若干の書き溜めを維持しつつ頑張りますよ!!
俺は友人と一緒に家に帰る途中だった。
「―――でさ、どうする?」
「あ?何のこと?」
「おいおい、もしかして聞いてなかったとか言わないよな?」
「すまん。聞いてなかったわ。どうでもよすぎて」
「お前…さらっと俺にダメージ与えてくんなよ」
友人は、話を聞いていない俺に呆れたように首を振る。
「で?何の話だったっけ?」
「いや、だから、幽霊屋敷の話だよ。幽霊屋敷。ほら、お前の家から歩いて数分の所にあるあの屋敷」
「あ~…あれか。で、それがどうしたんだ?」
「いや、最近取り壊すって話が出てたじゃんか。だから、ちょっと面白そうだから探検してみないかって思ってさ」
「なるほど。でも、それ、不法侵入になるだろうが。てか、どうやって中に入るんだよ」
「いやぁ…何とかなるって。無理だったら諦めりゃいいだけだしな」
「ふぅん…?ま、それなら俺も行ってみるかな」
「うっし!いやぁ、さすがに一人は心細いから道連れになってくれる奴がいてありがたいわぁ…じゃ、午後9時に屋敷前な!」
友人はそういうと、自分の家の方向へと歩いていく。その後ろ姿はどことなく嬉しそうだった。
* * *
友人に言われた通り、屋敷の前に、ピッタリ9時に着く。が、
「おぉ、もう来てたのか。早いな」
30分遅れで友人は来る。
「阿保。お前が遅いんだっつの」
「え~?そんなこと言われてもなぁ?」
「はぁ…まぁいいよ。行くんだろ?」
「おう。ゴーゴー」
友人はそう言って屋敷の中に入ってく。
「しっかし、かなり古びた屋敷だな…ボロボロじゃねぇか」
玄関を入ると、エントランス部分があった。
「その方が雰囲気でるだろ?」
「そうだけども、足場がなぁ…」
ギシッギシッとしなる足場に苦笑いしながら俺達は進んでいく。
「なぁ、いつ帰る?」
「ここ、二階建てだから両方端から端まで行って帰るだけだよ。なんかあったらいいな程度で行こうぜ~」
「そうだな。じゃあ進むか―――――!!」
「香!?」
気づいた時には足場が崩れ、俺は落ちて行った――――。
* * *
「…ここはどこだ?」
真っ白な世界。目の前には一人の女性が椅子に座って机の上の紅茶を飲んでいた。
「…もしかして俺死んだ?」
「ん?あ、もう目が覚めてる!?うわぁ!」
ガシャーンッと音を立ててカップが落ち、紅茶がぶちまけられる。
「……え~?いやだよ~?俺、こんな人に殺された設定とか嫌だよ~?絶対そんな感じの世界な気がするけど嫌だよ~?」
「ちょ、ちょっと!?何落ち込んでるの!?確かに貴方は死んだけど、私悪くないよ!?」
「え~?そう言って、本当は紅茶をこぼした後、それを拭いてる時にうっかりって感じで殺しちゃったっていうのも嫌だよ~?」
「私どれだけ信頼されてないの!?初対面なのに!」
「もう神様っぽくいる時点でギルティ」
「理不尽!でも実際に神様だからね!?」
なんか面白くなってきた。
「で、どうせ俺は死んだんだろ?どうなるの?俺」
「ん~…じゃあ予想通りってことで?」
予想通り…って事は転生できるってことなのだろう。
「雑だな…そんなんでいいの?」
「良いの良いの。どうせ私を殴れるような勇気ある神なんていないし。あ、能力とか欲しい?要望とかある?」
「ん~…じゃああれで。東方projectの世界で」
「ふむふむ。能力は…どうする?」
お。文句が出なかった。という事は大丈夫なのか?
「欲しいけど…特に思いつかないな。でも、俺植物好きだからソレ関連の何かで!!」
「なるほど、なるほど。じゃあこれでいいや。メモメモっと…よし!出来た!」
「え?マジで?決まったの?俺の能力今ので決まったの!?大丈夫!?安心できるんだよね!?信じていいんだよね!?」
「大丈夫よ!安心して!ちゃんと能力はあるから!」
「その能力は安心できるの!?本当に大丈夫!?生き残れる!?」
「問題ないわ!最悪鍛えまくれば何とかなる!一応能力以外にもちょっとだけ肉体改造しておくわね!!」
「俺の体改造されるのか!?何が出来るようになっちゃうの!?」
「魔法とかどうよ!完璧でしょ!」
「ナイス神!」
ガシィッ!!と手を取り合う俺と神。
「時代は…面白そうだからここでいいわね」
「え、ちょっと待って。どの時代に送るつもり?」
「え?古代よ?当たり前じゃない。それくらいの事しないと面白くないでしょ?」
「生き残れるかが問題か…」
「安心して!ミサイルさえ回避すれば後は何とか!」
「そこにたどり着けるかが難点なんだが…まぁいいや。で、やっぱ素手?」
「ん~…魔法があるから何とかなると思うけど…いいや。じゃあこれもつけておくね。鍛冶スキル!」
「え、自分で作れと?」
「そういう事。ほら、どの武器がいいかなんて分からないじゃない。なら自分で作れよッ!ってことで!」
「なるほどな!よし、それで行こう!じゃあそろそろ転生させてくれ!」
「了解!!魔法とかのスキルの使い方は使う時に頭に浮かぶんでよろしく!」
「おう!じゃあな神様!」
「またね!香!」
そう言って俺は光に包まれた。
…ところで、あの神様の名前を知らないんだが、向こうだけ知ってるのは卑怯じゃないだろうか。
では、また次回!!(`・ω・´)ゞ