164
山での修業は順調にこなしていた。だが肝心の百代はどこか修業に集中していないのに揚羽は不満である。
何が彼女の集中をかき乱しているかが分からないが、これではせっかくの修業が台無しである。
「百代は何か心が乱されているな」
「そうですね。何が原因か分かりませんがこれでは揚羽さんがせっかく用意した修業が意味ありませんね。川神さんの油断を無くすのは難しいですよ」
百代の弱点は「油断」のしすぎである。戦いを楽しみたい為に意図的に長くするのが油断なのだ。相手の実力が強くても此方が必ず勝てるという前提としている。
だからこその油断して本来の力を発揮できずの負けてしまうことがある。その例がまさに初戦の項羽戦だ。
「聞かないと分からないですよね」
「ああ、そうだな。って…ん?」
夕乃は迷いなく百代の傍によって何が悩んでいるかを聞く。それは堂々としており、揚羽も「おお」と感嘆の息を吐く。
「百代さん。何かお悩みですね。修業に心あらずですよ」
「むむ、夕乃ちゃん」
「何か悩みがあるなら相談を受けますよ。ため込むより話した方が気が楽になります」
「むむむむ~」
何を悩んでいるのか、何を躊躇っているのか百代は何も話そうとしない。話そうとしないと言うよりも言いにくそうな感じだ。
まるで話したらマズイと思っているようなものだ。言えないような悩みなのだろうか。
「どうやら言いにくいことですかね。でも安心してください。私は理解がある方なので母親に如何わしい本でも見つけられた息子のようなことでも理解しますよ」
「いや、そんな思春期男子のような悩みじゃないんだが」
「あら、そうですか出席番号12番の川神百代さん」
「あれ、夕乃ちゃんってそんなキャラだっけ?」
そんなキャラもたまにはある。
「もし私と戦って勝てたら話してあげるって言ったら?」
百代は断られるだろうと思いながら、夕乃に決闘を申し込む。これは本気ではなくて冗談のつもりである。なんせ今までも決闘をお願いしても全て断られたのだから。
「…良いでしょう」
「ほらやっぱり断られて…ってマジ!?」
まさかの決闘が了承されたのに驚く百代。驚きの後は嬉しさが溢れる。
夕乃は間違いなく強者なのだから百代にとって戦いたい相手だ。夕乃との決闘は百代の闘いたい人ランキングでも上位の人である。
それがまさかこんな山の中で叶うとは思うまい。
「マジのマジか夕乃ちゃん!!」
「はい。ですが決闘方法は此方で決めさせていただきますよ」
「勿論だ!!」
早く戦いたくてウズウズしている。だが既に夕乃に先手を取られているのには気付かない。気付かないというよりも気にしていないというのが正しいのかもしれない。
決闘方法は簡単で先に一本取った方の勝ち。審判は揚羽に頼んであり、公正なジャッジをしてくれるだろう。
ルールは本当に先に一本取った方が勝ちなのでそれ以外は何でも有りということである。
「では、早速始めましょうか」
夕乃は腕まくりをして準備完了である。
「行くぞ夕乃ちゃん!!」
「いつでもどうぞ」
165
百代VS夕乃。
この決闘はまさに壮絶になると揚羽は思っていたが予想が外れた。案外、簡単に決着がついたのだ。
立っているのは夕乃で、倒れているのは百代。誰が見ても誰が勝者で、誰が敗者か子供でも分かる。
「私の勝ちですね。では川神さん、悩みをどうぞ」
「ま、負け?」
「はい。川神さんの負けです」
「ああ。百代、お前の負けだ。何処からどう見ても勝負は決まったぞ」
揚羽は彼女たちの勝負を思い返す。
百代は先手必勝とばかりに自慢の攻撃である「無双正拳突き」を繰り出すが夕乃が力いっぱいに払われた。
