とある異物の結合操作《ジョインオペレーション》   作:乙乙乙乙乙

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あれ、この話、投稿したっけ?


第3話

 補習も終わり、当麻と一緒に帰る。途中でまた、バチバチ女とエンカウントしたが、逃げ切ることに成功した。結局、先生からお金は借りれず空腹で死にかけたが、なんとか持ちこたえ、今コンビニで弁当を買ったところだ。ちなみに当麻はATMの故障でお金を下ろせず、あまりに哀れなので僕が奢ってあげた。ほとんど故障なんてしない学園都市製のATMが故障するなんて、ただ不幸としか言いようがない。そんなことを話しながら家までつくと、何だか部屋の前で清掃ロボットがウロウロしてるのが見えた。

 

 

 「おいおい勘弁してくれよ…」

 

 

 なにか大きなゴミでも捨てられてるんだろうか?なんか白い物と赤いのが見えるけど…って!

 

 

 「インデックス!」

 

 

 当麻が叫びながら駆け寄る。そこに血塗れで倒れていたのは、他でもない、インデックスだった。

 

 

「なんだよ、一体なんなんだよこれは⁉ふざけやがって、一体どこのどいつにやられたんだ、お前!」

 

 

 「いったい誰が…誰がこんな事を!」

 

 

「うん?僕たち魔術師だけど?ちょっとその子を回収させてもらっていいかな?」

 

 

 そして気がつくと、僕らの後ろには、赤毛の大男が立っていた。身長は2m近くあるが、顔は僕たちより幼く見える。一応黒い神父服をきているが、目の下の黒いバーコードや耳の大量のピアス、全ての指にごてごてと嵌められた指輪、甘ったるい香水の匂い、そして口に咥えているタバコからは、不良という雰囲気しか感じられない。

 

 

 「お前がインデックスをこんな風にしたのか。」

 

 

少し驚きながらも、当麻が静かな声で聞く。

 

 

 「僕じゃなくて神崎だけどね?でも彼女だって、ここまでする気は無かったんだ。だけどなぜか『歩く教会』が壊れててね?わざとじゃないんだよ?」

 

 

 自称魔術師が軽い感じで言う。これには僕も怒りを覚えた。こいつはこの状況をなんとも思ってないのか?

 

 

 「て…メェ!何様だ!ふざけるなよ!なにがわざとじゃなかっただ!わざとだろうがなんだろうが、インデックスがこんなになるようなことをしたのはお前らなんだろ!そんなやつらにインデックスは渡せねぇ!」

 

 

 当麻がインデックスの前に立ちはだかる。ついでに僕も移動し、当麻の横に並ぶ。こいつはちょっと…だめだろぅ

 

 

 「どうしても渡さないというのなら、力づくでいかせてもらうよ!Fortis931(我が名が最強である理由をここに証明する)」

 

 

 不良神父が、なにか呟いたかと思うと、手から炎が吹き出した。炎系の超能力者か?と思っていると、彼がそれをこちらに向ける。すると、炎がこちらに吹き出してきた。炎の奔流が迫る。だが…

 

 

 

「ダメダメだね、こんなんじゃ。」

 

 

 「んなっ!」

 

 

 炎の奔流は、僕らの2mほど前で何かに遮られるように止まっていた。これは、僕の能力だ。窒素と二酸化炭素だけを結合させて固定し、壁を作り、炎を止めた…つもりだ。多分そういうわけなんだけど、あんまりよくはわからない。だって開発受けてないもん。まあ、いいでしょ?

 

 

「学園都市の能力者ってのはイマイチよくわからないね。なら、これならどうだい!

 

 

世界を構築する五大元素の一つ、偉大なる始まりの炎よそれは生命を育む恵みの光にして、邪悪を罰する裁きの光なりそれは穏やかな幸福を満たすと同時、冷たき闇を滅する凍える不幸なりその名は炎、その役は剣顕現せよ、我が身を喰らいて力と為せ魔女狩りの王(イノケンティウス)!!」

 

 

 魔術師のやたら長い呪文?の後、神父服の胸元が大きく膨らみ、服の内側から巨大な炎の塊が飛び出した。しかしそれはただの炎ではなく…人型の炎だった。でかい。3mくらいか?しかも、ここからでも暑い。でも、炎である以上、僕の空気の壁は破れないはず。それならこのまま押すだけだ!

