バトルスピリッツ・ギガリーグ   作:ブラスト

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・以下注意
誤字、プレイミスアリかも。
バトル表記が人によっては分かりずらいかも。

それでも大丈夫という方はどうか温かい目で見てもらえると幸いです。発見したミスやバトル表記などのご指摘気軽にお待ちしております。






No11.聖獣降臨、アルティメットvsアルティメット

 

「行くよ! リューマンゴッドソードでアタック!」

『ら、ライフで受ける!!』

 

いつも通りスタジアムでバトルしているハルヤ達。相手はチーム氷帝メンバーの内の一人のようで、リューマンゴッドソードの攻撃に対し、相手はライフで受けるしかなく、リーマンゴッドソードの振り下す剣の一閃が最後のライフを破壊する。

 

『決まったぁーーッ!! ハルヤ選手今日も絶好調!! 見事に華麗な勝利を収めましたーーッ!!』

『えぇ、今日もまた見ごたえのあるバトルでした』

 

同じくそのバトルの様子を実況する神子達、白熱した実況の声に見ている観客達は歓声を上げ、ハルヤもその歓声を誇らしげに受け止めていた。

 

「バトルありがとうございました」

『クソ―、負けた負けた!! 本当強いぜお前』

 

対戦相手は悔しそうにしながらも、ハルヤの実力を認め勝負できたことを満足する様に握手を交わし、その後ろではザックとキッドも「お疲れ!」と声を掛ける。

 

「だいぶバトル重ねて、リーダーとしての実力に見合って来たんじゃねぇの?」

「ありがとうザック。でも僕まだ正式なチームリーダーになった訳じゃないんだけどね?」

「ノープロブレム、この調子ならすぐに他の2人も見つかるさ」

「そうだな、そろそろチーム名ぐらいは考えとけよ、かっこいい奴!」

「う、うん。まぁ頑張るよ」

 

和気藹々と語るハルヤ達、その様子を眺める一人の少年、コン太。何を思うのか、実況を終えた後も気になるようにハルヤ達の様子を見つめる。

 

「……」

「コン太、どうしたの?」

「えっ、あっ……別に何でもないよ」

 

後ろから声を掛ける紅葉に一瞬遅れて反応し、紅葉だけでなく神子もその様子を不思議に思う。

 

「どうかしたんですか? 何かあるなら相談に乗りますよ?」

「別に姉さん達が心配する様な事じゃないよ。実況も終わったし、また別の情報集めに行ってくるね」

「あっ、はい。ではお願いしますね」

「うん、任せて」

 

未だ疑問は晴れないが、コン太の言葉に頷くとその場から飛び出し、姉である紅葉や神子達にとって、その様子は気がかりだった。

 

「お姉ちゃん、コン太何か様子が可笑しかったね」

「えぇ。でも」

 

神子もコン太の想いを知る訳ではなかったが、何となくそれに深入りするべきではないように感じられた。心配する気持ちはあれど、それを言葉にせず、神子達もまたその場を後にしていく。

 

 

 

 

***

 

 

「僕だって……!」

 

神子達と別れた後、近くのフリースタジアムまで来ると観客席の鉄柵に肘を置いて、何かを想うようにただ静かに言葉を零すコン太。思い詰めたように考え込みながらも、しばらくして考える事にも疲れたのかぼんやりとスタジアムでバトルしているカードバトラー達の様子を眺める彼だったが、そこへ。

 

『おらぁどいたどいた!! このスタジアムは今日から俺様のものだ!!』

「!?」

 

周りのカードバトラー達を押しのけ、不躾な態度で叫ぶ一人の男。何事かと身を乗り出して慌ててその様子を確認する。

 

「聞こえなかったか? 今日からここは俺様のスタジアムにする!! 文句がある奴はかかってきな!」

 

傲慢な男の態度は見ていて気持ちのいいものではない。男の様子に対し周囲のカードバトラー達は困惑するばかりでその状況に痺れを切らしたのか、真っ先に男の元に向かうコン太。

 

「ねぇ、そう言うのよくないんじゃない?」

「あぁ? 何だチビ? 文句でもあんのか?」

 

コン太の言葉に、振り返り小馬鹿にしたような態度で言葉を返す男。その言葉に対し、少しだけ苛立つように反応を示す。

 

「チビじゃない。犬神コン太。それが僕の名前だよ!」

「犬神……何だ、誰かと思えば実況の奴等か。そんなのが俺様に何の用だよ?」

「要件は大体分かるよね? スタジアムの独占なんて勝手な真似許されると思ってるの?」

「許されなかったら何なんだよ?」

「決まってる。アンタの望み通り、これで解決するだけだよ!」

 

自分のデッキを構えながら挑戦する意思を示し、コン太のその様子に男は口角を上げ、笑みを浮かべる。

 

「ハハハ!! いいぜ、やってやる!! 俺の相手になるかは知らないけどな!」

「馬鹿にするな! お前なんかに負ける訳ないだろ!」

「何でもいい! ともかくやるだけだ!! 行くぞ!」

「!」

 

互いにデッキを構える両者、周りのカードバトラー達はその様子をただ静かに傍観する。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

「はぁー、あと二人。中々チームメンバーが集まらないね」

 

舞台は変わりチーム氷帝のスタジアムで現状に悩むハルヤ達。メンバー集めに苦労しているのか、悩みを呟きながらスタジアムでただのんびりとバトルの練習を繰り返すハルヤ達。

 

「焦る事はねぇって、例えチームが出来なくても俺にとってのリーダーはお前だけだぜ、ハルヤ」

「そうだな。まっ、俺にも勝ったんだしそこはもう認めてるぜ」

「はは、二人ともありがとう。でもチームが出来ないってのは嫌だな」

「馬鹿冗談だよ、冗談!! チームは絶対できるって!! リーダーがそんなつもりでどうすんだよ!」

「ご、ごめん!」

 

ザックに対して軽く謝りながら賑やかに言葉を交わすハルヤ達。そこへ突然「すみません!」と慌てたようにスタジアムへ駆け込む一人の少年。

 

