遊戯王デュエルモンスターズ、転生者?の生きる道   作:アルシエル

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第2話

 結論から言うと受験票に書いてあった住所に行くと自宅があった。つまり寝床には困らないということである。さらに言うと受験まで1カ月あった。つまり時間はかなりあるということだ。

 

「まあ時間があればこうなるわな」

 

 俺は現在カードショップの前にいた。この環境に慣れておく意味を込めて、このカードショップで是非とも何か掴みたい。俺はカードショップの中に入る。

 

「いらっしゃい」

 

 カードショップの中に入るとそのまま店員が来店のあいさつをしてくる。カードショップには所狭しとショーケースが置かれており、奥にはフリースペースがあり休日ということもありカードショップには人がにぎわっていた。

 

「すげーな、カードショップに人があふれてやがる」

 

 以前の世界では全く考えられないがこの世界では普通のことなのだろう。さてさてデュエルの相手でも探そうか。

 俺はフリースペースの椅子の一つに腰をかけるとバックの中からストレージボックスを取り出しデッキを取り出すといきなり話しかけられる。

 

「ずいぶんとデッキを持っているのね?坊や」

 

 坊やと言われ俺は顔を上げるとそこには淡い紫色のツインテールの女性がいた。

 

「坊やって、年そんな離れていなくないですか?」

 どう見ても坊やといわれるほど年が離れているとは思えない。

 

「雪乃、なにをしてるのさ」

 

 俺の言葉と同時に後ろのショーケースの方からピンク色のショートヘアーの少女が現れる。

 

「あらツァン、この坊やがずいぶんな量なデッキを持っているものだから」

 

「本当だ、優柔不断にもほどがあるでしょ」

 

 ピンクの髪の女性が何故かありえないものを見る目でこっちを見てくる。

 

「人のスタンスだと思いますが、デッキは一つでなければならない理由はないですし、気分によってデッキを変えることもあると思いますし、それにこのデッキ一つ一つが丹精込めて作ったデッキですよ」

 

 女性に言い返すと鼻で笑われる。

 

「いい?デュエリストっていうのは信じる自分のデッキを一つ持って戦うべきものなのよ、あなたのはそのデッキが複数ある時点で手を抜いた、ヌルいデュエリストなのよ!!」

 

 ちょっと腹立つなこの人。なんでデッキ複数持っているだけでこんな言われなきゃいけないんだ?

 

「なら試してみますか?本当に自分が弱いかどうか」

 

「僕に挑戦するっていうの?このデュエルアカデミア中等部のツァン・デレに」

 

 女性が誇らしげに胸を張る。正直だからなんだと思うが。

 

「ええ、自分もここまで言われて黙っているほど我慢強くないので」

 

「いいよ。僕が本物のデュエルを教えてあげるよ」

 

 ツァンがデッキをテーブルに置く。俺もストレージの中からデッキを1つ取り出す。

 

「「デュエル!!」」

 

 その掛け声とともにデュエルがスタートする。

 

「僕の先行、ドロー!!僕は六武衆の結束を発動、さらに六武衆イロウを召喚する」

 

《六武衆の結束》

永続魔法

「六武衆」と名のついたモンスターが召喚・特殊召喚される度に、

このカードに武士道カウンターを1つ置く(最大2つまで)。

また、武士道カウンターが乗っているこのカードを墓地へ送る事で、

このカードに乗っていた武士道カウンターの数だけデッキからカードをドローする。

 

《六武衆-イロウ》

効果モンスター

星4/闇属性/戦士族/攻1700/守1200

自分フィールド上に「六武衆-イロウ」以外の

「六武衆」と名のついたモンスターが存在し、

このカードが裏側守備表示のモンスターを攻撃した場合、

ダメージ計算を行わず裏側守備表示のままそのモンスターを破壊する。

また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、

代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する

「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊できる。

 

 六武衆のデッキか・・・・・・。俺も作って持ってるな。

 

「僕は、ターンを終了」

 

 エンドフェイズか、まずは様子見ってとこか?

 

ツァン

LP4000

イロウ

結束

手札4

 

「俺のターン、ドロー!!」

 

 さて、どう動くか。相手は六武衆か。ならこれでいいか。

 

「俺はカードを2枚伏せ、さらにモンスターをセットしてターン終了」

 

LP4000

リバースモンスター1

リバースカード2

手札3

 

「僕のターン、ドロー!!まったくこれだから弱い奴は嫌いなのさ、イロウの効果を知らないなんてバカなんじゃないの?僕は六武衆ザンジを召喚」

 

《六武衆-ザンジ》

効果モンスター

星4/光属性/戦士族/攻1800/守1300

自分フィールド上に「六武衆-ザンジ」以外の

「六武衆」と名のついたモンスターが存在する場合、

このカードが攻撃したモンスターをダメージステップ終了時に破壊する。

また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、

代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する

「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊できる。

 

 フィールド上に2体の六武衆が並ぶ。

 

「六武衆イロウは守備モンスターを攻撃するとき、裏側のまま破壊できるか?」

「知っていたの?ならなおさら馬鹿だね、イロウでセットモンスターを攻撃!!六武流ー一閃」

 

 イロウの刃が俺のモンスターに迫る。

 

