「こっちに逃げたぞ!!」
傷だらけの体で深い森を全力で走る。
何故だ…どうしてこうなった、俺はみんなを守りたくて強くなったのに…
「なんで俺がはぐれにされなきゃならねぇ!」
数時間前
俺は、今日久しぶりに主人から休暇を貰い、出かけている最中だった。
「貴様が銀城龍牙で間違えないな」
俺は買い物袋を持ち、帰っていると、悪魔に話しかけられた。
「はい…そうですが、上級悪魔の方ですか?」
俺がそう聞くと、その悪魔は俺に向かって攻撃をしてきた。
「おっと!何するですか!!」
俺は、怒鳴り声でそう言うと、その悪魔は俺を笑いながら答えた。
「魔王様から直々に貴様の討伐命令が出た。」
「なっ!」
俺は男の言葉に驚いた。なんで…サーゼクス様達が…俺を…
「全く、貴様も愚かだな…仲間を守る為に手に入れた力の所為で命を狙われる事になるとは…」
そんな…この力のせいで…
「主人は!あの人は何と…」
俺は主人なら俺の事をわかってくれると思い、その悪魔に聞いた。
「ふむ、それくらいは教えてやろう、お前の主人は魔王の決定に従うそうだ…」
嘘だ…嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ。
俺はその言葉を聞き絶望した。俺の味方は誰一人としていなかったのだ
「さぁ、話はここまでだ」
悪魔はそう言うと、俺に攻撃してきた。俺は自分のペンダントを剣にして、その攻撃を弾く、そして、俺はそのまま走って、逃げた。
現在
「なんでだよ!!」
俺はそう叫びながら、追っ手の悪魔を斬る。だが、予想以上に数が多く、俺は、満身創痍になっていた。俺は、最後の力を振り絞り、剣を引きずりながら走った。ある魔法陣を書くために…
「ここまでだ…」
魔法陣の中心に俺は倒れていた。追っ手の悪魔達は、油断をしているのか、武装を解いている。
「誰がこんな所で死ぬかよ!!死ぬのはお前らの方だ!!」
俺はそう叫ぶと、魔法陣を起動させた。
「なんだ!!コレは!」
突然の事で狼狽える悪魔達、俺はそいつらを見て笑った。
「ハッハッハ。お前らには、俺の命の糧になって貰うぜ!!」
俺がそう言うと同時に、悪魔達が倒れていった。そして、魔法陣の中心には、真紅の石が置いてあった。
「これが…賢者の石…」
俺はそう言うと、その石を取り飲み込んだ。そうすると、俺の手には変な入れ墨が出来ていた。
「これで、俺は悪魔をやめて不老不死に…ハッ!今に見てろよ…絶対に許さねぇ」
こうして、最悪最恐のはぐれ悪魔が生まれた。