誤字、プレイミスありかも。
バトル表記が人によっては分かりずらいかも。
それでも大丈夫という方はどうか温かい目で見てもらえると幸いです。発見したミスやバトル表記などのご指摘気軽にお待ちしております。
『ハルヤさん折り入ってのお願いです! 僕を、チームに入れてください!』
「!?」
突然のコン太の願い、それにはその場の全員が驚きを隠せず、中でもその言葉に一番に驚いていたのはハルヤだった。
「コン太、落ち着いてよ。チームに入れてって急にどうしたの?」
「強くなりたいんです。もう今のままの自分じゃいたくなくて!」
「どういう意味?」
「そのままの意味です。さっきもあんな奴に勝てなくてデッキを取られて、結局姉さんに助けられてしまった。自分の力じゃ何もできないのが嫌なんです!」
先程の事を思い返し、未だ悔やむように言葉に力を込めながら語るコン太。だが本人からはまるで焦ってるかのような様子が何となく感じられ、その様子を見かねたのか、神子はコン太を呼び止めるかのように声を掛ける。
「コン太、落ち着いてください。急な話でハルヤさんも困ってますよ?」
「姉さん! 僕は……!」
「大丈夫です、咎める訳ではありません、あなたが何を思っていたか、それは少なからず分かってますから」
コン太の想いは神子も察しているのか、そのままハルヤの方へ視界を向ける。
「ハルヤさん、コン太と二人きりで話をしてもらえませんか? コン太もチームに入る上でその想いハルヤさん打ち明けてください」
神子の言葉にコン太は静かに頷き、それを見ると「私達は席をはずします」と一端その場を後にし、キッドとザックもまた二人きりで話す内容を聞くべきではないと考えたのか同じくその場を後にする。
***
「じゃぁコン太、早速だけど聞かせてくれるかな? どうして僕のチームに入りたいって思ったの?」
二人きりとなり、単刀直入に本題を切りだし、その言葉にある事を思い返す。
「ハルヤさんが、目標だからです」
「えっ?」
「……実況解説を通して、ハルヤさんのバトルはずっと見てきました。初めは負けてても、それでもバトルを通していく内に強くなって、キースピリットを扱うその姿に憧れてました」
「憧れるだなんて、僕はただバトルしてただけだよ?」
「えぇ。僕はそのバトルに魅かれましたから。僕は先程の結果を見ていただいた通り、まだまだです。キースピリットも満足に扱えず、実力は姉さんと比べて足元にも及ばないです」
デッキから取り出す一枚のカードを取り出し、自分のキースピリットであるそのカードを見ながら寂しげに表情を曇らせるコン太。だが、ハルヤはそれに対し、何か引っかかった様に。
「そう言えば、神子さん達は上位チームなんだよね。コン太は神子さん達のチームメンバーじゃないの?」
「僕は姉さんたちのチームには入ってないです。入ってるのは紅葉姉さんと、他3人です。最初は僕にも声を掛けてくれたんですけど、それは断っちゃいましたから」
「えっ? どうして?」
「チームメンバーとして、嫌、姉さんの弟として僕が取るに足らない実力だからです」
「?」
「先程のバトルを見ていただいた通り、姉さんの実力は相当です。けど、僕には姉さん程の実力は無いです。バトルが弱くて、いつも先程みたいなトラブルに巻き込まれた際には姉さんの助けられてました。でももうそれじゃあ嫌なんです。僕も一人のカードバトラーとして、守られてばかりじゃいられない! もっと強くなりたいんです!」
自分の願いを打ち明けるコン太、その姿はハルヤにとっても共感する所があった。
「分かった。けど、その前に一つバトルしない?」
「?」
「神子さんの実力は確かにすごかったけど、僕はコン太が神子さんの足元に及ばないなんて思えない。コン太も強いと思うよ?」
「そんな事ないです。ハルヤさんには分からないですよ」
「まぁ確かにコン太とバトルした事ないし、そう言われちゃそれまでなんだけど、僕も前は中々勝てなくて落ち込んでたけど、ある人に言われたんだ。『バトルはスピリットを信じて戦う。それだけ』って」
「スピリットを信じて、ですか?」
「うん。その言葉のお陰でここまで来れたような気がした。だからコン太もスピリットを信じて戦ってみてよ。チームへ入るとかどうかは置いといて、その想いで戦えばきっとコン太も強い筈だよ!」
「……」
ハルヤの言葉にただ自分のデッキを見ながら何かを考え込むように数秒間を置きながらも何かを決心したように構える。
「ならバトルお願いします! このバトルで何かが変われそうな気がします!」
「うん。受けて立つよ! 全力で行くからね!」
嬉しそうに言葉を交わす二人。互いにバトルステージまで移動しデッキを構える二人。その様子に気づいたのか、神子やザック達も観客席でその様子を眺める。
「おっ、コン太にハルヤ君、バトルするみたいですね! これは早速、実況ですね!」
「おいおい、こんな状況でもか?」