「何ッスか!! ここは氷帝メンバー以外立ち入れないっすよ! 例外もいるけど」

 

ハルヤ達を一瞥しながらその少年に対応する将。だがその少年にとって今はそれに構える状況じゃなかった。

 

「ご、ごめんなさい!! でも大変なんです!!」

「一体どうしたんっすか? 訳ありなら聞っすよ?」

 

焦るような少年の様子に将も唯事ではない事を感じたのか、落ち着くように少年を促し、焦る少年の理由を聞く。

 

「実は、このスタジアムを独占するとか言い出して……!」

「!」

「影井秀って名乗る男で、そいつに対して今誰かが戦ってくれてるんですけど、状況は良くないみたいで。だからチーム氷帝のメンバーに何とかしてほしくて!!」

 

少年の言葉を無下にする訳にはいかない。何とかしてあげようと真っ先に駆けつけようと思う将だったが、今の彼にはそれを行動に移せない訳があった。

 

「な、何とかしてあげたいのは山々っすけど、今日は兄貴もいないし、沖田さんも私用で出掛けてて、俺がここを離れる訳には……!」

 

悩みの種にどう動いていいのか分からず仕舞いの将だったが、話を聞いていたのか、「それなら!」とハルヤ達が名乗りを上げる。

 

「将さん! それなら僕達が行きます! それなら問題ないでしょ?」

「ハルヤ!」

「僕だって、みんなのスタジアムを勝手に独占使用だなんてカードバトラー許せませんから!」

 

ザックとキッドもハルヤに同意するように頷き、「ならお願いするッス!」とハルヤ達に要件を任せると、少年に案内され、ハルヤ達はすぐさまその場に向かうのだった。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

「うわあッ!!」

 

一方でスタジアムでは最後のライフを砕かれ、衝撃に吹き飛ばされるコン太。決着となり、自分の勝利に満足するように男は高らかに笑い声を上げる。

 

「アハハハ!! 全く大した事ねぇな! やっぱ俺の相手にはならなかったぜ!」

「ぐっ!!」

 

悔しそうに拳を握りしめるコン太だったが、悔しがる相手の様子に影井は面白そうに笑みを浮かべる。

 

「お前みたいに弱い奴ならデッキももったいねぇ。こいつは俺が貰ってやるよ」

「なっ!! 返せ! それは僕の大切な……!」

「ハハハ、取り返したかったらもっと強くなってまた挑んでくるんだな。まぁまた俺に負けんのは目に見えてるけどな!!」

 

デッキを取られ、あまりの悔しさに涙を浮かべるコン太。「さぁ今度は誰だ?」と次の相手を催促する影井に、先程のバトルを見ていたカードバトラー達は誰一人名乗りを上げようとはしなかった。

 

「けっ、どいつもこいつも雑魚ばかりだな。ならこのスタジアムは俺様の物に……ん?」

 

何かに気づいたようにスタジアムの入り口に視線を向ける影井、コン太もつられるように振り返ると、そこには一人の少年に案内され駆けつけるハルヤ達の姿。

 

「ハルヤさん? どうしてここに!?」

「さっきの子に事情を聴いて案内してもらったんだ」

 

「それより」と影井に視線を向けるハルヤ。一目でその男が騒ぎの犯人であることを理解し、ハルヤ達の姿に影井も「助っ人を呼びやがったか」と状況を理解したように言葉を吐き捨てる。

 

「スタジアムを独占なんて許せない!」

「ハッ! なら掛かって来い! 俺が勝ったらそいつみたいにデッキを貰うぞ?」

「!」

 

コン太を指差す影井の言葉。あまりに過ぎる影井のやり方にはハルヤもますます怒りを感じずにはいられなかった。

 

「僕が勝ったらコン太のデッキも返してもらうよ!」

「あぁ、勝てればな!」

 

すぐさまバトルを始めようとする二人、だが「待ってください!」と、不意に掛けられる二人のバトルを制止する一人の声。

 

「「!?」」

『そのバトル、私にさせてください』

 

振り返った人物の姿にハルヤ達は驚きを隠せず、そして何よりその人物の姿を一番に驚いたのはコン太だった。

 

「ね、姉さん!?」

 

その言葉通り、そこには自分の姉である神子と紅葉の姿があった。

 

「ね、姉さん達まで何でここに!?」

「すみません、深入りするべきではないかと思ったのですがやはり弟を放っておく事はできなくて」

「場所は私が教えたよ、私だってコン太と同じく情報には長けてるんだから! こんな騒ぎすぐに分かったよ!」

「まっ、無駄話はこの際おいて置くとして、本題に入りましょう。ハルヤさん、このバトルぜひ代わってくれますね?」

「えぇ、はい。でも神子さんって……!」

「状況は概ね把握しています。それに大丈夫です。私だってこんな方には絶対負けませんから」

「なんだと?」

 

神子の態度を気に食わないように苛立ちを表情に表す影井だが、神子は全く気にする事無く続けて行く。

 

「早速始めましょうか、バトルするのは私です。いいですね?」

「フン、誰が相手だろうが別にいいがよ、たかが実況連中の奴が俺に敵うと本気で思ってんのか?」

「相手の力量も図れないのなら底が知れますよ」

「ほざけ!! 勝つのは俺だ! 俺が勝ったらお前のデッキを貰うからな!」

「なら私が勝ったら弟のデッキを返してもらいます。そしてこの場から出て行ってもらいます。紅葉、このバトルに関しては実況は不要です。この人とのバトルには実況価値はありません」

「ッ!! 馬鹿にしやがって目にも見せてやるぜ!」

 

煽る様な神子の言葉に額に青筋を立てながらデッキを構え、神子も自分のデッキを取り出すと互いにバトルの準備を整える。

 

「「ゲートオープン! 界放ッ!!」」

 

二人の掛け声がバトルの開始を告げ、神子の先行によってバトルの幕が開かれる。

 

 

 

 

[01ターン、神子side]

