もう少しで野球編いける気がする・・・!!
side 隼太郎
「「「で?どういう事(にゃ)?」」」
「いや、だからですねお3方?」
あの体育館での絶大なる緊張から解放された俺は、その後も教室に戻り、クラスの中でも自己紹介をし、何かと自己紹介の多い日をくぐり抜けたと思ったが、昼に幼馴染ズ+真姫ちゃんに捕まり、諸事情をもろもろ話している。
事の些末を全て伝えて、何とか3人に理解してもらえたんだけど、何でか3人とも納得いっていない様子。
凛に至っては、「ライバルが増えたらどうするにゃ!」なんて言っているんだけど、何の事だろうか。ライバルってお前、誰かを抜かそうとしてんの?
花陽は花陽で俺の事をじとーとした目で見ているし、真姫ちゃんは髪をクルクルしながらため息をついている。
三者三様なんだけど、俺が責められているのに変わりはない。
「3人とも機嫌を直してよ。黙ってたのは謝るから。」
「「「・・・」」」
返事がない。ただのしかばねのようだってね。
長い沈黙の中、凛が最初に口を開く。
「隼ちゃん、なんで凛たちが怒ってるか・・・分かってる?」
「凛ちゃんダメだよ、隼くんがわかるわけないよ。もし分かってたら、もう気付いてるはずでしょ?」
「わ、私は別に不機嫌になってないけど!!」
いやー3人ともご立腹のようで・・・しばらくは機嫌なおしてもらえなさそうだな〜。
花陽も、気づくって何をだよ?
「その顔、分からないって顔だね隼くん。」
唐突に花陽から心を読まれた。
「ごめん、わからない。」
嘘つく必要はないので、そのまま答える。
「「はぁ・・・」」
凛と花陽は2人揃ってため息をつく。なんだよ、秘密にしてないで教えてくれればいいのに。
ん?待てよ?この状況で俺に反省を促すという事は・・・
「あ、分かった。3人とも俺にご飯おごってほしいんだろ?全く食いしん坊だなぁ〜。よーし、そうと決まれば今日の午後n『全然違う!!!』・・・えぇ???」
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side 絵里
ー生徒会室
「これより生徒会は、体験入学会を成功に導くために、独自に行動します。」
あれから理事長と話し、生徒会が独自に動く事を認めたため、私たち生徒会はこれから体験入学会の概要を決めようとしていた。
生徒会のメンバーの意見を聞いていくと、たくさんの意見が出てきたが、どれも浮かれた話題ばかり。
中でも、スクールアイドルμ'sにも手伝ってもらおうという考えも出たが、あのレベルで人前に出れないと考えた私は、すぐにその案に否を出した。
「他に案はないの?」
私が聞いてもほとんど否定されると思ったのか、誰も答えようとはしなかった。
結局この後も議論は進まないまま、この場はお開き。
会議室に残っていた希と話していた。
「何かいいものはないのかしら?この学校には、伝統や文化はすごくもっているのに・・・」
「えりち、そんな気をはっててもいい事ないよ?もうちょっと力を抜こ?」
「そうは言ってもね希・・・私たちにはもう力を抜いている余裕なんてないのよ?急いでいい題材を見つけないと、間に合わなくなってしまうわ。そうなってしまうと、本当に廃校が決まってしまうわ。」
「えりち・・・」
せっかくの親友の意見も無下にしてしまう。
自分は本当に何がしたいのだろうか。結局は1人で突っ走って、誰にも頼っていない間に、墓穴を掘って失敗する。
それが最近の私にはよくある。
こんなんじゃダメだわ私、しっかりしないとー。
そう思っていると、突然ドアが開いた。
「失礼します!!生徒会長はいますか!?」
「えりち、お呼びやで。」
誰だろうかと思いながら呼ばれたところに行くと、高坂さんたちμ's全員がいた。
「何かしら?私、忙しいのだけど?」
急いでいるため、思わず強い口調になってしまう。そんな私に萎縮するメンバーもいたが、今はそんなのに構ってられない。
そんな事を思っていると、高坂さんから驚く事を言った。
「お願いします生徒会長!私たちのダンスのコーチになってください!!」
「コーチ・・・ですって?」
私がコーチ・・・ね。
私が迷っていると、高坂さんや、他のみんなも頭を下げ始めた。
「・・・まぁ、いいわよ。引き受けてあげる。」
そう答えるとみんなが喜んでいた。
「でも、私がコーチになるからには、私が認める水準までレベルアップしてもらうわよ?覚悟しておく事ね。」
