紅 -kurenai- 武神の住む地   作:ヨツバ

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依頼

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川神学園には様々な問題や事件を解決するために依頼を発注することができる。報酬で食券などを払って依頼をこなしてもらうのだ。

この制度は学園側も公式であり、実力のある学生が依頼をこなしているそうだ。大和たちも度々依頼をこなして食券を手に入れているのだ。そして真九郎も大和と翔一に連れられて参加したことがあった。

揉め事処理屋として気になる案件だったのだ。参加しないわけはない。結果、依頼をぶんどって成功させた。

真九郎は元々本家の仕事として揉め事処理屋をしている。川神学園の学生の依頼をそつなくこなす。おかげで評判が良かったのか個人的にも依頼がくるようになっているのだ。

これは揉め事処理屋として幸先の良いスタートである。順調に本来の目的であるパイプ作りの土台ができてきている。

 

「まあ…報酬のほとんどが食券だけど」

 

本当なら現金が良いのだが、なかなか現金で支払ってくれることはない。流石に学生では限度があるのだ。

食券がほとんどの報酬で川神学園にいる間が食事に困らない。しかし、川神学園から去るとただの紙切れである。

 

「未来の投資だと思うしかないな」

 

今のうちに川神で名を広めれば未来には多くの依頼がくるだろうという算段だ。本当に切実に思う。いつかは紅香のような仕事が選べるような揉め事処理屋になりたい。

将来のことを思い浮かべながら手に食券を持って食堂に行こうとしたら翔一と大和に呼び止められた。何かと思えばまた依頼を受け取りに集会に出ようと誘ってくれたのである。

 

「どうだ集会に行かないか真九郎!!」

「そうだね…」

 

今手元に揉め事処理屋としての仕事はない。ならば新しく依頼を取るのも良いかもしれない。

判断したらすぐに実行に移すだけで翔一たちの後についていく。ガラリと教室の扉を開けると既に何人も学生が集まっていて、教師であるルーもいた。

ちょうどこれから依頼の競売が開始されるようでナイスタイミングだ。そのまま空いている席に座る。

では、これから依頼が発表される。依頼数は毎回によって数は変わる。多い時もあれば少ない時もあるのだ。今回は少ない方だ。

 

「じゃあ次はコレだネ」

 

いくつか依頼が発表され、何人かの学生が競りに勝ち取って依頼をもぎ取る。その中で真九郎や翔一たちはまだ依頼を取っていない。

真九郎は内容と報酬を合わせて考え、翔一はロマンとスリルを合わせて考える。

 

「次は酔っ払いの懲らしめだネ」

「酔っ払い?」

 

最近、川神のBARや居酒屋で性質の悪いの酔っ払いが現れるらしい。しかも犯人は同一犯で毎夜毎夜違い店で酔っ払って暴れているのだ。

川神学院に通う学生で居酒屋を経営する親がいて、もし自分の店に現れたら困るということで依頼をしたのだ。

 

「ほー。こいつはなかなか」

 

ニヤリと笑う翔一。どうやら彼の興味を引いた依頼のようである。そして真九郎も前に揉め事処理屋でも同じ仕事をしている。

 

「「40枚」」

「おう…一緒だネ。それにこれ以上競り落とす人はいないみたいだネ」

 

まさか枚数が一緒になるとは思わなかったが、競りならこういう時もあるものだろう。真九郎が更に半分の20枚を言おうとしたが先に動いたのは翔一であった。

 

「なあ真九郎、手を組まないか。こっちが20枚でそっちが20枚」

「んー」

 

もともと20枚にするつもりなら手を組むのは構わないだろう。それに仕事の中には複数で実行することもあるのだ。これはその練習になりそうだ。

だから彼の提案に頷いた。悪くない提案だし断る必要もない。

 

「おし、成立だな!!」

 

