バトルスピリッツ・ギガリーグ   作:ブラスト

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No00.プロローグ

『行けッ!! ゴッドキャリバス!!』

『潰せッ!! ゼウスエデン!!』

 

全世界を巻き込んだ事件、それは多くの人々の目に映り、衝撃的な記憶となった。しかし人の記憶も所詮は長くは持たない。既に過去の事となった事件はあれから十年後の世界にて、多くの人々から既に忘れ去られていた。しかし、移り変わりの激しい人の記憶の中で十年を経た今でも人々から忘れ去られていない物が一つ。

 

『ほらッ、チビ共、早くしねぇと遅れるぞ! 急げ!!』

『リーダー、急ぐのは構いませんけど、俺をハルヤと一括りにしないでください』

『酷いよ桜!』

『五月蠅い! 下の名前で言うな!』

 

大通りの道を全速力で駆ける赤髪の少年と、その後ろを追い駆けながら口論する二人の少年。どこへ向かっているのか止まる事無く走り続ける彼等だったが、突然何かを見つけたのか、先頭を走っていた赤髪の少年はそこで足を止め、後の二人も合わせるように立ち止まる。

 

「着いたぜ!」

 

彼等が立ち止まった先にあるのは、巨大なドームの中に建てられたスタジアム。このスタジアム内では、既に多くの観客が賑わう中、さらに我先にと色んなカードバトラー達も会場内へと入場し、自分達も遅れまいと慌てて三人も入場者に並んで会場内へと入る。

 

『さぁさぁさぁ、カードバトラー皆!! 今日はたくさんの来場ありがとうーーッ!!』

 

入場するなり、彼らを出迎えるように響く大きな声、ステージ上では派手な衣装で手を振りながら挨拶する一人の女性の姿があった。

 

『みんなともだち???』

「「「YES! マジカル!!」」」

 

合言葉のようにスタンドマイクを客席に向ける女性に対し、会場中の全員が声を揃えて叫ぶ。彼女の名前はマジカルスター咲。まるでアイドルのような名前の彼女だが、その実は大会運営に携わっており、様々な会場で司会進行等を担当し、明るい性格やカリスマ性に多くの人々からアイドル顔負けの人気を得ている。お祭り騒ぎの様に賑わう会場、3人組の少年達も声を大にして周りの掛け声に負けない程叫んでいる。

 

「やっぱ乗り遅れたな。ほぼ一杯だ」

 

赤髪の少年の言う通り、既に客席は満員状態。会場の外ではさらに多くのカードバトラー達が並ぶが、あまりの行列に既に入場制限が設けられていた。

 

「キャプテン!! しっかりこのバトル見届けてやろうぜ!」

「俺の隣で騒いでんじゃねぇよ!! ぶっ飛ばされてぇか?」

「やんのかコラ、この脳筋馬鹿が!!」

「上等だ!! 何時でもやってやんぞ!!」

「どっちも喧しいぞ!! テメェ等!!」

 

「ねぇスグルもアカネも早く来なよ? もっと近くで見ようぜ!」

「こらアオト。あんまはしゃぎ過ぎんなよ?」

「私……人混み、嫌い」

「平気だって!! ほらほら早く行こう!!」

「ったくしょうがねぇなぁ。アカネ行くか?」

「うん。二人が行くなら、着いて行く」

 

「氷牙さん、もうすぐ始まりますよ?」

「むにゃ? あー……眠い。悪ぃけど沖田代わりに見といてくれ、俺寝るから」

「何の為に来たと思ってるんですか! いい加減起きてください!!」

 

彼等の他にも会場内に見られる個性的な面々。だが一見バラバラな彼等全員がこの会場に足を運んだ理由はただ一つだった。

 

『さぁ皆さまお待たせしました! 世界チャンピオンのエキシビジョンマッチ、間もなく開戦いたします!!』

 

司会の言葉に全員歓声を上げ、全員が一斉にステージを注目し、視線が集まるステージ上で、突如煙が噴射、そして出入り口のドアが開くと現れる二人の男性。その姿に観客達はさらに声を張り上げてエールや歓声を送り、それにこたえるように二人は手を振りながら反応を返す。

 

『さぁ始めようか? まぁお互い、楽しくやろうぜ?』

『はい! チャンピオンと戦えるなんて光栄です! でも手を抜きませんからね!!」

『あぁ、俺も本気だぜ?』

 

チャンピオンと呼ばれた橙色の髪にヘアバンドが目立つ男性。友好的な態度で対戦相手である少年と握手を交わし、そのまま二人は移動し、ステージに置かれた台の前へ立ち、お互い腰元に付けたケースからデッキと呼ばれるカードの束を取り出す。その正体は、”バトルスピリッツ”と呼ばれるカードゲームであり、全員が観戦に来た目的はこれから二人が行う”バトルスピリッツ”による戦いだった。

 

長い年月を経た現在でもなお、バトルスピリッツは人々の記憶から決して忘れ去られることは無く、今もなお根強い人気と共に、老若男女を問わず多くのカードバトラー達に親しまれ、もはや世界中でメジャーとなって社会現象にまで発展していた。そして多くのカードバトラー達の頂点に立つ男性のバトルがこれから行われようとしており、そのバトルを見ようと会場を埋め尽くす程、人が集まるのも当然だった。