「当たり前! それが実況魂ってもの!! って訳でザックさん撮影お願いします!」
「はぁ!? 俺が!?」
紅葉は撮影用のカメラを手渡し、半ば強引に押し切られ渋々承諾し、一方で神子は何かを想うようにコン太を遠目から見つめる。
「(コン太が強くなろうとしていたのはずっと感じていた。けど、やはり弟としてどうしても過保護になってしまっていた)」
コン太の想いを知る上でそれを見守る事こそが一番の最良なのだが、どうしても自分の弟として助けを出さずにはいられず、そのことを反省するように悔やむ。
「(コン太が決意した事なら私はただそれを尊重しなければなりません。だからこおそ、コン太、このバトルであなたの強さと覚悟を見せてもらいますよ)」
神子もまた強く決心すると、「解説を始めましょうか」と普段通り冷静に紅葉を取り仕切り、その言葉に頷きながら二人とも定位置に実況席を設ける。
『さぁ皆さま! 本日もBCOが熱いバトルを皆様にお届けします!! 今日バトルするのはハルヤ選手と、対戦相手は我らが弟、犬神コン太とのバトルです!!!』
『えぇ、しかし実況解説はあくまで公平に行っていきますので本日もどうぞよろしくお願いします』
普段通り高らかに実況を語る紅葉と冷静に言葉を述べる神子の二人、一方でバトルの準備を終えたように二人は互いの相手を見据える。
『準備が整ったようですね、早速行きましょう! 両者、コールお願いします!』
「「ゲートオープン! 界放ッ!!」」
[01ターン.ハルヤside]
[スタートステップ]
[ドローステップ][手札]4枚→5枚。
「メインステップ! リューマンフェニックを召喚!」
[リザーブ]4個→0個。
[トラッシュ]0個。
[手札]5枚→4枚。
[フィールド]リューマンフェニックLv.3((S1))BP6000。
ハルヤの先行で開始されるバトル、序盤から早速リューマンフェニックを呼び出し、リューマンフェニックは力強く吠える。
「ターンエンド」
[02ターン.コン太side]
[スタートステップ]
[コアステップ][リザーブ]4個→5個。
[ドローステップ][手札]4枚→5枚。
「メインステップ、行きます! まずは手札のギュウキの効果を発動させます!」
「発動!? 召喚じゃなくて!?」
自分のターン開始と同時に突き出す一枚のカード、ギュウキ。だがギュウキはスピリットカードであり、コン太のその言葉には疑問を持つが、問題ないようにコン太は笑って見せた。
「えぇ。ギュウキには二種類の使い方があります。スピリットとして召喚する通常の方法、そしてもう一つはこのスピリットカードをマジックカードとして発動させる方法!」
「!?」
「よって、手札のギュウキを僕はマジックカードをとして使用します!」
[リザーブ]5個→3個。
[トラッシュ]0個→2個。
【ギュウキ】2(黄1 白2)黄、スピリット、妖戒/機獣。
Lv.1(1)BP2000、Lv.2(2)BP3000。
このスピリットカードは、マジックカードとしても扱う。
『フラッシュ効果』(この効果はフィールドにいる間、使用できない)
このターンの間、相手のスピリット1体をBP-3000する。この効果でBP0になったスピリットを破壊する。
Lv.1、Lv.2
このスピリットの色とシンボルは白としても扱う。
「マジックとして使用した場合、召喚はできず使用後にトラッシュに送られますが構いません! ギュウキの効果により、リューマンフェニックにBP-3000します! そしてさらにもう一枚、手札のギュウキをさらにマジックカードとして発動!」
「!!」
[リザーブ]3個→1個。
[トラッシュ]2個→4個。
『何と!! コン太いきなりギュウキをマジックカードと使用しました!! しかもそれを連続使用でハルヤ選手のリューマンフェニックを破壊してしまった!!』
『ギュウキの特性を理解した上で、それを十二分に活かせてますね』
弟のコン太のバトルに、二人は贔屓目で実況解説をしている訳ではないが、序盤からいきなり黄色としての戦い方をこなすコン太のバトルには感心するように見ていた。一方で自分のスピリットが破壊されたことに動揺を隠せないながらも、ハルヤもまたコン太のバトルには素直に「すごい」と評価する程だった。
「いきなりリューマンフェニックを破壊してくるなんて、驚いたよ!」
「まだ始まったばかりですよ? これはまだまだ小手先程度です。今はこれでターンエンドしますよ?」
[03ターン.ハルヤside]
[スタートステップ]
[コアステップ][リザーブ]4個→5個。
[ドローステップ][手札]4枚→5枚。
「驚いたけど、僕だって負けないよ! メインステップ! リューマンクロウをLv.2で、続けてリューマンインフェニティを召喚!」
[リザーブ]5個→0個。
[トラッシュ]0個→2個。
[手札]5枚→3枚。
[フィールド]リューマンインフェニティLv.1((
