バトルスピリッツ・ギガリーグ   作:ブラスト

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・以下注意
誤字、プレイミスアリかも。
バトル表記が人によって分かりずらいかも。

それでも大丈夫という方はどうか温かい目で見てもらえると幸いです。発見したミスやバトル表記などのご指摘気軽にお待ちしております。






第3章 激闘バトル大会
No14.開幕乱戦、剣神無双vs異海神


 

 

 

 

『さぁついにやって参りました!! バトスピ大会!! 会場は既に、開始前から多くの強豪バトラーが集い、今か今かとその時を待ちわびております!! BCOより、犬神紅葉がこの光景を中継しております!!!』

 

まだ朝早い時間帯にも関わらず、とある会場に集う多くのカードバトラー達。ある者は集中するようにただ黙々とその時を待ち、またある者は他のカードバトラー達と情報を共有し、またある者は周りの様子を伺いながら様子を探っている。色んなカードバトラー達がいる中で、その中には勿論ハルヤを含むチーム5人の姿もあった。

 

「公式大会、初めてなので緊張します」

「緊張すんなって、ただビクトリー飾り続けるだけだぜ!」

「へっ、優勝するのは俺だ!」

「意気込んでるところ悪いですけど、優勝の枠は私が独占しますからね?」

 

チームメイト同士と言え共各々自分の優勝を目指すように語る面々。彼らが今なぜ現在にに至るのか、それは経緯を遡る事、数日前。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

「大会、ですか!?」

 

大会告知用の紙を掲げるダイキ、突拍子もない突然の告知、驚くのも無理もなかった。

 

「そうだ。開催は3日後、指定の場所での大会だ。当然規模もそれなりだ」

「ず、随分急ですね?」

「まぁな、けど突拍子もない開催告知が案外この街の持ち味かもな?」

「えっ?」

「準備期間がほとんどない分、カードバトラーとしての実力以上の真価が問われる。そういうコンセプトだろ?」

「真価、ですか……!」

「まぁまだ3日ある。基本大会は誰でも参加可能だが、チームの場合は戦績によってランキングにも影響されるからな。俄然お前等にはちょうどいい機会じゃねぇの?」

「!」

「大会は当日受付だが、どうする? 参加する気はあるか?」

 

全員顔を見合わせるが、最初からハルヤ達5人の答えは決まり切っていた。

 

「「「勿論参加します!」」」

「そう来なくっちゃな。腕に覚えのあるカードバトラーが集うんだ、気合入れとけよ!」

「はい!」

 

今から既に気合を入れるように声を張っての返事。その日からハルヤ達、メンバー全員それぞれ特訓に励み、そしてあっという間に3日と言う期間が流れ、現在に至る。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

「それにしても規模もそれなりって聞いてたけど、大会ってだけあって、やっぱり思ってた以上だったね」

「あぁ。けど、こんな大舞台でバトルできるのは願ってもない事かもな」

「そうだね。まぁ全力で頑張るだけだよ!」

 

キッドにそう答えてながらも、実際の所、予想以上の規模の大会に緊張せずにはいられなかった。何とか落ち着こうと深呼吸するハルヤだが、そこへ……。

 

『誰かと思えば、ハルヤじゃねぇか』

「!」

 

突然背後からの声、それに一瞬驚いたように背筋を震わせるが、その声には聞き覚えがあり、すぐさま振り返る。

 

「り、リーダー!!」

 

そこにはいるのはかつて自分が元所属チームであるレッドドラゴンのチームリーダー、火龍エンザと吉馬の姿だった。

 

「おいおい、前にも言ったぜ。俺はもうお前のリーダーじゃねぇっての」

「あっはい。つい癖で」

「はは、相変わらず変わってねぇな」

 

可笑しそうに笑うが、「いや違うか」とすぐに自分の言葉を撤回するようにつぶやく。

 

「変わったと言えば変わったか。神子達の放送から聞いてる、ついにお前も正式にチームリーダーになったんだろ? それに相応しい面構えになってきたじゃねぇか」

「えっと、そうですかね?」

「ふん、まぁ精々俺と戦った時よりは強くなったんだろうな!」

「それは当然!」

「それならいいけどよ、それよりそっちはお前のチームメンバーなんだっけ?」

 

ザックやキッド達を見ながら、それぞれがそれなりの実力者である事をすぐに感じ取れた。

 

「ふーん、まぁ戦う時は楽しめそうかもな」

「戦う、って事はやっぱり吉馬達もこの大会に?」

 

ハルヤに言葉に対し「当然」と即答し、参加するのはエンザも同じなのか吉馬に同意するように頷いて見せ、その言葉にザックは面白そうに笑って見せる。

 

「俺等だって、あんた等と当たるときは全力で行くぜ? 勿論例えリーダーのハルヤだったとしてもな!」

「はは、なるほど相手が誰だろうと勝ちに行くってか。中々いい根性したカードバトラーが揃ってるじゃねぇか」

 

ザックの言葉を聞くと、エンザもまた面白そうに反応して見せながら口角を上げてさらに続ける。

 

「お前等全員相手にとって不足はねぇ! 俺も吉馬と同じく戦えるのを楽しみにしてるぞ!!」

 

挑戦状ともいえるエンザの言葉、全員それにもちろん受けて立つ意思を見せるかのように頷き、早くもこれから行うであろうバトルに向けて闘志を燃やす中、『あーーッ!!』とそこへまたも聞き覚えるのある声が。

 

