side龍牙
俺はあの日、一誠を召喚した日から定期的に一誠を召喚していた。
「えっと、今日はどんな用事なんすか?」
「あぁ、実は今日は酒に付き合って貰おうと思ってね」
俺がそう言うと一誠は申し訳そうな顔をする
「イヤ〜俺未成年だし」
「お前には酒はださねぇよ、沓澤!こいつにオレンジジュースでも」
俺がそう言うと、バーカウンターにいる沓澤が俺と一誠に飲み物を出した。
「それで、最近はどうなんだ?悪魔生満喫か?」
俺がそう言うと、一誠は嬉しそうな顔で言う。
「はい!今日なんて部長のおっぱいに触れました!!」
俺はそれを聞いて笑った。
「ハッハッハ!そうかそうか、お前は女の乳が好きか」
「そりゃそうっすよ!オッパイは神秘で満ちています!」
全く、今代の赤龍帝は面白い。
「空吾さんは、最近なんかありました?」
俺が笑っていると、一誠が聞いてきた。俺は、悪魔共に悟られないように、銀城空吾という偽名を使って、一誠に接触していた。
「あぁ、そう言えば最近、知り合いの小説家の小説を読んだな…そうだ!お前にも感想が欲しい」
「了解です!」
俺が頼むと、一誠は快く頷いてくれた。
「実はな、その小説の主人公は裏切られるんだ」
俺が話し出すと、一誠は集中して聞いてくれた。
「何に裏切られるんですか?」
「仲間達とその同類にだよ」
俺がそう言うと、一誠は驚いていた。そりゃそうだ、小説の序盤からいきなり重い話だからな、俺はそのまま話を続けた。
「そいつはな、仲間を守る為に強くなった。だが、大きな力は恐れられる。出る杭は打たれるつうやつだ。つまり、そいつの力に怯えた奴らは、そいつを殺そうとするんだ」
「それで、その…その人の仲間は?」
一誠は先が気になるのか、聞いてくる。俺はそのまま話を続けた。
「そいつの仲間はな、お偉いさん達の決定に従うんだ。そいつには、味方になってくれる奴なんていなかった。仲間を護るために手に入れた力のせいで、護ろうとしたもの達に裏切られたんだ…」
「その人はどうなるんすか?」
「そいつは、命からがらでなんとか生き残り、復讐を誓うんだ…まぁ、大まかなあらすじはこんなもんだ。どうだった?」
「はい、少し悲しいお話でしたけど、悪く無いと思いますよ」
一誠はそう言った。
「なぁ、一誠。もし、お前がこの主人公の立場になったら、お前は復讐するか?」
俺は無意識にそうな事を聞いていた。俺は何を聞いてるんだ!!
「何言ってんすか!!部長達は裏切りませんよ!」
俺の質問に一誠は、声を荒げて言う。
「そうか…そうだな、悪い!変な事聞いた。今日はここら辺でいいよ、対価は…そうだ!これやるよ」
俺はそう言って、ラーメンを渡した。
「何すかこれ?」
一誠は驚いた顔をして、聞いてきた。
「俺特製のインスタントラーメンだ!!美味いから今度食ってみてくれ」
「はぁ、」
こうして、俺と一誠の話は終わった。
「一誠、お前は俺に似ている。そうやって仲間を信じ、仲間を救うために力を手に入れ、そして傷つく…そうして、裏切られてやっと気づくんだ。俺に仲間なんていなかったってな」
俺はアジトの屋上から、夜空に向かってそんな事を呟いていた。
「こんなとこにいたのかい?銀城」
俺が屋上で黄昏ていると、月島が俺に話しかけてきた。
「なんか用か?月島」
「あぁ、君に伝えときたい事があってね」
俺は月島のいう事が気になり、聞く
「なんだよ」
「コカビエルっていう堕天使が、この駒王町で戦争を引き起こそうとしてるらしい」
「あの戦争狂がね、これは一誠を成長させるチャンスか…月島、キツイかもしれないが、コカビエルとその仲間に挟み込んどけ」
俺がそう言うと、月島がやれやれと呆れる
「全く、君は無茶ばっかり言うんだから、まぁ、やるけどさ」
月島はそう言うと、瞬間移動をして、俺の前から消えた。
side out
side月島
全く、銀城は無茶ばっか…僕はあの後、銀城と別れ、コカビエル達の潜伏先へ向かっていた。
「あれれ、あんさんは誰?」
僕が歩いていると、白い髪をした神父が僕に剣を突きつける
「忘れたのかい?僕だよ」
僕はそう言いながら、栞を完現術で刀にする
「まぁ、なんだかよくわらないが、さっさとしますしすかねぇ〜!!」
僕は男の攻撃を避け、後ろから刀を振り下ろす。
「やだなぁ、僕の事、忘れちゃったのかい?フリード」
僕がそう言うと、フリードは思い出したような顔をして言う。
「なぁ〜んだ〜!!月島さんじゃ、あ〜りませんか!」
「コカビエルはいるかい?」
僕が聞くと、フリードは答える
「コカビエルの旦那っすか、いますよ」
僕はフリードについて行く
「なんだ?フリード、神父狩りはどうした?それと、そいつは誰だ」
これが堕天使の幹部、凄いな…
「何言ってんすか、コカビエルの旦那、月島の旦那っすよ」
「月島?聴いたこの無い名だな」
コカビエルは僕の名前が聞き覚えないようで、僕を警戒する。僕はその瞬間、コカビエルの後ろに回り込み、後ろから刀を振り下ろした。
「どうだい?思い出したかい?コカビエル」
僕がそう言うと、コカビエルはニヤリと笑い答えた。
「あぁ、すまないな、まさか戦友の事を忘れるとは」
「いやいや、それは構わないよ、実は君達の計画に僕も参加したくてね」
僕がそう言うと、コカビエルは笑った。
「ハッハッハッハ!!そうか、お前も参加するか…面白くなってきた。」
う〜ん、堕天使幹部…ちょろいな、まぁ、計画通りだしいいか、
「それじゃ、今日は帰るね」
僕はそう言い、瞬間移動してアジトまで戻った。
フリードが難しい!!上手く書けない!!…まぁ、なるようになれ!!という事で、次くらいにコカビエル戦です。楽しみにしていてください!!