緋弾のアリア synesthesia   作:吉良飛鳥

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二発目 ALIA

共感覚って知ってるか?人間は、五感が独立して動いているが、共感覚者の場合五感が連動して動く。物を見たときに味がしたりとか音を聞くと形になって見えるとか、文字に色があったりとかする。幼少期の頃に○○ちゃんは何色とかって無かっただろうか?それのようなことが俺ことエマノンにある。それだけだ。

 

 

さて俺は護衛対象の通う東京武偵高の編入するためにハッキング…もとい手続きをしようとしていたが、すでに済んでいるらしく寮も用意されているため、そこに向かった。ちなみに護衛対象こと神崎・H・アリアと同じ強襲科だった。

 

寮に入ったエマノンはベレッタPx4を整備して何をするわけでもなく眠りについた。

 

 

 

朝になり、防弾制服を身に纏うと、女子寮へとチャリを漕いでいった。実は、女子寮の方が男子寮に比べて緑が多いことで有名だ。ちらほら男子生徒も見える。が、エマノンにはもう一つ目的があった。ここの周辺ならアリアと出会える可能性が高いからだ。そこで、細い路地にはいり、適当に迷子になったのを装いながら接触しようとしたのだが……

 

「そのチャリには爆弾が仕掛けてありやがります」

と、機械的な合成音が聞こえる

ふむふむ…え?

と後ろを振り向くとセグウェイにUZIが括り付けられていたのが尾行していた。

全ての五感を総動員させ、自転車の爆弾を探すと、サドルの下にプラスチック爆弾があった。しかも、紐で簡単に括り付けられているだけでナイフで切ることが出来そうなのでポッケからナイフを取り出し爆弾を引き剥がし、人気のいない場所へ向かう。エマノンはUZIごと爆弾の爆発処理を行おうとした。が、UZIに爆弾が狙撃された。爆発の時脅威となるのが、爆熱よりも爆風である。エマノンは自転車から投げ出され、地面に受身をとった。UZIを探し、見るとUZIも爆風に晒され横転していた。

エマノンは、無力化したと見なし、一応教務課に報告し、この場を去った。

しばらくすると、近くで爆発音が聞こえ、駆け寄っていくと小柄な女の子が男子高校生に被さっていた。…跳び箱の上から二段目のところで…なんでこうなっているのだろう?と聞きたいのは俺だ。

一応二人を起こしてみるが反応が無い。ただの屍のようだ。とやっていると、先ほどのセグウェイの音がしたため、素早く二人を跳び箱の中に押し込み、自身もその中に入り込む。そしてベレッタPx4を取り出し、臨戦体制になる。

「な、何!?何がどうなってんの!?」と女の子が叫ぶ

 

取り敢えず黙れと言い、落ち着かせる。写真の子に似ているため、なんとなくこいつがアリアだろうと思うが、確証がない。その為、エマノンは、相手を警戒されないためという意味も込めて自己紹介することにした。

「俺は、エマノン。名字は無い」

「私は、神崎・H・アリア。それで、今の現状は?」

「(やっぱりか)お前らが跳び箱の中で気絶していて、近くにセグウェイの音がしたため、先ほどのUZIだと思って跳び箱の中で臨戦態勢だ」

そこに、ズガガガガガガガといくつもの発砲音が聞こえ、UZIが来た推測する。

「来たか」

と言うと、エマノンはPx4をアリアはガバメントを二丁で構えた。

 

 

*********

激しい銃撃音で俺は目が覚めた。

目の前では、小柄な銀髪の少年と、ピンクのツインテールの小柄な少女が銃を手に戦っていた。

そして、視線を下にずらすと、スカートが短いせいでトランプ柄のパンツが見えてしまっている。

ヤバい、あのモードなっちまうと考えていると、弾が切れたのか、マガジンを投げ捨て、予備のマガジンと取り替える。

にしても、女の子ってこんなにも良い匂いがするのかよと考えているとなってしまっていた。あのモード、ヒステリアモードに…

*********

 

「駆逐、完了」

と、エマノンが言うと、

「まだよ、一時的に出て行っただけ。リロードしたらまた来るわ」

「このまま逃げるか?」

「ここで逃げきれる保証は無いわ。もしかしたら影に潜んでいるかもしれない」

「じゃあ、どうすればいい?」

「こうすればいいさ」

と、いつの間にか起きていた男子高校生がアリアをお姫様抱っこしてマットへ座らせた。

「起きていたのか?」

「今さっき目覚めたさ」

「そうか、俺はエマノン。お前は?」

「遠山キンジ」

 

そう名乗るとキンジは一人で体育倉庫から出て行く

「ハチの巣にされるわよ!!」とアリアが叫ぶも、キンジはスルーし、外に出た瞬間、ありえないことをやってのけた。ひらりとUZIの弾を躱すと同時に居合のように銃を抜き、UZIの銃口に弾が吸い込まれるように入って行った。

 

何者だよこいつ…

これが、エマノンの抱くキンジに対する第一印象だった

 

そしてキンジは颯爽と歩いて行った

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