1ヶ月間考えておいたネタを出し尽くします!!
そして、昨日の段階で、ついに評価バーにオレンジが付きました!!
読者の皆様、ありがとうございます!!
side 隼太郎
対戦形式の練習が始まる前に、ルールを確認しておこう。
まず、野手8人、投手2人の10人チームを2つ作り、スタメンチーム、ベンチチームに分ける。
野手は控えがいないため代わることができないが、投手は打者3人と戦い、戦い終えたら別のピッチャーと交代する。
投手において、たとえヒットを打たれて塁に出られた場合でも1人分と計算する。
つまりは、3人と対決して全てヒットを打たれた場合、満塁の状態で2人目のピッチャーが始まるということである。
そして、点は計算せず、勝ち負けは存在しない。
野手には、各選手2打席用意されている。
攻守交代のタイミングは、先行のベンチチームの打席が全部終わってからである。
それ以外はほとんど紅白戦と似ているが、唯一違う点は、投手の点だろう。
当然ながら、俺はベンチチームだ。
投手は、2年生の赤田先輩、そして勇平がチームメイトとなった。
野手では基本、背番号が11以降の人たちがチームメイトである。
相手には、翔真先輩をはじめ、井岡先輩、仁村先輩、2年生ながらスタメンチームにいる信田先輩や大月先輩がいる。
向こうは11番の脇田先輩以外はほとんど1桁ナンバーである
「ベンチチーム!若番から打席に入ってくれ。」
監督からの指示があり、俺たちのチームから一番若い番号である鍛冶先輩が打席に向かう。
「お願いします!!」
「・・・」
対しては、帽子に手を当て軽く会釈するエースの仁村先輩である。
そして、ついにちょっと変わった試合形式練習が始まった。
〜〜〜〜
自分の打席が始まるまでにはしばらく時間があるので、もう一度俺は仁村先輩と脇田先輩の情報を、先ほどもらった用紙で確認しておくことにした。
2人とも、俺の打席では1回ずつ戦うのである。
エース、仁村祐先輩。
セットからいつも投げる左サイドスローで、たまにクイックで投げてきて打者のタイミングを狂わせてくる、打ち取るタイプのピッチャー。
制球力は抜群であり、10球中9球はほとんど構えた付近に行っている。
残り1球も、大きくコントロールをはずしたりしないので、ほぼ全ての球がいいところに行くと言ってもいいだろう。
変化球はタイミングを外す2種類のチェンジアップが武器で、凡打の山を築く。
そして2人目、脇田尚弥先輩。
変則中の変則、アンダースローを駆使する。
球速はでて120台後半で遅めだが、タイミングの取りづらさはピカイチ。
クイックモーションはとても素早く、ほぼ盗塁は難しいだろう。
チーム内ではリリーフを任されている。
変化球はこれといったものは存在しないが、守備はかなりのものを持っている。
と言った具合だろうか。
一通りの情報を見たところで、16番の岡先輩の打席が終わった。
そろそろ順番なので、俺はバッターサークルに向かっていった。
ちなみに、現在はランナーはいない状況にある。
全員が綺麗に抑え込まれているのだ。
カキィン!! オーライ~
17の上田先輩がファーストフライに終わって、打席終了となった。
「次!」
「はい!!」
呼ばれて、俺は打席に向かった。
対する仁村先輩もマウンドに向かった。
「さぁ・・・勝負です先輩。」
「・・・・」
〜〜〜〜
三振をとりにくる投手でも、打たせて取る投手でも、共通に思うことがあるはずだ。
それは、『初球はストライクをとりたい』である。
投手にとって、初球ストライクと初球ボールの違いは大きいとよく聞く。
それは、プロになってもそう言われていることから、自分が勝手に思っていることだが。
どんな投手でも、ストライクは入れたいはずだ。
だから、初球は・・・とりにくる!