握手を求めてきたので手を握り返す。翔一は交渉に長けていると言うか、人との距離を詰めるのが上手い。だから各国を旅しても現地人とも仲良くなれるのだ。

彼は興味がないかもしれないが交渉術を極めれば良い会社に就けるだろう。

 

「じゃあこの依頼は風間と紅の2人に依頼するヨ。…で次が最後の依頼さヨ。依頼主は入ってきテ」

 

ルーが扉の方に目を向けると清楚がおずおずと入ってくる。彼女の登場に教室にいる者たちが「おお、何で?」なんて顔をしている。

まさか時の人である清楚が依頼なんて珍しいというか驚きである。彼女ほどの者が何を依頼するというのか。意外な依頼人である。

 

「じゃあ頼み事をどうゾ」

「はい。実は私が誰のクローンか探してほしいの」

 

葉桜清楚。彼女はある偉人のクローンであるが、誰のクローンなのか分からない。本人もまた知らないのだ。

25歳くらいになれば教えてもらえるが本人としては早く知りたい。自分自身の正体を何故教えてくれないのか。何故あと10年以上も待たなければならないのか。そんなのがおかしいのだ。

自分のことなのだから知る権利はある。生みの親である九鬼財閥に隠されるなんておかしいのだ。

 

「私は自分自身に疑問を覚えたの」

「疑問?」

「うん。私は九鬼から伸ばすべき能力を教えてもらっているけど…」

 

清楚はおもむろに大きな壺を持ち上げてはみんな驚かせた。彼女が持っている大きな壺は見た目通りとても重い。なのに軽々と持ち上げたのだ。

彼女でさえも最近まで気が付かなかった筋力。自分が文学系の偉人とずっと思っていたが、この筋力は似合わないのだ。もし違うのならもっと伸ばすべき箇所があるはず。

 

「だから自分の正体を知って伸ばす部分を変えたい。…でもやっぱり一番は自分の正体が知りたいの」

 

何だかんだ理由を言ってもやっぱり自分に正体が知りたいのが本音である。

 

「あ、あの。それって大丈夫なんですか。ほら、九鬼とか…」

「ええ大丈夫。たぶん私がちょっと怒られるくらいだから」

 

彼女の真名は九鬼財閥でもシークレットの1つであるのだからちょっと怒られるで済まされるかどうか分からないが、本人が調べたいというのだから依頼されも文句は無い。

 

「こいつは面白い依頼が来たな…なあ真九郎これも取ろうぜ」

「いいよ」

 

実は真九郎は清楚からたまに相談されていたのだ。そして今回のことで本格的に動いたということだろう。

 

「食券50枚かラ!!」

「10枚!!」

 

翔一が相場を破壊する。

 

 

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金曜集会。

 

「っというわけで2つの依頼を取ってきた!!」

「良い依頼を取って来たな!!」

「ごはん一回に人助け…なかなか粋じゃないか」

 

粋かどうか分からないが善人であることは確かだろう。なんとも聖人のようだ。

 

「酔っ払いの方はすぐ済みそうだが清楚ちゃんの方は難しそうだな」

「そうねー。葉桜先輩の正体なんて検討もつかないわ…アーサー王とか?」

「それは無いよワン子」

「じゃあ織田信長とか?」

「なくはない…でも違うと思う」

 

アーサー王や織田信長は有名な偉人だ。ならば隠す必要はない。なのに九鬼財閥が清楚に10年以上も待たせる理由がある。

もしかしたら清楚の正体は偉人の中でも異質の存在かもしれない。例えば、心が成長しきった大人でなければ受け止められないような偉人であったら隠すのは納得である。

 

(もし、清楚先輩の正体が英雄ではなく反英雄な存在なら隠すかもしれないな)

 

讃えられる英雄としてではなく、恐れられた英雄という線で探すのもいいかもしれない。

大和たちはどのように清楚の正体を探すかを決めていく。彼女自身のふとした行動や好きなものだったりも情報になるだろう。

 