「うん?」

「ハルヤ!! それに火龍エンザッ!! テメェ等二人揃ってこの大会に向けてノコノコ現れるとはいい度胸じゃねぇか!! まさに飛んで火にいる夏の虫ならぬ、夏の龍ってか?」

 

エンザと同じく不良っぽい少年と、大柄な男の二人、チーム海皇所属のメンバーであるバンと武凱の姿だった。

 

「何だぁ? お前等も来てたのかよ。そっちのリーダーはどうした?」

「俺達のキャプテンなら生憎デッキ調整で今日は来てねぇ。だが今日この大会でお前と会えたならキャプテンの手を煩わせるまでもねぇ、今日ここで俺がキャプテンに変わってテメェをぶっ倒してやるぜ!!」

「バン、テメェには荷が重ぇ、此奴を倒すのは俺様だ!!」

「んだと!? 武凱、テメェ人の手柄を奪う気か!!」

「奪うも何もテメェじゃ手にも入らない手柄だってんだよ!」

「あぁ!?」

 

相変わらず犬猿の仲の二人、本題そっちのけで口論する二人に吉馬は「相変わらず騒がしい」と呆れて見せるが、二人の様子に対し、エンザは「勝手に話を進めるな!」と二人の会話を中断させる。

 

「「!!!」」

「ここで騒いでも始まらねぇだろ? 当たるのは時の運。俺に挑んできたときに全力で来やがれッ! 誰が相手だろうと負ける気はねぇがよ!!」

「ハッ、上等だぜ。テメェがどんなに息巻こうが勝つのは俺だ! それと、テメェにもな! ハルヤァッ!」

「!!」

「前に負けた屈辱、あれ以来一度たりとも忘れた事はねぇ! テメェもエンザもぶっ倒し、俺の屈辱を晴らす!!」

 

一方的な挑戦状を叩き付けると、用が済んだ様に武凱とバンはその場を後に、それを見届けるとエンザ達も「また後でな」と言い残してその場を立ち去って行く。

 

「やれやれ、騒がしいですね」

「けど、誰がバトルの相手でも楽しめそうな奴等ばっかりだぜ」

「まぁそれは否定しないですけどね」

「ともかくバトルが楽しみになって来たね」

 

『ハルヤ君!』

 

自分を呼ぶ声、その言葉に一瞬顔を赤くしたかと思うと、すぐに振り返り、そこには沖田と将の二人の姿が。

 

「お、沖田さん!!」

「やっぱりハルヤ君もこの大会来たんだね。チームも出来たみたいだし、ひとまずおめでとう!」

「あ、ありがとうございます!!」

「ふん、チームが出来てようやくオイラ達のチームスタジアムを貸す必要がなくなったから清々したッスよ」

「迷惑かけてごめんね。沖田さんもすみません」

「嫌、私は気にしてないから謝らないでよ。それより今日はライバルとして、対戦する事になるかもね」

「は、はい。僕の方こそよろしくお願いします!! 沖田さん達がいるって事は氷牙さんも?」

「いや、あの人は眠いとか何とか言ってさぼってて」

「だから兄貴に変わって俺達が成果の残すッスよ!」

「まぁとにかくそういう訳で参加するのは私達だけ。よろしくね?」

 

 

顔を赤くしながら必死に沖田に返事を返すハルヤの様子にザックとキッドは「相変わらずだな」と呟くが、その様子に対しスズは不思議に思うように首を傾げる。

 

「ハルヤ、随分テンパってない?」

「そうですね、何だかさっきよりも緊張してるっていうか」

「あぁー、やっぱそう思う?」

「何か知ってる?」

「あの人、ハルヤの好きな人なんだってよ?」

「「えっ!!?」」

 

コン太とスズは驚いたように声を上げながらも、コン太はそれを聞くと、「へぇー」と口元を緩ませて微笑ましく二人の様子を見守り、一方でスズは二人の様子に対し何を想うのか、ただ黙ってその様子を眺める。

 

「スズ、どうかしたか?」

「! べ、別に何でもないよ!」

「?」

 

慌てて平静を取り繕いながら答え、ザックはそれに不思議に思いながらも、「だったらいいんだけど」、と特に気にすることは無く会話を切り上げる。

 

「(別に私が気にする事なんてない、よね?)」

 

スズ自身も一瞬自分が慌てた事に疑問を想いながらも直ぐに何でもないように平静に戻り、一方でハルヤも沖田たちとの会話を切り上げ、ザック達の元へ戻る。

 

「ごめんごめんすっかり話し込んでて、あれ? 何かあった?」

「べ、別に何でもないですよ!」

「?」

 

スズの様子にハルヤもまた不思議に思い、ザックと顔を見合わせるが、ザックもまたわからないと言いたげに両手を上げて見せる中、ようやく動きがあったのか、スタッフが会場へと誘導開始し、会場に入場し始める観客やカードバトラー達。それにスズは「ほら行くよ!」と周りと同じく移動を開始し、ハルヤも慌ててその後を追うように会場へと入って行く。

 

『皆さま、ようこそいらっしゃいました! 本日は多くの方に来場いただき、誠にありがとうございます!』

 

会場へ入った矢先、彼らを出迎えるのはチームの運営管理を担う光、ステージ中央に立ちながらさらに彼女は続ける。

 

『今回の大会、司会進行はこちらの方々にお願いしています、それではどうぞ!』

 

『レディースアンドジェントルメーン! 皆さま大変長らくお待たせしました!! これよりバトスピ大会の開幕を宣言致します!!! 司会担当は私、BCO実況解説で御馴染みの犬神紅葉と!!』