まさか簡単に自慢の拳を払われると思えず、隙を作ってしまった。その隙に夕乃は掌底を百代に一発食らわせて見事に一本を取ったのだ。
百代の敗北だが簡単だ。またも油断である。彼女自身としては油断していたつもりはないが考えが甘かったのだ。
自分の拳が払われるとは思ってもみなかったのだ。その考えが「油断」である。これも百代が強すぎた弊害なのだ。
今まで戦い、百代の拳を払った人間なんて祖父の鉄心くらいだ。どの勝負も百代は勝ってきたがどの勝負も自分が一瞬でも劣勢になったことがない。
百代は強すぎたゆえに自分が攻められる状況をしらない。守ることはできるが自分と同じくらい、もしくはそれ以上の相手と戦う場合は防御の方法が経験不足なのだ。
言わば百代は特攻特化。ゲームで例えると防御値ではなく攻撃値に全てステータスを振ったようなものである。
「も、もう一回!!」
「もう一回はありません。この決闘は一回限りです。それに決闘を何度もするっておかしくないですか?」
「そ、そんなぁ」
ガックシと項垂れる百代をみる揚羽。
「ハハハハハ。残念だが決闘は一回きりだ。またリベンジしたいのなら次の日にでもするんだな」
「本当にだめなのか」
「修業ならいざ知らず。決闘をもう一度したいなんて輩は今まで居たか?」
「う、いなかった」
練習試合なら何度も挑戦しても良いだろう。練習なのだから。しかし決闘は一回きりだ。決闘とはそもそも命がけの勝負。ならばもう一度挑戦なんてことは通らない。
「では悩みがあるなら言うといい。人生の先輩としてな」
人生の先輩として揚羽は資格あり、そして夕乃は決闘の勝者として。彼女たちは悩みの相談を受けるには十分だろう。最も相談は決闘でさせるものではないのだが。全員が了承しているのでツッコミは野暮だろう。
百代は名残惜しいが観念したと言わんばかりに両手をあげる。それに1人で悩んでいたとしても何も変わらない。ならば自分が尊敬する揚羽や友人である夕乃に話すのは良いだろう。
それに内容が内容がだけに2人は専門分野になるかもしれない。
「話します。場所を変えましょう」
場所を変えた百代は2人にメモを見せる。
「このメモは…番号が書かれているな。誰の携帯番号だ?」
「実は悪宇商会の者と接触したんだ」
「何だと!?」
「…そう」
揚羽は驚き、夕乃は目を細める。
「そいつは何と?」
「私に悪宇商会へのスカウトをしてきました」
「む…」
揚羽は悪宇商会が百代に接触したことに関しては納得してしまった。百代は強いが心に闇を抱えやすい。
戦いが好きなのは文句はない。それは人によって様々ななのだから。だからこそ「戦闘屋」という未来がある可能性があるのだ。
本来ならば自分の人生は自分で決めるものだが、自分を知る友人にとっては歩ませたくない未来だ。
「そうか…悪宇商会が。百代はどう思っているんだ?」
「…正直に話すと私は悪宇商会の誘いを魅力的に感じました」
「何!?」
「私でも何を言っているかと思いましたが本心なんだ。確かに間違いだと思う。でも強き者と戦えると言われて心が振るえてしまった」
百代は全て本心で語っている。悪宇商会というものは悪いものだと思っている。だが心のどこかで自分の力をふるえられる、強い者と戦える。それだけが自分の心を揺さぶっているのだ。
今の日常が退屈だ。楽しいは楽しいが戦いが退屈なのだ。だからこそ非日常とも言える悪宇商会からの誘いは刺激すぎた。
(…やはり今の百代の精神には波があるな。これでは話術を得意とする者や心を操る者に手込めにされるやもしれん。もしくは暴走か)
百代は強いが精神面は弱い。
「川神さんは本心としてはどうしたいのですか?」
