これがテストの恐ろしさか……!!
実はこれの2倍くらい書いてました。
半分は切りました。なぜなら、なんか自己満足がほとんどになってたから。
咲夜さんが吸血鬼についてつらつら語るお話ですが、これの倍咲夜さんは語っていたのです。恐ろしや。
追記。ステイルがマヌグスになってた。
__また、電話がかかってきた。
……本格的に、携帯を買おうか悩んだ瞬間である。
「はい、十六夜です」
『……当麻だけど』
「何かしら」
『また門限を破ることになるんだけどさー……今から来れない?』
「構わないわ」
『そっか、どれくらいで来れるんだ?』
「一〇分、ってとこかしら」
『ん、じゃあのんびり待ってるわ』
私は寮監に一礼をして、時を止めた。
そしてまた、判子を押して、時を進める。
「すみません、今から外出許可頂けますか?」
ちなみに、先ほど一礼した瞬間に時を止めたので寮監にはきっと、電話を切ったのと同時に外出許可を求める奇妙な生徒に見えたことだろう。
一〇分丁度、私は瞬間移動にも見える形で二人の前に姿を現した。
場所は聞いていなかったから、第七学区を飛び回って見つけたのだ。
「おっ、咲夜」
何を話していたのかは知らないが、そこまでいい話ではなかったようである。
「何か用?当麻。一応外出許可は貰ってきたけど」
「あー……今回は俺じゃなくて、コイツ」
なるほど、と私は納得する。
「ステイル、マグヌス。あってるわよね?」
「……ああ、まあ」
「そ」
メイド服に着替え、普段は少ししか装備していないナイフを常盤台に帰って増やしてきた。
異変の時並みである。
「メイド服?」
「……私の戦闘着よ、ウソだけど。あなただって色々忍ばせてる見たいじゃない。それに、それがなくてもこんな時間に呼び出すだけで異常よ」
昔のお嬢様方はこの時間が主な活動時間だったが、今では人間に合わせているために昼に活動することが多かったりする。
ってことで、吸血鬼使用だった生活リズムが人間のものに戻っているため、軽く眠い。
時を止めて寝ればいいのだが、なんとなく寝たくなかった。
「で、どこにいくの?」
「……三沢塾。結構有名なとこさ」
「ふうん、こっちには疎いからわからないわ。なんのために?」
ステイルは、なんでもない顔でこういった。
「
!?ポーカーフェイスが崩れ、目を見開いてしまった。
昼の巫女の能力だ。こんなの持っている
「……って言っても、君は知らないと思__知ってるのかい?」
「知ってるもなにも、先ほど会ったわ。なんでそれに、私も?」
「色々聞きたいことがあったからね。メリットが何もないとは言わないよ?助けることが、
思わずため息を吐いてしまった。
彼はどこか、勘違いしている。
「勘違いしてるようだから言っておくけど、私は人間の命なんてなんとも思ってないの。別に今でも、二人を殺せるんだから。殺さないのは、需要がないから。インデックスを助けたのも、気が向いたから。ただ、それだけなのよ?」
私が冷たい目で睨むと、二人は怯んだ。最も簡単に、怯んだ。
吸血鬼の睨みに慣れている私は、それと同時にどうすればいかに人を怯えさせられるかを覚えている。
それは感覚的なもので、大抵の人間に通じるほどのものだ。
人外であっても、半人半霊程度なら平気である。
「さ、くや……?」
「大丈夫よ。殺さないわ。ここ二ヶ月程は殺してないしね」
「!?」
そういえば、こちらでは人殺しは犯罪であった。
幻想郷では、人里の外なら許されているから殺して連れ帰ることがあるのだけど。
「殺すことが許されているところだけよ?何をそんなに驚いているの、自分の主人が求めているから殺してるだけ」
「……」
冷たい空気が漂よう。
私は再びため息を吐いた。
「まあいいわ。
それでも重い空気の中、ようやく口を開いたのはステイルだった。
「……三沢塾は、科学崇拝を軸にした新興宗教と化してるらしい。理由は簡単、錬金術師__正真正銘の魔術師に乗っ取られたから」
チューリッヒうんぬんとか言っていたが、適当に聞き流した。
あんまり需要のあるものではない、これ以上聞くのも無駄だ、と思ったからである。
幻想郷で暮らすには、相当なスルースキルも重要だったりする。
「大量の時間が必要な魔術があるとする。それを行うには、大量の時間が必要。でも、人はそんなに生きれない。だから不死である、吸血鬼を手に入れたい。それだけの理由さ、彼が
吸血鬼を、手に入れたいという、ステイルの言葉に私はイライラを抑えながら言葉を返す。
「吸血鬼……ですって?」
「ああ。でも誰も見たことがない。なぜなら、見たものは死ぬから」
……みたものは、死ぬ?
「ウソね」
「嘘じゃない。それぐらい、驚異的な存在なんだ。スピードは人が追いつけるものじゃないし、力の差も歴然としている。そもそもの素質が違うんだ」
「じゃあ、なんで私は生きてるのかしら?」
単純に、投げかけてみた。
十字教に吸血鬼が実在するとか伝えたら、殺しにかかるのだろうが、その場合私が真っ先に殺すから問題はない。
「……君は吸血鬼に会ったことがあるとでも言うのかい?」
「まあ、それでいいわ。そういうこと。会ったことある人物がいるんだから、吸血鬼に会うと死ぬというのは迷信で間違いないんじゃないの?」
滞りなく流れた自らの言葉に、我ながら少し驚く。
吸血鬼に会ったものは全て死ぬというならば、なぜ私は生きている?私の家族だった人たちも、吸血鬼を殺してはいたが殺されてはいなかった。
「……君が嘘をついている可能性がある」
「そんなことで嘘をつかないわよ。それともなに?私が貧弱そうに見えるから?」
「そんなことはないが……」
わかっている、少しおちょくっただけだ。
これぐらいの年齢の青年たちは引っかかりやすくて楽しいと当麻を介して知った。
「ふふ、ねぇ、前から気になってたんだけど」
「なんだ?」
「インデックスのこと、好きなの?」
「ぶっ!?」
俺もさっき言ったら同じ反応された、と当麻が告げ口すると、ステイルが真っ赤になって止めた。
それがまた愉快で、クスクス笑ってしまった。
この土日は一日に一、二回更新しそうです。
ダメだ!と思ったらカットしちゃうので、出来ない可能性もありますが……
(元に6話分ぐらいカットしてる)