誤字、プレイミスありかも。
バトル表記が人によっては分かりずらいかも。
それでも大丈夫という方はどうか温かい目で見てもらえると幸いです。発見したミスやバトル表記などのご指摘気軽にお待ちしております。
No07.神皇降臨、新たな仲間
「はぁー……」
浮かない表情で近くの公園に腰掛けながらため息を零す少年、ハルヤ。昨日、チームレッドドラゴンを抜けて、新たな道を進むと決めた彼。その翌日、いきなり大きな問題を抱えていた。
「……これからどうしよう」
その言葉通り彼が悩む理由は「次の行動」だった。宛もある訳がなく、途方に暮れるしかなかったが、そこへふと。
『おや? ハルヤさん、こんなところで会うなんて奇遇ですね?』
「!?」
気品のある声、声の方角に振り返るとそこにいたのは神子達3人の姿だった。
「あれ、確か実況の!」
「バトル解説している犬神神子と申します。こうして話すのは初めてかもしれませんね?」
その通り。毎度実況している神子達とは面識はあれど、直に話す機会はなく、こうして対面するのも初めてだった。
「実況してる犬神紅葉だよ! 初めまして!!」
「姉さん達の弟の犬神コン太です。初めまして」
「あっ、はい。どうも」
普段の実況通り賑やかな紅葉と、反対に落ち着いた様子で軽く礼をするコン太。二人とも挨拶を交わしながら、当然三人が自分に声を掛けた要件が気になる。
「それで、僕に何の用が?」
「いえ、先日のバトルでレッドドラゴンを脱退されたらしいですが、もしかしてその事でお困りじゃないかと思いまして」
「あはは、正直に言うと恥ずかしい話、ちょっとこれからどうしていいのか分かんなくて」
「やっぱりそういう事ですか。それでしたらぜひ私達をお便りください」
「えっ?」
具体的な事は何も言わず「付いて来て下さい」とだけ告げると、どこかに向けて歩き出し、不思議に思いながらもハルヤも何も言わず、神子達の後に付いて行った。
***
「さぁ着きましたよ?」
神子達に連れられ暫く、目の前にあるのはBSマークを看板代わりに張られた一件のカードショップ。しかしそれの外観は広く、まさにドーム会場の様だった。
「あ、あのここって?」
外観に気まずそうに尋ねるハルヤに対し、神子はにっこりと笑ったまま「目的地ですけど?」と答えた。
「いや、そうじゃなくて、具体的にどういう場所なんですか?」
「お伝えしてませんでしたね。ここはバトスピショップですが、ただのバトスピショップではありません。この街、高天原内でのチームの登録管理を担う言わば運営店でもあります」
「チームの登録管理!? ここで!?」
「まぁ初めてにしても身構えなくていいですよ? 一から説明してくれると思いますし、とにかく付いて来て下さい」
「は、はい」
言われるがまま店内へと中を入るハルヤ達。
「おっ、いらっしゃい」
ハルヤ達の姿に、カウンターに腰を掛けて声を掛ける一人の男性。見た目は20代前半程の男性で紫髪に、手に持ったタロットカードが特徴的な人物だった。
「お久しぶりです。ダイキさん」
「よぉ、久々っていう割には前も来てたけどなァ、そっちは初めてだけど、新入りか?」
神子達とも既に面識があるのか、ダイキと呼ばれた男性は親しげに神子達と会話を交わしながら、ハルヤに姿を興味深そうに見ている。
「あ、あの……神子さん達にチームの登録管理ができるって聞いてたんですけど?」
「へぇー、見ない顔だが新規ってところか?」
「はい、まぁ」
「ダイキさん、実はハルヤさん。最近チーム脱退して新たなチームを作るそうなのですが、まだメンバーも集まってない状態でして」
「! そりゃ少し面倒だな」
少しだけ驚いた様に反応して見せ、頷く神子達に対し、ハルヤは何の事だか理解し切れていないが、一方のダイキは悩むようにしながらも、何かを思いついたのか後ろに振り返る。
「おい! 光!!」
光と呼ぶ別の人物、その声に返事をしながら奥から一人の女性が顔を出す。
「あれ? 神子さんたちいらっしゃったんですね。そちらの方は初めてですね?」
神子と同じく丁寧な口調の女性。気品あふれるその女性の対振る舞いはまるでお嬢様の様で、神子も女性に対して「お久しぶりです」と返事を返し、光と呼ぶ女性とも面識がある様子。
「御挨拶しますね。私、相崎光と申します。こちらの方は城島ダイキさん、私たち二人でこのバトスピショップを経営してます」
「二人で、ですか!?」
その言葉通り、他の店員の姿はなく、相当な広さにも関わらずそれを二人だけ営んでいる事に思わず動揺を隠せなかった。
「人員不足と思うかもしれませんが、元々このバトスピショップは、昔バトスピショップを経営していた人から任せられたんですけど、まだ新規開拓したばかりで体制が整ってなくて」
「ハッ、俺は見兼ねたから手伝ってやってるだけだ。二人だけでも慣れりゃ回せるぜ」
「えー、ダイキさんにしてみれば二人だけでもじゃなくて二人だけの方が都合がいいんじゃないですか?」
「!!」
落ち着いた様子で語るダイキだったが、不意な紅葉の発言に「お、大人を揶揄うな!」と慌てたように否定し、恥ずかしそうに口元を隠す素振りを見せた。
