やはり俺の福引旅行はまちがっている。 特別編   作:EPIPHANEIA

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またしても、こんな物を書いてしまった…………orz

今回も本当にくだらない内容です。

それでも宜しければ、どうぞ。


その8 思い付きで書いた話 『やはり俺達の配役はまちがっている。 ep.2』

ナレーション(檜山○之)『この平和なる世界に突如として現れた、謎の軍団『ボウギャック』。彼等は世界を暴虐非道の限りを尽くし、滅ぼそうとしていた……。

 

そんな彼等に、過去の世界中の英雄達の力を受け継いだ少女達が、世界の平和を守るために立ち上がる…………。』

 

 

 

結衣・雪乃・いろは・沙希・小町『偉大なる先人達よ!私達に力を!! 『アドヴェント、コウリンジャー』!!』

 

 

 

ナレーション『運命に選ばれた5人の女子高生の少女達……』

 

結衣「あたしに……こんな力が……?」

 

結衣「『真田幸村』の力を受け継ぐ者!『コウリンレッド』!」

 

 

雪乃「私達の使命……忘れたとは言わせないわよ!姉さん!!」

 

雪乃「『クーフーリン』の力を受け継ぐ者!『コウリンブルー』!」

 

 

いろは「めぐり先輩!私は……貴女を救います!」

 

いろは「『アーサー』の力を受け継ぐ者!『コウリンイエロー』!」

 

 

沙希「許さないよ……!アタシの家族を……傷つけるような奴らは……!!」

 

沙希「『ヘラクレス』の力を受け継ぐ者!『コウリングリーン』!」

 

 

小町「おにいちゃん……!絶対に……絶対におにいちゃんを……!」

 

小町「『ナイチンゲール』の力を受け継ぐ者!『コウリンピンク』!」

 

 

 

ナレーション『少女達をサポートする、彼女達の理解者達……』

 

 

静「お前達……!必ず生きて帰ってこい……!」

 

京華「さーちゃん、みんなー!まけるなー!がんばれー!!」

 

 

 

ナレーション『彼女達の前に現れる謎の3人の少女達……彼女達は何者なのか……?そして、敵なのか味方なのか……?』

 

 

めぐり「なるほどね~。はるさんの言っていたとおりだよ~。ちょっと、弱すぎるかな~。」

 

めぐり「『ナポレオン』の力を受け継ぐ者!『コウリンホワイト』!」

 

 

留美「バッカみたい……。貴女達のやっている事は、ただのヒロインごっこに過ぎないよ……。」

 

留美「『ジャンヌダルク』の力を受け継ぐ者!『コウリンシルバー』!」

 

 

陽乃「フフ~ン♪その程度の力じゃ、私に勝つなんて到底無理だよ、雪乃ちゃん♪」

 

陽乃「『ギルガメッシュ』の力を受け継ぐ者!『コウリンゴールド』!」

 

 

 

ナレーション『そして、彼女達の敵である『ボウギャック』、その中心人物である『ジェネラル・セブン』と呼ばれる者達もまた、過去の英雄の力を有していた……。』

 

 

材木座「ククク……。『コロンブス』の力を持つ我が、貴様等のような小娘共に負けるはずなかろう……。」

 

 

戸塚「見せてあげるよ……。僕の『ネロ』の力をね……。」

 

 

南「ウチの『明智光秀』の力だったら、あんた達を倒す事ぐらい楽勝でしょ♪」

 

 

戸部「パネェーわー!この『ジル・ド・レ』の力、ヤバすぎっしょ!」

 

 

優美子「そんな攻撃、無駄だし。あーしの『妲己』の前じゃね。」

 

 

姫菜「愚腐腐腐腐~。私の『マリー・アントワネット』のお味はいかがかな~♪」

 

 

葉山「さあ、かかってくるがいい。『仲達』の力を持つ、この俺を倒せるならね。」

 

 

 

ナレーション『そして、彼等を束ねる『ボウギャック』の首領、その側近にして最愛の者……。』

 

 

 

八幡「非業の死を遂げた『かの英雄』の無念を受け継ぎし、この世界の覇者。我が名は『黒の英雄』―――八幡。」

 

 

かおり「八幡の愛の為に生き、八幡の愛の為に戦う『かの女』の力を受け継ぎし者。『紫の英雄』―――かおり。」

 

 

 

ナレーション『史上最大の危機が迫るこの世界を、少女達は守る事が出来るのか……?』

 

 

 

雪乃「何ですって……!?もう一度、言ってみなさい!!」

 

謎の侍赤「聞こえなかったのか?お前達のような素人は引っ込んでいろ。死にたくなかったらな。」

 

