遊戯王デュエルモンスターズ、転生者?の生きる道 作:アルシエル
俺は気がつくと知らない部屋で知らないベットで寝かされていた。頭が痛むが問題ないようだ。どうやら此処は病院のようだ。そして部屋の奥のソファーには俺が助けた少女が寝ている。
「どうやら無事みたいだな……」
さて、問題はここがどこの病院かだが地理を把握していない俺ではよくわからないということだ。
「起きたんですか?」
俺は後ろから声をかけられ驚いてしまった。
「ああ、君が運んでくれたのか?えーと」
「エリー、エリー・ホワイトロックです、えーとあなたは・・・・・・・?」
「俺か?御影戒だよ」
「戒君・・・・・・・」
「うん?どうした?あーそうだ病院運んでくれてありがとうな」
俺はエリーに礼を言うとエリーは顔を赤らめ下を向いている。なんかあったのか?
エリーside
私をはじめて助けてくれた人の名前は御影戒という名前です。正直すごくかっこよかった。あのいつもいじめてくるあの人を相手に一歩も引かず私を守る姿に私は幼いころから夢見た王子様のように思ってしまいました。私の生い立ちをこの人も聞いていたはずなのにこの人は私を守ってくれました。すごくかっこよかったなぁ・・・・・・・でも私なんかじゃ・・・・・・。
エリーend
「そういえば頭の方は大丈夫みたいです。ちょっと皮膚が切れただけみたいです」
「マジか、じゃあもう帰れるかな」
良かった。自分からやったこととはいえ頭はシャレにならんからな
「もう目が覚めたら退院していいそうですよ」
それから俺は退院手続きを行い先生に礼を言うと病院を出た。ああ、マジで後遺症とか残らなくてよかった。ふと目の前のエリーのデッキケースを見るとずいぶんくたびれ腰から取れかかっている。そして突如エリーのデッキケースが落ちる。ただでさえボロボロのケースはコンクリートに当たり砕け中のカードが道にばらまかれる。
「あ・・・・・」
エリーはそれに気付きとっさに拾い上げるが俺は見てしまったそこにあったのはどれも攻撃力1000以下のバニラモンスターにマジックやトラップなども入っていないお世辞にも強いとは思えないカードたちであった。
「エリー、おまえ今までそのデッキで戦っていたのか?」
「見えちゃいましたか……私、早くにお母さん死んじゃって今はおじさんに生活費を出してもらってるんですが、あまり多くなくて、あんまりカードを買えないんですよ、だから学校に落ちてた弱いカードで一応デッキを組んでるんですよ・・・・・・、学校というのはデュエルアカデミアの中等部で今度高等部になるんですけど。まぁわたしはこんなデッキだからぜんぜん勝てないんですけどね」
「・・・・・・・それじゃあ楽しくないだろう」
彼女の言葉を聞き俺はそう呟いてしまった。
「いえ、デュエルは楽しいです、でもたまには勝ちたくなりますね……」
PURUPURU
「すいません、電話です、え?そんな困ります、わたし・・・・・・わかりました、明日取りに行きます・・・・・・」
「どうした?かなり沈んだ顔だが・・・・・・」
「アパート追い出されちゃいました・・・・・・。おじさんが家賃を払ってくれなかったみたいで・・・・・・」
おいおい、予想以上に悲惨なことになってるなおい。
「あーと、行くとこないなら家来るか?俺も独り暮らしで部屋余ってるし」
「え・・・・・・?」
エリーが何故か驚いたようにこっちを見てくる。俺そんな変なこと言ったか?
「いいんですか?娼婦の娘なんかと生活して」
「またそれかよ、かんけーねーよ、お前はお前だろうが、だれがどう言おうがお前はエリーホワイトロックだろう?」
エリーside
私はその言葉に救われた気がいました。はじめてです私の生い立ちを聞いて撥ね退けたのはこの人は私をちゃんと見てくれているんだ。私をエリー・ホワイトロックとして他の誰が何と言おうと多分この人は私を見てくれる人なんだ。鼓動が速くなる。何だろうこの気持ち私はどうしたんだろう。
「ついでにそのデッキも組み直そうぜ。さすがにそのデッキはちょっとな、流石に同級生がそんなだと少し不安だ」
「同級生?」
私は素朴な疑問を浮かべた。この人は何を言っているんだろう?
「言ってなかったな、御影戒、デュエルアカデミア本校受験予定だ」
私は思わず嬉しくなってしまった。この人私と同じ学校にくるんだ。1人ぼっちの学園生活が楽しみになった。今年の私は一人じゃない。
エリーend
続く
かなり短いですね。次回はエリーのデッキ構築編です。そこで聞きたいのですがエリーに使わせたいデッキとかあったらききたいです。
アンケートとオリキャラは引き続き募集します。
次回、戒君のメインデッキが明らかにまぁ次以降はめったに出てこないと思いますが。ではまた次回。