「えっと、ルール確認するぞ」
俺はそう言うと、懐からミニゲームを書いた地図と、今回の祭り、『紅白めでたし新年会』の契約書のルール欄を読む
「①異世界の同士である皆と?こっちのノーネームの子供達も含めた者を参加者とする
②参加者は主催者が開催するミニゲームに参加し、ミニゲームに勝利するたびに商品を貰う為のチケットを手に入れられる
③一度行ったミニゲームは他のミニゲームが全て終わるまでもう一度行くことは出来ない
④仮にミニゲームで引き分けとなった場合、そのミニゲームの主催者の開示した条件をクリアできればチケットを獲得できる
⑤ミニゲームは恩恵の使用は禁止、ただし、ミニゲームの主催者が使用を許可した場合のみ使用可能
以上が今回のゲームの内容だ。質問はないか?」
俺を除くその場にいる全員は頷く
「よし、それじゃあ」
「待てよ、甲」
「ん?どうかしたか?」
「俺達、自己紹介してないんだけど」
昴は、困った顔を作りながら尋ねた
「あ、すまん。忘れてた」
いかんな。大事なところが抜けてるなぁ、俺
「じゃあ、俺を基準に時計回りで自己紹介頼む」
俺の隣にいるのは……………要か
「じゃあ、私だね。私は安倍 要。よろしくね」
次はその隣にいる風明、そして、秋人、昴、森羅と続く
「安倍風明だ。よろしく」
「魅剣 秋人だ。よろしく!」
「水無月 昴だ。よろしく頼む」
「ボクは夜月 森羅!よろしくね!」
皆が自己紹介し終えた事を見た俺は早速祭りに行くように催促する
「さて、自己紹介も済んだことだし、早速行こうぜ!」
「「うん!」」
「「「おう!」」」
俺達は意気揚々とミニゲームの場所へ向かっていった
まあ、俺は主催者なんだがな
今回のギフトゲームにおいて、俺が受け持っているミニゲームは駒回しだ
まあ、結構ベーシックなものなのだが正月との関わりはあるらしい
遠くで爆発音が聞こえる、聞きたくはないが
多分、十六夜がメンコを叩き付けている音だろう
異世界の同士であるの場合はお前に任せるとは言ったが全力だな
俺はそんなことを考えながら子供達の相手をしていた
「やった!!勝った!!」
「あー、負けたか。凄いな!」
「うん!俺、凄いだろ!」
俺は笑顔でその子の頭を撫でながら誉めていた
列の後ろから「いいなー」等々、様々な声が聞こえてくる
「甲兄ちゃん!チケットくれよ!」
「勿論だ。ほら」
俺はその子の手にチケットを置き、「商品楽しみにしてろよ!」と一言添えた
「ふう。さて、次の子。入っていいぞ!」
さて、これだけの人数、捌ききってみるとしようかね!
「な、なんとか終わったか……………」
つ、疲れた。最初にここから始めたよな、全員
間に要や風明、昴、森羅も混ざっていたのだが、多くを話す暇もなく次の子が来ていたのであまり話せていないが
実は森羅だけ駒回しで負けてしまっていたので、可愛そうになり、チケットをあげたのはここだけの話
「後は……………秋人か………」
俺は脳内で誰が来ていないのかを記憶の中のチェックリストで確認した
「よう、甲。……大丈夫か?」
「ああ。少し疲れただけだ、気にするな」
「そうか。じゃあやろうぜ!」
「おう!俺のミニゲームのルールはいたってシンプル。台の中に最後まで残った方が勝ちだ。勿論、恩恵は使用禁止だからな」
「わかった。さあ、」
「「勝負!」」
男には………負けられない闘いがあるんだ!!
といいつつも、風明や昴とやったときは普通に負けたんだよなというネガティブな事は頭の隅に置き、俺は駒を振るう
ずっと言ってなかったが駒回しといっても色々とあり、今回選らんだのは紐を使うものである
俺達の駒は互いに土台に乗り、そして!
「一発だったな……………」
秋人の呟きが俺達しかいない部屋に響く
美しいまでに一瞬で決まった
俺の駒が秋人の駒を着地する前に吹き飛ばしたのである
先に言っておこう、ルール違反ではない
「まあ、ドンマイってことで。ほら、残念賞」
「え?いいのか?」
「ああ。元々からこうするつもりだったしな」
もてなすために呼んでおいてもてなせなかったというのは嫌なので、俺達は負けようが勝とうがチケットは渡すという暗黙の了解を作っていたのだ
「サンキュー。それじゃあ、貰っておくぜ」
そう言うと秋人は去っていった
「さて、今日はこれで終わりだな」
俺は呟くと、皆に終了することを伝えた