仁村先輩が初球を投げた。
「!!遅い・・・!」
空振りだった。
ストライクを取りに来たのは間違いないが、チェンジアップを投げられ、タイミングを狂わされた。
(初球狙いすぎた・・・。)
心の中で反省して、次に備える。
(さて・・・普通、追い込みたいなら速い球を投げる可能性が高いと思うけど・・・もう1球チェンジアップが来る可能性も考えられる・・・)
思考をめぐらせ、俺は構えた。
2球目は、ストレートが来た。
「くっ!!」ギン!
「ファール!」
俺が結果的に選んだ選択はチェンジアップだった、それもコースいっぱいの。
しかし、予測に反してストレートだったため、当てるのがやっとだった。
これで2ストライク、完全に不利な状況になった。
だが、こっからが自分の出番だと言い聞かせ、少し体勢を低く構えた。
(チェンジアップ、ストレート・・・)
確か、この人にはそれ以上遅い球はなかったはず。
だったら、チェンジアップのタイミングで待ってれば、チャンスはある。
もしストレートが来ても、チェンジアップのタイミングで待てば当たることがさっきわかった。
つまりここからはチェンジアップを待たせてもらおう。
3球目を投げてきた。
(チェンジアップ!!)キイン!
「ファール!」
三塁線に飛んだ打球は惜しくもファールになった。
もう少し早かったら、フェアゾーンに落ちてたかと思うと、今のは勿体無いと思った。
(もう1球来い!)
4球目。
(よし!チェンジ・・・!!!)
望み通りの球が来て、タイミング通りだと思った。
しかし、チェンジアップでも、今回は少し違った。
ゆっくりと、ストライクゾーンを外れていったのだ。
(っ!!止まれ!!)
バシィ!「ボール!」
(あ・・・危ねぇ・・・!!)
ふりかけたバットが止まったと判断されて、ボールが宣告される。
今のは危なかった。本当に。
これで1−2。いずれにせよ俺が不利な状況だった。
あと2つ外してくれれば・・・
ここで、仁村先輩が、首を振るのを見た。
(首を振ったということは、得意球でくるのかな・・・となるとさっきみたいなチェンジアップだろうか・・・)
そして、セットに入って、5球目が投げられた。
(ストレートか!!)ギン!
「ファール!」
(チェンジアップじゃなかった・・・ということは、またタイミングを狂わせに出たか。)
おそらくこのバッテリーにおいては、5球目でアウトが取れなかったのが痛かったのだろう。
もう一回、催眠術のかけ直しみたいなことだ。
そうおもったら案の定、6球目も7球目もストレートだった。
1球外し、これで2−2。
あと1つ外れれば、五分の対決ができる。
そして、8球目が来た。
(ストレート・・・外だ!!)
・・・しかし、来たのは予想外の球だった。
(曲げた!!?)バシィ!
「ストライクアウト!!」
最後に来たのは、予想外のシュートだった。
「くっそ・・・!!」
すごく悔しかった。
あと少しで、打てたはずなのに・・・!
悔しがっていると、捕手の大月先輩が話しかけてきた。
「・・・いい狙いだ。面白いな君。」
「ありがとうございました。でも、打てなかったんで。」
「君のデータを見せてもらった。得意なこと、小技全般だったな。」
「!!!」
「そして、苦手なことは外野を越えるバッティング。よって、長打はないわけだ。」
「・・・はい。」
「つまりは追い込んでしまえば、打ち損じるのは可能性が高いだろ?もうちょいだったな。」
ここまで分析されると、いよいよ言い訳というものができなくなる。
言い訳なんてするつもりもないけど、完璧に抑えられたということか・・・。
これが、スタメンの実力。
連投しました。
書き溜めておいたものが一気に出せて、とても満足してます(笑)。
というか、ラブライブ!の世界観が全くなくなっていて、原作の隣に『ラブライブ!』と書いているのも申し訳なく思ってしまいますね(笑)。
でも今は!野球編なんで!!
ごめんなさい!!
新たに評価をくださった
koudorayakiさん(☆9) ありがとうございます!
また、評価、感想まだまだ待っております!!