 

『では二人共準備お願いします!』

 

女性の言葉に、お互い台にある専用の挿入口にデッキを差し込むと、二人の足場は突如浮遊し、地面を離れて両者同じ高さまで上昇し始める。その光景は全員見慣たように静観し、これから対戦する二人も既に闘志を燃やし始め、司会の女性は準備が整ったことを確認すると、スタンドマイクを手に持ち叫ぶ。

 

『さぁ皆、いつもの掛け声いっくよーーっ! せーの!』

『「ゲートオープン解放!」』

 

全員の言葉に空気が一斉に変わる。そして開戦を告げるようにお互いの台座に五つの光が灯り、そしてさらにリザーブと呼ばれる場所に3つの青い結晶と、そして一つだけ他の3つとは大きさと見た目の異なる赤い結晶が置かれる。

 

「始まったよ、吉馬!」

「それぐらい分かってる! それがどうした」

「そ、その僕、まだ初めてばっかりだから状況に付いていけるかなって」

「ったく、解説してやるから黙って見てろ!」

 

 

 

 

「先行貰います!」

 

ターン開始を告げる言葉と共に台座が光り、ターンを開始する少年の様子に合わせて、その言動を説明するように解説を始める。

 

「いいか? まずは基本のおさらいからだ」

「うん、ライフ5つとリザーブにある4つのコアを使ってスタートするんだよね?」

「正確には、リザーブにあるのは3つのコアとソウルコア1つでだ」

 

ソウルコアと呼ばれる赤いコア。それは数年前に新たなゲームシステムとして組み込まれた導入された者。その名前によく分からないように頭にハテナを浮かべた。

 

「えっと、ソウルコアってなんだっけ?」

「基本の使い方は普通のコアと一緒だ。コアの使い方はスピリットを呼び出すコストとして支払ったり、維持コストとして上に残す。ソウルコア自体に大きな能力はない」

「そうだったそうだった。で、確かそのスピリットを呼び出すのに必要なコアはお互い各ターンに1個ずつ増えるんだったよね?」

「先攻後攻を決めて最初にスタートステップ、次がコアを増やすコアステップ、そして手札を増やすドローステップ、次は疲労したスピリットとかを回復させたり、トラッシュ、つまり前に使ったコアをリザーブに戻すリフレッシュステップ、重要なのがスピリットを召喚することのできるメインステップ。最後に場のスピリットで攻撃できるアタックステップ。それがターンの流れでお互い交互にそれを繰り返す」

「先行はコアステップとアタックステップができないんだよね?」

「そうだ。先行の1ターン目でできるのはスタートステップとメインステップぐらいだな。後攻の2ターン目からコアステップ、アタックステップができる! そして互いに攻撃し合って、5つのライフ全てを削り切るか、相手デッキを全て破棄した状態で相手がスタートステップを行う。このどちらかが勝利条件だ」

「ありがとう! よく分かったよ!」

 

解説が進む中、既に対戦している少年はメインステップまで準備を進め終える。

 

[01ターン.少年side]

[スタートステップ]

[ドローステップ][手札]4枚→5枚

 

「メインステップ! まずはエッジウルフを召喚!」

 

[リザーブ]4個→0個。

[トラッシュ]0個→3個。

[手札]5枚→4枚。

 

【エッジウルフ】3(2)赤、スピリット、皇獣。

Lv.1(1)BP3000、Lv.2(3)BP5000、Lv.3(4)BP6000。

Lv.1、Lv.2、Lv.3『このスピリットのアタック時』

このスピリットをBP+3000する。自分のアルティメットがいる間、さらにこのスピリットをBP+3000する。

 

[フィールド]エッジウルフLv.1(S(ソウルコア)1)BP3000。

 

カードが台に置かれると、次の瞬間、ステージ上に現れるエッジウルフの姿。登場するスピリットの姿に全員が歓声を上げる。現在のバトルではバトルフィールドから3Dバトルへと形を変え、今は特殊な空間に移動しなくても、その場にスピリットがいるかのような迫力を感じさせ盛り上がっていた。

 

「これでターンエンド」

 

 

 

[02ターン.チャンピオンside]

 

[スタートステップ]

[コアステップ][リザーブ]4個→5個。

[ドローステップ][手札]4枚→5枚。

 

「メインステップ! 行くぜ、ヴェロキハルパーとアシガルラプターをLv.2で召喚」

 

[リザーブ]5個→0個。

[トラッシュ]0個→2個。

[手札]5枚→3枚。

 

【ヴェロキハルパー】1(0)赤、スピリット、地竜/機竜。

Lv.1(1)BP1000、Lv.2(3)BP3000、Lv.3(4)BP4000。

Lv.2、Lv.3『このスピリットのアタック時』

このスピリットのアタックによって相手のライフを減らしたとき、自分はデッキから1枚ドローする。

 