『はい、毎度解説させていただいてます犬神神子が担当します』

 

光りの後ろに続いて顔を出す二人、コン太は二人が大海を実況することを全く知らなかったのか、「姉さん!?」と驚いたような表情を浮かべていた。

 

「やっぱりこういうイベントには事欠かさないな」

「はは、まぁもうサプライズって程驚く事はねぇな」

 

一瞬驚きはしたものの、さすがにいつもどこにでも現れる普段の経緯を見慣れるだけにそれほど大きくは驚きはしない。見慣れたように苦笑いするザック達だったが、それを聞いて聞かずか……。

 

『さてさすがに司会担当させていただきますが、普段の放送で私達を見慣れてる方は驚きはしないでしょうね。だからここでサプライズとして、私達の他にさらにもう一人ゲストが来てくれてますよ』

「「!?」」

『早速お呼びしましょうか? 紅葉、お願いします』

『はいはい、では早速お呼びしましょう!! 本日のスペシャルゲスト!!!』

 

声を大に背後に視界を向けると、ステージの奥から姿を現す人物。それには思わず会場中の誰もが一瞬言葉を失う。

 

「あ、あの人って!!」

 

信じられないかのように叫ぶハルヤ、彼を始めとするカードバトラー達の視界に映ったのは、現チャンピオンである、若槻和人の姿だった。

 

『本日のスペシャルゲスト!! 多くのドラゴン達を使いこなし、今なお天下という頂点に君臨するチャンピオン、若槻和人選手だーーッ!!!』

「「「!!!!!」」」

 

高らかに会場に響く声、チャンピオンである和人の姿に、会場中の空気が一変する。

 

『和人さん、本日は宜しくお願いしますね』

『同じく宜しくお願いします。早速ですがコメント戴いてもいいですか?』

「二人ともよろしく。まぁ恥ずかしいけど、じゃぁマイク借りるぜ?」

 

会場中がざわめく中、一方で和人は照れるように頭を掻きながらも、さすがに場慣れしているようにマイクを受け取ると、会場中のカードバトラー達を見渡す。

 

『今日は来てくれてありがとう。みんなのバトルぜひ今日見せてもらう! 俺の闘志を駆り立てるような熱いバトルを頼むぜ!!』

 

チャンピオンの言葉に、誰もがよりこれから行うバトルに気合が入る。チャンピオンが見ているというだけでバトルに俄然気が抜けない。

 

『チャンピオンありがとうございました! それでは皆様も待ちくたびれてると思うので早速、大会始めて行きましょう!!』

『えぇ、本日の大会参加者は総勢32名。名のあるチームのバトラー達も多く見えます。この中の誰が優勝するのか、私達も期待しながら見届けましょう!』

『えぇバトルでは私達がいつもと同じく! バトルの実況解説させていただきますよ!!! まずは第一試合から、発表しちゃいますか! それは皆さま、モニターにご注目!!!』

 

既に準備し終えていたように手早く段取りを進めると、モニターを指すとモニターに映し出される選手達の画像が映し出さたかと思うと、まるでスロットマシンのように回転を始めて行く。

 

『さぁそれでは第一回戦、最初の組み合わせはこちら!!』

 

紅葉の言葉と共に、回転が止まると最初に対戦する二人のカードバトラーが映し出される。

 

『第一回戦は何と! チーム龍攻威リーダー、輝来ハルヤ選手と、チームネオ所属、水海アオト選手だッ!!!』

「えっ!? い、いきなり僕!?」

 

大会初戦のトップバッターを務める事に当然緊張しない訳には行かない。緊張に落ち着かないが、それを見兼ねた様にスズはハルヤの肩を叩く。

 

「!」

「しっかりしてください。それでも私達のチームのリーダーなんですか?」

「うっ……! ごめん」

「しっかりしたバトルじゃなきゃリーダー交代ですね」

「あはっ、案外悪くねぇかもな。そしたら俺がこのチームのリーダーになってやるぜ!」

「ちょ、スズもザックもあんまりだよ!!」

 

二人の様子に少しだけムッとした様に反論するが、緊張も解けた様子でそれを確認すると二人は笑いながら「冗談」と呟く。

 

「まぁ初戦頑張りな。チャンピオン見てんだぜ?」

「……うん、そうだね。あの人がチャンピオンだったのは驚きだけど、今は唯目の前のバトルに集中するだけだよね! ありがとう、バトル頑張るよ!」

 

見送られるようにバトル中央のステージへと赴き、対戦相手の少年もまたステージへと降り立ち、ハルヤの姿に気づくと。

 

『あっれぇー? ハルヤじゃん! こんな舞台でまたも戦うなんてね!』

「!」

 

青髪の少年、水海アオト。それは以前大会で戦った際、ハルヤが負けたあの時の相手だった。

 

「アオト……久しぶりだね」

「あはっ、覚えてたんだ。まぁあんだけコテンパンにされちゃあ忘れたくても忘れられないよね?」

 

挑発気味な態度で口角を上げるアオトだが、それに対してハルヤは真剣な表情でアオトを見る。

 

「忘れてなんかいないよ。だから今日は、あの時のリベンジさせてもらうよ!」

「ふん、無駄無駄。お前もリーダーとしてちょっとは強くなったらしいけど、僕はその倍以上の強さなんだからね!!」

 

既に勝利を見据えているかのように強気な態度のアオトだが、ハルヤもまた決して物怖じておらず、必ず勝つという思いを胸に秘める。

 