『ハルヤ選手、先程スピリットを破壊された場を再び立て直しました!』
『一方でコン太の場には先程のギュウキをマジックカードと使用していた為、ブロッカーとなるスピリットは0。ハルヤ選手にとって、これはチャンスですね』
「アタックステップ! リューマンインフェニティでアタック! アタック時効果で一枚ドローするよ!」
[手札]3枚→4枚。
神子の言葉通り、コン太のフィールドはがら空きの状態。まさに絶好の攻め時だった。リューマンインフェニティを一番手に攻撃指示を出すと、リューマンインフェニティ勢いよく飛び出し、コン太へと迫って行く。
「ライフで受けます!」
攻撃を止める手立てはないのか、その宣言にリューマンインフェニティが繰り出す拳がバリアを砕き、ライフを破壊する。
「ッ!!」
[コン太side]
[ライフ]5→4。
[リザーブ]1個→2個。
「ターンエンド!」
[04ターン.コン太side]
[スタートステップ]
[ドローステップ][手札]3枚→4枚。
[コアステップ][リザーブ]2個→3個。
[リフレッシュステップ][トラッシュ]4個→0個。[リザーブ]3個→7個。
「メインステップ! 行きますよ!」
「!」
「一世一代の大夢抱く家臣! カシャネコをLv.2で召喚!」
[リザーブ]7個→1個。
[トラッシュ]0個→4個。
[手札]4枚→3枚。
【カシャネコ】4(3)黄色、スピリット、家臣/妖戒。
Lv.1(1)BP3000、Lv.2(2)BP5000、Lv.3(3)BP6000。
Lv.1、Lv.2、Lv.3『このスピリットの召喚時』
自分のトラッシュにある[カシャネコ]以外の系統:「妖戒」を持つスピリットカード2枚を手札に戻す。
Lv.2、Lv.3『このスピリットのアタック時』
このスピリットの
猫のような愛くるしい見た目に兜を着た一体のスピリット、カシャネコ。舞い踊るようにフィールドへと現れ、見た目と同じような可愛らしい鳴き声を上げる。
「カシャネコ、それがコン太のキースピリット!?」
「ええ、でも見た目に油断しないで下さいよ? 召喚時効果発揮! 自分のトラッシュにあるカシャネコ以外の妖戒を持つスピリットカード2枚を手札に戻します! よって先程使用したギュウキを手札に戻します!」
「!!」
[手札]3枚→5枚。
[フィールド]カシャネコLv.2((S1)1)BP5000。
『何と! 先程連続使用したギュウキを回収しました!?』
『ギュウキをマジックカードとして使用し、カシャネコで回収。これは上手いですね!』
再びギュウキが手札に戻った事に警戒するように構えるハルヤ、だがまだコン太にとっての手はそれだけではない。
「続けます! バーストセット!」
「!」
「さらに戻したギュウキを再びマジックカードとして使用します!」
[リザーブ]1個→0個。
[トラッシュ]4個→5個。
[手札]5枚→3枚。
「対象はリューマンインフェニティ! BPを-3000し、BP0となったリューマンインフェニティを破壊します!」
「くっ!」
効果によって放たれる雷の直撃を受け、リューマンインフェニティは全ての力が奪われるとそのまま倒れ、その場から消滅してしまう。
「まだ終わりませんよ! アタックステップ! カシャネコでアタックです!」
「ライフで受ける!」
なおも果敢に攻めるコン太、カシャネコイクサは軽快なステップでフィールドを駆けながらハルヤへと迫るとそのままバリアに直接体当たり、衝撃にライフが砕かれる。
「うあッ!」
[ハルヤside]
[ライフ]5→4。
[リザーブ]1個→2個。
「ターンエンドです」
[05ターン.ハルヤside]
[スタートステップ]
[コアステップ][リザーブ]2個→3個。
[ドローステップ][手札]4枚→5枚。
[リフレッシュステップ][トラッシュ]2個→0個。[リザーブ]3個→5個。
「メインステップ! バーストセット! 僕も行くよ!」
「(来ましたね!)」
力強く言い放ち構える一枚、これまで実況としてハルヤのバトルを見てコン太にとってはそれがキースピリットである事を瞬時に察した。
「天下切り裂く勝利の剣! 太陽の如く燃え上がれ! 剣神無双リューマンゴッドソードを召喚!」
フィールドを包む炎、その炎の中で眼光を輝かせる影が一つ。その影は、手に持つ剣で周囲の炎を掻き消し、リューマンゴッドソードがその正体を現す。
[リザーブ]5個→0個。
[トラッシュ]0個→4個。
[手札]5枚→3枚。
[フィールド]剣神無双リューマンゴッドソードLv.1((S1))BP4000、リューマンクロウLv.2(2)BP2000。
『ここで来ました!! リューマンゴッドソード!! ハルヤ選手のキースピリットです!』
『ここまではコン太のペース、ですからハルヤ選手は一気に自分のキースピリットを召喚して流れを掴むつもりですね!』