「ふふっ、紅葉さんも相変わらずですね」
「笑い事じゃねぇよ光。俺は別に……!」
「何も言わなくても、私はちゃんとわかってますよ?」
「っ! ど、どこが分かってんだよ!!」
面白そうににやける紅葉に、神子も「ダイキさんも光さんには敵いませんね」と口を挟み、それに対し返す言葉がないのか恥ずかしそうに黙り込んでしまう。
「姉さん、そろそろ本題」
「あっ、そうでしたね」
一方で完全に状況に付いていけず取り残されているハルヤに見兼ねたように話題を切り替えるコン太。神子も反省するように「すみません」と謝りながら本題へと入る。
「えっと、じゃぁ早速ハルヤさんのチーム登録の件についてお話ししたいんですが」
「あぁ。その事なんだがまだメンバーも揃ってないんだろう? まずはチームの事も全部は分かってないみたいだし、一度詳しい説明した方がいいと思うんだが?」
「それもそうですね」
ダイキの言葉に頷きながら、「それなら私が説明しましょう」と光が説明し始める。
「簡単に説明しますと、まずはハルヤさんが所属していたレッドドラゴンを始めとするチーム。そのチームは専用の施設でチームの戦績や活動、メンバーなどを把握管理しています。基本的にランキング登録されているのは全て地域ごとの専用施設で登録された物で、登録条件がチームリーダーを含めたメンバー5人以上所属していることになります」
「つまり、僕を含めてあと4人?」
「はい。なのでハルヤさんがもしチーム登録をされるというのであれば、メンバーを4人集める事が必要となります。一応こちらで仮登録だけはできますので、メンバーが揃ったらまだいらしてください」
4人ものチームメンバーを集める必要がある事に一瞬気が遠くなるような気もしたが、それでも強さを目指して突き進んだ己の道。弱音は吐けず頑張ろうと強く意気込む決意を固めた。そんなハルヤの様子にダイキは何かを感じたように一枚のタロットカードを取り出す。
「月の逆位置。結果は未来への希望か」
「えっ?」
取り出したカードを見ながら語り、その結果に対して面白そうに笑いながらさらにダイキは続けて行く。
「要するに頑張れば思うようになるかもって事だ。大変かもしれないけど、精々頑張れ」
「はい、ありがとうございます!!」
激励を贈るその言葉に対し、嬉しそうに笑顔で返答すると、思い立ったように出口の方へ振り返る。
「早速メンバー集め頑張ろうと思います。ダイキさん、光さんありがとうございました。それに神子さん達も、本当にありがとうございます」
「はい、メンバー集め頑張ってくださいね。私達も陰ながらハルヤさんを応援してますから」
神子達に見送られながら、その場を後に飛び出すハルヤ。その様子に対し、神子達も「それでは私達もこれで」と続くように店を後にし、4人の姿が見えなくなったのを確認すると。
「はぁー、色々騒がしい奴等だったなァ」
「そんな事言いながら、ダイキさんもあの子たちが気に入ってるんじゃないですか?」
「ハッ、否定はしねぇけどな」
「全く素直じゃないんですから。それにしても、あのハルヤさんって子。まるで誰かさんにそっくりでしたね」
光の言葉にダイキも頷き、その言葉は二人のよく知る人物の昔の姿とハルヤの姿が重なるように感じていた。
「あぁ、どっかのバトル馬鹿に思い出すぜ」
「あの人は今はどこで何をしている事やら」
***
一方でバトスピショップを後に飛び出すハルヤ。どこかに向かうハルヤ。宛があるの中、走り続ける事暫く。一件のスタジアムへと顔を出すと、そこで誰かを見つけたように「おーい!」と手を振って駆け寄る。
『ん? ハルヤじゃんか? 随分だな』
ハルヤの声に気づいたのか、ハルヤに手を振り返す一人の少年。派手目な格好に金髪の目立つその少年は以前ハルヤと対戦した雷矢だった。
「よくここが分かったな」
「まぁ色んなバトスピショップ捜し歩いたから、ジライヤの事探してたんだけど、会えてよかったよ」
「俺を? 何でまた俺なんか?」
「実はさ……。」
これまでの経緯を雷矢に全て話し、話を聞き終えると面白そうに反応して見せた。
「お前も遂に最強目指す気になったんだ?」
「うん。ジライヤに言われた事ずっと考えて、僕ももっと誰よりも強くなりたいって思うようになってさ」
「いいと思う。俺は応援するぜ、それで? 今はチームメイト探しって訳か」
「うん、前にジライヤ、チーム未所属って言ってたし、良かったらジライヤとチームを組みたいなって思ったんだけど、駄目かな?」
以前対戦した事もあり、雷矢の実力はハルヤもよく知っている。だからこそ、チームメイトとして仲間になってほしいと思うハルヤだったが、雷矢はそれに対し悩むように腕を組みながら暫く考え込む。
「悪い、ちょっと無理かな」
「!」
「正直チーム未所属の方が何かと自由にできるしな。頼ってくれたのは嬉しいんだけど、本当にごめん!」
「いや、いいよ。別に無理に誘うつもりじゃないしさ」
だがハルヤにとって内心、残念じゃないと言えば嘘になる。宛にしていただけに断れた事には多かれ少なかれ凹まずにはいられなかったが、「けど」と雷矢は言葉を続けて行く。
