彼女から逃げた
どのくらいか走ったのかは覚えていない
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
・・・何やってるんだろう・・・僕・・・
久しぶりに再会した人から逃げるんだなんて・・・
最低だな・・・・僕
「太陽!!なんで逃げるの!?」
「ひ!?」
なんで彼女がここにいるんだ!?
全力で逃げてきたのに!?
「太陽・・・その顔の・・・」
「黙れ!!」
「!!・・・太陽?」
「お願いだシズ・・・僕に近づかないでくれないか・・・・」
「・・・」
「僕は・・・こんな顔になってしまった・・・君も気持ち悪い・・・だろ?」
「そんなこと!」
「事故にあって・・・家族も失い・・・酷い火傷跡を背負った・・・でもね・・・・一番見られたくない人には・・・この火傷跡を・・・・見せたくない・・・だ」
「太陽・・・」
「だから・・・だから!!僕にちk「そんなこと知ったことか!!」!?」
「私は・・・私は!!一度も太陽のことを気持ち悪いと思ってない!!今でもそう!!私は・・・私は・・・太陽のことが・・・大好きなんだから!!」
「!!」
「事故にあって・・・おじさんとおばさんが亡くなったことは知っている・・・でも太陽が生きていること知った時・・・どんな姿になってもみんなで太陽を優しく向かいいれようとしたんだから!!」
「みんな・・・?」
「そうだよ!!太陽と一緒に遊んだ友達がいるじゃない!!おじさんとおばさんはもういない・・・でもまだここにいるじゃない!!私達が・・・太陽の友達であり・・・”家族”なんだから!!・・・だから・・・・ちゃんと話して・・・ちゃんとそばにいて・・・お願い・・・私を・・・置いていかないで・・・お願い・・・一人にしないで・・・お願い・・・」
彼女の顔は涙で溢れかえっていた
そのまま彼女は太陽に優しく抱いた
四年間の長いようで短い時間
今この瞬間もとに戻ろうとした
彼は生まれ変わった
しかし、生まれ変わっても実は動いていない
彼はずっと何か引っかかる”もの”があったからだ
だから彼はその”もの”を探しにここに戻ってきた
それが今見つけたのである
彼の大切な”
彼は四年間の思いが今溢れでた
無意識に彼女を抱きしめ
泣いた
泣いた
たくさん泣いた
彼女も泣いた
泣いて泣いて
四年間の全ての思いを
泣いた
もう彼は彼女のことは
恐怖に感じなくなった
彼女は受け入れた
いや
彼女は”彼の存在そのものを受け入れていた”のだ
彼が好きだから
彼が愛おしいから
彼がどんな姿でも受け入れるから
たとえ
両腕や両足がなくなっても
たとえ
両目がなくなっても
たとえ
生まれ変わっても
彼女は彼を愛しているから
全てを受け入れていたのだ