神子の言葉通り、ライフの数は両者同点といえど、ここまでの流れでは完全にコン太に分がある。だからこそ一気に形勢を逆転しようとリューマンゴッドソードを見る。
「アタックステップ! 一気に行くよ!」
「来るならいつでも来て下さい! 真っ向から受けて立ちますよ!」
「勿論そのつもりだよ! まずはリューマンクロウでアタック!」
「ライフで受けます!」
まずはリューマンクロウを筆頭に攻撃指示を出すと、リューマンクロウはその指示に頷き、全速力で駆けながら飛び上がると腕に爪を振り下してバリアを切り裂く。
[コン太side]
[ライフ]4→3。
[リザーブ]0個→1個。
「さらにリューマンゴッドソードでアタック! アタック時効果で一枚ドロー!」
[手札]3枚→4枚。
リューマンゴッドソードも指示に対し剣を構え、勢いよく飛び出し、その呼応激に対しても「ライフで受ける!」と宣言し、龍ーまんゴッドソードは展開されたバリアに剣を振り下し、破壊する。
「リューマンゴッドソードのバトル終了時効果! 手札にある「剣使」、「竜人」を持つスピリットカードをノーコストで召喚できる! よって手札の「剣聖武竜ミツルギドラゴン」を呼び出すよ!」
「!」
「伝説を受け継ぎし龍! 炎の一撃を時代に刻め! 剣聖武竜ミツルギドラゴンを召喚ッ! 維持コストはリューマンクロウから確保!」
天にまで届く程、高く燃え上がる炎。その炎の中に一本の剣が降り落ち、輝く炎の中でその剣を手に取る龍の影、手に取った剣で渦巻く炎を切り裂き、ミツルギドラゴンが現れる。
[手札]4枚→3枚。
[フィールド]リューマンクロウLv.2(2)BP2000→リューマンクロウLv.1(1)BP1000。剣聖武竜ミツルギドラゴンLv.1(1)BP7000。
『ハルヤ選手!! リューマンゴッドソードの効果でミツルギドラゴンを呼び出した!! これはハルヤ選手にとっての必勝パターン!!』
『ハルヤ選手もまた本気ですね。このターンで一気に攻めて行くつもりです!』
二体のXレア級のスピリットに見ている観客達は圧倒され、対戦相手であるコン太にとっては観客達の感じる迫力の比ではなかった。だがそれでも怖じ気づく様子は決してなく、真剣な眼差しで龍達の姿を見る。
「ハルヤさんのキースピリット達は、いつ見ても壮観ですね」
「ありがとう。でも手加減はしないよ!」
「はい、そうしてください!!」
お互いに一歩も引く様子はなく、剣聖武竜は相手を見定めると静かに剣を鞘に納め、抜刀術の構えに入る。
「剣聖武竜ミツルギドラゴンでアタック!!」
鞘から剣を引き抜くと同時に飛び出すミツルギドラゴン。だがその攻撃に対し、コン太はそれに対し、「待ってました!」とまるで期待していたかのような反応を見せる。
「フラッシュタイミングで手札のギュウキをマジックカードとして使用! ミツルギドラゴンのBP-3000します!」
[リザーブ]2個→1個。
[トラッシュ]5個→6個。
[手札]3枚→2枚。
「えっ!?」
再び発動されるギュウキの効果により、ミツルギドラゴンは力を奪われように肩を落とす。
『ここでコン太ギュウキを再びマジックカードとして使用!! しかし、何故このタイミングなのでしょう?』
紅葉の言葉通り、ハルヤも全く同じ疑問を抱いていた。ギュウキのカードをまだ一枚手札に温存していたことはハルヤも把握していたが、ミツルギドラゴンの元々のBPは7000。例えギュウキの効果を受けても破壊はされず、アタックそのものは有効として続行される。だからこそこのタイミングでの使用の意図が不可解だった。
「アタックはライフで受けます!」
「(回復させてブロックする訳でもない。一体何を考えて!?)」
疑問に思う中、ミツルギドラゴンは力を減少させられながらもまだバリアを破壊する程度の力は温存できており、そのまま剣を振り切ると、バリアを切り裂きコン太野ライフをさらに破壊する。
「ぐッ!!」
[コン太side]
[ライフ]2→1。
[リザーブ]1個→2個。
残りライフは一つ追い込まれながらも伏せていたバーストカードに視線を置くと同時に「バースト発動!」と狙い澄ましたように力強く宣言する。
「ライフ減少時がこのバーストのトリガーです! 妖雷スパーク!」
「!?」
【妖雷スパーク】3(2)黄色、マジック。
【
このターンの間、相手のスピリット2体をBP-5000する。この効果でBP0になったスピリット全てを破壊する。その後コストを支払う事でこのカードのフラッシュ効果を発揮する。
『フラッシュ効果』自分はデッキから1枚ドローし、このターンの間、スピリット1体をBP+2000する。
「バースト効果により、ミツルギドラゴンとリューマンゴッドソードの2体を指定し、2体のBPを-5000。さらにこの効果でBP0になったスピリットを破壊します!」
「しまった!!」