[スタートステップ]

[ドローステップ][手札]4枚→5枚。

 

「メインステップ、華黄の城門を配置します!」

 

[リザーブ]4個→1個。

[トラッシュ]0個→3個。

[手札]5枚→4枚。

 

【華黄の城門】3(2)黄、ネクサス。

Lv.1(0)、Lv.2(2)

Lv.1、Lv.2『自分のスタートステップ』

自分の手札にあるスピリットカード/マジックカード1枚をオープンして手元に置く事で、自分はデッキから1枚ドローする。オープンしたスピリットカード/マジックカードは、ゲーム終了時まで手札にある時と同様に使用できる。

Lv.2『相手のターン』

スピリット/アルティメット/マジックの効果で回復した赤/緑/青のスピリット/アルティメット全てを破壊する。

 

[フィールド]華黄の城門Lv.1(0)。

 

「これでターンエンドです」

 

 

 

 

[02ターン、影井side]

[スタートステップ]

[コアステップ]4個→5個。

[ドローステップ]4枚→5枚。

 

「へっへ! 女だからって容赦しねぇぞ!」

「ふふ、女性に対して強引な方は嫌われますよ?」

「そっちから挑んできやがった癖に今更何言ってやがる! まぁ今から精々俺に挑んだことを後悔するんだな!」

「随分な物言いですが、勝負に関して私は負ける気はありません。あなたに対しては少し私も怒っているんですよ?」

「ハッ! 怒ってるからどうしたんってんだよ!! たかが実況解説者風情が俺に敵うか! 行くぜメインステップ! まずはガーネットドラゴンを召喚だ!」

 

[リザーブ]5個→0個。

[トラッシュ]0個→4個。

[手札]5枚→4枚。

 

【ガーネットドラゴン】4(赤2 白2)白、スピリット、甲竜。

Lv.1(1)BP3000、Lv.2(2)BP4000、Lv.3(4)BP6000。

Lv.1、Lv.2、Lv.3

このスピリットの色とシンボルは赤としても扱う。

Lv.1、Lv.2、Lv.3『相手のアタックステップ』

系統:「甲竜」/「竜人」を持つ自分のスピリットすべては疲労状態でブロックできる。

Lv.2、Lv.3『重装甲:赤/紫/白/青』

このスピリットは相手の赤/紫/白/青のスピリット/ブレイヴ/ネクサス/マジックの効果を受けない。

 

[フィールド]ガーネットドラゴンLv.1((S(ソウルコア)1))BP3000。

 

「アタックステップ! ガーネットドラゴン行けッ!」

「ライフで受けます」

 

ガーネットドラゴンは機械交じりの鳴き声を上げながら翼を広げて神子へと迫り、頭部の角をバリアに突立て破壊する。

 

「ッ!」

 

[神子side]

[ライフ]5→4。

[リザーブ]1個→2個。

 

衝撃に多少仰け反り、コン太と紅葉は心配そうに見るが、本人はバトルには慣れているのか何でもないかのようにすぐに平静に切り替える。

 

「ターンエンド」

 

 

 

 

[03ターン、神子side]

[スタートステップ]

 

「私のターンのスタートステップ開始時、ネクサス、華黄の城門の効果を発揮させます!」

「!」

「手札にある「レイキ」をオープンする事で1枚ドローします!」

 

ターン開始と同時に発動するネクサスの効果、手札にあるレイキをあえて相手にも公開することにより、新たなカードを一枚ドローする。

 

[オープン]レイキ。

[ドローステップ][手札]4枚→5枚。

[コアステップ][リザーブ]2個→3個。

[リフレッシュステップ][トラッシュ]3個→0個。[リザーブ]3個→6個。

 

「メインステップです。まずはオープンしたレイキをそのまま召喚させます」

 

[リザーブ]6個→3個。

[トラッシュ]0個→2個。

 

【レイキ】3(1)黄色、スピリット、想獣。

Lv.1(1)BP2000、Lv.2(2)BP3000、Lv.3(4)BP4000。

Lv.1、Lv.2、Lv.3【聖命】『このスピリットのアタック時』

このスピリットのアタックによって相手のライフを減らしたとき、ボイドからコア1個を自分のライフに置く。

Lv.3

【スピリットソウル】を持つ自分のスピリット全てに【聖命】を与える。

 

[フィールド]レイキLv.1((S1))BP2000、華黄の城門Lv.1(0)。

 

「アタックステップです。レイキでアタックさせます!」

「はは!! ガーネットドラゴンの効果を忘れたか!!」

 

神子の宣言に突撃するレイキだが、その宣言を聞くと口角を上げて笑いだし、その声にガーネットドラゴンも反応するように吠え始める。

 

「姉さん! 無茶だよ!! ガーネットドラゴンは疲労状態でもブロックできる効果を持つスピリット!! このままじゃ……!!」

「ハハハ!! もう遅い!! 知識不足だな!! レイキはガーネットドラゴンで返り討ちにできるぜ! ガーネットドラゴンでブロックだ!」

 

[Battle]レイキLv.1((S1))BP2000vsガーネットドラゴンLv.1((S1))BP3000。

 

互いに駆け出し、そのままお互いの相手に突進し、激突する二体。だが、パワーで上回るガーネットドラゴン。少しずつレイキを押し返していき、その様子にガーネットドラゴンの勝利を確信するが、対して神子は全くその様子に動じる事は無かった。

 

「フラッシュタイミングです。マジック、ウイングブーツを使用します!」

「何ぃっ!?」

 

【ウイングブーツ】4(3)黄色、マジック。

『フラッシュ効果』自分のスピリット1体を指定する。このターンの間、バトル解決時、そのスピリットのLvがブロックした相手のスピリット以上の時、BPを比べずに相手スピリットにブロックされなかったものとして扱う。

 

[リザーブ]3個→1個。

[トラッシュ]2個→4個。

[手札]4枚→3枚。

 