『第一回戦から面白い組み合わせですね! 対戦するの新しく結成されたチーム龍攻威、そのチームリーダーとなるのは今注目のカードバトラー、輝来ハルヤ選手!!』

『えぇ。そして対戦相手はチームネオの水海アオト選手。彼は一度公式戦でハルヤ選手を倒しています。ハルヤ選手にとってこの試合はリベンジマッチとなる訳ですね!』

『第一回戦からどうなるのか! 早くも期待を欠かせない試合となりました!! 早速、注目のバトル始めていただきましょう! それでは両者準備を!』

 

紅葉の言葉と共に、二人はステージへと立つと、デッキを構えそして叫ぶ。

 

「「ゲートオープン! 解放ッ!!!」」

 

掛け声と共に開幕するバトル。ザックやスズ、チームメンバーを始め、エンザやバンと言ったライバルたる面々もバトルに釘付けになるように魅入り、そしてまたチャンピオンである和人もそのバトルに注目する。

 

「(あの子もついにチームリーダーか、どれぐらい強くなったのか? 見せてもらうぜ)」

 

 

 

 

***

 

 

 

 

[01ターン.ハルヤside]

[スタートステップ]

[ドローステップ][手札]4枚→5枚。

 

「メインステップ、リューマンインフェニティ召喚!」

 

[リザーブ]4個→0個。

[トラッシュ]0個→3個。

[手札]4枚→3枚。

 

[フィールド]リューマンインフェニティLv.1((S(ソウルコア)1))BP3000。

 

「ターンエンド」

 

 

 

 

[02ターン.アオトside]

[スタートステップ]

[コアステップ][リザーブ]4個→5個。

[ドローステップ][手札]4枚→5枚。

 

「僕ターン、行くっよッ! ネクサス、海魔巣食う海域を配置!」

 

[リザーブ]5個→0個。

[トラッシュ]0個→5個。

[手札]5枚→4枚。

 

【海魔巣食う海域】5(青2 赤1)青赤、ネクサス。

Lv.1(0)、Lv.2(1)。

Lv.1、Lv.2『自分のアタックステップ』

【連鎖】を持つ自分のスピリットがアタックした時、そのスピリットのLvを一つ上のものとして扱う。

Lv.2『お互いのアタックステップ』

相手は赤/緑/白のバーストを発動できない。

 

ネクサスの出現と共に空は黒く染まり、突如として荒れ狂う天候に波も荒れ果て、その名の通り、何かが潜んでいるかのような気配を漂わせ、アオトの場へと配置される。

 

「ターンエンド」

 

 

 

 

[03ターン.ハルヤside]

[スタートステップ]

[コアステップ][リザーブ]0個→1個。

[ドローステップ][手札]4枚→5枚。

[リフレッシュステップ][トラッシュ]3個→0個。[リザーブ]1個→4個。

 

「メインステップ! リューマンフェニック召喚!」

 

[リザーブ]4個→1個。

[トラッシュ]0個→2個。

[手札]5枚→4枚。

[フィールド]リューマンインフェニティLv.1((S1))BP3000、リューマンフェニックLv.3(1)BP6000。

 

「アタックステップ! リューマンインフェニティでアタック! アタック時効果で1枚ドロー!」

 

[手札]4枚→5枚。

 

「ライフで受ける!」

 

[アオトside]

[ライフ]5→4。

 

「さらにリューマンフェニックでアタック!! アタック時効果でさらにドロー!」

 

[手札]5枚→6枚。

 

リューマンインフェニティに続いてリューマンフェニックもアオトへと突っ込み、それをライフで受け、バリアに突進し、ライフをさらに破壊する。

 

[アオトside]

[ライフ]4→3。

 

「ハッ、この程度で僕が倒れるとでも? 舐めんなよ、コラッ!」

 

しかしライフを失いながらもまだまだ血気盛んな様に強気な態度を見せるアオト。だが、ハルヤも決して気持ちでは気圧されてはいない。冷静にバトルに集中しながら「ターンエンド」とコール。

 

 

 

 

[04ターン.アオトside]

[スタートステップ]

[コアステップ][リザーブ]2個→3個。

[ドローステップ][手札]4枚→5枚。

[リフレッシュステップ][トラッシュ]5個→0個。[リザーブ]3個→8個。

 

「メインステップ、ミノタコルス召喚、さらに続けて海将軍カニメデス召喚!」

 

[リザーブ]8個→0個。

[トラッシュ]0個→6個。

[手札]5枚→3枚。

 

[フィールド]海将軍カニメデスLv.1((S1))BP6000、ミノタコルスLv.1(1)BP3000。

 

「カニメデスの召喚時効果発揮! コスト5以下のスピリット、全て破壊だ!」

 

両腕の鋏を勢いよく地面へと叩き付けると、リューマンフェニックとインフェニティの2体の足元より噴き上げ、吹き飛ばされた2体は空中で消滅する。

 

「破壊したスピリット1体につき、さらにデッキを1枚破棄!」

「!」

 

スピリットの破壊と連動するかのようにハルヤのデッキから2枚のカードが弾け飛び、「リューマンファンタジスタ」と「サンブレイカー」の2枚がトラッシュへ送られてしまう。

 

「まだまだ、こっからだ! アタックステップ、海将軍カニメデスとミノタコルスでそれぞれアタック!! ミノタコルスは赤シンボルを条件に【連鎖】発揮! 1枚ドロー!」

 

