Ciao! 腹黒ツッくん☆未来編   作:cibetkato

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第○○回 相撲大会(笑) 作戦会議

「じ、次期相撲大会について話し合うぞ!!ブリーフィングルームに来てくれ!!」

 

 食堂で朝食をとっていると、了平が駆け込んできて叫ぶ。

 

「・・・また、お相撲大会?」

 

 京子やハルの目があるために相撲と言ったのだろうが、なかなか無理のある設定である。

 

 未来に飛ばされている時点で色々と彼女達には説明すべきとは思うのだが、了平がそれに納得するかはわからないので放置しているところだ。

 

「京子ちゃんやハルはクロームが目を覚ますかもしれないから、様子を見ててくれるかな?」

 

 仕方なしにツナがフォローを入れると、京子達は素直に頷いて病室へと向かってくれることになった。

 

 彼女達を見送ると、ツナは了平に視線を向ける。

 

「了平さん、京子ちゃん達が心配なのはわかるけど、いつまでも誤魔化していたら、逆に危機感が足らずに命に関わるような危ない目に遭うかもしれないんです。

 一応、その判断はお任せしますけど・・・覚悟はしておいてくださいね?」

 

「しかし・・・あ、ああ・・・わかった」

 

 了平の反論を殺気で封じ、ツナはふぃっと顔を背けた。

 

 先延ばしにして後悔するのは了平であるのがわかっているので心配しているのだが、了平にその危機感が無いのでいら立ちを隠せなかったのだ。

 

 これが過去の了平であれば、なんとなくでも野生の勘で感じ取ってくれるのに、と。

 

 

***

 

 

 そしてブリーフィングルームに移動した面々に、了平は雲雀のアジトにミルフィオーレのアジトの図面やらなにやらが送られてきたことを報告する。

 

 その図面やら何やらを確認しつつ、ツナは呆れたように言う。

 

「それ、骸だねぇ・・・直接ボンゴレに送らず、嫌がらせのように雲雀さんの所に送るあたり、アイツらしいけど」

 

「ああ・・・だが、そのデータの送信も2時頃に途絶えたそうだ」

 

 それはクロームの体調が悪化した時とほぼ同時刻である。

 

「ミルフィオーレに忍び込んだのなら、当然、そういう危険もあるよね」

 

 絶望的な報告であるのに、ツナは動じず、そんな風に言ってのける。

 

「・・・心配じゃないのか?」

 

 骸達のことを仲間扱いしている割に冷たいともとれる反応だったので、ラルが不審に思って尋ねると、ツナはコトリと首を傾げた。

 

「心配?そんなのしたら骸に嫌がられるよ?・・・第一、アイツは一度に何人もの人間に憑依できるんだから、そのうちの1人がダメになったとしても死んだりはしないと思うよ」

 

「!」

 

「ラルは知らなかったのかな?・・・骸は用意周到だからね、バックアップ用の意識をあちこちに残してるはず。

 そもそも、黒曜のメンツは骸の仲間じゃなくて骸のスペア・・・骸自身といっても過言じゃない。黒曜のメンツがいる限りは骸は死なないよ」

 

 フルパワーを使えるのはメインの意識を持つ一体だろうが、スペア達に残している潜在意識がいつメインの意識に変わっても良いように調整はしているはずである。

 

 そんなツナの説明に、未来の面々はそこまで理解しているのかと驚いているようだったが、更にツナは爆弾を落とした。

 

「んでさぁ、その骸から素敵なプレゼントを俺とクロームが貰っててねぇ、このミルフィオーレのアジトにある、白くて丸い装置の中身まで見ちゃったんだよねぇ」

 

「「「「ええええぇっっ!?」」」」

 

「それがさぁ、未来の俺達だったもんだから、びっくりしたよ~」

 

 あはは~。

 

 なんて笑っている場合ではないと騒ぐ面々を抑え、ツナは続ける。

 

「とりあえずさぁ、入江正一クンの真意を聞きにいかないとねぇ?・・・どうやら、色々と企んでるようだし、未来の俺とも何かを相談してたようなんだよねぇ」

 

「な?!」

 

「それは、極限に本当なのか?!」

 

 驚くγと了平に頷いて見せ、ツナは笑みをうかべる。

 

「本当だよ。・・・どうやら、過去から来た俺達に経験を積ませるためにあえて敵側にいるような感じだからね。

 まぁ、敵側にいる以上、命の危険があっても手を出すのは難しいだろうからそこら辺は注意しないといけないけど」

 

「まさか、あの入江が・・・」

 

「たぶん、白蘭を倒すため。ってとこかな?・・・γだって白蘭を倒してお姫様を救うつもりでいるわけだし、俺達のことも入江正一クンのこともうまく利用すれば良いんじゃないかな?」

 

「・・・ああ」

 

 γはツナ達に事情を話した時点で覚悟はできていた。

 

 正一の叛意には全く気付いていなかったので驚いたのだが、ツナに利用しろとまで言われてしまえば、反論は全くなかった。

 

「さてとー、じゃ、それぞれ調整を再開しようか!」

 

「そうだな。山本にはちょっと見せたいものがあるからさっきの和室に行くぞ」

 

 ツナの号令に真っ先にリボーンが反応すると、山本はコクリと頷く。

 

「おっけ!」

 

「で、獄寺はγと匣兵器を使った模擬戦だ」

 

「了解っス!」

 

「えっ・・・」

 

 サーっと青ざめるγだが、そんな彼には目もくれず話は進んでいく。

 

「じゃ、俺は雲雀さんと修行再開かなー。炎の調整しないとスタミナ切れしちゃうし、その感覚をとらえるには雲雀さんに相手をしてもらうのが一番なんだよね」

 

「じゃあ、行くぞ、山本」

 

「おう!」

 

「γ、頼むぜ?」

 

「・・・・・・はぁ、わかった」

 

「よーし、雲雀さんに連絡しなくちゃ~」

 

 各々動き出した後、ポツンとブリーフィングルームに残されたジャンニーニ。

 

「・・・皆さんのスペックが高すぎて口を挟む余裕もなかったですが。・・・とりあえず、突入のための準備でも始めましょうかね・・・フフ、良いんですよ、空気扱いでも・・・技術者なんてそんなモンです・・・フフフ・・・」




 ちゃららっちゃっちゃっちゃ~(某RPG風)

―― ジャンニーニは“空気”の称号を獲得した!!
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