きんいろモザイク~こいいろモザイク~   作:鉄夜

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それぞれの夏休み編
第6話 夏休みの計画。


土曜日

 

工藤家

 

ピンポーン

 

「はーい。」

 

チャイムの音が聞こえると、エレンと遊びに来ていた陽子が玄関まで歩いていき、扉を開く。

 

「おいーっす。

いらっしゃーい。」

 

「みんな、おはよう。」

 

エレンと陽子がそう言うと、忍、アリス、

カレン、綾、賢治、蓮、隼人は挨拶を返す。

 

「おはようございます。

エレンくん、陽子ちゃん。」

 

「おはよう、エレン、ヨーコ。」

 

「おはようございマース!」

 

「おはよう、エレン、陽子。」

 

「どもっス。」

 

「オッスオッス。」

 

「おはよう。」

 

皆はエレンの家に入ると、リビングに通される。

 

蓮はソファーに寝転がり、賢治はテーブルの前に座る。

 

「ふーっ、いつ来てもここは涼しいな〜。」

 

「エレン、この家は客人に茶も出さないんスか?」

 

「帰ってどうぞ。」

 

「ヨーコ、マリーはいないんデスか?」

 

「部活だよ。」

 

三人がそんな会話をしていると、アリスが聞く。

 

「ねぇ、エレン。

今日はなんで私たちを集めたの?」

 

「あー、実はある人たちに頼まれてな。」

 

「ある人たち? 」

 

首をかしげるアリスの横で、忍と綾は微笑みながら言う。

 

「この時期ですと、アレですかね。」

 

「確実にアレね。」

 

アリスはさらに首をかしげる。

 

「ハヤト、アレって何?」

 

「まぁ、すぐわかるさ。」

 

ピンポーン。

 

「お、来たかな。」

 

チャイムが鳴りエレンが玄関に向かう。

 

そして、客人を連れてリビングに戻ってくる。

 

「やっほー、みんなー。」

 

「・・・よう。」

 

エレンとともに入って来たのは、雅人と零士だった。

 

「桐谷先生!それに・・・」

 

「ダーリン!」

 

突然のことに、アリスは驚き、カレンは零士にひっついた。

 

「こらバカ!ひっつくな!みんながいるんだぞ!」

 

「あー、大丈夫ですよ零士さん、もうみんな知ってるんで。」

 

「・・・まじで?」

 

エレンの言葉に、零士は唖然とする。

 

アリスは陽子に聞く。

 

「ヨーコ、なんで桐谷先生と冴島先生が来たの?」

 

「マサ兄とエレンが親戚同士なのは知ってるだろ?」

 

「うん、前に聞いた。」

 

「それつながりでちっちゃい頃から、私達は遊んでもらってるんだよ。」

 

陽子の説明に綾が続く。

 

「それで長期休暇に入ると泊りがけで遊びにつれていってくれるんだけど、

多分今日はその行き先を決めるんじゃないかしら。」

 

「Exactly、そのとうり、さすが綾。」

 

綾の説明に、雅人が楽しそうに言う。

 

「え、じゃあなんで関係の無い私やカレンも呼ばれたの?」

 

「いやぁ、今回はアリスちゃんとカレンちゃんも連れていきたいと思ってね。」

 

「え?私達も行っていいの?」

 

「もちろん、二人だけ仲間はずれなのは嫌でしょ?」

 

「まぁ、カータレットはともかく、九条は親の了解がいるだろうがな。 」

 

零士がそういった瞬間、カレンが携帯を掲げて叫ぶ。

 

「OK貰いまシタ!」

 

「早いな!」

 

「ダーリンも一緒って言ったら即答でシタ!」

 

「おい!何言ってんだ!」

 

「ちなみにダーリンが学校の先生ってママは知ってマス!」

 

「なんでお前の母親そんなに恋愛に対してアクティブなの!?」

 

「むしろ『不束な娘ですがお願いします。 』

と伝えて欲しいと言われまシタ!」

 

「やめろ!外堀を埋めるな!」

 

「早く結婚した方がいいんじゃないか。」

 

「殴るぞエレン!」

 

そんなやりとりを見て雅人は笑って言う。

 

「まぁ、この間はいろいろあったし、その労いも兼ねてみんなで遊びに行こうってことさ。」

 

「いろいろ?

