ダンジョンに復讐しに行くのは間違っているだろうか   作:Груша

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はい、構想が浮かんだので、早速続きを書いてみました!
それではどうぞ!

リアルの知り合いにちょっと曖昧な部分があると指摘されたので、書き直しました!


第壱話 告別

「ん、ふあ〜あ…えっと、ああ昨日あの後倒れちゃったのか、おれ。」

 

目覚めたルクスは、まず周りを見渡した。時間はもう朝というには遅すぎる時間で、太陽がもう空の真上で世界を照らしていた。

 

「はあ、やっぱり本当に起こったのか。夢だったらどんなに良かったか…」

 

ルクスの周りには、昨日の惨劇が残した跡があった。倒れ崩れた木や家屋、乾いて地面にこびり付いた血、そして燃えて焦げたり、助けを求めて手を伸ばしたような死体…

 

「はあ、これからどうしようかな?うーん…オラリオに行けば恩恵(ファルナ)をもらえる可能性があるな…そうすれば復讐も捗るか…あと、あの出来事が起こる直前、魔封じの結界と魔晶石と思しきものが発動した気配があったな…そんなのが作れるのはおそらく迷宮都市オラリオか魔法大国アルテナぐらいだろう…よし!みんなの墓を作ってから、オラリオに向かうとしよう!」

 

ルクスはまず集落の各地にある死体を一箇所に集めた。そのときにルクスはあることに気づいた。

 

「ん?里の住民は俺と俺が生まれる前に里を出たっていうアリアさんを除いて、子供が5人、大人が8人だったはずなのに、なんで死体が子供4人、大人7人しかないんだ?父さんが生存者の数を間違えるはずがないし…まさか何者か死体を奪った?まさかな、そんなことあるはずないな。骨だけになった死体もいたし、数え間違えたんだろう。」

 

だが、ルクスは気にせず作業を続けた。ルクスは半径約1メル、深さ2.5メルほどの穴を地面に空け、そこに死体を入れた。そして、その穴の中に火を付けて、燃やした。その後、その穴を塞ぎ、残っていた木で高さ3メル、横幅1メルほどの十字架を作り、そこに刺した。

 

「どうかみんな自然に還ってくれ…」

 

ルクスは1分か10分かそれとも1時間か、とにかく長い間里の住民の冥福を祈った。

 

「はあ、思ったよりも時間が掛かったなあ…もう夕暮れだ。しょうがないオラリオに向かうのは、明日にしよう。」

 

そういったルクスの周りは橙色に染まっていて、辺りはあともう少しするだけで、夜の時間になろうとしていた。

 

ルクスはものの数分で簡易的に雨風を防げそうな場所を作り、そこへ寝っ転がった。

 

「はあ、大したことしてないのに疲れたなあ。もう眠いな。さっさと寝よう。おやすみ。」

 

ルクスはついいつもの習慣で、おやすみと言ったが、返事が来ないことで、余計に誰もいなくなったという空虚感をより一層感じた。それから1、2分ほどしてすぐ昨日の悲惨な出来事でのストレスや今日の作業で疲れが溜まっていたのだろう。ルクスは眠りの世界へと落ちていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ころす…絶対に復讐してやる…」

 

そんなうわごとが辺りに小さく広がっていったが、その声を聞くものは誰一人も動物でさえもいなかった…

 




少しでも文章に違和感などを感じたり、誤字脱字等見つけましたら、報告お願いします!

補足
・魔封じの結界:魔法の使用が出来なくなる結界。時間が経つほど効果は薄れていく。範囲はものによって変わる(小さい部屋ぐらいの範囲から村のような規模まで)
・魔晶石:モンスターを保管することができる水晶。保管できるモンスターのレベルはものによって変わる。
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