黄色の十八番であるマジック、ウイングブーツの効果によりレイキの体に羽が取り付けられたかと思うと、その大きな体が宙に飛び上がり、ガーネットドラゴンを飛び越え、そのまま直接相手へと迫り、レイキは一気に飛び降り、展開されたバリアに直接圧し掛かり、その圧力でライフを破壊する。

 

「ぐあっ!!」

 

[影井side]

[ライフ]5→4。

[リザーブ]0個→1個。

 

「私に知識を問うなんて愚問です。実況解説であれだけ語ってる人間が、知識不足な訳ないでしょう。浅はかだったのはあなただったようですね」

「ッ!! テメェ!!」

 

神子の言葉に苛立ちを隠せないが、まだ神子のターンは続いている。相手に攻撃を決めた事でレイキは自身の効果を発動させ、突如吠えたかと思うと、失ったライフに再び光が灯り始める。

 

「レイキがライフを減らしたので、【聖命】の効果を発揮させます。 ボイドからコア1個を私のライフに置きます」

「!」

 

[神子side]

[ライフ]4→5。

 

「ちぃッ! ライフを回復しやがったか!!」

「これでターンエンドです」

 

 

 

 

[04ターン.影井side]

[スタートステップ]

[コアステップ]1個→2個

[ドローステップ]4枚→5枚。

[リフレッシュステップ][トラッシュ]4個→0個。[リザーブ]2個→6個。

 

「メインステップ! ガーネットドラゴンをLv.2にアップ、さらにもう1体、ガーネットドラゴンを召喚だ!」

 

[リザーブ]6個→0個。

[トラッシュ]0個→3個。

[手札]5枚→4枚。

 

[フィールド]ガーネットドラゴンLv.2((S1)1)BP4000、ガーネットドラゴンLv.2(2)BP4000。

 

「ふん、ライフを回復しようがこっちは一気に攻めまくるだけだ!! アタックステップ! 二体のガーネットドラゴンでそれぞれアタックだ!!」

 

二体のガーネットドラゴンに一気に指示を出すと、それぞれ神子へと迫って行き、その頭部の角をバリアへと突立て一気に神子のライフを破壊していく。

 

「くっ!!」

 

[神子side]

[ライフ]5→3。

[リザーブ]1個→3個。

 

「ターンエンド! どうだ! 幾ら小細工しようが俺には通じねぇぞ!!」

「言葉は選んでくださいね。でないと、軽く見えますよ?」

「ほざけ!! どれだけ粋がっても勝つのは俺だ!」

「……あなたのような人に、私は負けるつもりはないですよ」

 

真剣な表情と、神子の言葉に感じられる迫力をバトルを見ているコン太と紅葉は感じ取り、ライフを失ってなお全く動じることはない。

 

 

 

 

[05ターン.神子side]

[スタートステップ]

 

「ネクサスの効果、スタートステップ開始時に手札のフルーツチェンジをオープンし、一枚ドローします」

 

[オープン]フルーツチェンジ。

[コアステップ][リザーブ]3個→4個。

[ドローステップ][手札]3枚→4枚。

[リフレッシュステップ][トラッシュ]4個→0個。[リザーブ]4個→8個。

 

「メインステップ、レイキをLv.2にアップ。さらに聖天馬スカイをLv.5で召喚します!」

 

[リザーブ]8個→1個。

[トラッシュ]0個→3個。

[手札]4枚→3枚。

 

【聖天馬スカイ】5(3)黄色、アルティメット、次代/想獣。

【召喚条件:コスト1以上の自分のスピリット1体以上】

Lv.3、Lv.4、Lv.5

コスト7以下の自分のアルティメットカードの召喚条件を無視する。自分の究極シンボル全てを黄のシンボルとしても扱う。

U(アルティメット)トリガー】Lv.4、Lv.5『このアルティメットのアタック時』

Uトリガーがヒットしたとき、ボイドからコア1個を自分のライフに置く。

 

フィールドに舞い降りる神話に語られし究極、気高い鳴き声を上げながらその翼を羽ばたかせる。

 

[フィールド]聖天馬スカイLv.5(3)BP13000、レイキLv.1((S1))BP2000、華黄の城門Lv.1(0)。

 

「アタックステップです! 聖天馬スカイでアタック! アルティメットトリガーロックオンです!」

「!」

 

翼を大きく羽ばたかせ、文字通り天を駆けながら向かって行くスカイ。その攻撃と共に、影井のデッキに片手を構え、デッキから一枚のカードを弾き飛ばす。

 

「!」

「さぁ、コストのコールを!」

「チィッ、イグアバギー、コスト1だ」

「ヒットです! ヒットしたときの効果によりボイドからコア1個をライフに置きます!」

「クソッ、またか!!」

 

[神子side]

[ライフ]3→4。

 

再び失ったライフを回復させ、スカイのメインのアタックに対し、影井はライフで受ける事を宣言すると、スカイはそのまま相手に迫って行き、展開されたバリアに勢い良く突進する。

 

「がぁッ!!」

 

[影井side]

[ライフ]4→3。

[リザーブ]0個→1個。

 

「これでターンエンドです」

 

 

 

 

[06ターン.影井side]

[スタートステップ]

[コアステップ][リザーブ]1個→2個。

[ドローステップ][手札]4枚→5枚。

[リフレッシュステップ][トラッシュ]3個→0個。[リザーブ]2個→5個。

 

「メインステップ! まずはバーストセット! さらにオートマチックガンナーを召喚!」

 

[リザーブ]5個→4個。

[手札]5枚→3枚。

 

【オートマチックガンナー】1(1)白、スピリット、武装/動器。

Lv.1(1)BP2000、Lv.2(2)BP3000。

Lv.1、Lv.2【スピリットソウル:白】

自分がアルティメットカードを召喚するとき、このスピリットに白のシンボル1つを追加する。

 

