敬礼しながら名乗り、フリードはキャロの膝に乗ってひと鳴きした。

 

「へえ、可愛いわね」

 

(コクン)

 

「えっと、それであなたは……?」

 

「ああ、私はルーテシア・アルピーノのよ。 こっちは私の友達のガリュー、よろしくね、キャロ」

 

(ペコリ)

 

自己紹介をし、ルーテシアの差し出された手の上に乗っているガリューはお辞儀をして挨拶した。

 

「わあっ……! 可愛い!」

 

「あ、そうだ……ルーテシアは管理局員なんだよね? 所属と階級は……」

 

「……そう言えば聞いてない」

 

「ありゃ、しまったな……私のいた所じゃ階級なんて関係ないし、言う必要もなかったら忘れてたよ」

 

「言う必要がない? それって一体……」

 

困惑するエリオとキャロ。 そんな2人を見てルーテシアは苦笑し、口を開いた。

 

「私の階級は三等陸士。 所属は今度から機動六課になるけど……以前は異界対策課にいたんだ」

 

(ビシッ!)

 

「………え」

 

「異界、対策課?」

 

「キュクル?」

 

ルーテシアは所属を答え、ガリューはなぜか胸を張る。 そして所属を聞いた2人は呆けながら固まっている。 フリードも小首を傾げており……

 

『えええーーーっ!?』

 

2人の絶叫が響いた。 それは異界対策課の名がかなり知れ渡っている証明でもあった。 と、2人が叫んだ拍子に、キャロの懐から1枚の写真が落ちてきた。

 

「あっ!」

 

「これは……写真ね」

 

ルーテシアが写真を拾い、そのまま写真を見た。 写っていたのは今よりさらに幼いキャロと、栗色の髪をした少女だった。

 

「あら、キャロがさらに小さい時の写真ね」

 

「……うん。 7年前の写真なの」

 

「と言うことは3歳くらいだね。 この子とは仲良しなんだ?」

 

「……う、うん」

 

エリオの質問に、キャロは歯切れの悪い返事をした。 それにルーテシアは察して話を変えた。

 

「……さて、それじゃあシグナムも待っている事だし。 早く行くとするわよ」

 

「あ、うん。 そうだね」

 

「よ、よろしくお願いします」

 

(……写真に写っていた女の子……どこかで……)

 

ルーテシアは写真の少女が記憶に引っかかるが、結局よく分からず。 シグナムの元に向かった。

 

 

 

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