[手札]3枚→4枚。

 

「ライフで受ける……ッ!!」

 

カニメデスの鋏のミノタコルスの矛が同時にバリアへと叩き付けられ、2つものライフが一気に破壊され衝撃に仰け反る。

 

[ハルヤside]

[ライフ]5→3。

[リザーブ]3個→5個。

 

 

「これでターンエンド」

 

『おぉっと、先手をハルヤ選手が取ったと思いきや、アオト選手も直ぐに巻き返してきました!』

『まだ序盤ながら既にお互いヒートアップしてますね。次の展開ももっと熱くなることでしょうね』

『やはり1回戦目から目の離せない対決ですね!』

 

ここまでの互いの実力は互角、どちらが先に仕掛けるのか、見ているカードバトラー達はそんな事を想いながら続くバトルになおも注目し続ける。

 

 

 

 

[05ターン.ハルヤside]

[スタートステップ]

[コアステップ][リザーブ]5個→6個。

[ドローステップ][手札]6枚→7枚。

[リフレッシュステップ][トラッシュ]2個→0個。[リザーブ]6個→8個。

 

「メインステップ! エクスムゲンドラ召喚!」

 

[リザーブ]8個→5個。

[トラッシュ]0個→2個。

[手札]7枚→6枚。

 

【エクスムゲンドラ】2(1)赤、スピリット、新生/古竜。

Lv.1(1)BP2000、Lv.2(2)BP3000、Lv.3(5)BP4000。

Lv.1、Lv.2、Lv.3【スピリットソウル:赤】

自分がアルティメットカードを召喚する時、このスピリットに赤のシンボル1つを追加する。

Lv.2、Lv.3『このスピリットのアタック時』

自分はデッキから1枚ドローする。

 

「エクスムゲンドラの【スピリットソウル】を発揮!」

「!」

「紅炎竜ヒノコをLv.4で召喚ッ!」

 

[リザーブ]5個→0個。

[トラッシュ]2個→5個。

[手札]6枚→5枚。

 

【紅炎竜ヒノコ】5(3)赤、アルティメット、次代、星竜。

Lv.3(1)BP9000、Lv.4(2)BP12000、Lv.5(5)BP15000。

Lv.3、Lv.4、Lv.5

コスト7以下の自分のアルティメットカードの召喚条件を無視する。自分の究極シンボル全てを赤のシンボルとしても扱う。

U(アルティメット)トリガーLv.4、Lv.5『このアルティメットのアタック時』

 

光輝く炎を纏いながらフィールドへと現れる究極(アルティメット)、紅炎竜ヒノコ。身に纏う炎を振り払い、その咆哮を響かせる。

 

「系統「次代」を持つアルティメットの召喚により、トラッシュのリューマンインフェニティを手札に戻し、さらにバーストセット!」

 

[手札]6枚→5枚。

[フィールド]紅炎竜ヒノコLv.4((S1)1)BP12000、エクスムゲンドラLv.1(1)BP3000。

 

「アタックステップ行くよ! 紅炎竜ヒノコでアタック! U(アルティメット)トリガー、ロックオン!」

 

攻撃と同時にアオトのデッキに狙いを定め、そして弾き飛ばされる1枚のカード、アオトは警戒するように表情を歪めながらも、弾け飛ぶカードを手に取る。

 

「コストコール!」

「フン、「星海獣シーサーペンダー」、コストは5! ガードだ!」

「!」

 

ヒノコにはヒットすれば2枚ドローできる効果を持つが、それはあくまでも、ヒットすればの話。ヒットしなければアルティメットトリガーを持つアルティメットはその効果を使用することはできない。

 

「残念だったね、折角のアルティメットトリガーなのにさ!」

「それでも、アタックは継続してるよ!」

「……チッ、ブロッカー無し。ライフで受ける!」

 

舌打ち交じりのコールと同時にヒノコは展開されたライフに火炎放射を吐き付け、炎がバリアを焼き焦がして破壊し、アオトのライフをさらに破壊する。

 

「ッ!!」

 

[アオトside]

[ライフ]3→2。

[リザーブ]0個→1個。

 

「ターンエンド!」

 

 

 

 

[06ターン.アオトside]

[スタートステップ]

[コアステップ][リザーブ]1個→2個。

[ドローステップ][手札]4枚→5枚。

[リフレッシュステップ][トラッシュ]6個→0個。[リザーブ]2個→8個。[フィールド]海将軍カニメデス、ミノタコルス回復。

 

「メインステップ、悪いけどもう勝負決まったみたいだね?」

「!?」

 

『アオト選手、早くも勝利宣言!? これはまさか……!』

『えぇ、恐らくこのターンで仕掛けてきますね』

 

アオトの言動に一早く何かを察するように呟く神子、観客達も息を呑む中、アオトは手札の1枚に手を掛ける。

 

「深海より来たれ! 大海を統べし覇者! 異海神ディストルクシオン、召喚ッ!!」

 

[リザーブ]8個→2個。

[トラッシュ]0個→6個。

[手札]5枚→4枚。

 

【異海神ディストルクシオン】8(4)青、スピリット、異合。

Lv.1(1)BP6000、Lv.2(2)BP9000、Lv.3(5)BP14000。

Lv.1、Lv.2、Lv.3『このスピリットのアタック時』

コスト5以下の相手のスピリット1体を破壊する。

【連鎖:条件《赤/紫シンボル》】

(自分の赤/紫シンボルがあるとき、下の効果を続けて発揮する)

