とある異物の結合操作《ジョインオペレーション》 作:乙乙乙乙乙
週一で投稿したいと言いましたが、どうも不定期更新になりそうです。
できたら載せるってことになりそうなので、連続投稿したりします。
最低でも週に一本は載せるので、悪しからず…
ではどうぞ
朝起きたら当麻が夏の暑さにやられ、すっかりダメになった焼きそばパンを踏んで転んでいた。相変わらずだな…布団を干すというので、僕も布団を持ってベランダに向かう。
すると当麻が窓を開けたところで固まっていた。
「どうしたの?」
「マサル…これはなんだと思う?」
そう言った当麻の視線の先には…
純白の銀髪シスターが干されていた。
は え?
混乱する頭をかろうじて働かせる。まず、学園都市にはシスターなんていない。そもそも教会がない。あと、普通シスターは…いや、誰でもベランダに干されたりはしない。よって…
「当麻、これは夢だ。」
「え?いや、確かに存在してるんだけど…?」
「いや、これは幻覚に違いない。試しに当麻、その銀髪シスターに右手で触ってみろ。たちまちパリーンだ。」
当麻の右手には、あらゆる異能の力を打ち消す効果がある。あの幻覚だってたちまち消えるだろう…
「ん、まあやって見るわ。」
そう言って当麻が銀髪シスターに触れにいった。まだ銀髪シスターは寝ているので反応はしない。そして当麻の右手が銀髪シスターの肩に触れた…が
「あれ?何も起きない…」
「やっぱり本物か?」
何も起きない。と、次の瞬間
パリーンと、甲高い音がなり、シスターの服が
弾けた。
「「は?」」
二人揃って間抜けな声が出た。思考を整理するのに、数秒の時間を要した後、二人は顔を見合わせ、同時に行動を開始する。まずシスターを部屋にいれる。なんたってこの現場を他の人に見られたら、まず社会的な死はまぬがれないからだ。この絵面は男子高校生二人が、小さい女の子に特殊なプレイを要求したものにしか見えない。
次に、元シスター服を回収し、窓を閉め、カーテンをかける。そして回収した服?(布)をシスターの上にかける。ここまできて、ようやく二人は動きを止めた。女の子が裸になっていたわけだが、違う意味でドキドキする時間だった…
「「ハァハァ…」」
この数十秒が人生の中で一番素早く動いていた時間な気がする…
「それで?一体これは誰なの?」
「さあ?でも俺の右手で弾けるシスター服ってなんなんだ?」
「まあとりあえずなんか服着せないと…」
なんて言い合ってたら、シスターがパチリと目を開けた。そして、
「おなかすいた」
「「は?」」
「おなかすいた」
「「……………………」」
こいつは何を言ってるんだ?起きて突然お腹空いたって…しかもほぼ裸で。すると銀髪シスターは、あたりをぐるっと見回した後、自分の姿に目をやり…固まった。
………………、、、、
「犯罪は…良くないかも…」
「「断じてちげぇぇぇぇええええええええええ!!!」」
くそぉ!この幼女シスター!なに言い出してんだ!俺たちがそんな真似するわけねぇだろ!