「この2つの依頼は紅とも組んでいるんだろ?」

「そーだぜ。あいつは頼りになるし、今回の依頼も取り合うより手を組んだ方がいいしな」

「まあ紅くんはある意味本業だし、力にはなるな」

 

真九郎の評価は風間ファミリーにもだんだんと認められている。最初のうちから認められてたのは翔一やクリス。そのうち認められたのは大和や一子、岳人たち。

他人に厳しい京や卓也も少しは認めているのだ。真九郎もあまり人さまに心にズカズカと入ってこないので2人は彼の距離感に安心している。そして百代に関しては強者と理解してからは言わずもがな。

 

「おそらく村上さんも力を貸してもらえるかも。彼女の情報収集能力は本当に凄いからね」

「そうですね。前に調べものを頼んだらすぐに教えてもらったんです。調べものをさせたら右に出る者はいないかもしれませんね」

 

彼らはまだ知らないが銀子は凄腕の情報屋だ。学生の調べものなんて彼女にとって片手間で情報収集できる。

 

「もしかしたら情報屋になるかもね」

 

卓也は予想したが彼女はもう既に情報屋である。銀子もまた表世界とは外れていて、裏世界の人間だ。

表では風味亭の看板娘で裏では凄腕の情報屋。これが村上銀子の正体だ。

 

「紅くんたちと連携しながら依頼をこなさないとね」

「ますは酔っ払いから片づけようぜ!!」

「そうだな。酔っ払いなんてちゃっちゃと片づけて清楚ちゃんの方を優先したいからな」

「酔っ払いは夜しか出ないから…昼が葉桜先輩の依頼をこなしつつ夜は酔っ払い退治だな」

 

清楚の正体を調べるチームと酔っ払いを調べるチームが決められる。

 

 

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「っと言うわけで葉桜先輩の正体を探す依頼と酔っ払いを退治する依頼を受けたんだ」

「そう。また面倒な依頼を受けてきたものね」

「いつものことだよ銀子」

「酔っ払いの件はいいとして、葉桜先輩の正体を探すなんて出来るの?」

「だから相談に来たんだ」

「相談じゃなくて頼みに来たの間違いでしょ?」

「はい」

 

悪漢退治なら真九郎の仕事で、調べものなら銀子の仕事。適材適所という言葉があるように役割分担は大事である。

今回の依頼の報酬も食券ということで納得はしてもらっている。銀子にとって清楚の正体を調べる仕事なら食券くらいで十分なのだ。

 

「まあ九鬼のデータベースを覗けば分かるでしょ」

「…それ大丈夫なの?」

「何を言ってるの。前回九鬼と関わった時に向こうから此方を調べてきたのよ。なら今回は此方の番。ただそれだけよ」

 

真九郎たちは去年に九鬼と仕事の関係で関わっていたことがある。その際に真九郎は知らなかったことだが九鬼側は真九郎らの身辺調査していたとのことだ。

世界の九鬼財閥なら周りに敵は多い。ならば近づく者全てを調べるのは仕方の無いこと。だけど勝手に調べてくるならこっちだって勝手に調べる権利はあるはずだ。

 

「できるか銀子?」

「これでも世界財閥の九鳳院のデータベースを覗いたのよ。なら九鬼財閥だって同じ」

「おお、流石銀子だな」

「私が葉桜先輩の方を調べておくから、酔っ払いの方は貴方が片づけなさい」

「頼む」

 

大和たちは地道に調べるが銀子は裏道というか、反則的な方法で調べる。確実に答えが出るのは銀子の方だろう。彼女だからこそ調べることができる方法である。

今回は大和たちと手を組んでいるので遅い早いの勝負ではない。こうなると大和たちの力は必要ないという風になるが気にしてはいけない。

 

「直江くんたちも調べてるなら答え合わせができるね」

「答えそのものを私は調べるんだけどね」

「あはは…」

 

大和たちには悪いが銀子にとっては彼らの力は必要ないらしい。

 