なにかあったの?」

 

アリスが首をかしげる。

 

「あはは・・・」

 

陽子は引きつった笑みを浮かべ、

 

「//////」

 

「//////」

 

綾と賢治は見つめ合い、顔を赤くする。

 

「あー、そっか!

賢治と綾がカップルになったこと?」

 

「そ・・・そうそう!」

 

「その通りよアリス!」

 

「でもなんで労う必要があるの?」

 

「そ・・・それは・・・」

 

アリスへの返答に、綾が困っていると、

 

カレンがアリスの肩にポンと手を置く。

 

「いろいろあるんデスよ、アリス。」

 

カレンの言葉にアリスは再び首をかしげる。

 

「まぁ、できればマリーも交えて話したいんだけどね。 」

 

「勝手に決めといていいっていってましたよ。」

 

「そう、それじゃ、始めようか。」

 

#####

 

「さて、行く場所を決めるって言っても、大体の場所は決まってるんだよね。

皆、海と山どっちがいい?」

 

「それは勿論・・・」

 

雅人の問いに陽子が口を開く。

 

「海だろ。」

 

「山デス!。」

 

陽子と同時にカレンがそう言った。

 

「・・・」

 

「・・・」

 

二人は無言で睨み合う。

 

「いやカレン、夏と言ったら海だろ。

確かに山もいいけど、暑い日は海で遊ぶのが醍醐味だろ。」

 

「暑いからこそ山に行くんデスよ陽子!

人が山に登るのはそこに山があるからなんデスよ!」

 

「ぐぬぬ、反論できない!」

 

「納得すんのかよ。」

 

零士が陽子にツッコンだ。

 

「とにかく海だ!」

 

「山です!」

 

「海!」

 

「山!」

 

「もう、二人とも落ち着いて。」

 

ここで綾が仲裁に入る。

 

「ここは間をとって家って言うのはどうかしら!」

 

「どことどこの間だよ!」

 

インドア発言をした綾に陽子がツッコンだ。

 

「ていうかあの2人だけで決める勢いだけどいいの。」

 

「俺は別にいいですよ。」

 

エレンの言葉に言い争っている2人以外が同意する。

 

「それならいいけどさ。」

 

雅人はそういうと陽子とカレンの方へ視線を戻す。

 

「よしカレン!こうなったらジャンケンで決着をつけるぞ!」

 

「望ところデス!」

 

ふたりはそう言ってにらみ合うと。

 

「「ジャン、ケン、ポンッ!」」

 

陽子がグーを出し、カレンがチョキを出した。

 

「山です・・・山がいいんです・・・。」

 

机に突っ伏して泣きながらそう言ったカレンの頭に陽子はポンッと手を置いた。

 

「しょうがないなー、じゃあ山でいいよ。」

 

「フジヤマー!」

 

「それは無理!」

 

そのやりとりを見ていた雅人が笑っていう。

 

「決まったみたいだね。」

 

「で、いつ行くんですか?」

 

「うーん、そうだねぇ。

みんなが夏休みの宿題やったりする時間もいるし、終業式の二週間後ぐらいかなぁ。」

 

「ま、細かい予定とかはこっちで決めるから、今日は解散だな。」

 

「じゃあね。」

 

雅人たちは帰っていった。

 

「そんじゃあ俺達も解散するか。」

 

「そうっスね。」

 

エレン達も解散し帰っていった。

 

 




雑な終で申し訳ないです。

さて、次回から本格的に夏休み編に入りますが他作品からのちょっとしたクロスオーバーを予定しています。
タグにもクロスオーバーを追加するつもりです。
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