「俺がお前に触ったら、勝手に服が弾けたんだ!」
「おい待て当麻、そのセリフは怪しい、怪しすぎる。」
当麻のセリフは怪しさ120パーセントだった。
「むぅーじゃあなんで私の服は脱がされてるの?」
「だからー、俺の右手で触ったら弾けちゃったんだって。」
「とてつもなく怪しいセリフなのはわかってるけど、これは本当の事だ…」
するとシスターは少し考えた後、
「確かに『歩く教会』はそう簡単に壊せる物じゃないけど…あなたの右手はどうなってるの?」
「なぜか生まれつき、この右手は異能の力をなんでも打ち消しちまうんだ。俺にもなんだかわからないけど…少なくとも超能力では無い事は確かだ。俺は無能力者(レベル0)だしな。」
当麻が説明する。こいつも俺みたいに原石なのかな?と思ったこともあったが、俺と違って身体検査(システムスキャン)をちゃんと受けている当麻は、無能力者(レベル0)と診断されたそうだ。当麻はあれのこと幻想殺(イマジンブレイカー)しなんて呼んでるけどな。
「それにしても『歩く教会』を壊せるなんて、ちょっと不思議かも…」
「でもそう言うもんなんだから仕方ないだろ?でもこうなっちゃったのは俺の責任だから謝るよ。ごめんな?シスターさん。」
「哀れな仔羊に慈悲を与えるのもシスターの役目だから別にいいかも。でも、安全ピンってある?」
「ああ、それならここに。」
安全ピンを受け取ったシスターさんは、それを使って服をとめはじめた。僕らは後ろを向いて待機。その間に僕は気になっていたことを聞く。
「ところでシスターさん。名前は?」
「インデックスって言うんだよ?」
「へー、変わった名前だね?それで?なんであんなところで干されてたの?」
「魔術師に追われてたから。」
「「は?」」
本日2度目の間抜けな声。
魔術師?なにいってんだ?
「魔術師って…そんなのがいるって言うのか?」
「うん、魔術師はいるよ?私も魔術師だし。魔術は使えないけど…」
魔術が使えない魔術師って魔術師って言うんだろうか…にしても魔術師なんている訳が無い。あれは空想上の生き物だ。しかも科学の総本山でそんなものが暗躍してるなんて、夢物語にもほどがある。
「そんなのいるわけないだろう?」
「いるもん!魔術師はいるもん!」
「じゃあ、仮に魔術師がいたとして、なんでお前は追われてたんだ?」
「それは私が10万3000冊の魔導書を持ってるからなんだよ?」
「はぁ?そんなものどこにもないじゃないか。」
確かにインデックスは何か持ってるようには見えない。となると、
「頭の中に入ってるとか?なんちゃって」
思いついたことを口にして見る。だが10万3000冊と言ってたのを思い出し、あり得ないなと思い直した。だが…
「その通りなんだよ?私の頭の中には10万3000冊の魔導書が入ってるの。」
「そんな話、あるわけないだろ?」
流石にあり得ないと思い、僕も頷く。だけど、インデックスの、自分は完全記憶能力を持ってる、と言う言葉を聞いて、少しあり得るかもと思った。前にも一人見たことがあるけど、完全記憶能力を持ってる人って、本当になんでも記憶できてるからね…
と、ここで重大なことに気がつく。
「うわっ!やばっ!当麻!補習補習!」
「え?ほんとだ!やばい!インデックス、俺たちは今から学校にいくけど、ここにいるか?なんなら鍵は預けていくが…」
「ううん、私も出ていくよ。二人に迷惑はかけられないしね。」
「でも、いく宛も無いんだろう?いいの?」
ちょっと心配なので言うが、インデックスはこう返してきた。
「それならあなたは、私と一緒に地獄のそこまでついてきてくれる?」
それを聞いて、つい反射的に、めんどくさいと思ってしまった。当麻も少し驚いたのかぽかんとしている。その間をついて、インデックスは、じゃあねと言いながら部屋から出て行ってしまった。
「しまったなぁ。」
いくら今日会ったばかりとはいえ、あんな帰る場所もない小さい女の子を、一人で何処かにいかせるべきじゃなかったのだ。最近はスキルアウトだってうようよしてるし、増してや夏休み。なにがあるかわからない。でもまあ、過ぎてしまったものはしょうがない。めんどくさいけど、補習に行くか。マサルは当麻と連れ立って、真夏の学園都市へと歩き出した。
一応、話としての大筋はありますが、細かいキャラ設定は全くの手付かずで書いております。
実はヒロインも決まってなかったり…
気が向いたら感想とかかいていただければ嬉しいです。
それではノシ