「チームメンバー探すなら、丁度いい奴知ってるぜ?」
「本当?」
「あぁ、あれ見て見ろよ!」
雷矢が指指す方角にはフィールドで対戦している二人の少年の姿、場の状況を見る限り既に終盤らしく、バトルしているのはキャップを被った少年ともう一人、ハルヤと同じぐらいの背に赤のスカーフを首元に巻き、大きなカードファイルを背中に背負う少年。
『アタックステップ! 光牙鳳凰レックウマルでアタック!」
『ライフで受ける!!』
スカーフを巻いた少年はレックウマルをアタックさせると、相手の最後のライフを破壊し、決着となる。
『さぁ勝った勝った!! 約束のカード、頼むぜ!』
勝負に勝利した少年は自分の後ろにいる少年達にそう言うと、少年達はカードを手渡し始める。
『あぁ、やっぱ代行バトル頼んで正解だったよ、はい約束のレアカード。またよろしくな』
『サンキュー、報酬さえ出してくれるなら俺はいつでもオッケーだぜ?』
カードを受け取ると、少年達と別れ受け取ったカードを背負ったカードファイルに仕舞い、その様子を不思議そうに見ている。
「あれって、どういうことなの?」
「アイツの名前は天宝ザック。通称雇われバトラー」
「雇われバトラー!?」
「そっ、チーム間でのバトルに対して、代行バトルを請け負って勝ったら報酬としてレアカードを貰う。それを生業にしてるから周りじゃ雇われバトラーって言われてるんだ」
「へぇー、あの人勝ってたけど強いのかな?」
「あぁ。代行バトルじゃほぼ負けなしって言うぐらいにな」
「そんなに!?」
「あいつも一応チーム未所属だし、誘ってみるのも面白いと思うぜ」
雷矢の言葉に頷き、その様子に「まぁ頑張れよ」と声援を送り、「ありがとう!」とハルヤはすぐさまザックのと言う少年の元へ駆け寄って行き、観客席に腰掛けながらその行方を見守る雷矢だった。
「ねぇ、ちょっといいかな?」
「ん?」
ザックの元へ駆け寄って行くハルヤに、ザックは足を止め、ハルヤの方へと振り返る。
「あれ、アンタ知ってるぜ。確かレッドドラゴンの輝来ハルヤだろ?」
「あれ? 僕のこと知ってるの?」
「あぁ、割とBCO見てる人間にとっては有名なんだぜ、レッドドラゴン脱退したとか色々聞いてる」
「そんな事まで知ってるんだ」
「あぁ、で? そんな人が俺に何の用だよ?」
「あー実はさ、新しいチーム作ろうと思ってるんだけど、メンバーが揃ってなくてさ、もし良かったら新しくチームを作るためにチームメイトになってくれないかなって思ってさ」
「新しいチームねぇ」
単刀直入に用件を伝え、ザックもまたその提案に対し素直に受け入れがたいのか、考え込むような素振りを見せる。
「俺のこと知ってるかは知らないけど、俺は今レアカードを夢中だからな」
「あぁ、確か雇われバトラーだって聞いてるけど」
「まっ、何かと美味しい思いができるからな。こう見えてもカードコレクターとしてやってるからな、色んなカードを集めるのが趣味なんだ!」
カードコレクターなのは見た目通りな気もするが、苦笑いしながら突っ込む言葉を抑え、一方でザックはそれに構わずさらに意気揚々と続ける。
「まさにカードはお宝! 中でもXレアを超える究極のカード、それを手に入れるのが一番の目標だぜ!」
「究極のカード?」
「まっ、そういう訳で悪いけどチームは……!」
そこまで言い掛けた瞬間、何かを思い出したに言葉を止めた。
「そう言えば、アンタのキースピリットって確かリューマンゴッドソードだったよな?」
「うん、よく知ってるね?」
「当然、俺が今コレクションに探してたカードだからな! だからさ、それを掛けてバトルっていうのはどうだ?」
「えっ!?」
ザックの提案に思わず動揺を隠せなかった。ハルヤにとってリューマンゴッドソードは最も大切なキースピリットなのだから当然の反応だった。
「負けたら俺がチームに入る。まぁ無理にとは言わないけどな、アンタにとっても大切なカードだろうし」
「…………」
リューマンゴッドソードをカードを見ながら暫く考え込むハルヤ、暫く悩んだ末、何かを決意するように。
「いいよ、それでも」
「えっ!?」
「……できれば掛けたくないけど、何の条件もなしにチームに入ってっていうのも虫の話だと思うし」
「おいおい、そこまで俺にチームは言って欲しいのかよ? そこまでする必要あんのか?」
「うん。まだ会って間もないけど、何だかザックにはどうしてもチームに入って欲しいと思ってさ」
「ふーん。まっ、そのつもりならこっちも遠慮はしねぇぜ! 悪いけど勝たせてもらうぞ」
「うん。けど僕だって負けるつもりはないよ! リューマンゴッドソードは大切なスピリットなんだ。だから負ける訳には行かない!」
「決まりだな」と笑いながらバトルに臨むザックに、ハルヤもデッキを取り出して構え、二人はバトルフィールドへと移動する。
『さぁさぁさぁ今回もバトルの時がやって参りましたぁ!! 視聴者の皆様、今日も熱いバトルをお届けしたいと思います! 実況は御馴染み犬神紅葉、今日も一日よろしくお願いします!』