マジックによる放たれる雷撃、それはリューマンゴッドソードとミツルギドラゴンの二体へと直撃し、雷撃に打たれリューマンゴッドソード力尽きて倒れ、ミツルギドラゴンもまた、度重なる力の減少に耐え切れなくなり破壊されてしまう。
『何と!! コン太、ここでハルヤ選手のキースピリットを纏めて破壊!? ライフ1に追い込まれながらも見事に逆転し返しました!!』
『ミツルギドラゴンのBPは7000。妖雷スパークの効果だけでは倒すことはできない。だからこそ、この時の為にギュウキを温存していたんですね』
完全にハルヤの手を読んでいた上でのカウンター。キースピリットを二体とも破壊されてしまった事には当然ハルヤにも応えた。
「リューマンゴッドソードとミツルギドラゴンとのコンボ、必ず狙ってくると思ってました! だからこそ、仕掛けさせてもらいましたよ!」
「まさか読まれたなんて……やっぱりコン太は強いよ!!」
「いえ、僕なんてまだまだです。姉さんに比べたら」
少しだけ俯き、姉のバトルを思い返しながら呟くコン太だったが、それに対してハルヤは。
「そんなの関係ないよ!」
「えっ?」
「僕も前は同じ事考えてた。周りの人と比べるとどうしても自分の実力に自信が持てなくて、後ろ向きな事ばかり考えてた。けど、色んな人とバトルして、エンザさん達に、ザックやキッドたちに認められて漸く僕も自分自身の強さに自信が持てるようになった!」
「……」
「だからコン太ももっと自信を持ってよ! 強さは誰かと比べて分かるものじゃない。誰かに認められて、そして自分自身で認められることが強さだよ!」
ハルヤの真っ直ぐな言葉に対し、コン太は先程まで俯ていた表情を上げて、口元を緩ませる。
「本当に、どこまでも真っ直ぐですね。だから僕はあなたのバトルに魅かれたのかもしれません」
「えっ?」
「いえ、何でもないです。続けましょう! コストを支払って妖雷スパークのフラッシュ効果を使用します! バースト効果発揮により、1枚ドロー! さらにカシャネコをBP+2000します」
[リザーブ]2個→0個。
[トラッシュ]6個→8個。
[バースト]妖雷スパーク。
[手札]2枚→3枚。
抜け目なく手札を増やすコン太に対し、ハルヤにはこれ以上の手はなく、「ターンエンド」と宣言するしかなかった。
[06ターン.コン太side]
[スタートステップ]
[コアステップ][リザーブ]0個→1個。
[ドローステップ][手札]3枚→4枚。
[リフレッシュステップ][トラッシュ]8個→0個。[リザーブ]1個→9個。
「メインステップ、カシャネコをLv.3にアップ、さらにかっぱっぱをLv.1、ジェネラル瀬戸大将をLv.2で召喚!」
[リザーブ]9個→1個。
[トラッシュ]0個→3個。
[手札]4枚→2枚。
【かっぱっぱ】2(1)黄色、スピリット、家臣/妖戒。
Lv.1(1)BP2000、Lv.2(3)BP4000。
Lv.1、Lv.2『相手によるこのスピリットの破壊時』
コスト3以下の相手のスピリット一体を疲労させる。このスピリットに
【ジェネラル瀬戸大将】4(3)黄色、スピリット、妖戒。
Lv.1(1)BP3000、Lv.2(3)BP5000。
このスピリットとはマジックカードとしても扱う。
『フラッシュ効果』(この効果はフィールドにいる間、使用できない)
このバトルの間、BPを比べる時、BPの代わりにLvを比べ、Lvが同じか低いスピリット/アルティメットが破壊される。
一気に攻めるつもりなのか、スピリットを展開しフィールドに並ぶ妖怪達。カシャネコを筆頭にそれぞれ意気込むように腕を掲げる。
[フィールド]カシャネコLv.3((S1)2)BP6000、かっぱっぱLv.1(1)BP2000、ジェネラル瀬戸大将Lv.2(3)BP5000。
「さぁこのターンで一気に決めますよ! アタックステップ! ジェネラル瀬戸大将でアタックです!」
「ライフで受ける!」
食器で構成された奇怪な体を持つスピリット、ジェネラル瀬戸大将はそのまま真っ直ぐハルヤへと突っ込み、両腕を掲げてそのままバリアへと振り下し破壊する。
「うあッ!!」
[ハルヤside]
[ライフ]4→3。
[リザーブ]2個→3個。
ライフを破壊され衝撃に怯みながらも、それでも衝撃に耐えきるとそのまま目を開き伏せたバーストを掴む。
「ライフ減少時でバースト発動! エナジーバースト!」
「!」
【エナジーバースト】5(3)赤、マジック。
【バースト:自分のライフ減少時】
BP合計7000まで相手のスピリットを好きなだけ破壊する。その後、コストを支払う事でこのカードのフラッシュ効果を発揮する。
『フラッシュ効果』このターンの間、スピリット/アルティメット一体をBP+3000する。または、相手の合体スピリットのブレイヴ一つを破壊する。
「バースト効果でBP7000まで相手のスピリットを破壊! よってジェネラル瀬戸大将とかっぱっぱを破壊!」