 

いろは「諦めない事……ですか?」

 

謎の天使赤「そうだよ。とにかくやってみるんだ。諦めなければ……必ず何とかなる。」

 

 

謎の格闘家赤「お前達も今日から俺のムニムニだ!!」

 

小町「ム、ムニムニ!?何を言ってるんですか!?」

 

 

謎の刑事赤「お前ら!器物破損の罪で逮捕だ!!」

 

沙希「ア、アタシ達が!?何の事だよ!?」

 

 

留美「何なの?貴方……。」

 

謎の眼鏡「気をつけろ……。もうすぐこの世界に、『世界の破壊者』がやってくる……。」

 

 

謎の姫赤「いざ、参る……。息子が認めたお前達の実力、ここで示せ!」

 

めぐり「む、息子さん!?私より年下みたいなのに!?」

 

 

謎の赤赤「お前達の力、見せてもらうぞ!スーパー戦隊に相応しいかどうかを!!」

 

陽乃「上等じゃない……!怪我しても知らないわよ!!」

 

 

結衣「みんな……派手に行くよ!!」

 

謎の海賊赤「言ってくれるじゃねぇか!俺達も負けてらんねぇな…………いつもより、派手に行くぜ!!」

 

 

 

ナレーション『運命に選ばれた少女達の未来は……?』

 

 

 

結衣・雪乃・いろは・沙希・小町『過去から未来へと舞い降りる、愛と勇気の魂!!』

 

 

ナレーション『人は少女達の名をこう呼ぶ。』

 

 

 

結衣・雪乃・いろは・沙希・小町『英霊戦隊! コウリンジャー!』

 

 

――――『英霊戦隊 コウリンジャー』――――

 

OPテーマ『英霊戦隊 コウリンジャー』歌:No○(Pro○ect.R)

 

EDテーマ『Let's Advent! コウリンジャー』歌:サイ○ックラ○ー(Pro○ect.R)

 

 

 

 

ナレーション『少女達の世界の存亡をかけた戦いが、今、始まる…………。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~比企谷家の近くの某カフェ~(八幡side)

 

八幡「………………」

 

材木座「………………」(冷や汗ダラダラ)

 

雪乃「……さて、今回も私達をネタに小説を書いたという訳ね。材なんちゃら君。」

 

季節も大分寒くなってきた11月のとある日曜日、材木座の奴はまたも俺に、自分の書いた小説のプロットと設定資料、予告編の原稿を持ってきた。

 

『今回は前回の反省から作り上げた自信作だ!是非とも読んでほしい!…………ところであの8人はいないだろうな?』と電話で言ってきて、今回も(電話をかけてきた時には)本当にいなかった+家では帰ってきた時に逃げられないという判断のもと、俺の家の近くのカフェでそれを読む事にした。

 

そうしたら、彼女達も偶然ここのカフェにいて、俺と材木座は捕まってしまったのだ。『八幡!?謀ったな、八幡!!』と材木座は言っていたが、本当にただの偶然だ。

 

…………それで予告編を読んでみての感想だが、今度の話のベースはスーパー戦隊物かよ……。設定も『F○te』や『モン○ト』辺り、敵の組織名もパクってるし、俺が何で敵側、しかも(戸塚や折本はまだいいが)お前や葉山達のボスをやってるんだよ……。(ネタバレすると、ラスボスは葉山で、俺と折本は味方になるらしい。)

 

それに、8人が出会う『謎の赤い人達』や『謎の眼鏡』、どう見ても『歴代の戦隊レッド』や『おのれディ○イド』だし、OPとED唄う人達も、特撮やアニソンの歌手では常連の人達じゃねぇか……。仮にテレビでやるとしたら、この人達が出てくれる訳ねえだろうが……。

 

あと、『謎の眼鏡』が出るって事は、『通りすがりの仮○ライダー』も出るって事じゃねぇか。どんだけ無茶苦茶な設定なんだよ……。確かに、スーパー戦隊と仮○ライダーがコラボする事が最近多いのは、事実だけどな……。

 

俺の結論を言えば、現役の戦隊の人達に『スーパー戦隊を…………なめるなよ!!』って言われそうなパクリだらけの駄作というのが、正直な感想だった。しかし、他のみんなの反応は違っていた。

 

陽乃「へー。今度はお姉さん達がスーパー戦隊をやるんだね。なんか面白そうかも。」

 

結衣「そーですね!しかも、あたしがレッド役ですよ!!あたし、小さい頃マ○レッドとか好きだったしー。懐かしいなー。」

 