『解説の神子です。今日もよろしくお願いします!』
いつ来たのか神子達もその場へと足を運んで、いつもの様に実況解説を始め、ザックとハルヤは間もなく始まるバトルに準備を進めて行く。
『さぁ今回対戦しますのは、元レッドドラゴンメンバーであり、脱退後、その後の活躍に期待される話題のバトラー、輝来ハルヤ選手!! 一方で対戦相手につきましては、解説の神子さんに情報を伺いいたいと思います』
『はい、対戦相手は天宝ザック選手。こちらはチーム未所属ですが、チーム間同士の対決に代行を請け負い、雇われバトラーとして名の知れた人物ですね』
『今回もどのようなバトルになるのか、全く予想が出来ませんね!』
『ええ。なので実況解説者の我々は見逃す事なくバトルの状況をお伝えしなくてはなりません』
バトルの始まる前から嬉々として語る紅葉と神子達。一方でザックとハルヤの両方ともバトルの準備を終えたのか、それに気づくと紅葉達は仕切り始める。
『さぁ毎度号令! 両者コールをお願いします!』
「「ゲートオープン! 界放ッ!」」
二人の宣言と共に開始されるバトルに、誰もがバトルの行方に注目する。
[01ターン.ザックside]
[スタートステップ]
[ドローステップ][手札]4枚→5枚。
「メインステップ! ソウルコアを使用して丁騎士シュバリエを召喚だ!」
[リザーブ]4個→0個。
[トラッシュ]0個→3個。
[手札]5枚→4枚。
【丁騎士シュバリエ】3(1)緑、スピリット、十冠/爪鳥。
Lv.1(1)BP3000、Lv.2(3)BP5000。
Lv.1、Lv.2『このスピリットの召喚時』
BP5000以下の相手のスピリット一体を疲労させる。召喚コストに
「召喚時効果発揮! 召喚コストにソウルコアを使用でボイドからコア1個を追加だ!!」
「!」
鳴き声を上げながらシュバリエは自らの力でコアを齎す。緑属性得意のコアブースト。以前雷矢とのバトルでも経験した事のある戦法に油断できない事は百も承知だった。
[フィールド]丁騎士シュバリエLv.1((
「これでターンエンド」
[02ターン.ハルヤside]
[スタートステップ]
[コアステップ][リザーブ]4個→5個。
[ドローステップ][手札]4枚→5枚。
「メインステップ! リューマンサージェント召喚!」
[リザーブ]5個→0個。
[トラッシュ]0個→4個。
[手札]5枚→4枚。
[フィールド]リューマンサージェントLv.1((S1))BP3000。
「僕もこれでターンエンド」
『さぁお互いに動きは無し、場は硬直状態となっております』
『ハルヤさんのリューマンサージェントでアタックしても、まだ丁騎士シュバリエとはBPは互角。様子見は無難な判断かと思われます』
[03ターン.ザックside]
[スタートステップ]
[コアステップ]0個→1個。
[ドローステップ]4枚→5枚。
[リフレッシュステップ][トラッシュ]3個→0個。[リザーブ]1個→4個。
「メインステップ! ネクサス、白雲に茂る天翼樹を配置する!」
[リザーブ]4個→1個。
[トラッシュ]0個→3個。
[手札]4枚→3枚。
【白雲に茂る天翼樹】4(2)緑、ネクサス。
Lv.1(0)、Lv.2(2)。
Lv.1、Lv.2『このネクサスの配置時』
ボイドからコア1個を自分のリザーブに置く。系統:「爪鳥」を持つ自分のスピリットがいる時、さらにボイドからコア1個を自分のリザーブに置く。
Lv.2
相手が、スピリットの効果でドローしたとき、ドローしたカード1枚に付き、相手のスピリット1体を疲労させる。
「ボイドからコア1個を、さらに丁騎士シュバリエがいる事により、さらにコアをリザーブに追加。そして丁騎士シュバリエ、並びに白雲に茂る天翼樹をLv.2にアップ」
[フィールド]丁騎士シュバリエLv.2((S1)2)BP5000、白雲茂る天翼樹Lv.2(2)。
「俺はこれでターンエンド」
『ザック選手増やしたコアで場を固める!!』
『緑属性ならではのコアブーストを巧みに使いこなしてますね。何時動き出すのか、それに警戒をしなくてはなりませんね』
『一瞬たりとも目が離せない! 先に動くのは果たしてどちらか!!』
[04ターン.ハルヤside]
[スタートステップ]
[コアステップ][リザーブ]0個→1個。
[ドローステップ][手札]4枚→5枚。
[リフレッシュステップ][トラッシュ]4個→0個。[リザーブ]1個→5個。
「メインステップ! リューマンサージェントをLv.2にアップ! そしてリューマンサージェントのLv.2の効果、スピリットソウルを発揮!」
「!」
「アルティメットの召喚時、リューマンサージェントに赤のシンボル1つを追加し、炎極天リューマンバーストをLv.2で召喚! 不足コスト確保でリューマンサージェントをLv.1に戻す!」
[リザーブ]5個→0個。
[トラッシュ]0個→2個。
[手札]5枚→4枚。
[フィールド]炎極天リューマンバーストLv.2((S1)2)BP9000、リューマンサージェントLv.1(1)BP3000。