「テキストを知っているんだぞ?対策していない理由はないだろう、トラップ発動、次元幽閉!!攻撃モンスターをゲームから除外する!!」

 

《次元幽閉》

通常罠

相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。

その攻撃モンスター1体をゲームから除外する。

 

 イロウの刃はセットモンスターに届かず、次元の狭間に吸い込まれ消える。

 

「クソ、僕はそのままザンジでセットモンスターを攻撃!!」

 

 ザンジの長刀がセットモンスターに届くがその瞬間一つ目の壷が現れる。

 

「セットモンスターはメタモルポット、リバース効果の発動によりお互いは手札をすべて墓地に捨て、デッキからカードを五枚ドローする!!」

 

 お互いにカードを墓地に捨てカードを五枚ドローする。

 

「この瞬間、墓地に捨てられたカードの効果を発動、スノウ、ベイジ、ブラウ」

 

《暗黒界の狩人ブラウ》

効果モンスター

星3/闇属性/悪魔族/攻1400/守 800

このカードがカードの効果によって手札から墓地へ捨てられた場合、

自分のデッキからカードを1枚ドローする。

相手のカードの効果によって捨てられた場合、

さらにもう1枚ドローする。

 

《暗黒界の術師スノウ》

効果モンスター

星4/闇属性/悪魔族/攻1700/守 0

このカードがカードの効果によって手札から墓地へ捨てられた場合、

自分のデッキから「暗黒界」と名のついたカード1枚を手札に加える。

相手のカードの効果によって捨てられた場合、

さらに相手の墓地に存在するモンスター1体を選択し、

自分フィールド上に表側守備表示で特殊召喚する事ができる。

 

《暗黒界の尖兵ベージ》

効果モンスター

星4/闇属性/悪魔族/攻1600/守1300

このカードがカードの効果によって手札から墓地へ捨てられた場合、

このカードを墓地から特殊召喚する。

 

「スノウの効果で暗黒界の門を手札に加え、ブラウの効果でデッキからカードを1枚ドロー、さらにベージを特殊召喚する」

 

「く、僕はターン終了」

 

ツァンLP4000

ザンジ

手札五枚

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪乃side

 私は目の前の展開に驚きを隠せずにいた。たった一度の攻防でイロウを排除し、手札を7枚補充して見せたのだ。

 

「最初は優柔不断の坊やかと思ったけどどうやら違うようね」

 

「またせたな、雪乃」

 

 後ろから声をかけられ、振り向くと本日デッキ調整のために呼んだ丸藤亮が立っていた。

 

「あら遅かったわね、カイザー」

 

「弟と話していてな」

 

 カイザーはすぐに目の前のデュエルに視線を移す。さてどちらが勝つのかしら。

雪乃end

 

 

 

 

「俺のターン、ドロー、俺は暗黒界の門を発動、フィールドの悪魔族モンスターの攻撃力を300アップする」

 

《暗黒界の門》

フィールド魔法

フィールド上に表側表示で存在する

悪魔族モンスターの攻撃力・守備力は300ポイントアップする。

1ターンに1度、自分の墓地に存在する

悪魔族モンスター1体をゲームから除外する事で、

手札から悪魔族モンスター1体を選択して捨てる。

その後、自分のデッキからカードを1枚ドローする。

 

「僕のザンジを超えてきた、でも僕のライフは残る!!」

 

「いいや、残しはしない!!暗黒界の門の効果発動、その効果によりブラウをゲームから除外し暗黒界の龍神グラファを捨てる!!」

 

「そんな時価80万以上のカードをなんでこんなやつが!!」

 スターターのカードだぞ?

 

《暗黒界の龍神 グラファ》

効果モンスター

星8/闇属性/悪魔族/攻2700/守1800

このカードは「暗黒界の龍神 グラファ」以外の

自分フィールド上に表側表示で存在する

「暗黒界」と名のついたモンスター1体を手札に戻し、

墓地から特殊召喚する事ができる。

このカードがカードの効果によって手札から墓地へ捨てられた場合

相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。

相手のカードの効果によって捨てられた場合、

さらに相手の手札をランダムに1枚確認する。

確認したカードがモンスターだった場合、

そのモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

 

「墓地に捨てたグラファの効果発動!!あんたのフィールドのザンジを破壊」

 

「そんな、僕のザンジが・・・・・・・」

 

「さらに俺は墓地のグラファの効果発動、ベージを手札に戻し現れろ、暗黒界の龍神グラファ!!」

 

「く、僕がこんなやつに!!」

 

「さらにベージを召喚2体でダイレクトアタック!!」

 

ツァンLP4000→0

 

「俺の勝ちだ、ピンク髪」

 

 パチパチ

 

「あのツァン・デレ相手にノーダメージで勝つとはな」

 拍手をしながら一人の男が近づいてくる。こいつは確か、丸藤亮、カイザーか。

 

「よければ俺ともデュエルをしないか?」

 

「悪いが、遠慮しておく、俺はこの後行くところがあるんでな」

 

 デュエルを断る。俺はこいつのリスペクトデュエルが嫌いだ。

 

「それは残念だ」

 

「それじゃあ、俺は行くよ」

 

 そう言うと俺はカードショップを出ていく。

 

 

 

 

 

 

 

続く

 

 

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