八幡・材木座『へっ……?』

 

陽乃と結衣の予想外の評価に、俺と材木座が思わず目が点になる。

 

めぐり「私とはるさんと留美ちゃんは、追加戦士の枠なんだね~。」

 

留美「そうだね。最初は私達敵側みたいだけど、結構おいしい役かも。」

 

…………結構詳しすぎだろ、めぐりに留美よ。確かに作品によっては、追加戦士は結構おいしい所を取る役になる可能性がある。

 

それを言ったら(ネタバレになるが)、俺と折本は最後の追加戦士で、最終決戦で葉山と相討ちになって、『帰ってきたスーパー戦隊シリーズ』や『VSスーパー戦隊シリーズ』で、8人の大ピンチの時に1日限りで復活をはたすっていう、ある意味、1番おいしい所取りの役の設定なんだよな……。(明らかに俺と折本は、ゲ○レンジャーの2人組のパクリ)

 

いろは「私達のイメージカラーと合ってるかもしれませんね。私がイエローで小町ちゃんがピンク、沙希先輩がグリーンなのも悪くないかも。」

 

沙希「まあ、アタシもブルーっぽいけど、雪乃の方が合ってそうだと思うよ。」

 

雪乃「そ、そうかしら、沙希さん。私はどちらかといえば、めぐり先輩のホワイトがいいのだけれど。」

 

小町「大丈夫ですよ!雪乃さんはブルーが合ってますって!小町がピンクはポイント高いからグッジョブですよ、中二先輩!」

 

材木座「ほ、本当か!?」

 

…………前回と違って、みんなの評価が悪くないっぽいけど、気のせいか?8人とも、もしかしてやってみたいのか?スーパー戦隊。

 

留美「でも、どうせだったら、『プリキ○ア』や『セー○ームー○』や『マジカルパテ○シエ小○ちゃん』や『プラズマイ○ヤ』にみたいにした方が、可愛くて良かったのに。どうして、そうしなかったの?」

 

しかし、留美のこの何気無い質問が、事態を一変させる事になった。留美、他の3つはともかく、『セー○ームー○』を知ってる事が、驚きを隠せないのだけれど。

 

材木座「むうう……。確かに考えたのだが、それらの作品だとヒロインとして年齢的にキツいのが、約2名…………」

 

陽乃・めぐり『何か言った?』ハイライトOFF

 

八幡・材木座『ヒッ!?』ガクブル

 

この大馬鹿野郎……!!何て事言いやがる!!言っておくが、陽乃以上の年齢のプリキ○アっているからな!!

 

材木座の失言と同時に、陽乃とめぐりが病んだ目で奴を睨む。

 

留美「納得いかないのが、私と陽乃さんとめぐりさんが、あの葉山っていう金髪のお兄さんに洗脳されてるって設定。何なの、これ?」

 

陽乃「留美ちゃんの言う通りだね。私達が隼人に操られるって、気に入らないんだけど。」

 

めぐり「そ~だね~。しかも、葉山君に『お前達は利用価値が無くなった、役立たずが。』って言われて捨てられるところを仲間になるっていう設定が、嫌かな~。」

 

あっ、ヤバい。留美まで……。これを皮切りに、他のみんなからも、いろんなツッコミが始まった。

 

雪乃「それを言うなら、私も言いたい事があるわ。私の必殺技が、暴言で相手を凍りつかせる『氷の女王(アイス・クイーン)』?非常に不愉快なのだけれど。」

 

いろは「私も文句ありますよ!!何で私の特技が、『1㎏カレー5分で完食』なんですか!?もっと、女の子らしい特技にしてくださいよー!!」

 

沙希「アタシも言わせてもらうよ。葉山の手下になった大志が途中で敵で出てきて、アタシ達が倒すって設定になってるよね?…………今すぐアンタをぶちのめしてやろうか?」

 

小町「小町も異議ありです!!終盤で『葉山先輩の罠で小町達の正体がばれて、学校を退学させられた上、学校や街の人達から迫害を受ける』って何なんですか!?しかも、『敵のボスの妹』って理由で、小町が1番虐められるみたいですし!」

 

結衣「あたしもだよ!!何で前回みたいに、『バカレッド』って言われるんだし!?しかも、今度は敵味方関係なくみんなから!!しかも、エンディングでゆきのんと沙希は卒業できるのに、あたしだけ留年でいろはちゃんと同級生になるって設定だし!!」

 

……材木座、本当に彼女達に喧嘩を売ってるわけじゃないよな?

