Noside
翌日、学園の職員室ではSHRと1限目の時間を使って、昨日の事件についての緊急会議が開かれた。
「昨日、ここIS学園に謎の巨大生物が出現した。」
千冬がそう言うとモニターはグドンを映し出した。
「この生物には我々の攻撃が殆ど効かなかった。」
「確かにISの攻撃が通じませんでした。」
「こんな生物が存在するなんて・・」
千冬の言葉に実際に戦った教師達が呟いた。
「そんな中現れたのが、この光の巨人です。」
モニターが切り替わり、ティガを映し出した。
「この巨人は我々には歯が立たなかった怪物と互角に渡り合い、倒した。」
「とんでもない力です。」
「ISすら超えているというのでしょうか?」
「織斑先生はこの巨人についてどのようなお考えですか?」
皆が口々に意見を出す中、1人の教師が千冬に質問してくる。
「私は彼は人類の味方であると確信しています。もし本当に敵なら、わざわざ学園を守ったり、あなた方を助けたりなんてことはしないでしょう」
その言葉に教師達は納得した様子で頷いた。
キーンコーンカーンコーン・・・
1限目終了のチャイムがなった。
「今日はここまでにしよう。各自授業に向かって下さい。」
「「「「はい。」」」」
会議は終了し、千冬や山田先生(以降真耶)も教室に向かった。
その頃、一夏達のクラスでも昨日の出来事が話題になっていた。
「あの巨人カッコよかったな〜❤︎」
「うんうん!」
「ここから先は行かせるか!って感じがしたよね!」
「まさにヒーローの姿だった!」
クラスではティガはすっかり正義の味方として認識されており、女子達は大騒ぎしていた。
「人気者だなーティガは。」
ご本人である一夏と箒達がそれを見て苦笑いしながら教室に入ってきた。
「まぁ、あんなことがあったからな・・・」
「無理もありませんわね。」
ラウラとセシリアが答えた。
「小さい子供、特に男の子が憧れそうだよね。」
「あぁ(ご本人がココにいるんだけどな)」
「そういえば、あの後簪の部屋に行ったんだけど・・」
ー回想
「かっこいい・・カッコよすぎる・・・!」
「アンタ何回見るのよそれ?流石に飽きない?」
「何度見ても飽きないよ・・」
簪はゴルザとメルバに立ち向かうティガの映像を何回も見ていた。
ー回想終了
「ーーってことがあったわね」
「いかにも簪らしいな。」
一夏は笑顔で答えた。
「おりむ〜おはよ〜。」
「おはよう、のほほんさん。」
そこにクラスメイトの布仏本音が声をかけてきた。
「おりむ〜、ティガってあの巨人のこと〜?」
「あぁ。ウルトラマンティガ、俺が付けた名前だ。いいだろ?」
本音の疑問に一夏は笑顔で答えた。
「ウルトラマン・・・ティガ・・・」
「カッコいいっ!!」
「いいんじゃない!」
「よし、名前決定!」
それを聞いていた女子達はまた騒ぎ始めた。
ちなみにこの騒ぎは2限目で千冬がやって来て喝を入れるまでは収まる気配が全くなかったそうだ。