【アシガルラプター】2(2)赤、スピリット、地竜。

Lv.1(1)BP2000、Lv.2(2)BP3000『このスピリットのアタック時』

このスピリットにソウルコアが置かれているとき、自分はデッキから1枚ドローする。

 

[フィールド]ヴェロキハルパーLv.1(1)BP1000、アシガルラプターLv.2((S1)1)BP3000。

 

「最後にバーストセット!」

 

[手札]3枚→2枚。

 

「バースト、来ましたか!」

 

裏向きに指定の位置にセットされるカード。【バースト】とはカードをセットし、カードに指定された条件を満たすことによって効果を発動できる罠のようなカード。当然相手はそれに警戒する。

 

「アタックステップだ! まずはトップは任せたぜ、ヴェロキハルパーでアタック!」

 

アタックステップ開始早々繰り出される攻撃の命令にヴェロキハルパーは頷きながら、フィールドを駆け出す。その攻撃に対しエッジウルフは物言いたげに少年に吠え始める。

 

「スピリットはやる気満々みたいだぜ? どうする?」

 

少年に尋ねるチャンピオンの言葉。プレイヤーは相手の攻撃に対し、いずれかの選択肢がある。その基本となるのが行動が可能なスピリットでその攻撃を防ぎ、バトルするブロック。だが防げない、若しくは防がない場合、プレイヤーがする事のできる手段は一つしかない。

 

「攻撃はライフで受ける!」

 

防げなかった攻撃に対してはライフで受けるしかなく、少年の言葉に台座に灯る5つの内、一つのライフがヴェロキハルパーの前にバリアのようにが展開され、その壁に対し連続蹴りを打ち付け、バリアを破壊する。

 

「ッ!!」

 

[少年side]

[ライフ]5→4。

[リザーブ]0個→1個。

 

ライフが破壊され、5つの光のうち1つは輝きを失い、そしてライフを失った衝撃が少年自身、そして少年の足元も衝撃に揺れ、ライフの減少は文字通り命が削られた事を意味するように感じさせられる。しかしそれでもライフを失う事はデメリットばかりではない。失ったライフはリザーブへと送られ、使えるコアが増えればそれは反撃の機会にも繋がる。

 

「もう一度行くぜ? 次はアシガルラプターでアタックだ! アタック時効果で、このスピリット自身にソウルコアが乗っているから1枚ドロー!」

 

[手札]2枚→3枚。

 

「それもライフで受ける!」

 

ヴェロキハルパーと同様にバリアに対しアシガルラプターも連続蹴りをバリアに叩き付けると、また一つ少年のライフを破壊する。

 

[少年side]

[ライフ]4→3。

[リザーブ]1個→2個。

 

「これでターンエンドだ!」

 

 

 

 

[03ターン.少年side]

[スタートステップ]

[コアステップ][コア]2個→3個。

[ドローステップ][手札]4枚→5枚。

[リフレッシュステップ][トラッシュ]3個→0個。[リザーブ]3個→6個。

 

「メインステップ! アイゼンドラゴンを召喚します!」

 

[リザーブ]6個→1個。

[トラッシュ]0個→4個。

 

【アイゼンドラゴン】5(3)赤、スピリット、竜人。

Lv.1(1)BP3000、Lv.2(3)BP5000、Lv.3(5)BP6000。

Lv.1、Lv.2、Lv.3『このスピリットのバトル時』

BP3000以下の相手のスピリット1体を破壊する。自分のアルティメットがいる時、さらに自分はデッキからドローする。

 

[フィールド]アイゼンドラゴンLv.1(1)BP3000、エッジウルフLv.1(S1)。

 

「アタックステップ! アイゼンドラゴン、行け! 効果でBP3000以下のアシガルラプターを破壊!」

 

鉤爪を携えた竜、アイゼンドラゴンは吠えながら走り出すと、真っ直ぐ標的をアシガルラプターに定め、アシガルラプターは咄嗟の事に反応が遅れ、アイゼンドラゴンはそのまま鉤爪をアシガルラプターに突き刺し、そのまま宙に投げつけると、アシガルラプターは消滅。

 

「ぐっ! これは厳しいな!」

「まだまだ、次はメインアタックですよ!」

「ライフで受ける!」

 

そのまま今度は標的をプレイヤー本人に定め、展開されたバリアに鉤爪を大きく振りかぶり、そしてそのまま勢い良く振り下して切り裂き破壊する。

 

「ぐっ!!」

 

[チャンピオンside]

[ライフ]5→4。

[リザーブ]2個→3個。

 

「もう一つライフを貰う! 次はエッジウルフでアタックだ!」

「それもライフだ!」

 

間髪入れずに今度はエッジウルフに攻撃指示を出すと、バリアに大きく突進しさらにライフを砕き、お互いにライフ3と、同点に持ち込んだ事に少年は嬉しそうに笑って見せるが、失たライフに対し、チャンピオンの男もまた、笑って見せた。

 

[チャンピオンside]

[ライフ]4→3。

[リザーブ]3個→4個。

 

