あはっ☆
もう遅いから、ということでインデックスを時間を止めて返すことになった。
「ねー、咲夜ー、とうまは?」
「今日はこれから用事があってね。科学的なことだから、わからないと思うわよ?」
「え、私もいく!」
私は苦笑して、インデックスと私以外の時を止める。
「なんで時間止めたの?」
「もう遅いからよ。さっさと帰りましょう。ちなみに、当麻も一緒に帰らないのはこれもあるの」
そして、インデックスをおぶる。
何度か倒れてしまったパチュリー様や寝てしまった妹様を背負わせていただいたことがあるが、それ並みの軽さである。
「?」
そして、飛んだ。
「!?魔力を感じないけど、咲夜どうやってるの!?」
「これは魔力じゃなくて霊力。魔力と同じく生まれ持った力よ。知ってるでしょう?さあ、さっさと帰りましょう」
インデックスは存在自体は知っていたらしい。
素直に感激した様子で、キョロキョロしている。
ちなみに高速で飛んでいるが時を止めているために風など起きない。
空気抵抗もなく、ものの数秒で男子寮へとついてしまった。
時を止めたまま、インデックスの夕飯とステイルと当麻の分のおにぎりを作る。
「咲夜って能力者だよね?」
「そうよ」
「なのに霊力もってるの?」
「ええ。霊くらい見えるわよ。あと、それを使った戦闘もそれなりに」
そう言うと、インデックスは何か考えるように俯いた。
「咲夜ってさ、本気に能力者なの?」
「なに言ってるの。私は
こんぴゅーた?と疑問にもったらしいが、私は気にせず進める。
インデックスがこの言葉の意味を知ったところで意味はない。
「本当に
「……ここに来る前は【時を止める程度の能力】って名乗ってたけど、っていうことかしら?」
「程度?」
「そうよ。程度。私は【運命を操る】ことも、【心を読む】ことも、【ありとあらゆるものを壊す】ことも出来ないからね」
そう、だから程度なのだ。
その程度しか出来ない。
あとはそれぞれ魔法が使えたり、霊力を扱えたり、妖力神力が使えるだけの違い。
「……それは能力なの?」
「さあ?中には努力でどうにかする人もいるらしいけど。あとは、自らが覚醒させる場合もあるようね」
永遠亭の薬師や、人里の貸本屋の娘などだろうか。
だけどそれだけではない。
竹林の蓬莱人は薬によってのものだし、前に宴会でみた地霊殿の妹は【心を読む】という能力を封じたことでまた別の能力の持ち主になっている。
「へぇ……まあいいか」
「それはそうとインデックス。ステーキは好きかしら?」
「好き!」
私はよかった、と笑って牛肉のステーキをちゃぶ台に並べた。
「美味しそう!これ、全部食べていいの?」
「ええ、これはインデックスの分だからね」
そう言うなりインデックスはガツガツとステーキを口に運ぶ。
ライスをさりげなく差し出すと、それも一瞬でなくなってしまう。一体どこに消えたのだろうか。
「咲夜はいらないの?」
「もう寮で食べてきたわ。常盤台のご飯は結構美味しいのよ?」
舞夏たちが作っているようだが、普通のレストラン並みだ。
ちなみに学園都市ではまだファミレスしか行ったことはない。
「へぇ!食べてみたい!」
「今度、盛夏祭っていうのがあるらしいから、きたら?」
「えっ!ホント!?」
ちなみに詳細は知らないが、まああることは確かなので一応言ってみる。
すると、インデックスは目を輝かせて嬉しそうに笑った。
「そういえば、咲夜。いつまで時間とめてるの?」
「えーと、特に理由はないけど……」
「疲れない?」
「疲れないわよ。二四時間ぐらいはいつも止めてるわ」
紅魔館での仕事は多い上に、なるべくお嬢様にお付きしたいから時間が倍くらい必要なのだ。
最初はヘトヘトになっていたものの、今は問題ない。
きっと二十四時間以上止められるのだろうと思うけど、そこまで話す必要はないだろう。
「じゃ、お風呂入っちゃいなさい」
私はインデックスを風呂に通すと、時間を進めた。
「時間が……」
「止めたままだとシャワーがでないからね」
私が使う分には問題ない。なぜなら、私が触れたものの時は動きだすから。
けど、私以外が触っても、それは時が止まったままだ。
「でたよー」
また時をとめ、着替えさせて寝かしつける。
そして、寝たのを確認してから__
「おやすみ、インデックス。いってくるわね」
とある高校の男子寮を、出た。
……ずっと気になってたリズム天国とやらを買いました。
やりました。面白かったです。
今日は必ずもう一話だしてみせます。
あと、牧場物語予約しました。
楽しみです。