Fate/Grand jorney through the Decade   作:☆5鯖来い!

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今更ながら、投稿。駄文と亀更新でゴメンね!
それと、祝・FGO七章開幕!


第一話「偉大なる旅路」

 神代は終わり、西暦を経て人類は地上で最も栄えた種となった。

 我らは星の行く末を定め、星に碑文を刻むモノ。

 人類をより長く、より確かに、より強く繁栄させる為の理―――人類の航海図。

 これを、魔術世界では「人理」と呼ぶ。

 それを未来永劫、確固たるものとして守護する為に我々は●●●●を行った。

 今思えば、それこそがあの災厄の発端であったのだろう。

 

―――倒壊した施設にて発見された書物の断片より抜粋

 

 

 

 

 

 草木も実らない荒廃した大地。

 そこに一人佇む少女は、心中でまたか、と呟いた。

 これは、夢だ。幼い頃より、時折自分に何かを訴えかけるように見る、否、見せられているとさえも感じる。

 

『オオオォォォォオオオオオッ!!』

 

 突如として、彼方より空気を震わす雄叫びが響き、数多の人影がある一点を目指して、大地を、空を駆けて行く。ある者は自らの足で、ある者は何かしらの生物に跨り駆け抜けると、空にはワイバーンといった飛行する術を持った幻想の生物が、大地には機械のような人形のような軍団から、キマイラといった幻想の生物でたちまち埋め尽くされてしまう。

 ここには、自分は存在しないかのように、彼女を認識する者はおらず、例え触れられる距離となったしても誰もが彼女の体を擦り抜けて行ってしまう。

 最初の頃は驚きもしたが、慣れてしまうとまたか、と呆れや諦観の感情の方が強い。

 彼女は識っている。ナニカを討ち果たさんが為、駆ける彼の者達の末路を。

 

〈KUUGA!KAMEN RIDE.ULTIMATE!〉

 

「目覚めよ、エアよッ!!」

 

 金色の鎧を纏う英雄王と、究極の闇を祓う凄まじき戦士が激突する。

 

〈AGITO!KAMEN RIDE.SHINING!〉

 

「武具など無粋!真の英雄は眼で殺すッ!!」

 

 日輪を司る施しの英雄と、太陽の祝福を受けた光の戦士が激突する。

 

〈RYUKI!KAMEN RIDE.SUVAIVE!〉

 

「撃ち落とす。『幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)』!!」

 

 竜殺しの英雄と、真紅の龍と駆る戦士が激突する。

 

〈FAIZ!KAMEN RIDE.BLASTER!〉

 

「お前、逃げて構わねぇぞ。何せこのオレが相手だからな!!」

 

 赤雷を纏う全身甲冑の騎士と、紅の閃光を纏う戦士が激突する。

 

〈BLADE!KAMEN RIDE.KING!〉

 

「目標、破壊する!」

 

 どこか機械染みた英雄と、運命に挑み続ける戦士が激突する。

 

〈HIBIKI!KAMEN RIDE.ARMED!〉

 

「あんさん、旨そうやね」

 

 妖艶に嗤う鬼と、自らを鍛える事で鬼となった戦士が激突する。

 

〈KABUTO!KAMEN RIDE.HYPER!〉

 

「真の英雄、真の戦士というものをその身に刻んでやろう!」

 

 俊足にして不死身の英雄と、天の道を往く戦士が激突する。

 

〈DEN-O!KAMEN RIDE.LINER!〉

 

「I am the bone of my sword」

 

 名も無き未来の英雄と、時を駆ける列車を操る戦士が激突する。

 

〈KIVA!KAMEN RIDE.EMPEROR!〉

 

「己の血で喉を潤すが良い!『極刑王(カズィクル・ベイ)』!」

 

 後世に吸血鬼の祖とされた英雄と、吸血鬼伝説の礎となった魔物の頂点に君臨する戦士が激突する。

 

〈W!KAMEN RIDE.GOLD XTREME!〉

 

「僕から行くよ!そらそらそら!!」「狙い撃ちますわよ!」

 

 二人一組の女海賊と、二人で一つの戦士が激突する。

 

〈OOO!KAMEN RIDE.SUPER TATOBA!〉

 

彼方にこそ栄えあり(ト・フィロティモ)。いざ征かん!」

 

 かつて世界を征服しかけた王と、かつて世界を滅ぼしかけた王が激突する。

 

〈FORZE!KAMEN RIDE.COSMIC!〉

 

「やめて、飛び道具やめて、あたしキャスターなんだから肉弾戦で来なさいよー!」

 

 西方への旅を完遂した僧侶と、絆の力で銀河に挑む戦士が激突する。

 

〈WIZARD!KAMEN RIDE.INFINITY!〉

 

「全ての命を救いましょう。全ての命を奪ってでも」

 

 戦場の天使と、最後の希望となる戦士が激突する。

 

〈GAIMU.KAMEN RIDE.KIWAMI!〉

 

「来たれ我が忠臣。我が手足、我が具足、四天王なぞ此れこの通り。いざ!牛王招来・天網恢々!」

 

 神秘殺しの侍と、新世界の神となった戦士が激突する。

 

〈DRIVE!KAMEN RIDE.TRIDORON!〉

 

「僕も、出し惜しみ無し(フルスロットル)で行くよ」

 

 意思持つ神造の兵器と、超加速の戦士が激突する。

 