「!?」

「ライフ減少でトリガーだ、俺のライフが3以下の時、このバーストを発動するぜ!」

「しまった!」

「ライフ減少時でバースト発動! 龍の覇王ジークヤマトフリード!」

 

【龍の覇王ジークヤマトフリード】8(3)赤、スピリット、古竜/覇皇。

Lv.1(1)BP6000、Lv.2(3)BP10000、Lv.3(5)BP13000、Lv.4(8)BP20000。

【バースト:自分のライフ減少時】

自分のライフが3以下の時、BP15000以下の相手スピリット1体を破壊する。この効果発揮後、このスピリットカードを召喚する。

Lv.2、Lv.3、Lv.4『このスピリットのアタック時』

相手のスピリット1体を指定し、そのスピリットにアタックできる。

Lv.3、Lv.4『このスピリットのアタック時』

自分のバーストをセットしているとき、このスピリットのBP以下の相手のスピリット1体を破壊する。

 

[リザーブ]4個→1個。

[バースト]龍の覇王ジークヤマトフリードLv.2((S1)2)BP10000。

 

 

「バースト効果でアイゼンドラゴンを破壊、さらにバースト召喚だ!」

 

天を裂いて突如降り注ぐ炎。まるで滝の様に降り注ぐその炎にアイゼンドラゴンは全身を焼かれ、炎の中で力尽き爆発を起こし、そしてそれを見届けると雲を裂いて舞い降りるジークヤマトフリード。

 

「ぐっ! これでターンエンド!!」

 

読みが外れたのか、歯噛みしながらもこれ以上の攻撃手段はなく冷静にターンを終え、続くチャンピオンへとターンが映る。

 

 

 

 

[04ターン.チャンピオンside]

[スタートステップ]

[コアステップ][リザーブ]1個→2個。

[ドローステップ][手札]3枚→4枚。

[リフレッシュステップ][トラッシュ]2個→0個。[リザーブ]2個→4個。[フィールド]ヴェロキハルパー回復。

 

「メインステップ! バーストセット、そしてカグヅチドラグーンを召喚」

 

[リザーブ]4個→1個。

[トラッシュ]0個→2個。

 

【カグヅチドラグーン】4(2)赤、スピリット、古竜。

Lv.1(1)BP3000、Lv.2(3)BP6000。

Lv.1、Lv.2『このスピリットのアタック時』

自分はデッキから1枚ドローする。

Lv.2『このスピリットのアタック時』【激突】

相手のスピリットは可能なら必ずブロックする。

 

[フィールド]ヴェロキハルパーLv.1(1)BP1000、カグヅチドラグーンLv.1(1)BP3000、龍の覇王ジークヤマトフリードLv.2((S1)2)BP10000。

 

「アタックステップだ! ヴェロキハルパーでアタックだ!!」

「ライフで受ける!」

 

このターンもう少年を守るスピリットは一体もいない。その身を犠牲にするしかなく、再びバリアを蹴りつけ、ライフを破壊する。

 

[少年side]

[ライフ]3→2。

[リザーブ]2個→3個。

 

「次だ! カグヅチドラグーンでアタック!! アタック時効果で1枚ドローだ!」

 

[手札]2枚→3枚。

 

このターン、全ての攻撃が決まれば少年の負けが確定する。カグヅチドラグーンは目を輝かせながら一気に相手に襲い掛かるが、少年はまるで攻撃を待っていたのかの様に笑って見せた。

 

「フラッシュタイミング! マジック、炎刃ストライク!」

 

【炎刃ストライク】4(2)赤、マジック。

BP3000以下のスピリット2体を破壊する。コストの支払いに[ソウルコア]を使用していたら、さらに、相手のネクサス一つを破壊する。

 

[リザーブ]3個→0個。

[トラッシュ]4個→7個。

 

 

スピリットの攻撃を止める手段となり得るもう一つの方法、それがマジック。フラッシュと書かれたカードは自分か相手が攻撃したとき、若しくはスピリット等のバトル発生時に使用することが出来、使い所を見極めることが出来れば逆転の一手と成り得るカード。マジックの使用により、出現する炎を纏う刃。炎の刃は弓矢の様に飛び出すと、それはカグヅチドラグーンとヴェロキハルパーの二体を射止め、破壊してしまう。

 

『おぉーっと! ここでマジックによるカウンター! チャンピオン、これは油断したか!?』

 

司会の女性による実況に観客達も動揺する声が広がる。2体のスピリット失ったことにより、残るジークヤマトフリードだけでは少年に止めを刺すことが出来ず、守りを固めるべきと判断したのか、それ以上攻撃はせずそのターンを終えた。

 

 

 

 

[05ターン.少年side]

[スタートステップ]

[コアステップ][リザーブ]0個→1個。

[ドローステップ][手札]3枚→4枚。

[リフレッシュステップ][トラッシュ]7個→0個。[リザーブ]1個→8個。[フィールド]エッジウルフ回復。

 

「メインステップ! バーストセット! そしてファイザードを召喚!」

 

[手札]4枚→3枚。

[リザーブ]8個→7個。

 