吹き荒れ燃え広がる炎、かっぱっぱとジェネラル瀬戸大将は炎に吹き飛ばされ破壊される。
「ッ! さすがに簡単には行きませんか。ターンエンドです」
[07ターン.ハルヤside]
[スタートステップ]
[コアステップ][リザーブ]3個→4個。
[ドローステップ][手札]3枚→4枚。
[リフレッシュステップ][トラッシュ]4個→0個。[リザーブ]4個→8個。
「メインステップ! リューマンクロウをもう一体召喚、さらにまだ行くよ! 敵を打ち砕け! 炎の一蹴必殺! リューマンゴッドブレイカーをLv.2で召喚! 不足コストは2体のリューマンクロウから確保! 力を借りるよ!」
[リザーブ]8個→0個。
[手札]4枚→2枚。
二体のリューマンクロウが消滅した後、地面から飛び出す一体の龍。舞い上がる瓦礫を空中で蹴り砕きながら地面に降り立ち、リューマンゴッドブレイカーが咆哮を上げる。
[フィールド]リューマンゴッドブレイカーLv.2((S1)2)BP10000。
『ここで来ました!! ハルヤ選手のさらなるキースピリット、リューマンゴッドブレイカー!!』
『バトルも終盤です。ハルヤさんも出し惜しみなく全力をコン太にぶつけてますね!』
互いに一歩も引いていないのは神子達にも、そしてそのバトルを見ている観客達にも見て取れる。バトルしている二人もまた、互いの実力を認めつつそして自分が勝たんとバトルに集中し切っていた。
「アタックステップ行くよ! リューマンゴッドブレイカーでアタック! アタック時効果発揮、手札のリューマンバーストを破棄して回復させる!」
[手札]2枚→1枚。
『リューマンゴッドブレイカー、アルティメットを破棄することで回復! 連続アタックで勝負を決めに来ました!』
「カシャネコでブロックです!」
[Battle]リューマンゴッドブレイカーLv.2((S1)2)BP10000vsカシャネコLv.3((S1)2)BP6000。
突っ込むリューマンゴッドブレイカーを真っ向から立ち向かうカシャネコ。駆け出し激突せんとする二体のスピリットに、紅葉達も実況の声に力が入る。
「連続アタックはさせませんよ! フラッシュタイミング! 手札の雪ガールをマジックカードとして使用します!」
「!」
[リザーブ]5個→3個。
[トラッシュ]3個→5個。
【雪ガール】3(1)黄色、スピリット、家臣/妖戒。
Lv.1(1)BP3000、Lv.2(3)BP5000。
このスピリットカードは、マジックカードとしても扱う。
『フラッシュ効果』(この効果はフィールドにいる間、使用できない)
このバトルが終了した時、自分のライフのコアが2個以下なら、アタックステップを終了する。
「雪ガールの効果、僕のライフは1! よってバトル終了時にアタックステップを強制終了させます!」
「!」
バトルでは、果敢にリューマンゴッドブレイカーに飛び掛かるカシャネコだが、リューマンゴッドブレイカーは両足に炎を纏わせ、そのまま炎を纏わせた蹴りの一撃がカシャネコを空中に蹴り上げ、空中に跳ね飛ばされたカシャネコはそのまま破壊され消滅する。しかし、雪ガールの効果によって回復しているリューマンゴッドブレイカーだが、それ以上のアタックは封じられ、残る1つのライフを目の前にしながらも、ハルヤの元へ戻るしかなかった。
「ターンエンド」
[08ターン.コン太side]
[スタートステップ]
[コアステップ][リザーブ]6個→7個。
[ドロステップ][手札]1枚→2枚。
「!!」
手札に加えた一枚、そのカードにコン太の目付きも変わり、何かが来たことを全員に直感させ、場の空気も一変する。
[リフレッシュステップ][トラッシュ]5個→0個。[リザーブ]7個→12個。
「メインステップです! やっと引けました!」
「!?」
引いた一枚はコン太にとって待ち望んでいた一枚。目の色を変え、その引いたカードを構える。
「見せてあげますよ! これが僕のとっておきの一枚です! 奇天烈奇怪な百鬼夜行! 全ての妖怪束ねし大将!! 妖戒大将カシャネコイクサをLv.3で召喚します!」
[リザーブ]12個→3個。
[トラッシュ]0個→5個。
[手札]2枚→1枚。
フィールドに差し込む一筋の光、その光より舞い降りる一体のスピリット、そのスピリットの名はカシャネコ、否、百鬼夜行の大将の座を冠するカシャネコイクサ。Xレア級のスピリットの登場に誰もが驚き、ハルヤもまたカシャネコイクサの姿に動揺し切っている。しかし、コン太にとってカシャネコイクサはXレア以上としての思い入れがある。何かを想うようにコン太はカシャネコイクサの姿を見、カシャネコイクサもコン太の視線に気づいたのか、自分の主に振り返る。
「カシャネコイクサ、僕は君を、キースピリットとして使いこなせるバトラーになったと証明したい! ハルヤさんに僕の実力を認めたい! 僕自身も実力があると証明したい!! だから力を貸してください!!」