[赤]:【強化】を持つ相手のスピリット1体を破壊する。

[紫]:疲労状態の相手の合体スピリット1体を破壊する。

Lv.2、Lv.3

相手のブレイヴ/ブレイヴカード全ての合体条件をコスト7以上にする。

 

突如としてアオトの背後より押し寄せる大津波、激流がフィールドへと降り注ぎ、飛沫を跳ね上げながら異海神ディストルクシオンが現れると、見ている観客達は皆驚いたように声を上げるが、その様子にアオトは「まだだ!」と、さらに手札に手を掛けて叫ぶ。

 

「覇者たる者を王へと導け! 青き闇のソードブレイヴ! 深淵の巨剣アビスアポカリプスをディストルクシオンに直接合体(ダイレクトブレイヴ)!」

 

[リザーブ]2個→0個。

[トラッシュ]6個→8個。

[手札]4枚→3枚。

 

さらに海流を巻き込みながら上空へと噴き上げる激流、上空へ巻き上げられた大量の水は雨の様にフィールドへと降り注ぎ、雨と共にフィールドへと振り落ちる闇の剣、アビスアポカリプス。それをディストルクシオンは一気に咥え取る。

 

【深淵の巨剣アビスアポカリプス】5(3)青、ブレイヴ、剣刃。

Lv.1(1)BP5000。【合体時】BP+5000。

Lv.1『このブレイヴの召喚時』

このターンの間、自分のスピリット全てを、そのスピリットが持つ最高Lvとして扱う。

【合体条件:コスト5以上】

【合体時】

相手は、相手のフィールドにあるシンボルと同じ色のバーストしか発動できず、相手のフィールドにあるシンボルと同じ色のマジックカードしか発動できない。

 

「アビスアポカリプスの召喚時効果発揮! このターン、僕のスピリット全てを最高レベルとして扱い、さらに合体時効果で相手は自分自身のフィールドにあるシンボルと同じマジックとバーストしか使えない!」

「!!」

 

闇の剣が起こせし雨はアオトのスピリット達にとっては文字通り、天の恵み。雨が恵みを齎すかのように三体のスピリットに青黒い光が灯ると、最高レベルとしてその力を一気に上昇させる。

 

[フィールド]異海神ディストルクシオンLv.3(1)BP19000、海将軍カニメデスLv.2((S1))BP12000、ミノタコルスLv.2(1)BP5000。

 

「アタックステップ! このターンで落とすッ! 行け、ディストルクシオン!! ソードブレイヴアタックッ!! アタック時効果でエクスムゲンドラを破壊だ」

 

ディストルクシオンは大きく唸りを響かせ、そのまま海面を滑るかのように進撃を開始し、そして動き出すと同時に胸部の器官に電撃が走り出したかと思うと、それを直接エクスムゲンドラに向けて撃ち出し、直撃を受け破壊されてしまう。

 

「これでお前に残るのは疲労状態のアルティメットだけ! ソードブレイヴスピリットはトリプルシンボルだッ!」

「ッ! フラッシュタイミング!」

「無駄だ、さっきも言った筈だぜ! アビスアポカリプスは合体時効果で相手は常に自分のフィールドにある同じシンボルのマジックとバーストしか使えない!! 今お前の場にあるのはアルティメットシンボルだけ!! それで使えるマジックカードとバーストは皆無!」

「!」

「つまり、これで終わりッ!!」

 

反撃の手を許さない決定打となる攻撃、ハルヤの場には自分を守るブロッカーは無く、止めを刺そうと一気にハルヤへと迫り、これで勝負が決まるのかと誰もが驚いたような表情を浮かべる中……。

 

「……僕がマジック、バーストを使うのに必要なシンボルがあればいいんだよね?」

「!?」

 

意味深なハルヤの言葉に不思議に思う中、ハルヤは口角を上げて笑って見せたかと思うと、そのまま手札に手を掛け続けて行く。

 

「紅炎竜ヒノコの効果! 自分の究極シンボル全てを赤のシンボルとしても扱う!」

「何ッ!?」

 

紅炎竜の効果は常時発揮され、その効果は自身にも適用される。そしてハルヤの場に赤のシンボルが存在する事で、アビスアポカリプスによる抑制を受け無くなる。

 

「フラッシュタイミングでマジック! 双光気弾!」

 

[リザーブ]1個→0個。

[フィールド]紅炎竜ヒノコLv.4((S1)1)BP12000→紅炎竜ヒノコLv.3(1)BP9000。

[トラッシュ]5個→7個。

[手札]5枚→3枚。

 

【双光気弾】3(1)、赤、マジック。

【バースト:相手による自分のスピリット破壊後】

自分はデッキから2枚ドローする。その後コストを支払う事で、このカードのフラッシュ効果を発揮する。

『フラッシュ効果』相手の合体スピリットのブレイヴ1つを破壊する。または、相手のネクサス1つを破壊する。

 

「効果により相手のブレイヴを破壊!!」

「何ッ!!」

 

目の前まで迫るディストルクシオンは一撃で勝負を決めようと、咥えたアビスアポカリプスを大きく振りかぶるが、その瞬間、突如放たれた二つの火球が直撃。不意の一撃にディストルクシオンは弾き飛ばされ、咥えていたアビスアポカリプスは火球によって砕かれてしまう。

 

「ブレイヴを失ったことでディストルクシオンの攻撃じゃライフは0にならないよ!」

「ぐッ! けど、メインアタックは残ってんだぜ!! どの道押し切れる!! ディストルクシオンそのまま行けッ!!」

 