マサルは、空気の壁をだんだん魔術師のほうに押して行く。 するとその人型(イノケンティウスだったか?)は、廊下の屋根を溶かし、空気の壁の上を乗り越えようとしてきた。これ以上壁を伸ばす余裕もないし、乗り越えてこられたら大惨事はまぬがれないので、慌てて能力を切る。すると、落下したイノケンティウスは何事もなかったかのようにこちらに向かってきた。

 

 

 

「くそっ!当麻!あれ、なんとかできるか?」

 

 

「自信はないけど…やって見る!」

 

 

 そう言うと当麻はイノケンティウスに詰め寄る。マサルはいつでも援護できるように、空気の壁を作る準備。そしてイノケンティウスが振り下ろした手を、当麻の右手が、、、、、止めた。

 

 

 「よし!」

 

 

  僕は当麻に作戦を伝える。

 

 

 「当麻!そいつの腹にパンチをぶち込んでくれ!」

 

 

 「お、おう!」

 

 

 一瞬、びっくりしていたが、直ぐに当麻はイノケンティウスの腹に右拳をぶち込む。するとイノケンティウスの腹に穴が空いた。僕はそこに、細くした空気の壁を入れる。そのままそれを広げれば…

 

 

 「当麻!その穴からあの魔術師のとこに行くんだ!僕の分まで、しっかり殴り飛ばして来いよ!」

 

 

 「任せろ!」

 

 

 僕はイノケンティウスの腹に人一人が通れるぐらいの穴をあけ、そこから当麻を魔術師の元に向かわせた。あとは、当麻がやってくれるだろう。

 

 

 すると、そのすぐあと、廊下に、原始的な暴力の音が響いた。すると、イノケンティウスは霧散し、後にはルーンが書かれた紙だけが残った。

 

 

 「とりあえずその変態はほっといて、インデックスをどうにかしないと。」

 

 

「そうだな。とりあえず病院に…」

 

 

 ぶっ倒れてる魔術師はほっといて、とにかくインデックスをどうにかしないと。と、その時、

 

 

 「う、ぅぅん…い、痛いかも…」

 

 

 「「インデックス!」」

 

 

 インデックスが目を覚ました。ただ、もちろん傷もふさがってなければ出血もある。能力で傷ぐらいは防げるかもと思ったが、そんなやった事もない事をぶっつけでやれるほど、僕に自信はない。すると突然、インデックスの顔から表情が消えた。そして、

 

 

 「出血に伴い、血液中にある生命力(マナ)が流出しつつあります。

 

 

 ーーーーー警告、第二章第六節。出血による生命力(マナ)の流出が一定量を超えたため、強制的に『自動書記(ヨハネのペン)』で目覚めます。…………現状を維持すれば、ロンドンの時計塔が示す国際標準時間に換算して、およそ15分後に私の身体は必要最低限の生命力(マナ)を失い、絶命します。これから私の行う指示に従って適切な処置を施していただければ幸いです。なお、私の治療は、超能力開発を受けた人間には行使できません。」

 

 

と、機械のように言った。一体どうしたんだ?と、一瞬迷ったが、言葉の内容を聞いて、のんびりしてる暇はないという事を悟った。でも…超能力開発を受けていない人間なんてどこに…

 

 

 「マサル、小萌先生のところに行こう。あの人は教師だから開発は受けていないはずだ!」

 

 

当麻のくせにまっとうな意見だった。

 

 

 「そうか!でも小萌先生ってどこに住んでるんだ?」

 

 

 「今から青髪ピアスに聞く!」

 

 

 そう言うと、電話をかけ始めた。なんで青髪ピアスが小萌先生の家を知っているかは今は聞かない事にするが…(青髪ピアスストーカー疑惑浮上)

 

 

 電話を終えた当麻が、インデックスを背負い、こっちだ!と言いながら走り出す。僕も後に続く。制限時間は15分。それまでに小萌先生の家につけるか。ここからだとギリギリだろう。走れば6.7分ってとこか…その後治療もしなければならない。あまり余裕は無いが、とにかく行くしかない。僕は、能力でインデックスの身体を当麻に固定し、走りやすくする。

 

 

 そうして6分後、二人は息を切らしながらも小萌先生の家に着いていた。マサルも、当麻が走りやすいよう、人や物を避けさせつつ走っていたので、疲れきっている。

 

 

小萌先生の家は、まるで東京大空襲の後のようにボロかった。廊下に洗濯機が置いてある事からも、その生活形態がうかがえるが、今はそんなことをしている暇はない。

 

 

二人はチャイムを押した。

 




なんか、一回出したはずの話が消えてるのでもう一回です。



それではノシ
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