「ガーネットドラゴンは赤のスピリットとして扱い、さらにオートマチックガンナーの【スピリットソウル】を発揮だ! 白のシンボル一つをオートマチックガンナーに追加!」

「!」

「赤のシンボル2つ、白のシンボル2つで軽減シンボルをすべて確保!! さぁ行くぜ俺のキーカード!! 灼熱の炎と鋼鉄の体を持つ究極の竜! アルティメットジークフリーデンをLv.4で召喚だぁッ!! 不足コスト確保で2体のガーネットドラゴンをレベルダウン!」

 

[リザーブ]4個→0個。

[フィールド]ガーネットドラゴンLv.2((S1)1)BP4000→ガーネットドラゴンLv.1(1)BP3000、ガーネットドラゴンLv.2(2)→ガーネットドラゴンLv.1(1)BP3000。

[手札]4枚→3枚。

 

大地から噴き上げる炎と吹雪、正反対の性質の持つ二つだが、それは次第に一つとエネルギーとして収束され始めると、黄金の輝きを放ち収束されたエネルギーから飛び出す究極の竜、アルティメットジークフリーデンがその姿を現す。

 

「どうだ!! 俺のキーカードの姿は!!」

 

フィールドを揺るがす程の咆哮。その姿に自慢げに語るが、神子はそれに対し、ただ純粋に「何故」と問いかける。

 

「?」

「あなたもそれなりの実力があるかと思います。けど、だとすればなぜこんな真似をしているのですか?」

「ハッ、何かと思えば今更文句か? 俺は強いんだ! だったら強い奴には強い奴の権利ってもんがあるだろ? だから俺がこのスタジアムを独占出来んのも当然の権利って訳だ!!」

 

神子の言葉に対し、悪びれる気もなく返答して見せる影井、その言葉に対し神子は唯呆れたようにため息を吐き捨てる。

 

「悲しい人です。あなたが幾ら強者を名乗ってもそういう考えでは、どれだけ虚勢を張っても底は知れますよ?」

「何ぃ!? ふざけるな!! 俺の底が知れるだと? テメェに何が分かる?」

「私は間違ったことを言ったとは思いません。それを証明させますよ」

「ほざけ! 何が証明だ! このターンで俺の勝ちはもう目に見えてんだよ!」

 

既に自分のフィールドの状況に、勝利を確信しているかのように強気な発言。そのまま一気に勝負を決めようとアタックステップと力強く宣言する。

 

[フィールド]アルティメットジークフリーデンLv.4((S1)2)BP20000、ガーネットドラゴンLv.1(1)BP3000、ガーネットドラゴンLv.1(1)BP3000、オートマチックガンナーLv.1(1)BP2000。

 

「行け!! アルティメットジークフリーデン!!」

 

勇ましく吠えながら翼を羽ばたかせ一気に飛び出すアルティメットジークフリーデン。先程のお返しと言わんばかりに影井も先程の神子同様に片手を構える。

 

「さぁ今度はこっちの番だ! アルティメットトリガーロックオン!」

「!」

 

今度は神子のデッキから1枚のカードが弾き飛ばされる。

 

「さぁ、コストは幾つだ?」

「コスト1。シンリューです」

「ヒットだ! ヒットした時コスト1につき、相手のBP10000以下のスピリットを破壊! よってレイキを破壊だ!」

 

アルティメットトリガーをヒットすると同時にアルティメットジークフリーデンはその眼光を輝かせ、自身の炎を槍の様に収束させると、炎の槍をレイキへと一気に投げつけると、炎の槍はレイキの体を貫き、破壊される。

 

【アルティメットジークフリーデン】7(赤2 白2)極、アルティメット、新生/古竜/武装。

Lv.3(1)BP12000、Lv.4(3)BP20000、Lv.5(6)BP30000。

【召喚条件:自分の赤スピリット1体以上と白スピリット1体以上】

U(アルティメット)トリガー】Lv.3、Lv.4、Lv.5『このアルティメットのアタック時』

Uトリガーがヒットしたとき、トラッシュに置いたカードのコスト1につき、BP10000以下の相手のスピリット1体を破壊する。

Lv.4、Lv.5『相手のアタックステップ』

相手のアルティメットがアタックしたとき、自分の手札にあるアルティメットカード1枚を破棄することで、このアルティメットは回復する。

 

レイキが破壊されたことでライフを失い、もうブロッカーは残っていない。無防備となったフィールドにアルティメットジークフリーデンは一気に突っ込んでいく。

 

「お前のライフは4! これで決まりだぜ!!」

「まだですよ! フラッシュタイミング、マジック、フェアヴァイレを使用します!」

「!」

 

[リザーブ]2個→1個。

[トラッシュ]3個→4個。

[手札]3枚→2枚。

 

【フェアヴァイレ】3(2)黄、マジック。

【バースト:相手の『このスピリット/ブレイヴの召喚時』発揮後】

バースト発動時に発揮した『このスピリット/ブレイヴの召喚時』効果を、自分のスピリットが発揮したものとして、同じ効果をもう一度だけ発揮できる。その後コストを支払う事で、このカードのフラッシュ効果を発揮する。

『フラッシュ効果』相手のスピリット1体を指定する。このターンの間、指定されたスピリットはアタック/ブロックできない。

 

「対象はオートマチックガンナー、よってそのスピリットはこのターン攻撃できません!」

「まだマジックを持ってやがったのか! だがアルティメットジークフリーデンの攻撃は続いてるぞ!!」

「それはライフで受けましょう」

 

一気に接近し、至近距離で強烈な火炎放射を浴びせるとそのままバリアを焼き尽くし、破壊する。

 

「ッ!!」

 

[神子side]

[ライフ]4→3。

[リザーブ]1個→2個。

 

「まだだ! 2体のガーネットドラゴンもアタックさせる! 畳み掛けろッ!!」

「ライフで受けます!」

 

追撃するように迫る二体のガーネットドラゴン、一体は炎を、もう一体は電撃をそれぞれバリアに向けて撃ち放ち、ライフをさらに削って行く。

 

[神子side]

[ライフ]3→1。

[リザーブ]2個→4個。

 

「ハハ、オートマチックガンナーさえ攻撃できりゃ決まってたんだがな。まぁいい! これでお前のライフは残り1つ。もう悪足掻きも通じねぇぞ?」

 