〈GHOST!KAMEN RIDE!MUGEN!〉

 

「私を殺せる者は、お前か!?」

 

 不死の女王と、一度死んで蘇った戦士が激突する。

 

 

 幾千とも幾万とも数多の英雄達が討滅せんと、目指す敵。

 それは、十六に分身すると各々が違う姿へと変身し、英雄達を迎え撃つ。

 

〈FAINAL KAMEN RIDE.DECADE!〉

 

「主よ。この身を委ねます」

 

 分身した敵の本体と相対するのは、救国の御旗を掲げた聖女であった。

 

 そして、この夢は彼女が今まで見ていた通りの結末を迎える。

 

〈FAINAL ATTACK RIDE.ALL R・R・R・RIDERS!〉

 

 駆け抜ける衝撃が、一瞬にして敵対者を滅ぼす。

 最後に残ったのは、ただ一人。

 後光が指してシルエットしか見えないが、彼女は何故か名前を呟いていた。

 

「……ディケイド」

 

 彼女、オルガマリー・アニムスフィアは、その呟きを最後に夢の世界から目覚める。

 

 

 ―――そこは、地獄だった。

 

「マシュ!!後ろだ!」

「はい!!」  

 

 暗雲が立ち込め、辺りは瓦礫の山と炎の海が広がる、まるで地獄絵図のような街に二人の人影があった。

 一人は上下共に白を基調とした制服らしき物を着込んだ少年。もう一人は、身の丈ほどの十字架型の盾を振り回す黒い鎧を纏った少女であった。

 彼等はある目的を持って、この世紀末のような有様となった街、冬木市へと時代を超えて訪れたのだった。

 その目的とは、即ち「人理修復」、グランドオーダーを完遂させる事。

 ある日突然、人類が2015年で絶滅するという予知を告げられた為、その原因を排除し、人類史の守護する為である。

 そして、選ばれた人々が歴史修復へ向かおうとした矢先、グランドオーダーを取り仕切っている人理保障機関・カルデアで謎の爆発が発生。

 それにより、レイシフトに成功して冬木の地に降り立ったのは、数合わせで呼ばれた48人目の最後のマスターである少年、藤丸リッカ。それと、爆発に巻き込まれ瀕死の重傷を負ったが、英霊と同化してデミ・サーヴァントとなった少女、マシュ・キリエライトの二名であった。

 二人は現在、カルデアの生き残った職員をまとめ上げ、指示を出す事となったロマニ・アーキマン、通称Dr.ロマンの指示の元、安定した通信を行えるかつ、物資などを受け取る為のポイントを目指しての移動を行った。

 結果、彼等は指定された地点にて行方不明となっていたカルデアの所長、オルガマリーとの合流も果たす事が出来、ポイントの設置作業に取り掛かった。

 その最中、黒い靄を纏った大量の武器を背負った僧侶のような槍兵、ランサーと、素早い動きと希薄な気配によって翻弄する暗殺者、アサシンの二体のサーヴァントと遭遇し、交戦する羽目となっていた。

 形勢は、ハクノ達が不利となっている。

 いくら超常の力を手に入れようとも、つい先日まで一般人とは何ら変わらなかった二人では、英霊とまでなった人物達とは経験の差が圧倒的に開いてしまった。

 そして、とうとうマシュが防ぎきれなかったアサシンの投擲した凶刃がハクノ達の喉元を狙って飛来する。

 その時、三人の想いは奇しくも重なる。

 

(このままでは、センパイと所長が!誰でもいい。誰か……)

(終われない!人類の為にも、何よりマシュの為に。誰か……)

(嫌よ!私はまだ死にたくない!!だって……、誰でもいい!)

(((……助けて!!)))

 

 所長の胸元のポケットから突如、一筋の光が天に向かって昇ったと思えば灰色のオーロラが降りてきてアサシンの投擲した短刀を防ぐ。

 

「ナ、ニィ!?」

「センパイ!所長!?」

 

 片方は必殺を確信した攻撃を防がれた驚愕から、片方は安堵から声を上げる。

 

「君達の、祈りは届いた」

 

 オーロラが消えると、そこにはハクノ達を庇うように立つ黒いライダースーツを着こなし、マゼンタのトイカメラを首から掛ける青年がいた。

 

「サーヴァント、ライダー。召喚に従い、参上致しました、ってな。ったく、鬼合戦の次はバイオハザードか。この世界も、危機があり過ぎて嬉し涙が出そうだ」

 

 飄々と語る青年は、腰の白いバインダーからカードを取り出してバックルに装填する。

 

「状況は大体分かった。変身」

 

『KAMEN RIDE.DECADE!』

 

 カードを装填した青年の姿が、マゼンタの異形の戦士へと変わると、周囲からは驚嘆の息が漏れる。

 

「貴方は……」

「貴様、何者ダ!?」

「俺か?俺は、通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ!」

 

 幾度無く、夢に現れた破壊の使者の登場に、オルガマリーは我知らず呟く。

 

「……ディケイド!!」

 

 今ここに人類史を巡る、過去最大の聖杯戦争が、幕を開ける。

 世界の破壊者、ディケイド。七つの時代を巡り、その瞳は何を視る?




 ライダー達と対峙してる英雄は、一応自分で共通点があるかなあと考えた人をぶつけてます。
 みんな、分かるかな?
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