あれから俺は、零華の誘惑を乗り越えてミッチーから美味しいご飯を分けて貰って、放課後。いざ帰ろうとした時、零華に捕獲されてある部屋に連れて行かれた。
「さぁ、今日も生徒会の仕事を始めよう」
そう、俺にとっての監禁室である生徒会室。零華の奴は社長やプロデュエリストとゆう肩書き以外にも生徒会長の肩書きを持ってる。頭脳明晰、運動神経も良い、学校のマドンナ。そりゃ、選ばれますよ。それは良い、生徒会長に成れば生徒会の仕事で忙しいから俺は晴れて自由の身、なんて思ったことがありました。あいつ、生徒会長に選ばれた瞬間に全校生徒の面前で言いやがりましたよ。
「私を生徒会長にしたくば、副会長を榊 遊次にしろ!!」
その発言で俺は副会長やらされて、この監禁室に監禁される羽目になった。嫌だ!こいつと二人きりとか、一瞬も油断できない!隙なんて見せた日は、、、、、、、、、。教会に幽閉される!!なら、ここは自力で脱出を!!
ガチャン!!
「遊次?おまえが私から逃げられると思っているのか?」
「オイコラーーーーーー!!デュエルアンカーを首につけるな!」
この野郎!!俺に首輪をして逃げなくしやがった!?しかも、俺は普段デッキ持ってきてないからデュエルでの解除も出来ない。
「フフフ、首輪を付けた遊次は何故かそそられるな」
「止めろ!引っ張るな!離せ!!グヘっ!?」
デュエルアンカーの鎖を引かれた俺はまるで飼い主に無理やり引かれれる犬のような感じになり零華の元に行く。そして、零華は仰向けに倒れた俺の上に被さる。おい待て、なんで顔を赤らめる!!吐息が荒い!ワイシャツを脱ぐな!俺は喰われると思い突き放そうとした。
「済まない、少しそうさせてくれ」
零華は俺に抱き付いて、それだけだった。、、、、、、、、、、、、、またか。
「おい、零華」
「なんだ?」
「何かあったのか?」
「おまえには関係無い」
「そうか」
「聞かないのか?」
「言いたくないなら、聞かねーよ」
「、、、、、、」
いつからかは忘れた。だが、たまに本当にたまにだ。零華は俺に抱きついてくる。その時の零華は普段の破天荒な零華ではなく、『あの時』の零華であった。その時は剣幕な雰囲気の零華相手にガキの時以来にデュエルをして勝った時だ。あいつはその場で崩れ『何故だ』とか『こんな事では奴らに勝てない、遊次を守れない』とか言い出して泣き始めた。俺は何を言ってるのか分からなかったが、あんなに泣いてる零華を見たのは初めてだった。なので、妹達をあやすように零華をあやした。そしたら、さっき以上に泣き出して俺は内心慌てた。それから暫くして目を赤くして泣き止んだ零華はその時は何も言わずに立ち去ったが、まれに俺も所に来て抱きついてくるようになった。
「おい、まさか仕事ってこれか?」
「、、、そうだ」
「全く、副会長は面倒くさいな」
「辞めさせないからな、辞めるときは私も辞める」
「へいへい」
そんなこんなで暫くこうしてから俺は解放された。時間は18時、俺は家に帰る最中、不意に零華の机にあった書類の題名を思い出した。
ランサーズってなんだ?