ダンジョンで恩返しをするのは間違っているのか?   作:銀髪の魔法騎士

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前回、階層主を倒して地上に戻ってからの話です。

よろしくお願いします。


第8話〜花言葉とプレゼント〜

ギルド内魔石鑑定所

 

「「すいませーん、鑑定お願いしまーす」」

 

「はい、かしこまりました、少々お待ちください。」

 

 

ダンジョンから戻ってくる際に途中でベルに出会って一緒にギルドに換金しに来た

 

「それにしても、ライすごい量だね、それに何かすごく大きな魔石なかった?」

 

「そんなことないですよ、それにベルも今日は多いですね」

 

「うん、今日はダンジョンに入る時にサポーターはいりませんか?って声をかけられて、今日は試しに一緒に潜ったんだよ」

 

「サポーターですか、僕には必要なさそうですけどね」

 

「そんなことないと思うよ?実際戦っている時にモンスターの死骸を邪魔にならない場所に移してくれたり、魔石の回収も早いからどんどん戦えてすごく助かったよ?」

 

「そうですか」

 

「今度3人で潜ってみようよ

そうすれば、ライもわかるよ」

 

「そうですね、機会があれば一緒に行きましょう」

 

 

「お待たせいたしました。ご確認くださいませ」

 

「「ありがとうございました」」

 

受付で魔石と交換しお金と変わった革袋を受け取った。

 

 

 

「そうだ、ベル、僕はこのままエイナさんのところに行こうと思うのですがどうされますか?」

 

「うん、僕も行くよ、サポーターの事とか相談したいし」

 

 

 

 

「すいません、担当アドバイザーのエイナさんをお願いします」

 

「少々お待ちくださいませ」

 

受付にいる女性二声をかけてエイナさんを呼び出してもらった。

 

 

「お待たせ、ライト君、ベル君今日はどうしたの?」

 

「ベルが少し相談したいことがあるようなので」

 

「そっか、とりあえず部屋に行こうか」

 

 

「それで?相談したいことって?」

 

「はい、実は今日サポーターと一緒にダンジョンに潜ったんですけど、これからもお願いしようかなって思ってるんですけどエイナさんの意見も聞きたいなと思って」

 

「ん〜サポーターか、いいんじゃないかな?

ダンジョン内の探索も効率よくなるんじゃないかな、そのサポーターの所属するファミリアって聞いた?」

 

「はい、確かソーマファミリアだったと思います」

 

「ソーマファミリアか...」

 

「何か問題あるんですか?」

 

「いや、問題っていうよりもあのファミリアは何度か問題起こしていてギルドも困っているファミリアなのよ、ベル君から見てそのサポーターは信用できる人なの?」

 

「えぇいい子でしたよ、サポーターとしての腕も良さそうでしたよ」

 

「まぁベル君が信用出来るなら、少し様子みてみたらいいんじゃないかな?」

 

「わかりました、何かあったらまた相談しますね」

 

「うん、そうしてね

で、ライト君も何かあるんだよね?」

 

「さすがエイナさん、僕らの担当アドバイザーですね」

 

「そんな煽てても何も出ないわよ?早く言ってみなさいよ」

 

「では.....

今日、17階層まで潜って階層主ゴライアスを討伐しました。」

 

 

「「........」」

時が止まった

 

 

「「えぇえええええええええええ!!!」」

 

「ちょっとライト君!?冗談よね?冗談って言って!?」

 

「僕が今まで冗談を言いましたか?」

 

「言ったことないわね…」

 

「あ、これさっき鑑定してもらった魔石のリストです」

 

そういって先ほどの鑑定結果のリストを渡した

 

「...本当のようね」

 

「で、17階層まで行ったのでそれ以降の階層に行く許可をもらおうと思いました」

 

「...もう好きにしてちょうだい」

 

「職務放棄ですか?」

 

「この報告をする私の身にもなってよ...

まぁあなたなら問題は無いでしょうけど...

ライト君明日予定空いてる?ベル君も」

 

「僕は大丈夫ですけど」

「僕もだいじょうぶです」

 

「明日、デートしましょう」

 

「「えっ!?」」

 

 

 

 

 

 

 

豊穣の女主人

(なんだか近頃毎日来てる気がする)

 

「「いらっしゃいませー」」

「お、お前また来たかのかニャ

リュー旦那が来た..ニャニャ?!?」

 

 

「あれ、アーニャさんそんな所で寝転んでどうしたんですか?」

 

「な、何でもないニャ、いつもの席にどうぞニャ」

 

 

 

いつものカウンター席

 

「アンタ、よくもまぁ毎日来るね」

 

「こんにちは、ミアさんここの料理は美味しいし、成長期の僕には最適なんですよ」

 

「はっはっはっ違いないね、そんな小さなナリで冒険者になるのはどうかと思うけど、たっぷり食っていきな」

 

「ありがとうございます

さてと、今日は何食べようかなぁ〜」

 

メニューを見ながら先程のエイナさんとの会話を思い出した。

 

 

 

 

 

「デ、デートですか?」

 

(ベル何を動揺しているんですか?)