そういう脅しのようなものを言うと、1人たりとも嫌な顔をしなかった。
どうやら本気で私から学ぼうと思ってるらしい。
でも、皆きっと音をあげるに決まってるわ。
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side 隼太郎
「やっと解放されたよ・・・」
あの3人からの尋問を終えた俺は、白戸先輩のところに向かっていた。三年生の教室を探していると、白戸先輩の背中を見つけ、声をかけた。
「先輩、お疲れ様です。」
「おお拓殖か、お疲れさん。ちょうど良かった。」
「え?なんですか?」
「今から音乃木坂を探検しようと思ってな、お前を呼びに行こうと思ってたんだよ。野球部の方も今日は自主練らしいし、一緒にどうだ?」
どうやら先輩は俺と音乃木坂の探検に誘うつもりだったらしい。
まぁ、俺もそれには興味があるので、断る理由もなく。
「いいですね。行きましょうか。」
こうして俺らは校舎内をぶらつきはじめた。
〜〜〜〜
「ん〜、音乃木坂もそこそこ広いですね〜。」
「確かに、あれから結構歩いたよな?」
「ええ。いろいろ歩きましたけど、あと行ってないところはありますか?」
「ん〜、あ、屋上は行ってないよな?屋上行こうぜ、屋上。」
「いいっすね。行きましょうか。」
ある程度探検した俺らは、最後の場所である屋上に歩みを進めた。
階段を登り、屋上を目指していると、屋上の扉の向こうから声が聞こえた。
「誰か居るんかな?声が聞こえる。」
俺は耳を澄まして聞いてみる、女性の声が3人、4人、それ以上かな。
「拓殖、ちょっと覗いてみてくれ。」
「ええ!?それは勘弁ですよ。万が一着替え中だったらどうするんですか!!」
「いやお前、屋上で着替える女子なんて考えれるのかよ・・・。」
何を言っているのだろうこの先輩は。女性はわからないんですよって、言ってあげたい。
特に凛な。あいつは外で着替える可能性が高い。
花陽は絶対にさせない。しようものなら俺が命をかけて止める。
真姫ちゃんは・・・きっと大丈夫だろう。常識力がちゃんとついてそうだし。
そんな事を考えていると、屋上の扉が突然開いた。
「「あ。」」
「・・・隼太郎、声、聞こえてたわよ。」
「え・・・絵里先輩・・・」
俺らがいる事を誰も想像していなかったのか、μ'sの皆の目が俺を捉えている。
なんか、皆怖いよ???
「ちょっとこっちに来て頂戴。そして正座しなさい。」
「ちょ、ちょっと待ってください絵里先輩!!俺だけじゃなく他にも白戸先輩が・・・!!」
ちゃんと白戸先輩の存在もあるという事を伝える俺。だが・・・
「あれ?白戸先輩は?」
「隼太郎、白戸くんは私が見たときには居なかったわよ。あなただけでしょ?」
「先輩ィィィィ!!!」
裏切った、あの人平気で人の事裏切ったよ!!!
そう思っていると白戸先輩からメールが来る。
adress: 拓殖隼太郎
CC:
件名:
バーゲンのため、帰ります。
言い訳、ファイトだお!
「さて、隼太郎、言い訳を聞きましょうか。」
促されて素直に正座する。さて、こっからどう言い訳していくか。
いや、その前にいう事が有るだろう。
「助けてくださ〜〜〜い!!!」
〜〜〜〜
「つ、疲れた・・・!」
「自業自得よ。」
なんでだろう、今日は説教が多い気がする。
説教はそこそこ長かった。
絵里先輩、容赦なさすぎ・・・!
ところどころで聞こえにくいところがあったが、その度に絵里先輩は「なんでもないわ。」と返され、継続し説教タイム。
さらにそこから凛と花陽も参加し始めるし、俺をいじめて楽しいのだろうか・・・。
正座から解放された俺は、ビリビリする足をさすっていた。
状況が収まってきたところで、絵里先輩が口を開いた。
「さっきまでやった練習を毎日繰り返しやって頂戴。私からの指導はここまでだから、あとは自分たちで頑張りなさい。」
そう言って絵里先輩は屋上から出ようとする。
その時、高坂先輩が大きな声でお礼を言った。
「ありがとうございました!!」
それにつられてメンバー全員もお礼を大きな声で言った。
「・・!!!」
その時、俺は見てしまった。
絵里先輩の、苦しそうな顔をー。
いかがでしたか?
いまになっておもうのですが、活動報告をしたことがないなぁって。
やってみるのもアリだなと思ったので、活動報告をやってみたいと思います。
よければ見てください!
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