首の皮一枚で繋がった神子だったが、影井の言葉通り追い詰められ、絶体絶命の状況なのは明白。その状況に対し、コン太は不安の色を隠せていない。

 

「姉さん、僕のせいで……。」

 

巻き込んでしまった事に責任を感じるコン太だったがその背中を叩く紅葉。

 

「!」

「そんな顔しない! 大丈夫、お姉ちゃんは絶対負けないよ?」

「でも、もうライフが……!」

「関係ないよ、お姉ちゃんが勝つって断言した以上、絶対負ける事は無いよ? なのに信じてあげなくてどうするの!」

「!」

「ハルヤ君達も見ててね、お姉ちゃんのバトルの本気、真骨頂はここからだよ?」

「!?」

 

笑顔で語る紅葉の言葉に不思議に思うハルヤ達だったが、バトルをしている神子もまた、追い詰められながらも凛とした態度は決して崩してはいなかった。

 

 

 

[07ターン.神子side]

[スタートステップ]

 

「手札から「魂円舞」をオープンし、一枚ドローします」

 

[オープン]フルーツチェンジ、魂円舞。

[コアステップ][リザーブ]4個→5個。

[ドローステップ][手札]2枚→3枚。

[リフレッシュステップ][トラッシュ]4個→0個。[リザーブ]5個→9個。

 

「メインステップ、そろそろ行きましょうか」

 

手札を見ながら、準備を終え一気に動くつもりなのか手札の一枚に手を掛ける。

 

「伝説に受け継がれし神話の聖獣、究極の輝きとその光をフィールドに!! アルティメットリーンをLv.5で召喚します!」

 

[リザーブ]9個→1個。

[トラッシュ]0個→4個。

[手札]3枚→2枚。

 

全てを照らす程の眩い光がフィールドを包み、その光の中でより一層強い輝きを放つ黄金の姿、その姿こそ究極の名を持つ一体、大きく吠えながらフィールドを駆けるアルティメットリーンの姿だった。

 

「なっ!! 馬鹿な!! そのアルティメットの召喚条件は!!」

「えぇ、本来アルティメットリーンを召喚するには黄色のスピリットが2体以上必要です。ですが、スカイの効果によりコスト7以下の私のアルティメットはその召喚条件を無視できます」

「!!」

「さらにまだ終わりませんよ? 私の場にアルティメットが召喚された時、手札のこのカードはノーコストで召喚できる!」

「ま、まさかそれって……!!」

 

神子の言葉に何かを察する影井。その様子に口元を緩ませながらさらに続けて行く。

 

「命の源たる星より生み出されし剣! 星の力を究極へと受け渡せ! 地球神剣ガイアノホコを召喚!」

 

突如として地面に亀裂が走り、亀裂より噴き出す緑に輝く光の柱、その光の柱からゆっくりと浮かび上がる一つの剣、その剣こそ地球の力を纏いし星の剣────ガイアノホコ。

 

【地球神剣ガイアノホコ】5(緑2 極1)緑、ブレイヴ、剣刃。

Lv.1(1)BP3000、【合体時+5000】

手札にあるこのブレイヴカードは、自分のアルティメットが召喚された時、コストを支払わずに召喚できる。

【合体条件:コスト5以上のアルティメット】

【合体時】

XU(クロスアルティメットトリガー)を持たないアルティメットと合体している間、このブレイヴをコスト0として扱う。

【合体時】『このアルティメットのバトル時』

相手はバーストを発動できない。

 

「アルティメットリーンに地球神剣ガイアノホコをブレイヴ! 合体究極(ブレイヴアルティメット)となれ!!」

 

宙へと浮かび上がるガイアノホコをアルティメットリーンが咥えると、ガイアノホコの力を一気にその身に纏い、より強大となった力を示すように先程以上に大きく吠える。

 

[フィールド]アルティメットリーン×地球神剣ガイアノホコLv.5((S1)3)BP26000、聖天馬スカイLv.3(3)BP13000、華黄の城門Lv.1(0)。

 

「アルティメットにブレイヴだと!?」

「終わらせましょう。アタックステップです! アルティメットリーン、アタックです!!」

「!」

 

一気にフィールドを駆け出すアルティメットリーン、それと同時に今度は両手を構える。

 

「ダブルアルティメットトリガー、ロックオンです!」

「!!」

 

2枚のカードが弾け飛ばされ、弾け飛ぶ2枚のカードを慌てたように掴み取る。

 

「コストのコールをお願いします」

「……ぐっ! 双翼乱舞とムゲンドラ、コスト4と1だ」

「ダブルヒット! よってアルティメットリーンの効果を発揮!」

「!」

 

アルティメットリーンは自身の体から雷を放つと、その雷は2体のガーネットドラゴンへと直撃し、雷を受けた二体は体を痺れさせながら地面に凭れ込んでしまう。

 

「な、何なんだよ!?」

「アルティメットリーンのUトリガーはヒットしたトリガー1回につき、相手のスピリット、またはアルティメットを1体を指定し、指定されたスピリットかアルティメットはブロックできなくなります!」

「そ、それじゃぁ!!」

「えぇ。ですから幾らガーネットドラゴンが疲労ブロッカーでも、ブロックそのものができなくなりました」

「!!」

 

【アルティメットリーン】6(3)黄色、アルティメット、新生/想獣。

Lv.3(1)BP11000、Lv.4(2)BP14000、Lv.5(4)BP21000。

【召喚条件:自分の黄スピリット2体以上】

WU(ダブルアルティメット)トリガー】Lv.3、Lv.4、Lv.5『このアルティメットのアタック時』

ヒットしたUトリガー1回につき、相手のスピリット/アルティメット1体を指定する。指定したスピリット/アルティメットはブロックできない。【ダブルヒット】:Uトリガーが2回ヒットしたら、さらに、このターンの間、自分のアルティメットすべては、BPを比べ破壊された時、回復状態でフィールドに残る。