【ファイザード】0(0)赤、スピリット、翼竜。

Lv.1(1)BP1000、Lv.2(3)BP3000、Lv.3(5)BP4000。

 

呼び出されるのは小さな龍、だが当然少年の手はそれだけではない。会場の空気が変わる中、少年は次の一手を仕掛ける。

 

「炎の龍は究極に進化を果たす! アルティメットジークフリードをLv.4で召喚する!!」

「!」

 

突如噴き上げる火柱、だが真っ赤に燃える炎の中でも一際黄金の輝き、そして炎を吹き消して金色に輝く体を深紅の炎で染め上げる龍、スピリットを超越した究極存在────アルティメットジークフリードが現れる。

 

『出ました出ました!! スピリットを超える究極、名をアルティメット!!』

 

司会の声に観客達の歓声もより盛り上がる。バトスピのゲームシステムにおいて数年前に登場した第5のカードとして知られる存在、それがアルティメット。攻撃やブロック等基本行動はスピリットと同じだが場に出すためにはそれぞれ指定された条件を満たす必要がある、しかし出す事が出来れば究極の名の通り、その力はスピリットとは比べられない。スピリット達の中でもトップクラスの力を誇り、プレイヤーに与える恩恵は絶大だった。

 

「これがキーカードだ! アタックステップ! 行けッ! アルティメットジークフリード!!」

 

巨大な体を動かし、まるで獅子が得物を追い詰めるかの如く歩み寄るアルティメットジークフリード、そしてその進撃に合わせるように少年は右手を構える。

 

「アルティメットトリガー! ロックオンッ!!」

 

アルティメットだけが持ち、アルティメットの中で最も主流とされているキーワード能力、それが【U(アルティメット)トリガー】。少年は構えた腕を鉄砲のようにして撃つと、相手のデッキの上から1枚のカードが弾け飛ぶ。

 

「コストのコールお願いします!」

「『ツインブレードラゴン』、コストは5だ!」

「ヒットッ!」

 

アルティメットトリガーの最大の特徴は効果発揮時に相手のデッキの上の1枚を強制的にトラッシュに送り、そのカードが自分自身のコストを下回っていればその効果を発揮させる。少年の宣言と同時にアルティメットジークフリードは眼光を輝かせると、大きく息を吸い込み、吸い込んだ息を熱風として周囲全体に吐き出すと、その熱風はジークヤマトフリードを拘束するかのように収束し始めると、自らの意思とは関係なくアルティメットジークフリードに引き寄せられてしまう。

 

「アルティメットトリガーがヒットした時! 相手はスピリットは強制ブロックしなければならず、そしてブロックした時、相手ライフを一つ破壊だ!!」

 

【アルティメットジークフリード】6(3)赤、アルティメット、新生/古竜。

Lv.3(1)BP10000、Lv.4(3)BP14000、Lv.5(5)BP20000。

【召喚条件:自分の赤のスピリット1体以上】

U(アルティメット)トリガー】『このアルティメットのアタック時』

Uトリガーがヒットしたとき、相手は可能ならブロックする。ただし、アルティメットはブロックしなくても良い。相手のスピリットにブロックされたら、相手のライフのコア1個を相手のリザーブに置く。

Lv.4、Lv.5フラッシュ【真覚醒】『このアルティメットのアタック時』

自分のスピリットのコア1個をこのアルティメットに置く事で、このアルティメットをBP+3000する。

 

「さぁ! ジークヤマトフリードにバトル強制だ!」

「ジークヤマトフリードでブロック!」

「ならこの瞬間! ライフを一つ破壊だ!!」

 

アルティメットジークフリードの前まで引き寄せられ、ジークヤマトフリードが目の前まで迫った瞬間、一度相手へと視線を切り替え、巨大な火炎放射を吐き付けると、そのままバリアを焼き尽くし、ライフを破壊する。

 

[チャンピオンside]

[ライフ]3→2。

[リザーブ]3個→4個。

 

「ッ!!」

 

相手のライフ消滅を確認し終えると、得物へと視界を戻す。対峙する二体の龍、しかしその体格差は大きく、比べると龍の覇王もまるで子供の様に小さく見えてしまう。巨大なその姿を前にジークヤマトフリードでさえも圧倒されてしまったのか、身動きが取れず、アルティメットジークフリードは一撃で決めるつもりなのか、そのまま一気に前足を振り上げ一撃でヤマトを仕留めにかかる。

 

『チャンピオンのエーススピリット、ジークヤマトフリードは絶体絶命! そして残るライフは2つ!! 相手のスピリットも2体!! まさかこれは、チャンピオンが負けてしまうのか……!!』

 

緊迫した空気に包まれる会場、少年も王手を掛けたように勝利を確信するが、チャンピオンである男はそれに対し、静かに笑って見せた。 

 

「!?」

「ははっ、中々やるな!! こりゃ追い詰められたぜ!!」

「余裕ぶってても、もう勝負は決まったも同然────」

「おっと!」

 

言い掛けた少年の言葉を遮るようにチャンピオンは大きく叫んで遮り、そして続けて行く。

 