「アタックステップ! 炎極天リューマンバーストでアタック! アタック時効果発揮! 相手のネクサス一つを破壊する!」
「!!」
リューマンバーストは吠えながら両足に炎を灯すと、そのままネクサスに向かって勢いよく飛び蹴りを叩き込み、炎にネクサスは焼かれて消滅する。
「さらにメインアタック!」
「ライフで受けるぜ!」
展開されるバリアに渾身の打撃を叩き込み、そのまま一気に破壊する。
「ぐっ!!」
[ザックside]
[ライフ]5→4。
[リザーブ]2個→3個。
「へっ、ネクサス破壊した上にアタックとはやってくれんじゃねぇか!」
「勝つつもりだからね! 僕はこれでターンエンド」
[05ターン.ザックside]
[スタートステップ]
[コアステップ][リザーブ]3個→4個。
[ドローステップ][手札]4枚→5枚。
[リフレッシュステップ][トラッシュ]3個→0個。[リザーブ]4個→7個。
「メインステップ、丁騎士シュバリエをLv.1にダウン。そして、オウギエンショーを召喚!」
[リザーブ]9個→4個。
[トラッシュ]0個→4個。
[手札]5枚→4枚。
【オウギエンショー】5(3)緑、スピリット、華兵/爪鳥。
Lv.1(1)BP4000、Lv.2(3)BP6000、Lv.3(4)BP7000。
Lv.1、Lv.2、Lv.3『このスピリットの召喚時』
自分の手札にある「華兵」/「爪鳥」を持つスピリットカード1枚を、コストを支払わずに召喚する。ただし、そのスピリットの『このスピリットの召喚時』効果は発揮されない。
呼び出されたのは黄金に輝く羽を持つスピリット、オウギエンショー。出現と同時に鳴き声を上げると、煌びやかなその身はさらにその輝きを増し始める。
『おっと、早速オウギエンショーの召喚時効果発揮だ!!』
『オウギエンショーは手札にある「華兵」、「爪鳥」を持つスピリットを1体ノーコスト召喚できる効果ですね』
『ザック選手、その効果で何を呼び出すつもりだ!?』
紅葉達の言葉に対し、ザックは「とっておきだよ」と呟きながら口角を上げて見せた。
「見せてやるぜ、俺の超とっておきのレアカード!」
「!?」
「気高く舞い上がる神の翼! 皇の風を巻き起こせ!! 酉の十二神皇ゲイルフェニックス、召喚ッ!!」
[リザーブ]4個→0個。
[手札]4枚→3枚。
ザックが呼び出すのは十二神皇の内の一体、
『ななな何と!! ザック選手が呼び出したのは驚愕!!! 最強と名高い十二神皇の一体! ゲイルフェニックスだーーッ!!!』
『まさかの十二神皇の一体とは、ザック選手。かなり強力なスピリットを所持していたようですね』
ゲイルフェニックスの姿に誰もが驚きを隠せない。その事に対し、ザックは自慢気な様子だった。
「必死に探し回ってようやく手にした一番のXレアカードだ。それでお前に勝ってやるんだ。負けても誇りに思えよ!」
「くっ! いきなり十二神皇だなんて!!」
ゲイルフェニックスの姿にそれを扱うザックは勝利を確信する程の自信を得ており、それとは対照的に、対峙するハルヤにとっては、ゲイルフェニックスの姿による圧力は凄まじく、迫力は並みのスピリットを遥かに凌駕していた。
[フィールド]酉の十二神皇ゲイルフェニックスLv.2((S1)3)BP13000、オウギエンショーLv.1(1)BP4000、丁騎士シュバリエLv.1(1)BP3000。
「アタックステップ! ゲイルフェニックスでアタック! そしてアタック時効果発揮! 【封印】!!」
「封印!?」
【酉の十二神皇ゲイルフェニックス】7(4)緑、スピリット、神皇/爪鳥。
Lv.1(1)BP10000、Lv.2(3)BP13000。
Lv.1、Lv.2【封印】『このスピリットのアタック時』
このスピリットの
Lv.1、Lv.2【封印時】【飛翔】『このスピリットのアタック時』
バトル終了時、1コストを支払う事で、このスピリットは回復する。
Lv.2『このスピリットのアタック時』
系統:「神皇」か「十冠」を持つ自分のスピリット1体につき、このスピリットをBP+5000する。
「【封印】の効果により、ゲイルフェニックスのソウルコアをライフに置く!」
「ソウルコアをライフに!?」
[ザックside]
[フィールド]酉の十二神皇ゲイルフェニックスLv.2((S1)3)BP13000→酉の十二神皇ゲイルフェニックスLv.2(3)BP13000。
[ライフ]4→5。
ゲイルフェニックスは鳴き声を上げながらその効果により、ソウルコアをライフへと移すと、ソウルコアの赤い輝きがライフへと灯される。
「【封印】により、封印時のアタック時効果、【飛翔】を発揮! 相手の疲労状態のスピリット、アルティメットでのブロックが可能となる!」
「(えっ? わざわざこっちに有利な効果を付け足した!?)」
「Lv.2の効果、ゲイルフェニックス自身と十冠を持つ丁騎士シュバリエがいる事により、合計10000をゲイルフェニックスに加算して、BP23000だ!」
「ッ!!」