 

材木座の書いた設定に、彼女達が激怒している。しかも、半分ぐらいは葉山が原因だ。葉山の設定は『嫌な悪役のテンプレを全部盛り合わせた』というべき設定なのだが、ここまでくると、材木座も葉山に恨みをもってるのかと思うぐらいだ。逆に葉山が哀れに思える。

 

陽乃「……そして、1番気に入らない設定は『これ』よ。」

 

陽乃が俺と折本の設定資料を開いて、材木座に物申す。遂に、その設定にツッコむかと思った瞬間、彼女達は一斉に口を開いた。

 

雪乃・結衣・いろは・陽乃・めぐり・沙希・小町・留美『何で、私(あたし、アタシ、小町)達の『許嫁』の八幡が敵で、折本さん(かおりん、折本先輩、折本ちゃん、かおりちゃん、折本、かおりさん、かおり)が八幡の恋人役なの(なんですかー)!?』

 

八幡「…………はっ?」

 

み、みんな、またしても何を言うだァーーーー!?

 

「折本が俺の恋人役というのは、みんなからしたら抗議したくなるのは分かるよ。だけど、『恋人』通り越して『許嫁』っておかしいだろ!?それに、『許嫁』って幼い頃に親同士が約束した結婚相手って事だからな!?『婚約者』や『フィアンセ』ならまだ分かるけど、そもそも俺達婚約してねぇし、あくまでも友達以上恋人未満…………」

 

雪乃・結衣・いろは・陽乃・めぐり・沙希・小町・留美『…………八幡?』

 

八幡「はっ!?」

 

材木座「は、八幡!?お主……!?」

 

し、しまった……!今の考え、口に出してたか!!

 

八幡「い、いや、みんな、これは……。」

 

陽乃「何?私達じゃなくて折本ちゃんの方がいいって言うの?恋人役。」

 

めぐり「ふ~ん、未だにかおりちゃんの事、吹っ切れてないんだね。かおりちゃんじゃなくても、『あの子』とか奈呼さんや璃夢さんでも良いとかって、思ってるのかな?」

 

八幡「ち、違う!そんなつもりじゃ……!」

 

沙希「そんなつもりじゃなかったら、どんなつもりなのさ?大体、今の発言どういう意味?」

 

雪乃「そうよ!私達、こんなに八幡を愛してるのに!!」

 

留美「どうせだったら、八幡の配役変えない?例えば、『マジカルパテ○シエ小○ちゃん』の一○楽先輩みたいな役とか。」

 

小町「あっ、それ、ポイント高いかも!!戦ってる小町達の1番の理解者で、応援してくれる役だよね!!」

 

いろは「私も賛成!!そうして、最後は私達とラブラブな関係になるんですよ!!オールバックの眼鏡姿で白い詰襟の制服の八幡も見てみたいですよ!!」

 

結衣「あたしも賛成!!勿論、小○ちゃんの役はあたしだからね!いろいろ共通点が多そうだし!!」

 

結衣、共通点があるのは否定しないが、どちらかといえば、お前は小野寺小○よりも桐崎千○だと思うぞ。(中の人的に)

 

八幡「おい、材木座……なっ!?」

 

このままでは、収拾がつかなくなりそうなので、元の原因の材木座に声をかけた。しかし、

 

『八幡へ 代金は置いていく。骨は拾ってやるぞ。サラダバー。』

 

そこには、既に材木座の姿はなく、コーヒー代と置き手紙が残されていた。

 

あ、あの野郎ぉぉぉぉぉぉ!!!!また、どさくさに紛れて逃げやがったなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

陽乃「さあ、八幡!今回の八幡の役はどうするの!?このまま!?それとも、留美ちゃんの提案した役!?」

 

八幡「ぐっ…………。」

 

ど、どうするか……。正直言うと、あまり目立たない役がいいのだが……。もしくは、何話だけのゲスト的な役…………そうか!!『あの役』だったら!!

 

八幡「わ、分かった。今回の俺の役は―――――――」

 

 

 

………………その後の事は、R-18的な展開になってしまった為、割愛させてもらいたい。

『いい配役ね(だね、ですね)。感動的だわ(だよ、です)。だが無意味よ(だよ、だね、です)♪』

 

『彼女達にヤンデレな目でそんな言葉を言われ、家まで拉致された』とだけ、言わせてくれ…………(泣)

 

 

 

 

~やはり俺達の配役はまちがっている。ep.2~ おしまい




…………はい、すんませんでした(土下座)

最近、ジュウオ○ジャーやゴーカ○ジャー等を見たら、つい書きたくなっちゃったんです。

こんな文しか書けませんが、良かったらこれからも宜しくお願い申し上げます。





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