「私は…迷っているんだ。駄目だと分かっているが悪宇商会からの誘惑は強い」
「そうですか。でも悩むのは悪いことではありません」
「悩むことは悪いことじゃない?」
「はい。悩みに悩むのも人生です。悩んだ結果が良いのも悪いのも」
「悪い結果になってもなのか?」
「はい。そればかりは自分自身の責任です」
「むう」
「ですが…良い結果に進みたいというのならばよく考えることです」
良く考える。如何に止めても結局は自分で決める。彼女たちはしょせんは相談を受けているだけでちょっとしたアドバイスや親身に話を聞くだけだ。
「良く考える…」
「よく考えてください。悪宇商会に入った未来と入らなかった未来。その場合は川神さんがどう思うのか」
「私が悪宇商会に入った場合と入らなかった場合…」
百代は2つの選択肢の未来を想像する。その想像した2つの未来は百代に何を与えるかはメモ張に書いてある番号に電話を掛けたその後の顛末で分かるのであった。
166
模擬戦五試合目。
覇王軍VS九鬼軍の試合は判定勝ちで覇王軍の勝利に終わった。
「やったやった!!」
「やったぜええ!!」
「私たちの勝利よ!!」
覇王軍のみんなは初勝利に喜ぶ。
「みんな、ありがとう!!」
清楚も満面の笑顔で覇王軍のみんなに労いの言葉を送る。この勝利は覇王軍のため、清楚のために得られた。
ならば大将として労うのは当たり前である。主将である大和やクリスたちにも御礼を言うのは当たり前。
「真九郎くんもお疲れさま」
「うん。痛てて」
真九郎は早速負傷している。彼はまさに初めての模擬戦だが、戦さながらの模擬戦のリアルさに驚いていた。
こればかりは流石川神学園の行事だろう。星領学園では味わえない行事だ。
「紅くんは九鬼の連中に集中砲火を受けてたね」
「英雄くんが一騎打ちに殴りこんできた時は驚いた…」
「その後に紋白ちゃんも突撃してきたよね」
「従者部隊引き連れてね…」
総大将の英雄を筆頭に真九郎がターゲットにされていたおかげで隙ができたのも今回に勝てた要因だ。おかげで真九郎は予想以上に負傷したのだが。
「英雄くんも案外強かった。やっぱ鍛えているんだね」
真九郎は英雄との一騎打ちをしたが怒涛の攻撃になかなか驚いた。服を脱いで褌一丁になった時はもっと驚いたが。
九鬼家の長男とはいえ、鍛えているのだろう。それに次に襲い掛かってきた紋白を将とする従者部隊も強かった。
「紋白ちゃんの指示も的確だし、従者部隊はやっぱ強いや。あずみさんも容赦無かったし」
結局のところ真九郎は従者部隊を全て倒せるはずも無く時間稼ぎをするしかなかったのだ。だが彼の働きが勝利へと導かせたのも事実。
「でも俺らの勝ちだ」
「そうだね直江くん」
確かに覇王軍の勝利だ。この勝利をみんなは噛みしめる。
このまま士気が高いまま六試合目に向けて頑張ろうと活き込んでいたが、まさかの士気をへし折られる。
士気が折られたのは何も何処かの軍の策略とか覇王軍がまた何かやらかしたというわけではない。単純に運営側から模擬戦の延期が通達されたのだ。何でも負傷者が多すぎたからである。あれだけ合戦さながらの試合をすれば当たり前だ。
こればかりは覇王軍だけでなく他の軍も士気は落ちる。だが長い休憩と思えば悪くない。傷ついた身体に休暇は必要だ。
士気の高い源氏軍や士気が上がった覇王軍からしてみれば残念だが仕方ない。大元である運営がそう決定したのだから。
「こればかりは仕方ない。休暇を取ろうよ。それに鍛え直すこともできる」
「だね。次の模擬戦再会まで各自身体を休めるのも良し、鍛えるのも良しだ」
次の模擬戦再会まで格軍営は休みことになった。
真九郎もやっと合流したのだがいきなりの模擬戦延期。どうするかと思ったがそのまま休みを取るしかなかった。