「チャンピオンとして、一つ言わせてもらうなら、勝負は最後まで何が起こるかわからないぜ!」

「?」

「俺のライフ減少時でバースト発動!!」

 

高らかに宣言すると、伏せたカードが弾け飛ぶと、まるでカードに呼応するように空が黒く染まる。

 

「俺のライフが3以下の時、相手のBP20000以下のアルティメットを一体破壊しこのアルティメットを召喚できる! 極覇龍アルティメットヤマトをな!!」

「何!?」

 

黒く染まったフィールド、しかし次の瞬間、暗いフィールドを一瞬で赤く染め上げる太陽が現れ、超新星の如く大爆発を起こし爆風から眩い黄金の輝きを放ちながら現れる龍────アルティメットヤマト。

 

【極覇龍アルティメットヤマト】8(3)赤、アルティメット、新生/古竜。

Lv.3(1)BP13000、Lv.4(3)BP17000、Lv.5(5)BP25000、Lv.6(8)BP40000。

【召喚条件:自分の赤のスピリット1体以上】

【バースト:自分のライフ減少時】

自分のライフが3以下の時、BP20000以下のアルティメット1体を破壊する。この効果発揮後、このアルティメットカードを召喚する。

【Uトリガー】Lv.4、Lv.5、Lv.6『このアルティメットのアタック時』

Uトリガーがヒットしたとき、このターンの間、自分のアルティメットが相手のスピリットにブロックされたら、相手のライフのコア1個をリザーブに置く。

 

[リザーブ]4個→1個。

[バースト]極覇龍アルティメットヤマトLv.2(3)BP17000。

 

 

「仲間を守れ! アルティメットヤマト!!」

 

和人の指示にアルティメットヤマトはすぐさま駆けだすと、今にも止めを刺さんと迫るアルティメットジークフリードに対し、黒い炎を吐き付け、その攻撃に気づいたのか咄嗟に飛び上がって炎を避け、真上に飛び上がる。

 

しかしその回避行動を読み切っていたのか、何時の間にかアルティメットヤマトも飛び上がり自分の目の前まで迫っていたかと思うと、その首元に喰らい付き、地面に引き摺り落とし、そして喰らい付いたままその大きな巨躯を持ち上げ、再度地面へと叩き付け破壊する。

 

「そ、そんな!?」

「なっ? だから勝負は最後まで分からねぇだろ?」

 

目の前の光景にへ垂れ込む少年にチャンピオンは対して人懐っこく笑い、見ていた観客達は全員喚起する。

 

「た、ターンエンド」

 

 

 

 

[06ターン.チャンピオンside]

[スタートステップ]

[コアステップ][リザーブ]1個→2個。

[ドローステップ][手札]3枚→4枚。

[リフレッシュステップ][トラッシュ]2個→0個。[リザーブ]2個→4個。[フィールド]龍の覇王ジークヤマトフリード、極覇龍アルティメットヤマト、回復。

 

「メインステップ! 龍の覇王ジークヤマトフリードをLv.1にダウンしてイクサトカゲを召喚!」

 

[リザーブ]6個→5個。

 

【イクサトカゲ】0(0)赤、スピリット、爬獣。

Lv.1(1)BP1000、Lv.2(3)BP3000、Lv.3(5)BP4000。

Lv.3

このスピリットにソウルコアが置かれている間、このスピリットをBP+6000する。

 

「さぁ行くぜ! 相棒!! 龍の覇王ジークヤマトフリードを【転召】! さらにイクサトカゲから不足コストを確保して召喚する!!」

「!」

 

龍の覇王が炎の中へと包まれ、そして炎の中で転生するかのように龍の覇王とは違う別の龍の影が炎の中より映り、誰もがこれから呼び出されるスピリットに期待するように羨望の眼差しで見つめるが、一番にそのスピリットの登場を待ち望んでいたのはチャンピオンだった。

 

「さぁ今日も頼りにしてるぜ!! 剣龍皇エクスキャリバスを召喚だ!!」

 

[リザーブ]5個→0個。

[フィールド]龍の覇王ジークフリード、イクサトカゲ消滅。

[トラッシュ]0個→6個。

 

炎を振り払って火の粉に白銀の体をより輝かせながら力強く吠える龍、チャンピオンが相棒と呼ぶエクスキャリバスの姿だった。

 

「召喚時効果! 相手のスピリットをBP6000まで! エッジウルフとファイザードを破壊するぜ!!」

「!!」

 

炎をその身に纏わせると、一気に二体のスピリットに向けて突っ込むと、そのまま二体に突進し、吹っ飛ばして破壊する。 

 

【剣龍皇エクスキャリバス】7(4)赤、スピリット、古竜/勇傑。

Lv.1(1)BP5000、Lv.2(3)BP8000。

【転召:コスト3以上/トラッシュ】

召喚コスト支払い後、指定コスト以上の自分のスピリット1体の上のコアを全てを指定場所に置かなければならない。

Lv.1、Lv.2『このスピリットの召喚時』

BP合計6000まで相手のスピリットを好きなだけ破壊する。

Lv.2【激突】『このスピリットのアタック時』

相手は可能ならば必ずブロックする。

 

