数学…俺の苦手分野である。
俺は暗記系の教科は得意だが、公式の応用や、転換などは不得意なのだ。数学のテストはいつも40点前後が相場である。公式や、定理などは暗記出来るのでそこら辺でしか点数を稼げないのはかなり痛手ではあるが…
なので俺には特待生制度の話はほとんど回ってこない。特待生制度に必要な事は主要5教科の成績、授業態度、生徒、先生からの印象で決まる。授業はちゃんと受け、生徒や先生には悪い態度は取ってないので、やはり数学が足を引っ張ってしまっている。テスト前には奏に教えて貰ってはいるがそれでも50点を超えることが出来ず奏には申し訳ない気持ちで一杯だ。
まあ話を戻し授業を聞いていく。
「……というわけで、ここに先ほどの答えを代入するんだ。」
「じゃあここの式を…ええっと…今日は19日だから…日向!日向結弦!答えてみろ。」
「ええ!?えっと…その……わ、分かりません…」
「……そうか、じゃあここに書いてある公式に数字を代入してみろ。」
「あ、はい…」
というふうな感じで授業を過ごしている。それにしても、日にちで生徒当てるのやめてほしいんですけど。19日にほとんど数学入ってる気がするんですけど…
と思っていると、授業終了のチャイムが鳴り、日直が号令させる。
数学が4時間目でこの後は昼休みなのでお昼ご飯となる。我が家はいつも奏が毎朝作ってるので(低価格かつ栄養バランスよく)お昼は2人で食べている。
この学校の昼休みは1時間と20分あるのですかなりゆっくり過ごせ、お昼は基本何処で食べてもほとんど問題なく、また、購買や小さな食堂もあるので半数以上の生徒、先生がそこでお昼を済ましている。
お昼ご飯を食べていると、転校生の羽瀬川さんが近くに来て
「あの、一緒にお昼、いいですか?」
俺は
「構わないよ」
と言い奏も
「私も!一緒に食べよ?」
と了承してくれたので三人で机を囲いながらお昼を共に過ごす。
「どう?授業には慣れた?」
「うん、前の学校だと少し進んでいたから、やりやすかったよ。」
「それは良かった。ところで羽瀬川さん」
「そんな他人行儀で呼ばないでくださいよ〜気軽に初音って呼んでもいいんですよ?」
「じゃあ羽瀬川で」
「結弦くんは頑固なんですか!?」
「あー結兄は頑固だね〜…」
「ほっとけ!………それで羽瀬川はなんでこんな時期に転校して来たんだ?…もしかして飛び級…なのか?」
「あーやっぱり分かります?結弦くんの言う通り私は一年分飛んで来てます。それと、あなたたち兄妹に私の家に来てほしいのです…」
「「え?…………」」
俺たち兄妹に沈黙が流れる
「あ〜やっぱり駄目ですよね〜」
「あ、いや、大丈夫だよ!」
「そうですか、じゃあお願いしますね。あ、もうすぐお昼休み終わっちゃいますね。」
と羽瀬川は時計を見て言う
「そ、そうだね、さっさと食べちゃおうか」
「お、おう…」
午後の授業はいつも通り過ごし、いや考え事をしながら過ごした。
羽瀬川の言った言葉「私の家に来てほしいのです。」
あの時の目はなにか訴えている…
俺はそう感じた。
第1章 完
短いですが一章を完結とさせていただきます。
新しくダンガンロンパを原作とした小説を書いていきたいと思っています。がしばらくは投稿できないです。
太陽の下で君を待つ…を読んでいただきありがとうございました!m(_ _)m