「じゃあ頼む銀子」

「酔っ払いの方は早めに片づけなさい」

 

真九郎は銀子に清楚の件を任せて、自分は酔っ払いの方を片づけることに専念する。こちらは襲われた居酒屋やBARに聞き込みをすれば犯人像が分かるし、次の暴れる場所もあらかた特定できる。

 

(しかし…酔っ払いかあ)

 

酔っぱらいの依頼は前にも受けた。その時はまさかの出会いがあったのだ。その出会いが始まりかどうか分からないが醜悪な夜を過ごす切っ掛けにはなったと思う。

だから今回はその時をつい思い出してしまった。まさか勘違いで声をかけた相手が違うと思ったら、実は悪宇商会の最高顧問なのだから。

あの出会いはそうそうに無いと思う。だって裏世界の5本の指に入る企業の最高顧問に出会うなんて普通はない。ならば真九郎は変わりすぎる縁があるのだろう。

 

(まさかまた会うなんてことはないよな)

 

悪宇商会の最高顧問で裏十三家の星噛絶奈。真九郎とは逆の存在とも言える宿敵。真九郎は正義の味方ではないが善とするならば絶奈は悪。

川神で会うなんてことはないだろうと思いながら顔を振るしかなかった。

 

「真九郎!!」

「紫。また遊びに来たんだね」

「うむ!!」

 

最近の紫だが忙しくなければ島津寮によく遊びにくる。これも愛する真九郎に会うためだ。最も真九郎に会う前に必ず夕乃とぶつかるのだが愛嬌のようなもの。

 

「こら紫ちゃん。話はまだ終わってませんよ」

「夕乃の話はつまらん」

「ふうん?」

「つまらん」

「2人とも落ち着いて」

 

2人の間に入って「まあまあ」と止める。

 

「ところで銀子は?」

「銀子なら調べものをしてるよ」

「何の?」

「…葉桜先輩の正体を調べてるんだ」

 

最初は言おうか迷ったが特に隠すようなことではないので口を開く。清楚自身も隠していないし、自分から周りに正体を探してほしいと言っているのだ。ならば夕乃や紫に言っても問題はない。

 

「ふむ。清楚はくろーんで自分の正体を知りたいのだな」

「まあクラスでも清楚さんは自分の正体を知りたいと呟いてましたね。26歳くらいになれば正体を教えてくれると九鬼が公表してますが…はやく自分の正体は知りたいのですね」

 

自分の正体を知りたい。その思いを汲み取ったのか紫と夕乃も力になると言い出してくれた。

 

「自分の正体は知る権利はある」

「紫ちゃんの言う通りですね。自分の正体を知るのは当たり前です」

 

ここぞという時は2人の意見は合う。銀子に調べてもらっているから大丈夫なのだが2人が力になってくれるのならば断わることはしない。

 

「真九郎も一緒に調べるぞ!!」

「もちろん。でもその前に片づけないといけない依頼があるんだ」

「なぬ…そうなのか?」

「うん。そっち片づけてから一緒に調べよう紫」

「分かった!!」

「じゃあ紫ちゃん。図書館にでも行きましょうか」

「紫を頼みます夕乃さん」

 

 

130

 

 

夜の川神市。昼とは違う雰囲気に溢れている。特に親不孝通りや居酒屋が多い箇所は別段である。

学生ならもう家に帰らないと教師に補導されてしまう時間帯だ。だが真九郎たちは酔っ払いを退治するという依頼を受けているので見つかっても補導はされない。

 

「いくつか聞き込みをして次に現れるだろう居酒屋やBARを周ってるけど居ないね紅くん」

「まあピックアップしても結局は虱潰しで探すしかないからね」

 

酔っ払い退治として真九郎は今、大和と京と行動している。他にも一子やクリス、百代たちが虱潰しで探しているのだ。

見つかったらすぐさま連絡して合流するようにしている。もし既に暴れていたら鎮圧にかかる。百代が先に見つければすぐに終わるだろう。

 