『ついに出た! これまでチャンピオンを支えてきたキースピリット、エクスキャリバス!! その効果で相手のブロッカーを全て破壊してしまいました!!!』

 

実況の声にも力が入り、観客達もバトル終盤に差し掛かったにも関わらず、より大きな歓声を上げるが、チャンピオンはそれを全く気にする様子はないまま、ただ笑い自分のペースを保ったまま、バトルを続けていた。

 

[フィールド]剣龍皇エクスキャリバスLv.1(1)BP5000、極覇龍アルティメットヤマトLv.4(3)BP17000。

 

「アタックステップだ! 行けッ! エクスキャリバス!!」

「ぐっ! ライフで受ける!!」

 

エクスキャリバスは大きく吠えながら、再びその身に炎を纏わせると、展開されるライフのバリアに対しても一切止まる事無く、弾丸のような速度でライフへとぶち当たると、一気にライフを砕く。

 

「ぐあっ!!」

 

[少年side]

[ライフ]2→1。

[リザーブ]5個→6個。

 

「ライフは残り一つだ!」

「ま、まだまだ!! ライフ減少時でバースト発動! 天剣の覇王ジークスサノフリード!」

 

王手を掛けるチャンピオンだが、少年にしてもまだまだこのままでは終われない気持ちはある。ライフ減少と同時にトリガーが引かれ、弾け飛ぶカードを手に取る。

 

【天剣の覇王ジークスサノフリード】9(3)赤、スピリット、古竜/覇皇。

Lv.1(1)BP6000、Lv.2(3)BP10000、Lv.3(5)BP15000、Lv.4(7)BP20000。

【バースト:自分のライフ減少時】

自分のライフが3以下なら、自分の赤のスピリット1体につき、BP6000以下の相手のスピリット1体を破壊する。この効果発揮後、このスピリットカードを召喚する。

Lv.2、Lv.3、Lv.4『このスピリットのアタック時』

このスピリットをBP+10000する。

Lv.3、Lv.4

自分のバーストをセットしている間、このスピリットに赤のシンボル1つを追加する。

 

「俺のライフが3以下ならこのスピリットを召喚だ! 来い!! 天剣の覇王ジークスサノフリードLv.3で召喚!!」

 

フィールドに降り注ぐ無数の剣、それは円を描くようにフィールドに撃ち込まれると巨大な火柱を噴き上げ、火柱よりジークスサノフリードが姿を現す。

 

[リザーブ]6個→1個。

[バースト]天剣の覇王ジークスサノフリードLv.3((S1)4)BP15000。

 

「どうだ! これでこのターンは凌いだ!」

「へぇ、やるな! でも俺はさっきも言ったよな? 勝負は最後まで何が起こるかわからないって?」

「えっ?」

「まだ俺のターンは続いてるぜ! 今度は極覇龍アルティメットヤマトでアタックだ!」

 

ブロッカーとして新たに出現したジークスサノフリードに対しても全く怯まずに、アルティメットヤマトに攻撃指示を出すと、アルティメットヤマトは足元に黒炎を放ち、その炎を自らの翼に纏わせると、そのまま一気に相手へと駆け迫って行く。

 

「今度は俺の番だ! U(アルティメット)トリガー、ロックオン!!」

 

先程少年がやったような動作で今度はチャンピオンが狙いを定めて撃ち抜くと、少年のデッキの上のカードが弾かれる。

 

「コストコールだ!」

「じ、壬獣ジャガーエッジ、コストは3」

「ヒットだッ!」

 

Uトリガーがヒットしたのと同時にアルティメットヤマトは再度力強く咆哮し、眼光を輝かせて突っ込み、それを阻もうとジークスサノフリードは近づくアルティメットヤマトに対し構える。

 

「ぐっ!! まだ俺にはブロッカーがいるんだ! ジークスサノフリードでブロック!!」

 

[Battle]極覇龍アルティメットヤマトLv.4(3)BP17000vs天剣の覇王ジークスサノフリードLv.3(5)BP15000。

 

ジークスサノフリードは無数の天剣を宙に浮かべ、それをまるでミサイルのようにアルティメットヤマトへと向けて撃ち出す。しかしそれに対し、黒炎を纏わせた両翼で天剣に叩き付け、天剣をまるでガラスのように粉々に砕き、バラバラに砕かれた天剣は地面へと叩き落とされ、その光景に怯みながらも主を守るべく突っ込むアルティメットヤマトに対し、天叢雲剣を力の限り両手で握りしめ、その進撃を真正面から受け止める。

 

「よし! これで────!」

 

攻撃に耐え凌いだと、そう思って安堵する少年。安心するように一息つこうとする少年だったが、バトルではアルティメットヤマトは止められながらも進もうとするその足を止める事はなく、一歩、また一歩と進み続け、ジークスサノフリードは次第に押され始めて行く。

 

「何!?」

「アルティメットヤマトのトリガーヒット時の効果! 相手スピリットにブロックされた瞬間、ライフを破壊だ!!」

「!?」

「つまり、これで決まりだ!!」

「そ、そんな馬鹿な!!」

 