島津寮の自分の部屋でゴロゴロしているとメールが2通届いた。誰かと思って最初のメールを開いてみると清楚からであった。
内容は『今度の日曜日に遊びに行きませんか?』というものだった。
167
「あ、真九郎くん!!」
真九郎が待ち合わせ場所に到着すると既に清楚が待っていた。緑を基調とする服を着ており、まさに清楚の名前の通りに清楚なイメージを思い浮かべる服装だった。
「似合ってますよ」と言うと少し頬を赤くしながら照れる彼女であった。
今回は清楚と2人で川神で遊ぶ。まるでデートだが真九郎は気付かないあたりやはり鈍感である。
彼自身が遊ぶなんてあまりないことなので真九郎も新鮮である。美術展に行って芸術を鑑賞したり、お洒落なレストランで食事をする。
更にゲームセンターで年相応の遊びをしたりするのも本当に新鮮であった。そしてカラオケ店に入るのは清楚も真九郎も初めてである。
「カラオケって私初めて」
「俺も初めてですね。歌えるかな?」
「うふふ。私は真九郎の歌を聞いてみたいな」
「うーん…歌えるかな」
真九郎は歌を歌うなんてことはない。それに最近の人気のアーティストの歌なんて知らないのだ。
知っているのは学園で聞いた歌くらい。それでもサビ部分。
「…清楚さんから先に歌って良いよ」
「えー、そこは真九郎くんからだよ」
歌の譲り合い。どうぞどうぞ合戦。
「…あ」
「どうしました?」
「……実は昨日模擬戦で勝てて嬉しかった。でも寂しい気持ちもあるの」
「それは?」
いきなり清楚が言っていることが分からない。嬉しいのに寂しいとは矛盾だ。
「私は戦うために生まれきたクローンなわけじゃない。なのに私が出て項羽がでなければ勝てる。そんな結果を示されてへこんでいるの…」
彼女の言いたいことは分かった。模擬戦に勝てたのは嬉しい。それは分かる。勝てたのに寂しい。それは戦う化身とも言える項羽が模擬戦にでないのに勝てたというのだ。
戦の化身が戦わないで勝利したというのは項羽である清楚は複雑なんだろう。清楚は項羽にも勝利した気持ちを一緒に共有したいということだ。
「これは我儘。でも私がまた項羽になったとしたらまたみんなに…」
清楚は項羽が混じった状態で戦い、そして勝ちたい。そう願う。
その願いは叶えるのはもちろんできる。しかし項羽がまた出たとして軍の士気がどうなるか分からない。それが真九郎や大和にまた迷惑をかけてしまうかもしれないからだ。
そんな気持ちを吐露する清楚に真九郎はというと。
「良いですよ。その我儘を聞きますよ」
真九郎も優しい笑顔で答える。
「あ、ありがとう真九郎くん!!」
「でも項羽さんからも頼んでください」
「ふえ!?」
「その頼みは清楚さんだけでなく項羽さんの頼みでもあります。なら項羽さんだって本人の口から言わないと」
「そ、そうだよね。ちょっと待って…今から混じるから。ってあれ、混じるの渋ってる?」
「何でですか?」
「プライドとかいろいろあるから…」
「プライドがあるからって…。それじゃあ」
「うん。分かってる……………待たせたな!」
清楚から項羽へと変わる。やはり変化するとすぐ分かる。
「よお真九郎。ちょっとぶりだな」
「…次の試合で勝ちたいですか?」
「っ!! ああ勝ちたい。覇王として勝ちたい」
「なら覇王軍のみんなに一緒に戦うように言ってください。俺や直江くんだけじゃなくて」
「…だが今更何を言っても。項羽である俺様が出てもまたかき乱すんじゃないか」
「そんなことありません。今度こそみんなと向き合ってください」
「向き合う?」