偽りのないコン太の想い、それを聞き入れるとカシャネコイクサはただ笑いながら頷いて見せ、それに嬉しそうに笑みを浮かべる。
「行きますよ! ハルヤさん! 僕の実力の全て、ぶつけます!」
「受けて立つよ!! 僕もまだ負けるつもりはない!」
お互いに本気のバトル、コン太はそのまま「アタックステップ!」と宣言し、ハルヤとリューマンゴッドブレイカーはそれを受けて立つように構える。
『コン太意気揚々とアタック宣言! しかしハルヤ選手にはリューマンゴッドブレイカーがブロッカーとして待ちかまえ、ライフもまだ3つ残ってる! どうするつもりだ!!』
「関係ないです! カシャネコイクサでアタック! さらにお互いのアタックステップで、カシャネコイクサの効果を発動!」
「!」
【妖戒大将カシャネコイクサ】5(3)黄色、スピリット、主君/妖戒。
Lv.1(1)BP5000、Lv.2(3)BP8000、Lv.3(4)BP9000、Lv.4(10)BP25000。
Lv.1、Lv.2、Lv.3、Lv.4『お互いのアタックステップ』
系統:「主君」/「妖戒」を持つ自分のスピリットカード全てを、『フラッシュ』相手スピリット一体を指定する。このターンの間、そのスピリットはアタック/ブロックできないという効果のマジックカードとしても扱う。
Lv.2、Lv.3、Lv.4『自分のアタックステップ』
このスピリットに
「手札にあるカシャネコをマジックカードとして扱い、使用します! その効果は相手スピリット1体を指定し、このターンの間ブロックさせなくします! よってリューマンゴッドブレイカーはこのターンブロックできませんよ!」
[リザーブ]3個→0個。
[トラッシュ]5個→8個。
[手札]1枚→0枚。
カシャネコが半透明の状態でフィールドに現れたかと思うと、てにわっかのようなものを持ち、それをリューマンゴッドブレイカーに向けて投げつけると、わっかはリューマンゴッドブレイカーを拘束し、その動きを封じてしまう。
「そんな!!」
「まだです! さらにカシャネコイクサLv.2、3、4の効果! この効果発揮後にスピリットをマジックとして使用した時、そのスピリットをノーコストで召喚します! よってカシャネコをLv.3で召喚です!」
半透明だったカシャネコの体が徐々に濃くなり始めたかと思うと、カシャネコイクサの恩恵を受け、カシャネコがフィールドへと実体化する。
[フィールド]妖戒大将カシャネコイクサLv.3((S1)3)BP9000→妖戒大将カシャネコイクサLv.1(1)BP5000。カシャネコLv.3((S1)2)。
「カシャネコの召喚時効果発揮! トラッシュのジェネラル瀬戸大将と雪ガールを手札に戻します! そしてカシャネコイクサのメインアタック!」
「ライフで受ける!」
背中に背負う御旗を掲げそれをバリア対し、まるで剣のように振り下すと、そのままハルヤのライフを破壊する。
「うッ!!」
[ハルヤside]
[ライフ]2→1。
[リザーブ]0個→1個。
「さらにカシャネコでアタック! アタック効果発揮! このスピリットのソウルコアをトラッシュに置く事でカシャネコイクサは回復します!」
「!」
カシャネコは舞いながら黄色の光をカシャネコイクサに灯させると、再び力が戻った様に立ち上がり、再度御旗を振り回し、カシャネコはそれを確認すると、ハルヤへと視界を向け、そのまま勢い良く突進する。
[ハルヤside]
[ライフ]2→1。
[リザーブ]1個→2個。
「回復したカシャネコイクサで再アタック!! これで決まりです!」
「ぐッ! ライフで、受ける!!」
リューマンゴッドブレイカーは主を守らんとするが、体の自由を奪われどうにもできない。カシャネコイクサはそのままリューマンゴッドブレイカーを素通りしながらハルヤへと向かって行き、両手に握り締めた御旗を力一杯に振り下し、ハルヤの最後のライフを破壊する。
「うわああッ!!!」
[ハルヤside]
[ライフ]1→0[Lose]
***
『お互い全力を出し尽くしたバトル!! 白熱したバトルに惜しみない拍手を送りたいです!』
バトルを終え、感動したように語る紅葉、神子もその隣で紅葉の言葉に納得するように静かに頷く。
『解説者として贔屓目で見ては無いです、それでも大健闘でした。二人とももう立派なカードバトラーですね』
『姉として私達も鼻が高いです。しかし余計な話は割愛しましょう! 本日のバトルはここまで、皆さまご視聴ありがとうございました! また次回お会いしましょう!』
実況解説を切り上げると、紅葉達は直ぐにコン太の元へと駆けつけ、バトル後、コン太はハルヤに対し、手を差し伸べる。
「バトルありがとうございました。とても楽しかったです」
「うん、僕もだよ。負けちゃったけど、とっても楽しかった!」