緑の光を纏う事でさらに力を手にするゲイルフェニックス。そのまま勢いよくハルヤへと迫って行くが、ゲイルフェニックスは向かいながらも、まるで敵に塩を送るかの様に、片膝を突くリューマンバーストに風を飛ばすと、その風を受け、先程まで疲労していたリューマンバーストは再び立ち上がる。
「アタックはリューマンバーストでブロック!」
[Battle]酉の十二神皇ゲイルフェニックスLv.2(3)BP23000vsリューマンバーストLv.4(3)BP9000。
圧倒的なゲイルフェニックスの存在に対してもリューマンバーストは決して怯まず、ゲイルフェニックスの恩恵を与えられたことで跳躍力も比較的に上昇し、そのまま勢い良く飛び上がると、ゲイルフェニックスの目の前で飛び上がり、炎を纏わせた蹴りを叩き込む。
だが、ゲイルフェニックスの力は今のリューマンバーストの比ではない。リューマンバーストの蹴りが決まるその直前、一瞬の合間にさらに高く飛び上がって蹴りを避けると、リューマンバーストの攻撃は空振りに終わり、空中で身動きの取れなくなったリューマンバーストをゲイルフェニックスはその翼で叩き付け地面へと叩き落とし、真っ逆様に落ちるリューマンバーストを追撃するようにゲイルフェニックスはさらに急降下すると、地面へ激突するリューマンバーストに止めを刺すように脚部の爪を突き刺し、そのまま破壊する。
「ぐっ!!」
『圧倒的な力でリューマンバーストを粉砕!! しかし疲労状態でブロック可能となっていたハルヤ選手、難なくこれで凌げました!』
『いえ、安心はできませんよ』
『おっと、それはどういう!?』
『十二神皇のゲイルフェニックスの力。その本領はここからですよ!!』
神子の言葉通り、まだゲイルフェニックスはその真価を発揮していない。バトルが終わりリューマンバーストを破壊されながらも攻撃を凌いだ事に安堵するハルヤだったが、「気を抜く暇なんてないぞ」と笑いながらザックは続けた。
「えっ?」
「バトル終了時効果! 1コストを支払う事で、ゲイルフェニックスは回復する!」
「なっ!?」
「よって1コストをゲイルフェニックスから支払って回復させる!」
[フィールド]酉の十二神皇ゲイルフェニックスLv.2(3)BP13000→酉の十二神皇ゲイルフェニックスLv.1(2)。
[トラッシュ]4個→5個。
コアがトラッシュに送られた事でレベルが下がるも、ゲイルフェニックスは緑の光をその身に緑の纏わせると再び起き上がり始める。
『何と再びゲイルフェニックスが回復したぞ!!』
『ゲイルフェニックスはバトル終了後、コスト支払う事で何度でも攻撃することが可能となります』
『驚愕の効果、これがゲイルフェニックスの力なのか!!』
『えぇ。ザック選手はこれによりまだ6回もの攻撃可能となります』
『6回、それはつまり……!!』
『ハルヤ選手のブロッカーを含めてもライフを削り切れる攻撃回数ですね』
『こ、これは衝撃!! ハルヤ選手、ここまでなのか!!』
「あぁその通りだ! まだまだ行くぜ、ゲイルフェニックスでさらにアタック!」
神子達の言葉通りこのターン全ての攻撃が決まればザックの勝利は必然となる。それが分かっていいたからこそ自分の勝ちを確信し、意気込みながらさらにゲイルフェニックスをアタックさせる。
「ライフで受ける!」
リューマンサージェントでもゲイルフェニックスは止められない。ライフで受けるしかなく、ゲイルフェニックスはバリアに両翼を勢い良く叩き付け、破壊する。
「ぐあっ!!」
[ハルヤside]
[ライフ]5→4。
[リザーブ]3個→4個。
「再びコストを支払って、ゲイルフェニックスを回復させる!」
[フィールド]酉の十二神皇ゲイルフェニックスLv.1(2)BP10000→酉の十二神皇ゲイルフェニックスLv.1(1)BP10000。
[トラッシュ]5個→6個。
「今度はオウギエンショーでアタック!!」
「ライフで受ける!」
ゲイルフェニックスに続いて突っ込むオウギエンショー。そのまま勢いよくバリアに突っ込み、強烈な突進でバリアを破壊する。
「ッ!!」
[ハルヤside]
[ライフ]4→3。
[リザーブ]4個→5個。
「もう一度ゲイルフェニックスでアタック!! 終わりだぜ!!」
「フラッシュタイミング! ブレイジングバースト!」
「!」
[手札]4枚→3枚。
[リザーブ]5個→2個。
「リューマンサージェントを破壊する事で、このターン、もう僕のライフは1しか減らない!」
咄嗟に使用されるマジック。その効果によってリューマンサージェントが炎に包まれ消滅し、ゲイルフェニックスはそれに構わずバリアに爪を突立てて破壊するが、ハルヤのライフが削られた瞬間、これ以上の攻撃を止めるかのように炎が盾の様にバリアに覆い重なる。
『ここでハルヤ選手、間一髪マジックの使用です』
『見事に切り返しましたね。ザック選手はこれでこのターン、幾らゲイルフェニックスを回復させようともうライフを削ることはできませんよ』
止めを刺し損ねた事を不服そうに舌打ちながらも、これ以上の攻撃が無意味な事は確か。フィールドにもう余したコアは無く、スピリットを無暗に破壊するべきではないと考えたのかゲイルフェニックスの【飛翔】の効果は使わずにそのターンを終えた。