Lv.5

このアルティメットに黄のシンボル1つを追加する。

 

「だがお前のアルティメットのアタック時にアルティメットジークフリーデンの効果発揮! 手札から「アルティメットマグー」を破棄することでアルティメットジークフリーデンを回復させる!」

「ならばこちらも続けますよ? フラッシュタイミングでオープンしている魂円舞を使用します! 不足コストは聖天馬スカイから確保!」

「!」

 

効果により再び白い光を纏い立ち上がるアルティメットジークフリーデンだが、神子も負けてはいない。手元にオープンしている魂円舞を手に取り、それを発動させる。

 

[フィールド]聖天馬スカイLv.5(3)BP13000→聖天馬スカイLv.3(1)BP8000。

[トラッシュ]4個→6個。

 

【魂円舞】5(3)黄色、マジック。

S(ソウル)バースト:自分のライフ減少後】

相手のスピリット/アルティメット1体を指定できる。このターンの間、そのスピリット/アルティメットはアタック/ブロックできない。その後コストを支払う事でこのカードのフラッシュ効果を発揮する。

『フラッシュ効果』

このターンの間、相手のスピリット/アルティメット1体をBP-6000する。この効果でBP0になったスピリット/アルティメットを破壊する。

 

「オートマチックガンナーにBP-6000! BP0となり破壊します!」

 

舞い乱れる桜吹雪、それはオートマチックガンナーの周囲に吹き荒れ、桜吹雪に吹き飛ばされオートマチックガンナーは破壊される。

 

「だったら俺のスピリットの破壊時にバーストを発動させる!」

「無駄です!」

「あぁ!?」

「ガイアノホコの効果。ブレイヴしたアルティメットのバトル時、相手はバーストを発動できない!」

「!!」

「そしてガイアノホコとブレイヴした事で、アルティメットリーンに緑のシンボルが一つ追加、さらにアルティメットリーンのLv.5の効果で黄のシンボル一つ追加。合計トリプルシンボルです!」

 

オートマチックガンナーは破壊され、二体のガーネットドラゴンはブロック不能。残るライフを全て削らんとアルティメットリーンはより早く空を駆けながら影井へと迫って行く。

 

「ま、まだだッ!! 俺にはアルティメットジークフリーデンが残ってんだ! アルティメットジークフリーデンでブロック! 俺を守れ!!」

 

迫るアルティメットリーンの前に立ち塞がるアルティメットジークフリーデン、全速力で駆け出したまま振るわれるガイアノホコをアルティメットジークフリーデンは強固なその身で真っ向から受け止める。

 

[Battle]アルティメットリーン×地球神剣ガイアノホコLv.5((S1)3)BP26000vsアルティメットジークフリーデンLv.4(3)BP20000。

 

激突する二体の究極。だが力ではアルティメットリーンが上回っているのか少しずつ押され始め、巨大なアルティメットジークフリーデンの体が地面を引き摺りながら後ろに後退させられていく。

 

「(このターンさえ凌げりゃ俺の勝ちは目の前!! この勝負貰ったぜ!!)」

 

影井にとってアルティメットジークフリーデンも捨て駒に過ぎない。ただこのターンを凌ぎ次のターンで勝つ。その事しか彼の頭にはない。しかし、神子もまた相手のその考えは手に取る様に察していた。

 

「あなたにとってはアルティメットジークフリーデンも捨て駒ですか」

「あぁそうさ! 結局最後は勝てりゃぁいいのよ! このターンさえ凌げばお前は終わりだぜ!」

「どこまでも浅はかな人ですね。けど、残念ながらあなたのターンはもう来ないですよ?」

「何だと!?」

「フラッシュタイミングです、オープンしているフルーツチェンジを使用します!」

 

[リザーブ]1個→0個。

[トラッシュ]6個→7個。

 

【フルーツチェンジ】3(2)マジック。

『フラッシュ効果』このバトルの間、BPを比べるとき、お互いのバトルしているスピリット/アルティメットのBPを入れ替える。

 

「こ、今度は何だ!?」

「フルーツチェンジの効果、バトルしているお互いのスピリット、アルティメットのBPを入れ替えます。よって現在バトルしているアルティメットリーンのBPを20000に、アルティメットジークフリーデンのBPを26000に変更します!」

「は? 折角BPで上回ってたのに自分からBPを入れ替えただと!? ハハハハハ! こいつは傑作だ! 最後の最後でとんだプレイミスだな!!」

 

マジックの効果により、BPが入れ替えられた事により力の差が逆転すると、先程まで押されていた状態から一転、アルティメットリーンを押し返し始めて行き、そのまま弾き返す。

 

「さぁお前のお陰でBP差が逆転したんだ、アルティメットジークフリーデン、礼代わりにそいつのアルティメットを返り討ちにしてやれ!!」

 

アルティメットジークフリーデンは力強く吠えながら左手に炎を灯し、そのまま勢いよくアルティメットリーンへと迫ると、炎を纏わせた拳をアルティメットリーンに叩き込み、その一撃にアルティメットリーンは悲鳴を上げながらその場から消滅してしまう。

 

「どうだ!! これでお前のキーカードは倒した! 次のターンでの俺の勝ちはより確実となったな!!」

 

自分の勝利を疑う気はもはや微塵もないが、その様子に対して神子もまた可笑しそうに笑って見せた。

 

「な、何が可笑しい!?」

「本当に浅はかな人ですね。私がプレイミスをしたと本気でお思いですか?」

「ふん! また何か仕掛けつもりけるつもりか! だがもう手遅れだぜ!」

「いいえ、手遅れなのはあなたです」

「!?」

「アルティメットリーンがBPを比べ破壊された時、その効果を発揮させます!」

「な、何を!?」

 

再びフィールドに灯る黄金の光、金色の雲が一点に集い始めると、その雲の中から先程破壊された筈のアルティメットリーンがガイアノホコとともに再びフィールドへと現れる。

 