少年の最後のライフがバリアとして強制的に展開されると、アルティメットヤマトはそれを確認し、止まる事は無くそのまま一気に突っ込むとジークスサノフリードを突き飛ばし、突き飛ばされたジークスサノフリードはバリアの壁に押し付けられる。

 

「!!」

「仕上げだ! アルティメットヤマト!!」

 

そのままジークスサノフリードごとバリアを貫くと、スピリット諸共最後ライフを破壊する。

 

[少年side]

[ライフ]1→0[Lose]

 

 

 

***

 

 

 

 

『決まったーー!! チャンピオン、追い詰められながらも見事に大逆転を飾って見せました!! ぜひ熱いバトルを展開してくれた両者に拍手を!!』

 

バトルに決着後、二人に向けて贈られる拍手喝采。会場中が熱狂に包まれ、その全員が熱いバトルの余韻に浸っていた。

 

『チャンピオン勝利おめでとうございます! よければ会場のカードバトラーさん達に一言メッセージを!』

 

マイクを手渡され、それにチャンピオンの男性は「あまり偉そうに喋れる事ないんだけどな」と謙遜するように頭を掻いて見せながらも、それでもマイクを手に持ち何かを考え込むように数秒を間を置いて。

 

『カードバトラーの皆、今日は会場に来てくれてありがとう。俺は今こうしてチャンピオンとして皆の上に立ってる。だから今日来てくれたカードバトラー達とはいずれライバルになるだろう。だから戦う時は俺を超えるつもりで全力で向かって来い!!』

 

その言葉に刺激されたようにカードバトラー達は一気に大声を上げ、その光景にチャンピオンは笑いながら続けて行く。

 

「いつでも、この俺に!! この若槻和人に掛かって来い!!

 

高らかに自分の名を名乗るチャンピオン。彼こそ正真正銘世界を救ったカードバトラーであり、事件の事は既に人々の記憶から消え去っているが、それでも、彼の強さは今やチャンピオンとして、そして世界一として、その名は今もなお多くのカードバトラーの記憶に刻まれる存在となっていた。

 

「チャンピオン、いずれその最強の座は俺が貰う!!」

「キャプテン、その意気だ! 次の最強は当然キャプテンで決まりだ!」

 

「氷牙さん、ちゃんと見てましたね?」

「あぁ見てたよ。ったく、眠ぃけど、まぁ超えるつもりでやるのは変わりねぇな」

 

チャンピオンの宣戦布告とも取れる言葉に当然多くのカードバトラー達はそれぞれ意気込みを上げていた。そんな中、勿論3人組の少年達も他のカードバトラーと同じく、刺激を受けていた。

 

「チャンピオンに挑むのは当然俺達! 最強なるのも俺達だよな!」

 

赤髪の少年の言葉に二人も頷き、そして一人は自分のデッキを見つめながら静かに先程見た光景とチャンピオンの言葉を思い返す。

 

「僕も、最強に……!」

 

会場内に多くカードバトラー達が抱く己が最強になるという願い、その想いはいずれ、最強を、天下を掛ける戦いへの引き金を引く事になる。




皆さま、どうでもブラストです! お久しぶりでございます!!
前々から言っていた新作、本日今日から連載することになりました!!!!
今作品では「バトルスピリッツ激震の勇者」の続編となります! なので、今回、チャンピオンとして前作主人公の若槻和人にサプライズ登場してもらいました!! 他のキャラたちは登場予定あるのかな(笑)


キャラ紹介など、また詳しい設定を次回に書こうと思ってます。


それにしてもやっとこの新作からアルティメットや烈火伝に登場したあのスピリット達も登場させられると思うと意欲が沸いて沸いて仕方がないです!! まぁ既にアニメではダブルドライヴになっているのですが、勿論カードパートは新弾の物まで採用していくので、十二神皇のゲイルフェニックスや話題の異魔神なんかも書いていきたいです!! 前作はハイドカードなど、オリカを軸としたシリアス展開でしたからアルティメットなど大きな環境変化の為、カードパートを剣刃編以降更新できなかったので、今回は反省して同じことにならないようにします!多分……。←

世界観は天下など烈火伝なのかな?と思う方もいると思いますが、どちらかと言えば、仮面ライダー鎧武みたいな世界観かな?と思っています。今作ではシリアス展開っぽく語ってますが、あまりシリアス路線は無いかもしれません。まぁどんな展開になるかはこの先も読んでいただければ(ステマ)



バトルシステム、前作は見栄えよくしようと書いてましたが、今回からはソウルコアも導入してるので、分かりやすいように表現やターン表記など大きく書き方を変えました。実際に分かり易いかどうかは書いて聞いてみない事には分からないので、今回プロローグとして、短くバトルを書いてみました。表現が分かりづらいなど、この書き方はこうした方がいいなど気軽にご意見貰えれば幸いです。
また今日からバトスピ小説を書いていきますので、前作を読んでいただいた方や新しく小説を読んでくれるという方、ぜひ気合を入れて頑張りますのでよろしくお願いいたします!
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