火球に怯まされながらも、ディストルクシオンの攻撃はまだ生きている。双光気弾による炎の強襲は異海神の怒りを大きく増徴させてしまったのか、大きく咆哮を響き渡らせると、そのまま飛び上がりバリアへと取り付き、胸部の器官を伝い、その電撃を全身へと走らせ、そのままバリアに組み付いたまま放電し、バリアを一気に破壊する。

 

「うわあああッ!!」

 

[ハルヤside]

[ライフ]3→1。

[リザーブ]0個→2個。

 

追い詰められた状況には変わりない。一気にライフを二つ破壊され、その衝撃に思わず吹き飛ばされそうになるが、それでもまだハルヤは諦めないように踏み止まる。

 

「ライフ減少時でバースト発動! 炎龍刀オニマル真打!!」

「!!」

「バースト効果により相手のBP6000以下のスピリット全てを破壊し、このブレイヴを召喚ッ!!」

「ぐッ! アビスアポカリプスは例え破壊されても召喚時効果はまだ継続してる! 最高レベルとして扱っているディストルクシオンとカニメデス破壊されないぜ!!」

「それでもミノタコルスは破壊するよ!」

 

空より降り落ちる一刀の剣、オニマル真打。空中で炎の円を描きながらフィールドへと突き刺さると、刀身に宿る炎はそのあまりの熱さに周囲の海面を蒸発させながらさらに燃え広がり、ミノタコルスを焼き尽くし破壊する。

 

「(ぐっ……!! 残るのはカニメデスだけ、これ以上アタックしてもライフを削り切れない!)」

 

冷静に状況を見渡し、あと一手足りない事に歯痒さを覚えながらも、どうする事もできない。苛立ち気味に「ターンエンド」と宣言するしかなかったが、それでも次のターンは確実に決めると言いたげにハルヤを睨み、ハルヤもそれに対し後がないことは重々承知していた。

 

 

 

 

[07ターン.ハルヤside]

[スタートステップ]

[コアステップ][リザーブ]2個→3個。

[ドローステップ][手札]4枚→5枚。

[リフレッシュステップ][トラッシュ]7個→0個。[リザーブ]3個→10個。[フィールド]紅炎竜ヒノコ回復。

 

「メインステップ! 僕も一気に行くよ!」

 

全力を込めるように手を掛ける一枚、そしてそのまま強く叫ぶ。

 

「天下切り裂く勝利の剣! 太陽の如く燃え上がれ! 剣神無双リューマンゴッドソード、Lv.3で召喚ッ!」

 

[リザーブ]10個→2個。

[トラッシュ]0個→3個。

[手札]5枚→4枚。

 

燃え広がる炎のフィールド、その炎の中で眼光輝かせる龍、そして次の瞬間、周囲の炎を一瞬で剣の一振りで掻き消すと、リューマンゴッドソードがその姿を現し、フィールドに揃う両者の気スピリットに観客達は全員喚起の声を上げる。

 

「まだまだ行くよ! リューマンゴッドソードを炎龍刀オニマル真打と合体!!」

「!」

 

地面に突き刺さるオニマル真打に掴むと、そのまま力強く一気に引き抜き、両手に持った剣と刀を天に向けて掲げる。

 

[フィールド]剣神無双リューマンゴッドソード×炎龍刀オニマル真打Lv.3((S1)4)BP15000、紅炎竜ヒノコLv.3(1)BP9000。

 

「リューマンゴッドソード、チーム龍攻威としての晴れ舞台!! 存分に決めるよ!!」

 

ハルヤの言葉にリューマンゴッドソードは応えるように振り返って頷き、その反応を嬉しそうに笑いながら、「アタックステップ!」とバトルを続けて行く。

 

「リューマンゴッドソードでアタック! アタック時効果で1枚ドロー! さらに合体時効果で、ディストルクシオンに指定アタックッ!」

「ぐっ!! 迎え撃て! ディストルクシオン!」

 

[Battle]剣神無双リューマンゴッドソード×炎龍刀オニマル真打Lv.3((S1)4)BP15000vsディストルクシオンLv.1(1)BP6000。

 

互いに吠える剣神無双と異海神。両者真っ向から互いに突っ込み、ディストルクシオンは先手を奪うように胸部の器官から電撃を撃ち出すが、リューマンゴッドソードは炎龍刀と剣を交差させ、電撃を切り伏せながら止まる事無く突き進んでいきそのまま一気に二刀の得物をディストルクシオンへと振り下すが、それを頭部の角で受け止めて見せ、拮抗する力に両者弾かれる。

 

『さぁキースピリット同士の熱い戦い!! どちらがこのバトルを制するのか!!』

 

観客一同バトルに注目する中、ディストルクシオンは先程同様再び全身に電撃を纏わせると、そのまま勢いよく海面を飛び出し、電撃を纏った状態でリューマンゴッドソードを押し潰さんと真上に飛び上がる。それに対し、リューマンゴッドソードは二刀の剣と刀に自身の炎を最大限に込めると、高温の炎を刀身に纏わせ烈火の刃と化した剣と刀を握りしめ、そのまま自身へと圧し掛からんとするディストルクシオンに対し、烈火の刃を二刀同時に振り上げ、ディストルクシオンの身に纏う電撃を炎で相殺しながらそのままディストルクシオンを切り裂き、炎の斬撃はディストルクシオンの身を焼き焦がし、全身に燃え広がる炎に断末魔を上げながら大爆発を起こす。