「ブレイヴアルティメットを回復状態でフィールドに残す! よって再び復活します!!」

「ば、馬鹿な!? そんな事が……!?」

「最初にアルティメットリーンのWUトリガーが二度ヒットした時から、既に効果は発動していたんですよ。アルティメットリーンのWUトリガーが2回ヒットした時、このターンの間、BPを比べて破壊された私のアルティメット全ては回復状態でフィールドに残ります」

「そ、それを狙ってさっきわざとマジックでBPを入れ替えやがったのか!?」

「えぇその通りです。言った筈ですよ? あなたに負ける気はないと!」

「!!」

「これで本当に終わりです! ブレイヴアルティメットで再アタック!! WUトリガー、ロックオン!」

 

再び両手を構え、またも二枚のカードが弾き飛ばされる。

 

「ぐっ、幻影氷結晶とアルティメットドラグサウルス。コスト2と4!!」

「ダブルヒット!! 再びガーネットドラゴン2体を指定し、ブロック不能させます!」

「ぐぅッ!!」

 

再び降り注ぐ落雷を浴びせられ、行動不能とさせられる二体のガーネットドラゴン。手札は残り一枚、その手札にもうアルティメットは無く、アルティメットジークフリーデンの効果を使う事はできず、これ以上影井に打つ手はなかった。

 

「う、嘘だ!! この俺が!!」

「終わりです! ブレイヴアルティメットでアタック!」

「ら、ライフで受ける!!」

 

咥えたガイアノホコを振り下し、残るライフ全てを破壊し、勝負に決着を付ける。

 

「うわあああああッ!!!」

 

[影井side]

[ライフ]3→0[Lose]

 

 

 

***

 

 

 

 

「返してもらいますよ、弟のデッキ」

 

バトルを終えると、影井からコン太のデッキを取り上げるが、勝負の結果に対し、影井は「ふざけるな!」と怒声を上げる。

 

「こんなのまぐれだ! 今度は俺が勝つに決まってる!」

 

諦めが悪いようにまだ食い下がる影井だったが、「いいや」と横槍を入れるように紅葉が口を挟む。

 

「残念だけど、あなたじゃ何度やってもお姉ちゃんには敵わないよ?」

「なっ!? テメェに何が分かる!!」

「あなたの事は知らないけど、大体結果は分かるよ? だってお姉ちゃんはチームランキング3位、チーム聖霊のチームリーダーだからね!」

「!!?」

 

衝撃的な紅葉の言葉、それには影井だけでなくハルヤ達もまた驚きを隠せていなかった。

 

「み、神子さんがチームランキング3位!?」

「ワット!? それってかなり上位のチームだな!」

「まったく紅葉は……。それは秘密の筈ですよ」

「あっ!! ごめんなさい!! つい!!」

 

口を滑らしたように慌てて口を塞ぐようなそぶりを見せる紅葉。その様子を見る限り、偽りではないのだろう。相手が遥かに格上だったという事実に影井はまだ動揺し切っていた。

 

「そ、そんな訳が! だ、だってお前等は唯の実況者じゃ……!!」

「普段はBCOとしての活動を主にしてますからね。情報はあまり公開していませんが、確かにチームランキング3位、チームリーダーとしての地位も担っています」

「!!!」

「けど、仮に私が上位チームでなかったとしても勝負の結果は見えてましたよ」

「!?」

「自分の力に過信し、ただ傲慢の限りにバトルし、相手の力量も見定められない人などその程度なんです。だからこそ私は、一人のカードバトラーとしてあなたに負ける気はありませんでした」

「ぐっ!!」

「今日みたいな真似を繰り返すようなら私は絶対に許しません! いいですね!」

「ち、畜生!!!」

 

返す言葉もないのか一目散にその場から走り去る影井。特に後を追うとはせず、終始毅然とした態度の神子には誰もが敬う程だった。

 

「さっすがお姉ちゃん!! 今日も決まったね!」

「紅葉あなたも口を慎みなさい! さっきの発言と言い、少々あなたは口が軽いですよ?」

「ご、ごめん! つ、つい実況してた時の癖で」

「はぁ……まっ、それはともかくとして、それよりコン太、大丈夫でしたか?」

 

取り返したデッキを手渡し、デッキを受け取りながら神子の言葉にコン太はただ静かに頷く。

 

「……姉さん、ごめんなさい。僕」

「謝る事なんて何一つないですよ。姉妹なんですからもっと頼ってください」

「……嫌、違うよ」

「?」

「身内だからいつまでも姉さんに頼ってられないんだよ。僕だって強くなりたい!」

 

何を思うのかハルヤ達の方に視線を向けると、そのまま歩み寄る。

 

「ハルヤさん、折り入ってのお願いです! 僕を、チームに入れてください!」

「えっ!? コン太!?」

「!?」

 

突然のコン太の頼みに動揺を隠せない神子達。ハルヤ達もまたコン太のその言葉には驚かずにはいられなかった。







更新遅れておりました。申し訳ないです。何とか今週に更新できてよかったです。そして第11話、いかがでしたでしょうか?今回は実況解説している神子のバトルでした。それなりに黄色デッキらしいトリッキーな戦い方が出来たかなと思います。アルティメットリーンとフルーツチェンジ、中々面白かったです(笑)今回対戦相手だったモブ、何か同じような方を見た事があるがデジャブかな(すっとぼけ)

それとアニメではウロヴォリアス活躍してましたね。呪縛面白そうとか思ってましたが、そんな生温い事言えないぐらいガクブルな効果でしたね。ヴァラルや古いカードでスカルピオーネと組ませたらさらに恐ろしそうです。後、新規の紫で、ついに相手のリザーブのコアをメインステップで死竜の召喚コストに使用できるカードとかも登場しましたね。紫がどんどんやりたい放題になって行く。まるで今日のキャラのようだ←


まぁともかくアニメのこれからも期待ですね。来週いよいよ十二神皇編発売!待ってろよウロヴォリアス!!(爆死フラグ)小説でも早めに新規のカードが掻きたいです。また次回もぜひよろしくお願いします!
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