「はい。項羽さんは今までみんなと向き合ってません。聞いたところ貴女は今まで一人で戦っている。そんなんでは勝てるものも勝てない」
「項羽さんはなんのために戦っていますか?」
項羽は何のために模擬戦を戦うのか。それはもちろん優勝のためで学園の頂点に立つための過程だ。しかし、それは1人でするものかと言われればそうではない。
模擬戦は1人で戦うものではない。みんなで戦うものである。項羽は仲間をどう思っているのか。
ただの優勝するために戦う人形のような兵なのか。それは違う、その考えが間違いなのである。
どのような軍が良いのかと思われれば義経の率いる源氏軍や英雄や紋白が率いる九鬼軍が良い例だ。
将は部下のために、部下は将のために。
「天下のために…部下のために。感謝の気持ちか?」
「…兵を労う。自分の為に戦ってくれる者には感謝するのは当たり前です」
「俺は今まで…そんな気持ちは無かったな。当然とばかり思っていた」
項羽は目を瞑りながら何かを悟るように頷く。
「そうか…俺に足らなかったのは義経や紋白のように感謝なのかもしれないな。俺は俺のためだけじゃない…兵のためにも戦おう。覇王軍は俺1人だけじゃないのだな」
「そうです」
ピっと携帯電話を鳴らす。
「その電話は?」
「美しい私たちは全てを聞いていたというわけだ」
「お前たちは…!!」
カラオケ店に集まったのは大和を筆頭とする。覇王軍の将たちだ。
彼らは全て真九郎と項羽の会話を聞いていた。彼らはやっと項羽の本心を確かめ、ついていこうと思うのであった。
「ふっ、ずいぶんと根回しが良いな。これは真九郎…じゃなくて直江か?」
「正解ですよ」
今日のことは大和が考えたことが。先日、真九郎の元にメールが2通届いた。1通が清楚でもう1通が大和である。
大和はなんとか項羽と覇王軍のみんなとの確執を取り除こうとしていた。そんな時に真九郎が合流できたのが良かった。
彼はよく人の悩みを払うか近づく。そのおかげで項羽の本心に近づけたし、やっと仲間と絆が繋がったのだ。
「さすがは范増だな」
「どうですか?」
「ああ。より兵たちのために戦うと思うようになった」
項羽も今までとは違う笑顔だ。これは良い笑顔だ。
「項羽さんも今は良い顔です」
せっかくだと思い出作りでみんなえカラオケを楽しみことになる。これも青春だ。
「…そうだ真九郎」
「何ですか項羽さん?」
「確か夕乃とは同じ道場で修業したんだよな」
「まあ、そうですね」
「ということは夕乃は姉弟子にあたるな。お姉さんというものだな?」
「確かにそうなりますね」
真九郎にとって夕乃は姉的存在で姉弟子にあたる。間違いでは無い。
「そして夕乃は今、百代と一緒に山に行っているんだったな」
「はい」
夕乃はまだ山から戻らない。何でもまだやることがあるからとのことだ。それは百代との問題らしい。
「そうかそうか。ならば夕乃がいない間は俺が姉代わりになろうではない」
「はい?」
「お前にはいつも助けられている。ならばお返しに姉代わりなろう。何かあればすぐに駆け付けよう!!」
「…は、はあ」
「ははははははは。嬉しいだろう!!」
はっきり言うと何か後で問題が起きそうな気がする。主に女難的な。山にいる姉弟子が何かを乙女の勘で気付いていそうだ。
読んでくれてありがとうございます。
次回もゆっくりとお待ちください。
さてさて。今回は2つに分けて物語が進みました。
百代は夕乃たちに打ち明け、やっと決心がつきました。
項羽は真九郎たちのおかげで改心です。
これで今回の物語である項羽ルートも終盤へと入りますね。
次回は百代と悪宇商会。もしくは項羽たちの休暇編を書くつもりです。
今回の話で夕乃は山で何か乙女の勘的なもので恋敵を察知しました。