差し伸べられた手を取り、握手を交わす二人。二人のバトル結果にはザックとキッドもただ感心するように眺めていた
「それで、チーム入団する、その資格は僕にあるでしょうか?」
「あはは、資格なんてたいそうなものないよ。それに本気でやって負けたのは僕の方だし、偉そうに仕切るのも何か可笑しいよね」
気まずいように苦笑いを隠せないハルヤだったが、ハルヤの言葉に対し「いいえ」と首を横に振る。
「実力を認めてもらえても、僕はまだハルヤさんを完全に超えたとは思ってません。今日の結果が出せたのだって、ハルヤさんのお陰ですから」
「えっ?」
「まぁとにかく僕にとってのリーダーはハルヤさんだけです。だから、僕をチームに、チームメンバーとして入れてください!」
真っ直ぐなコン太の想いと言葉。その言葉に対し、断る理由は一つもない。
「うん! コン太がそう思ってくれるならぜひお願いしたい! まだできてないけど、チームリーダーとしてこちらこそぜひ入団をお願いさせてよ!」
「はい! 喜んで!」
「どうやら決まったようですね」、と二人に元へ神子達が声を掛け、その声に反応する二人。
「姉さん、そういう訳です。ハルヤさんのチームメイトとして、僕はいつか、姉さんも超えます!」
「……まさか、あなたから宣戦布告される日が来るなんて思ってもみませんでした」
コン太の言葉に驚きつつも、その言葉に神子も嬉しそうに表情を緩ませる。
「コン太、あなたはもう私達の弟ってだけじゃない。私達は兄弟であり、ライバルです。いつかあなたと戦える日を心待ちにしてますよ?」
「はい! 望むところです!」
「では、私達はこれで。ハルヤさん、コン太をよろしくお願いします。これは姉としての言葉です」
「私からもお願いします!」
ハルヤに対し一礼をしながら神子と紅葉はその場から立ち去り、その後姿を見送ると、緊張が切れたように二人はその場に座り込む。
「おいおい二人共大丈夫かよ?」
「二人共デンジャー、ちょっと無理しすぎじゃねぇか?」
ザックとキッドの肩を借りながら立ち上がる二人。「ちょっと熱くなり過ぎちゃって」と苦笑いしながら口を揃えて答える。
「まっぁとにかくお疲れ様、コン太も新しいチームメンバーとして俺からも歓迎するぜ」
「俺も同じだ、よろしくな!」
「はい。二人ともよろしくお願いします」
コン太を新しくチームメンバーと加え4人。残り一人、チーム創設までいよいよ実現まであと一歩と迫り、それには4人共心躍らせていた。
***
舞台は変わり、とあるチームのスタジアム。バトルしているのはややぽっちゃり体型の男と、オレンジのベストにグローブを付けた一人の少女。その少女はチームには属しておらず、無名のカードバトラーだったが、対戦している男はチームランキング20位、上位チーム、「森羅」のリ―ダを務める実力者だった。当然男も見ている観客達にも勝負の結果は見るまでもないと思っていた。しかし。
「ブレイヴスコーピオン召喚。召喚時効果、相手のアルティメットを破壊するよ」
「!!」
呼び出される裏十二宮と呼ばれるうちの一体、ブレイヴスコーピオン。出現と同時に、相手の場にいるアルティメットカイザーアトラスにその尾を槍の突き刺し、そのまま尾を振り回してアルティメットカイザーアトラスを宙に放り投げると、空中で爆発四散する。
「な、何故だ!! こ、この上位チームリーダーである僕様が何故!! 圧倒される!!」
スピリット、マジック、ブレイヴ、アルティメット、バースト。自分の打つ手立てが全てその少女には通用せず、ここまで圧倒される現状がとても信じられなかった。
「はぁ、一々驚かないで。この程度の事で。つまらないよ」
「な、何だと!?」
「まぁこれで終わらせるよ、アルティメットドライアンでアタック」
「ッ!! ら、ライフで!!」
光のような猛スピードで突っ込むアルティメットドライアン。最後のライフを砕かれ、衝撃に吹っ飛ばされる男。
「約束だよ、君のスタジアム、貸してもらうからね?」
「ぐっ……お、お前一体!?」
「……さぁね。君程度に名乗る必要はないね」
「何だと!?」
毅然とした態度でバトルスタジアムから降り立つ少女、圧倒的なそのバトルには誰もが衝撃を感じずにはいられなかった。
いかがでしたでしょうか?第12話。今回は初の主人公の敗北回となりました。カシャネコイクサ強い! 黄色デッキ、自分も妖戒で組んでて特にヌエと組み合わせるのが良好になってます。最近ライフ回復効果に必要以上に目が行き、そう思うのはゼクスと今弾のウロヴォリアスのせいでしょうね(笑)今弾。昨日発売介しされましたが皆さま結果はどうでしたでしょうか? 私は2ボックス買って爆死しました(泣)なので悔しくてウロヴォリアスをシングルで購入。ゲイルフェニックスと組ませてデッキ組もうかなと思います。
そして話は変わりまして本編。最後もまた新たな影。次回もどうなるのか期待してくださるとうれしいです。次回も何卒よろしくお願いします!