「悪運の強い奴。けど、次は無いぜ? 多分ラストターンだろうけど、この状況で逆転出来るものならやってみな!」
「(確かに、このままじゃ……!)」
ハルヤが追い詰められていることには変わりはない。次のターンがハルヤにとっての正念場だった。
[06ターン.ハルヤside]
[スタートステップ]
[コアステップ][リザーブ]4個→5個。
[ドローステップ][手札]3枚→4枚。
「!」
絶体絶命の状況下、このターン引いたカードに思わず顔色が変わり、その様子に何かが来たことをザックも直感した。
[リフレッシュステップ][トラッシュ]5個→0個。[リザーブ]5個→10個。
「メインステップ! リューマンクロウを召喚。さらに行くよ!」
「……来い!」
真っ向からザックも受け立つつもりなのか、構えるザックにハルヤもまた一歩も引かずに手札の一枚を掲げる。
「天下切り裂く勝利の剣! 太陽の如く燃え上がれ! 剣神無双リューマンゴッドソードをLv.3で召喚ッ!」
[リザーブ]10個→0個。
[トラッシュ]0個→4個。
[手札]4枚→2枚。
熱く燃え上がる炎のフィールド、その炎の中、眼光を輝かせ、剣の一閃で周囲の炎を掻き消し、リューマンゴッドソードがその姿を現す。
[フィールド]剣神無双リューマンゴッドソードLv.3((S1)4)BP10000、リューマンクロウLv.1(1)BP1000。
『さぁハルヤ選手もここでキースピリットの召喚!!』
『いよいよ大詰めですね。逆転できるか見物です!』
満を持して現れるハルヤのキースピリットに湧き上がる歓声。リューマンゴッドソードの姿にはザックもまた目を輝かせた。
「ついに出たな! ご自慢のキースピリット、俺が勝ったら約束通り貰うぜ!」
「絶対渡さない! 絶対勝ってチームに入って貰う!!」
「やれるもんならやってみやがれッ!!」
「そのつもりだよ! 手札からバーストセット!」
「何!?」
『おっとハルヤ選手! この局面でバースト!!』
『終盤ですからね、あのバーストはどう動くかが勝負のカギとなりそうですね!』
伏せられたバーストカード。それが何なのか思案しながらも「アタックステップ!」と意気込むように攻撃に移ろうとするハルヤに、ザックもバトルに集中し直す。
「(バーストが何だろうと、俺のライフは5、ブロッカーも残ってる。凌いで見せる!)」
「行くよ、まずはリューマンゴッドソードでアタック! アタック時効果で1枚ドロー!」
「アタックはライフで受ける!」
[手札]1枚→2枚。
ブロックしてもシュバリエが返り討ちにされることは明白。ライフで受け、リューマンゴッドソードは剣に炎を纏わせて、そのままバリアを一閃。炎の斬撃がライフを破壊する。
「ぐっ!!」
[ザックside]
[ライフ]5→4。
[リザーブ]0個→1個。
「へっ! この程度で勝てるとでも?」
「まだだよ! リューマンゴッドソードのバトル終了時、手札の「剣使」、「竜人」を持つスピリット、アルティメットを召喚できる! 僕が呼び出すのは、剣聖武竜ミツルギドラゴン!!」
「何!? そのカードは!?」
今までハルヤが使ったことのないカードに思わずザックや実況の紅葉や神子達も驚愕した様子。そのカードは以前、エンザが贐にと託してくれたカードだった。
「エンザさんから貰ったカード、使わしてもらいます!! 伝説を受け継ぎし龍! 炎の一撃を時代に刻め! 剣聖武竜ミツルギドラゴンをLv.3で召喚!!」
突如として天にまで届く程、高く燃え上がる炎。その炎の中に一本の剣が降り落ち、輝く炎の中でその剣を手に取る龍の影、手に取った剣で渦巻く炎を切り裂き、ミツルギドラゴンが現れる。
[フィールド]剣神無双リューマンゴッドソードLv.3((S1)4)BP10000→剣神無双リューマンゴッドソードLv.1(1)BP4000。剣聖武竜ミツルギドラゴンLv.3((S1)3)BP16000。
『は、ハルヤ選手の新たなスピリット!! それは何と、Xレア級のスピリット、剣聖武竜ミツルギドラゴンだーーッ!!』
『新しくハルヤ選手のデッキに加わったスピリットのようですね。果たして、ハルヤ選手はどのように使いこなすのか、楽しみですね!』
『えぇ、これは実況者としても目が離せません!』
周囲の誰もが騒然とするその姿。ザックもまたミツルギドラゴンの姿に一瞬圧倒されながらも、それでも継続するバトルに構え直す。
「まだそんなスピリットを残してやがったとは……!!」
「僕だって本気で勝つつもりだからね! 行くよ!! 剣聖武竜ミツルギドラゴンでアタック!! アタック時効果で【起導】の効果を発揮!」
「!」
【剣聖武竜ミツルギドラゴン】8(4)赤、スピリット、起導者/剣使/武竜。
Lv.1(1)BP7000、Lv.2(2)BP12000、Lv.3(4)BP16000。
Lv.1、Lv.2、Lv.3『自分のエンドステップ』
自分の手札にあるバースト効果を持つカード1枚をセットできる。
Lv.2、Lv.3【起導:全色】『このスピリットのアタック時』
