『美少女ハンター凍土で大奮闘です!』改め『ティガレックス討伐譚:吹雪の前触れ』   作:fuki

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4.凍土・エリア2
○ ペイントボールについて


 ペイントボールが付着させた点々と落ちている桃色を追っていけば、討伐対象の“モンスター”まで辿り付ける……というのは、比較的気候が安定した場所だけのことだ。

 刻々と砂が動いている砂原や、雪で表面が塗り替えられていく雪原では、ペイントボールの色はまったくと言っていいほど役に立たない。

 じゃあどうするかと言うと、少し前にバニィさんが言ったけど、匂いを使うのだ。ペイントボールの原料となる“ペイントの実”のエキスは強烈な匂いを発し、かつ一五秒周期でその種類を七変化させる。その周期性を利用したドップラー効果で、対象の“モンスター”の移動速度を感知できるのだ。

 匂いに対する感受性が高い“ハンター”や熟練者は、速度に限らず、匂いの向きや薄まり具合から、“モンスター”の方向と位置を推測することも可能だ。また、方向が分かる“ハンター”を二人準備すれば、離れた地点から方向を計測することで、三角測量により精度の高い距離を求めることもできる。まあ両方とも、私にはまだまだ縁遠い能力だけど。

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