 

「うん、明日買い物しに行こう

2人ともこれからもダンジョンに入っていくのにあまりにも防具が貧相だしキチンと防具を揃えましょ?」

 

 

 

 

 

(防具ですか...考えたこともなかったですね。)

 

「あ、リューさん注文いいですか?」

 

「ライトさん、いらっしゃいませ

今日はお1人ですか?」

 

「こんにちは、リューさん

えぇベルはギルでを出てからわかれました。」

 

「そうでしたか、すいません余談でしたね

ご注文を伺います」

 

「えっと日替わりセット大盛りで」

 

「あと、いつものデザートですね?」

 

「はい、お願いします」

 

「かしこまりました、少々お待ちください」

 

 

 

 

 

 

「お待たせしました。日替わりセットの特盛りです」

 

「ありがとうござ...ん?特盛り?

僕、大盛りだった気がするんですけど」

 

「ミア母さんが成長期にはサービスと言うことで特盛に変更になりました」

 

ふと厨房を見ると

ミアさんが凄くイイ笑顔で親指を立てていた

 

「はは、食べ切れるかな

ん、リューさんどうしたんですか?」

 

「いえ、ミア母さんが偶にはお酌して来いと」

 

「それなら早く言ってくださいよ♪さぁ座ってください」

 

「失礼します。飲み物はどうされますか?いつもの果汁でいいですか?」

 

「お願いします♪」

(今日は役得だな♪)

 

「ダンジョンの探索はどうですか?」

 

「順調ですよ、今日は17階層の階層主を討伐してきました」

 

「ライトさん、待ってほしい、17階層?階層主?ゴライアスを単独撃破したのですか?冒険者になってまだ1ヶ月も経っていないあなたがですか?」

 

「えぇ、次回からは19階層以降を目指します」

 

「あなたは、規格外にも程がありますね」

 

「ハハハよく言われます

それはそうと、今日もお弁当ありがとうございました。とても美味しかったです」

 

「いえ、喜んでいただいて何よりです」

 

「あ、明日はダンジョンに潜らないので、お弁当はいらないとシルさんに伝えといてくれますか?

ベルと一緒に防具の買い物に行って来ます」

 

「わかりました、伝えておきます」

 

 

「リューさん実はこれ...」

そういってカバンから小さな箱を取り出した

 

「いつもお弁当ありがとうございます、そのお礼です、受け取ってくれますか?」

 

「わ、私にですか?...中を見ても?」

 

「えぇ、是非」

 

「髪留めですか?」

 

「はい、厨房に入っているとアクセサリーよりも邪魔にならない髪留めの方がいいかなと思って...ぜひつけてみてください」

 

そういって僕は箱の中から髪留めを取り出し、リューさんの頭につけた

 

 

蒼い竜胆のをモチーフにした髪留めは、リューさんの髪の色にとても栄えた

 

「すごく似合ってますよリューさん♪」

 

「あ、ありがとうございます

これは、竜胆ですね?」

 

「はい、竜胆の花言葉をご存知ですか?

『 正義』『 誠実』っていう意味もありますが

『 あなたの悲しみに寄り添う』っていう意味があります」

 

「!!」

 

「リューさん偶にはすごく、辛くて悲しそうにしてるので、僕がいつも側にいれたらなって思って」

 

「ありがとうございます。大切にします」

 

「喜んでくれて何よりです♪」

 

 

それから、リューさんと楽しい会話をしながら、料理を食べ終えた。...苦しい

 

 

 

食事が終わってホームに帰り

フレイヤ様に報告してステイタスの更新をしてもらった。

 

 

 

 

 

ライト・ブリタニア

Lv.1

力 :B 705→ A 840

耐久:C 670→ B 759

器用:A 870→ S 970

機敏:A 860→ S 940

魔力:E 470→ B 749

《 魔法》

〖 ソニックブラスト〗

 

《 スキル》

〖 愛される者〗

・早熟する

・愛を受け続ける限り継続

・愛を与えても効果は持続する

〖 目指す者〗

・早熟する

・目指し続ける限り持続する

 

 

 

(ふふ、すごい飛躍ね)

「はい、更新できたわよ、やはりダンジョンは効率がいいわね」

 

「えぇ、今日はギルドへ行って

中層の探索の許可ももらいました」

 

「あまり、無茶してはダメよ?

あなたは大切な子供なのだから」

 

そういってフレイヤ様は僕を抱きしめてくれた。

あたたかい、心の底からぬくもりが溢れてきた

 

「はい、フレイヤ様を悲しませることはしません」

 

「ふふふ、いい子ね」

 

「フレイヤ様、今日町で綺麗な花があったので、プレゼントです」

 

「まぁ♪綺麗な花ね、カーネーションね

いい色ね、それにいい香りね、ありがとう」

 

「それでは、今日はもう寝ますね、おやすみなさい」

 

「えぇ良い夢を見るのよ」

 

 

 

 

 

おまけ

 

「あ、リューどうしたのその髪留め」

 

「そ、そのライトさんがいつものお礼にプレゼントしてくれました」

 

「すごく似合っているよ

いいなぁ私もベルさんにプレゼントしてもらいたいなぁ」

 

リューは鏡を見ながら髪留めを優しく撫でた

(あなたの悲しみに寄り添う...ですか

私には、そんな資格はありませんよ

私は、あなたに酷いことをしたのですから)

 

 

 




読了ありがとうございました。

今回は、エイナさんへの報告からステイタスの更新まで持っていきました。
基本的にダンジョンから帰った際には店に寄りますw

次回はリューさんの過去について触れていけばいいかなと思っています。

全部で約10話ぐらいで区切りができるように目指します
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