「織斑先生、この後のクラス代表の選出はいつぐらいから始めますか?」
「あぁ、すまない、伝えてなかったな。終了の十分前には切り上げてクラス委員を決めようかと思っている。」
「わかりました。ありがとうございます。」
そういって教壇から離れる。
「山田先生、毎年、織斑先生はこんな感じなんですか?」
「いえ、毎年はこんな厳しくはないのですけど、今年は少し厳しいですね。やっぱり弟さんが入ってきたっていうのが大きいんじゃないですかね。」
「やはり織斑先生も人の子ですか。」
「突然どうしたんです?こんなこと聞いて。」
「いえ、ISに関することを学びに来ているとはいえ、高校生相手にいうことが少し厳しい気がしたので。」
「あぁ、それはおそらく教員全員が感じていることだと思いますよ。」
「ふむ、できれば例年通りにやってほしいですけど唯一の肉親が関わるとなると、冷静でいられなくなることも多くなると思うのでそこら辺は、我々で如何にかするしかないですかね。」
「それでもあの人はちゃんとしてますから大丈夫ですよ。」
「…そうですね」
そんなことを話しているとチャイムが鳴り六時間目が始まる。
予定道理ならあと数分で授業を切り上げるはず…予定道理に行くみたいだな。
「今日はここで授業を終了する。質問があるものはHRが終わってから来てくれ。それでは、クラス代表を決める。質問があるものは。」
「先生、クラス代表って具体的には何をするのですか?」
「具体的には、再来週の末に行われるクラス対抗戦や生徒会の会議に出席してもらうことになる。候補者は自薦でも他薦でも構わない。誰かいないか。」
すると示し合わせたかのように一斉に手が上がる。さらに当てると帰ってくるのは他薦、しかも織斑の名前ばかり千冬も半分あきらめたかのように、閉め切ろうとすると、後列にいた一人が立ち上がった。
「納得いきませんわ!!このようことは認められませんわ!!大体にしてなぜ男が選ばれなくてはいけませんの?!男がクラス代表だなんて、とんだ恥さらしですわ!!大体、このような事は実力で決めることではなくて!?あなた方がその猿を推薦したのは物珍しいから、という理由でしょう!?なぜイギリスの代表候補である私を差し置いて、極東の雄猿を代表にしなくてはなりませんの!!この私に一年間恥辱を味わえということ!?これだからk「いい加減にしろ、お前は俺たちの国に戦争を吹っ掛けるつもりk「黙っててくださいまし!!大体にして貴方もここにいる理由がわかりませんわ。所詮は品のない人g「いい加減にしろと言っている、お前の目の前にいるのが男なら誰彼構わず喧嘩を仕掛けるのか?それは俺個人に対するものか?日本国在住のすべての男に対するものか?それとも、全世界に対する宣戦布告か?さぁ、どれだ、言ってみろ。言ってはなかったが、俺はここに来る前日本国の国防軍にいた。殴り合いにも自信はあるぞ。それでも俺とやるか?お前らが格闘訓練をしているのも知っている。しかしそれを考えたのは誰だ?女が男より優れている部分があるのは認める。しかしその逆もまたしかりだ。お前のような馬鹿が、人を、組織を、国をダメにする。お前達の惰弱な発想が人類を壊死させる。そんな事にも気づかないお前達が我々に勝つことができると?無理だな、勝つことはできない。ISを整備しているのは、全員女か?午前中に教えたはずだ、対IS用戦術があると。お前たちはまともに聞かなかったみたいだが、ヒントは与えたはずだ。それすらも気づけないようなら、今すぐここから出ていけ。ここにきて学ぶことに興味がないなら、本国に帰って毎日、訓練している方がましだろう、書類は書いてやる。その気がないなら今すぐ謝れ。ここにいる生徒の多くが日本国籍所持者だ。もちろん、そこで間抜け面さらしている馬鹿にも、だ。溜飲が下がらないなら、俺と一勝負してみるか?時間さえ確保できるならやってやらんこともないが、その前にクラス代表を決めなければな…そうだな、来週の土曜日ならどうだ、確か、第一アリーナが開いていたはずだが。そこで勝った方がクラス代表だ。文句はあるまい?織斑先生も、異存はないですね?」
「あぁ、それでいいだろう。」
やれやれ、これで当分は持つかね…
すると何を思ったのか織斑は
「ハンデとかってどうします?」
なんてアホみたいなことを言った瞬間、クラスの空気が凍った。
「おい、織斑。お前それは本当に言っているのか?」
「当たり前だろ。そうじゃなきゃこんなことは言わない。」
「…あきれ果てて、言葉も出ない。馬鹿だとは思っていたが、ここまで馬鹿だったとは、呆れを通り越して、尊敬の念すら抱くな。俺は言ったよな、男にも、女にそれぞれ優れていることがあると。一般的に射撃は女が、格闘は男が優れているといわれている。ある程度鍛え上げれば肩を並べることが出来るが、お前はどれくらいISを動かした?そこにいるアホ(セシリア・オルコット)に比べて、多いのか?お前がどれほどの能力があるかは知らんが、到底及ぶものではない。そして、俺はどちらかを優遇することはあまり好まん。ハンデなど以ての外だ。ルールは、こちらで決めさせてもらう。」
「….わかった」
「それでいい。そして、敬語を使え。」
「はい、わかりました。」
「オルコットもそれでいいな。」
「えぇ、かまいませんことよ。」
「織斑先生も構いませんね?」
「構わない。」
「織斑とオルコット以外で代表になりたい者はいるか?」
…如何やらいないみたいだな。
「それでは締め切りにさせてもらう。該当する二人は備えておけ。以上。」
やれやれ、これで一週間は安心して仕事ができる。にしても、オルコットは家が貴族だったか。もう少し、やんわりした物言いはできないのかね。このままじゃ早々に、此処をやめることになる気がするんだが、それは本人次第だからどうにもできないか。この後は、HR終わって…やべぇ、なんでかは知らんが嫌な予感してきた。ま、気にしたら負けだ。なるようにしかならないからな。そんなことを考えていると千冬が
「クラス代表の件はこれで終わりだ。今日は特に話すこともない。今日授業で習った内容は、一通り復習しておけ。暫定ではあるが織斑、号令をかけろ。」
「起ぃ立。気を付け。礼」
「「「「「ありがとうございました」」」」」
さて、職員室に戻るか
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