 

「そ、そんな……!」

「バトル終了時、炎龍刀の効果発揮、BP12000以下の相手スピリット1体を破壊! よってカニメデスを指定!」

「!!」

 

追撃するかのように烈火の刃を地面へと突きさすと、それは先程、炎龍刀単体が引き起こした炎の比にならない程の出力を帯びた火柱がカニメデスへと放たれ、高出力の炎はカニメデスの硬い甲殻を焼き尽くし破壊する。

 

「さらにリューマンゴッドソードのバトル終了時、手札にある「剣使」、「竜人」を持つスピリットか、アルティメット召喚できる! よって手札に戻したリューマンインフェニティを再召喚!」

 

再びフィールドへと舞い戻るリューマンインフェニティ。ヒノコと並び立ち、二体は共鳴するかのように雄叫びを上げる。

 

「これでもうブロッカーはない! 決めるよ!! 紅炎竜ヒノコ、リューマンインフェニティ、行っけぇーーッ!!」

「ッ!! ライフで、受ける!!」

 

もうアオト打つ手立てはなく、攻撃を受け入れると残るライフを目掛け、リューマンインフェニティとヒノコはほぼ同時に火炎放射を撃ち出し、同時に放たれた炎は一つとなり、より大きな炎となって展開されたバリアを焼き尽くし、アオトの残るライフを全て破壊する。

 

[アオトside]

[ライフ]2→0[Lose]

 

 

 

 

***

 

 

 

 

『決まったーーッ! 初戦から手に汗握る熱いバトル!! 見事、初戦を制したのは、チーム龍攻威リーダー、輝来ハルヤ選手!!!』

 

バトルを終え、観客達から両者に送られる惜しみない拍手。スズやザック達も自分達のリーダーの勝利を称えるように拍手を送り、ハルヤ自身は歓声と勝利を喜ぶようにガッツポーズを掲げる。

 

「(本当に強くなったな。初めて会った時とはもう違うんだな、これは断然、戦う時が楽しみだ)」

 

和人もまたハルヤの勝利に手を叩きながら拍手を送り、そして小さくその感想を口にして呟く。

 

「……ちぇッ、負けた。こんなに強くなってたなんて聞いてないぜ」

 

一方で後ろで両手を組みながら、負けた事に悔しそうにいじけて見せるアオト。しかし、ハルヤに視線を向け、口元を緩ませる。

 

「まぁ仕方ないか、負けて愚痴愚痴言うのもかっこわりぃしね。いい勝負だったよ」

「ありがとう、アオト!!」

「フン、お礼なんか言うより優勝することだけ考えなよ、僕に勝ったんだからさ!」

「あはは、まぁ全力で頑張るよ! またバトルしようね」

「いいけど、その時は同じ結果にはならないからね! 覚えてけよ!」

「うん勿論!」

 

「精々応援してるよ」とだけ言い残し、その場を立ち去るアオト。入れ違うになるようにすぐさまザック達がハルヤの元へと駆けつける。

 

「お疲れ様、何とか勝てたな。見てて冷や冷やしたぜ」

「俺も同じだ、まぁ俺等のリーダーなんだからヴィクトリーにしてもらわなきゃな」

「えぇ。一応私達のリーダーなのに、初戦で負けたら話にならないですから」

「うぅ、皆コメント厳しいね」

「まぁまぁ皆何だかんだ言っても、結局はハルヤさんの勝利を応援してましたよ?」

 

フォローするように気落ちするハルヤに言葉を掛け、他の3人は少々照れ臭そうな素振りを見せながらも否定する様子はなく、それに嬉しそうに笑って見せる。

 

「まぁ次は皆の番だよね。頑張って勝ち抜けてよね!」

「あぁ、当然だぜ!」

「勿論俺もヴィクトリー飾ってやるさ!」

「僕も頑張って結果を残します!」

「私だって勝ち抜けますよ。例えハルヤと当たったとしてもね!」

 

次に控えた自分達の試合に備え、意気込むようにコメントする4人、しかしそれは彼等だけに限った話ではない、エンザや吉馬、雷矢に将達もまた優勝を目指す事しか考えておらず、まだまだ大会は開催したばかり。より白熱した激闘が繰り広げられるのは必須だった。







久々の更新! 長らくお待たせして申し訳ありません!!
仕事と私事(←)で長らく更新進められず……。今回やっと14話かけて何よりです!

今回は新章突入!大会編です!!!今まで登場したキャラたちが登場しましたね。第1話で登場したアオト等久々の登場になりますが、案外気に入ってるキャラなのでまた登場させてみたいなおもってみたり。彼が今回使用したキースピリットディストルクシオン。
ブレイヴ条件変更は異魔神が主流の現環境でまた活躍してくれそうですね。最近見ないですが……(汗)


先日埼玉でガンガンスリンガー参加しまして、やはり牙魔神やアメジストからの異魔神速攻型が多かったので今回ディストルクシオン書いてて、ありがたみが分かった様な気がします(笑)小説本編は次回は誰がバトルするのか、ぜひともご注目くださるとうれしいです。

話は変わりまして神皇編三章とメガデッキの情報をもうきましたね。9月もマネーロストが激しそうだ(血涙)とりあえずブラムザンドはさておき、私が狙うのは申の神皇ですかね?多分来週辺りに登場しそうなので見た目の効果に期待大です!手に入れたら天魔神入れて、キキデッキがくみたい(笑)何はともかく次回もぜひよろしくお願いします。

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