このスピリットの
「ソウルコアをトラッシュに置き、
剣聖武竜は一度鞘に剣を収めたかと思うと構え始め、それと同時にソウルコアを自身の力でトラッシュへと送ると、ハルヤの伏せていたバーストカードが弾け飛ぶ。
「
【秘剣二天一龍】4(2)赤、マジック。
【
BP5000以下の相手のスピリット2体を破壊する。この効果でスピリット2体を破壊したとき、自分はデッキから1枚ドローする。その後コストを支払う事で、このカードのメイン効果を発揮する。
『メイン効果』自分はデッキから2枚ドローする。
「バースト効果により、オウギエンショー! 並びに丁騎士シュバリエを破壊!」
「なっ!!」
弾け飛んだカードを手に取り、発動するカード。そのマジックの発動同時にミツルギドラゴンは一瞬で飛び出すとオウギエンショーとシュバリエの二体を纏めて剣を引き抜き一閃。あまりに速く繰り出される抜刀術に二体のスピリットはやられたと実感する前に倒れ、破壊されてしまう。
『ザック選手、これでブロッカーは全滅!! しかしこれだけでは────』
『いえ、まだです!』
『!』
神子の言葉通り、二体のスピリットを破壊したミツルギドラゴンはなおも止まらない、そのままゲイルフェニックスを一瞬ですり抜け、ザックの前へと立つ。
「ミツルギドラゴンの効果、アタック時に発動させたバーストで相手のスピリットを破壊したとき、そのスピリット1体につき、相手のライフを破壊する!」
「何だと!?」
「よってライフ2つ破壊させてもらうよ!!」
そのまま連続で剣をバリアへと振り下し、バリアをいとも簡単に両断してしまう。
「うあっ!!」
[ザックside]
[ライフ]4→2。
[リザーブ]1個→3個。
「さらにミツルギドラゴンのメインアタック!!」
「ライフで受けるしかねぇ……ッ!!」
再度繰り出されるミツルギドラゴンの一撃。わずか一体のスピリットに3つものライフが一気に破壊されてしまう。
[ザックside]
[ライフ]2→1。
[リザーブ]3個→4個。
「これで決めるよ! リューマンクロウでラストアタック!!」
「まさか、このターンでライフを全部削られるなんて……!!」
もうザックに防ぐ術はない。繰り出されるリューマンクロウの一撃が展開されたバリアへと炸裂し、最後のライフを砕く。
「うわああああっ!!」
[ザックside]
[ライフ]1→0[Lose]
『決着ッ!! ハルヤ選手、絶体絶命と思われた状況の中、見事に逆転を飾った!!』
『彼の留まる事を知りませんね、これはますますこの先が楽しみです』
『以上本日のバトルお届けいたしました。皆さま、また次回!!』
決着したバトルに興奮冷めやらぬ様子で語る紅葉達。一方でバトルを傍観していた雷矢もその結果に満足した様子だった。
「(やっぱ強いなハルヤは。またいつか、俺も挑戦したいもんだ)」
デッキを持ちながら静かに自分の想いを囁きながら、雷矢も神子達と同じくその場から立ち去って行った。
「あーぁ畜生!! 勝てると思ったのに!!」
一方で決着したバトルにザックは悔しそうに敗北に対して不服の様子。ハルヤはその様子に苦笑いしながらも、ザックに寄り添い手を差し伸べる。
「!」
「えっと、バトルは僕の勝ちだよね。約束通り、チームメイトになってくれる?」
「むー……。」
素直に受け入れがたいのか頬を膨らませながら考え込むようにするザックだったが、ハルヤの表情に根負けたのか、「はぁー仕方ねぇな」と観念したように息を零す。
「まっ、お前も大事キースピリットかけて俺にバトル挑んだんだし、条件呑まないと筋が通らねぇよな」
「それじゃあ……!」
「あぁ、チームメイトでも何でもなってやるよ。よろしくな、リーダー!」
「ハルヤでいいよ。今日からよろしくね、ザック!」
ハルヤの手に取り、メンバーとなる事を承諾するザック。チーム創設に向けて、これが始めの第一歩となるのであった。
第7話、遅くなりましたが何とか無事更新できました。
今回からは新章スタートとなりますので、その景気づけとして最新カードのゲイルフェニックスをど派手に登場してもらいました!! 新効果を早速書くことが出来てすごくうれしい限りです。
ゲイルフェニックス、本当強いですよね。コノハガニンとかあれば無限アタックできるし、恐ろしすぎる( ;∀;)←
そしてハルヤの新キースピリット、ミツルギドラゴンの登場! ミツルギドラゴンアニメでは未登場だったので、書く事ができてうれしいです。「剣使」の系統を持ってたので、リューマンゴッドソードと相性がいい事に気づき、新キースピリットと採用しました。本当はゲイルフェニックスとバトルさせようかなと思ってたのですが、さすがにどちらかを破壊させるのは気が引けたのでちょっと断念しました(;´・ω・)
今回はゲイルフェニックス使いのザックが新しくハルヤの仲間として加わりました。彼の性格の明るく、現金な性格のカードコレクターだと思い下さい(笑)
相変わらずの駄文ですが、それでも読んでくれた方には本当に頭が上がらないです。今後とも何卒よろしくお願いします!