「でも見つからないなー」

「だね。ならこのまま夜の町に消えない大和?」

「依頼が大事」

「いけずぅ」

 

大和と京のやりとりも慣れたのものだ。早く京の気持ちにも答えてあげればと思うが大和曰く、複雑らしい。

複雑ならば特に口を挟むつもりはないし、彼らの問題は彼らで解決してもらおう。だが揉め事ならば力になる。

 

「ところで葉桜先輩の方はどうかな直江くん?」

「葉桜先輩からいくつか質問に答えてもらったんだ。そしたらいくつか気になる点が上がったんだ。そこから重点的に調べていこうと思うんだ」

「なるほど。どんな?」

 

大和から聞くと、様々なキーワードが出てくる。『葉桜清楚』という名前も意味があるかもしれないし、髪飾りの『雛罌粟』、『誕生日』などが上がったらしい。

他にも好きな物だと『杏仁豆腐』とかも出たようだ。他にもあるが、これらのキーワードから連なる偉人を探している。

 

「そっちはどうかな紅くん」

「こっちも独自に調べてるよ。それに銀子に頼んでるしね」

「村上さんか、あの人は調べものが得意だよね。私と同じで口数は少ないけど知識は豊富」

 

京と銀子は口数が少ないという点で同じであり、深く人と関わらないことから意外にもそれなりに仲良くなっていたりする。ある程度は会話をするくらいにはだ。

 

「どんな風に調べてるんだ?」

「…ちょっと反則的な方法で」

「え、それってどんな?」

「そこは企業秘密」

 

まさか九鬼財閥のデータベースにハッキングしているなんて大和たちも思わないだろう。

これは確かに反則的な方法の調べ方である。ほとんど確実な答えが導き出される。

 

「お互いにある程度特定できたら答え合わせをしよう」

「だね。それで一緒の偉人に辿り着いたら確実性増すからね」

 

大和たちも真九郎も清楚の正体に着実に近づいている。

 

「ん、クリスから電話だ。酔っ払いを見つけたか?」

 

鳴り響く電話を取るとクリスの声が響く。

 

『大和か、酔っ払いを発見したぞ』

「了解した。どんな感じだ。もう暴れたりしてるか?」

『いや、暴れてはいない。暴れてはいないが…駄々をこねてる』

「駄々をこねてるだって?」

『私に酒を飲ませろー!! 私からアルコールを取るなー!! 私に酒をくれないなら死んでやるー!!!!』

「……うん聞こえた」

 

大和の電話から酔っ払い特有のセリフが聞こえてきた。声質から相手は女性と判断。しかも相当酔っ払っている。

今の段階で駄々をこねてるようだが、悪化するならば暴れるかもしれない。そうなる前にどうにかするしかない。

 

「取りあえず周囲に迷惑をかけないようにできるか?」

『それなら大丈夫だ。今は路地裏にいるから周囲の人に迷惑はかけていないぞ』

「じゃあすぐに向か…」

「クリスさん、そこ何処!?」

『し、真九郎殿!? ええとここは…』

 

クリスから居場所を聞いてすぐさま走り出す。後ろの方から大和が何か言っているが聞いている場合ではない。

電話越しから聞こえた声を忘れるわけがない。何で川神に彼女がいるのか分からないがクリスたちでは荷が重すぎる。自分が早く現場に向かわなければならないのだ。

 

「何で星噛絶奈が川神にいるんだよ!?」

 

自分の最大の宿敵の元へと急ぐしかなかった。




読んでくれてありがとうございます。
今回は清楚ルートの最初の辺りですね。そしてオリジナルで絶奈の登場フラグです。
酔っ払いの話は漫画版の紅のオマージュというか…そのまんまですね。

さて、真九郎が早く現場に向かわないと絶奈がどうするやら…(酔っ払ってるし、仕事ではないから大丈夫ではあると思う)

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